好きだったひと

2006年03月25日 | 健康・病気
先日、田舎の友人からメールが来た。
Nさんと会って話した、と。

Nさんは、私が中学の頃好きだったひとだった。
同じブラスバンド部にいたコで、クラリネットを吹いていた。
ずーっと私の片想いだった。
高校も同じで、ブラスバンド部に所属していた。
その頃には、
「おれは、Nさんのこと好きだったんだよ」と平気でいっていた。
ブラスの仲間たちと彼女の部屋に泊まったりもしたことがある。
私の交際していた女の子とうまくいかないときなど、
彼女に相談にのってもらったりもしていた。

Nさんは、高校を出て東京のあるスーパーに就職した。
東京で寂しいアパート暮らしをしていた私は、
一時期、彼女と1ヶ月に1度ほど会っていた。
そのときのことは、九想庵の小説の中にある「耳かき」に書いた。
さっき読み返してみて、その頃のことがリアルに蘇ってきた。

小説に出てくる篠原というのは当然本名ではない。
彼は中学のときフルートを吹いていた。
第1クラリネットのNさんとは、3年間隣同士で吹いていた。
切ない思いでいつも練習していたんだろうな。
トロンボーンの私は彼女たちと向かい合う所にいた。
私もつらい思いで彼女を見つめていた。
彼は、大学に入り弁護士になるためにものすごく勉強をしていた。
そして、死んでしまった。

友人のメールは、Nさんが輝いていた、と書いてあった。
そうだろう、彼女はいくつになっても素敵な女性であり続けるだろう。
何年か前、高校のブラスのOB会で会ったときも魅力的だった。
中学、高校と、何人の男どもが彼女に憧れたんだろう。
とらえどころがなく、可愛くきれいで不思議な女性だったな。

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さくら

2006年03月25日 | 健康・病気
東京地方の桜が開花した。
所沢はどうなんだ、ということで、
今日からベランダの前の桜を写真に撮って、ここに載せていきます。
我が家の前は小学校です。
満開になるとかなりきれいです。
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