夢枕

2007年09月05日 | 健康・病気
昨日の朝だった。
21年前に死んだウチダ氏が夢の中に出て来た。
おれは目が覚めてびっくりした。
なんかおれにいっていた。
なんていっていたのだろう。
なんかおれにお説教がましいことをいっていたような。

彼は34歳で死んだ。
おれと同じ1952年生まれだが、学年は上だった。
初めてあったのは大学生協の書籍部の研修会だった。
おれは日本女子大、彼は東大生協の書籍部で働いていた。
東大生協の書籍部は駒場と本郷にあり職員は20人前後ぐらいか。
おれのところは職員のおれとバイトの2人だけだった。
なぜかおれはその秋に東大生協の購買部に移籍になった。
本が売りたくてバイトから職員になったのに、
東大駒場の雑貨担当なんかにさせられた。

東大生協駒場店は、1階が購買部で2階が書籍部だ。
それからウチダ氏との付き合いが始まった。
彼はおれと同じ駒込駅の近くに住んでいた。
なのでよけい親密になった。

ウチダ氏とおれとその他に4、5人、
よく仕事が終わってから渋谷や新宿で飲んだ。
飲むと生協運動のことや文学や政治のことや人生を語った。
彼は将棋が好きでよくアパートで指した。
ギターを弾き、酒を飲んでうたったな。

ウチダ氏は法政大文学部の2部学生だったが中退した。
彼は、大学生協の本流で、おれは水も流れないような小川だった。
なんといっても大学生協の職員は日本共産党に入っていることがいい。
(大学生協といってもいろいろなところがありますが)
彼は党員だった。
おれは共産党の志に惚れていたときがあったが、
いつしかイヤになり、結果として党員になれないことで生協を辞めた。
26歳、東洋大の店長のときだった。
彼は、31のとき東京外語大生協の専務理事になった。
忙しく仕事をしていたようだ。
その日も遅くまで仕事をして、大学の近くの学生のところに泊まった。
そこであいつは死んだ。
心臓が悪い様子もなかったのに、ポックリ死んじまった。

そんな彼がなんでおれの夢なんかに出てきたんだろう。
「オギ氏、しっかりしろ、ちゃんと生きなくちゃだめだぞ」
そんなことでもいいにきたのか。


コメント
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