危険物取扱者乙四類

2011年07月01日 | 健康・病気

今日の勤務を終えて家に午後11時10分に到着。
家には女房がいるから照明がついているので明るい。
明るい家に帰るのは素直に嬉しい。
これがほんとの暮らしだな、と思う。

家に入ってテーブルの上を見るとハガキがあった。
またカード会社の催促のハガキかな?と思った。
5月に私の入っているセゾンカードからハガキが来た。
残高が少なかったから引き落とせないので、
いついつまでにコンビニに、それ以降は銀行に金を振り込め、というハガキだった。
私は、所沢にいるときは埼玉R銀行に給料が振り込まれるようにしていた。
なのですべてのカードはそれから引き落とされる。
警備員になってから、M銀行が給料の振り込み先になっていた。
なのでR銀行口座には残高が少なくなってしまっている。
現在も給料はM銀行にしている。
だからどうしてもR銀行の残金が少ないことがある。
(つまらないことを長々と書いてしまいました)

私が、ハガキを左端からめくると「合格」という文字が目に入った。
エッと私は驚いた。
「まさか」
その〝まさか〟でした。

そんなこと今ここで書いてもあなたは分かりませんよね。
申し訳ありません。
私は、この5月から「危険物取扱者 乙四類」の勉強をしていました。
昨年、ボイラーの資格を取得した。
「ボイラーの資格を取ったら危険物の資格も取っておけ」
と、職場の設備を担当している先輩にいわれた。
そのほうが就職とかに絶対有利ということなんです。
私の未来は、よく分からなく不安定です。
今の職場の契約は来年の3月までです。
それ以降、どうなるか分かりません。
そういう意味では「危険物取扱者乙四類」をゼッタイ取っておきたかった。

しかし、5月から受験勉強を始めたが、絶望的な気持ちに落ち込んでいた。
ボイラーのときは、それなりに理論的に考えれば答えが導き出せた。
だが、危険物取扱者乙四類は、ほとんどを丸暗記しなければならなかった。
もうイヤになりました。
なんで還暦を目の前にして、こんな〝無意味〟なことを暗記しなければならないんだ、と思った。
いや、けっして無意味ではないんですね。
ガソリンスタンドや危険物を扱う仕事をするには知っていなければならないことです。
それでも私にとっては〝無意味〟だった。
私としては、ただ老後の就職を有利にしたいだけの資格でした。

危険物というものはどんなものか?
各種申請手続きの相手は、地方自治体の市町村長か消防所の署長か?
アセトアルデヒトの引火点は何度か?
ガソリンの沸点は?

正直なところ、かなり落ち込みました。
なんか自分のことを全否定されたような気持ちになった。
私は、高校を出て1年目にお茶の水の予備校に入って大学を目指した。
しかし、その授業についていけなくてその予備校を辞めた。
しょせん、おれなんて受験勉強はダメなんだ、と思った。
それにしてもこの経験は哀しかったですね。

6月19日、上田市のある高校に試験を受けに行きました。
駐車場が少ないといわれていたので電車で行った。
中軽井沢駅から上田駅まで行って、そこから別所線に乗り換えて上赤坂駅で降りた。
駅で誰かに道を訊けばいいかなと呑気に考えていたら、誰もいない。
日曜日なのにひとっこひとりいないんです。
私は、職場に電話してどういったらいいか訊いた。
なんとか無事に試験会場である高校に着いた。

こんなことを書いているとまた長くなる。
なにしろ私は、危険物取扱者乙四類の試験に合格しました。
女房にも、職場にも、少し顔が立ちます。

もう、これから受験勉強はしません。
これからは小説を書くだけです。
小説を読んで、書いて、そして生活です。
あぁ…、すっきりしていていいな、もうおれは小説を書くだけです。


コメント (4)
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