似たもの夫婦

2007年09月03日 | 健康・病気
仕事から帰ると義母が、
「えみこ、今日足を痛めちゃって帰ってきたのよ。
 ひさしくんと同じ整形外科に行っている」
といった。
今日、月曜日は、女房のフラメンコの練習日だ。
「『練習は?』って訊いたら、『痛くていけないよ』といっていた」
と義母は続けていう。
おれは一瞬、フラメンコ教室の発表会は踊れるかな?
と心配になった。
9月23日なのだ。

8時過ぎ女房は帰ってきた。
「仕事していて立ち上がったとき、捻挫したみたいになったの。
 私も歳とったのね」
「発表会は踊れるのか?」
「大丈夫よ。そのために今日病院にいったんだから」
いつものように明るい女房だ。
今週は練習には踊らないで様子を見るようだ。
木曜日、日曜日も練習日なんです。

女房がおれと同じ左膝に包帯を巻き、
足を引きずって歩いている。
夫婦してなんでこの時期に同じところを痛めているのか。
似たもの夫婦とはこのことか…。

「幸福な家庭はみな似かよっている。不幸な家庭はそれぞれ違っている。」
と、トルストイの小説「アンナ・カレリア」の冒頭にあるらしいが、
仕事の安定しない世帯主の貧しい家庭だが、
ひょっとしたらうちは“しあわせ”なのかも知れない。


コメント (2)
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