結婚しない男たち

３人に１人が独身30代、今結婚しない30代が増えているそうだ。
結婚できないのか、それともする気がないのか。
「ガイアの夜明け」（22:00～22:54　テレビ東京）を観た。

ＮＰＯ法人花婿学校では、30代の独身男性を対象に、
服の選び方から会話の盛り上げ方、デートの仕方までを指導する。
自分のことを知らない人にそんなこと教わってどうする。
結婚するのは自分だ。自分を出すしかない。
付け焼き刃のファッションセンス、会話、行動を身につけ、
それで女性に好かれ結婚できたとしても、
結婚してからはどうするんだろう。
そういうものは自分で身につけるしかない。
それがその男性の個性だ。
それで勝負するのだ。

札幌の結婚相談所が主催する親同士の見合いを報告していた。
30代の独身の息子、娘を持つ親たちが見合いして、
自分の子どもの結婚相手を探すのだが、
観ていてなんか悲しくなった。
ある男性は、そんなことをしている親を認めていた。
自分の女房ぐらい自分で探せ。
もし、私の息子たちが30代で結婚してないとしたらほっとく。
結婚がすべてとも思わない。

歯医者、弁護士、ベンチャー企業経営者など、
年収1000万円以上で結婚しない30代の男性がいる。
結婚して束縛されたくない、という。
一方、フリーターで年収100万そこそこの30代の未婚者もいた。

フラメンコの練習から帰ってきた女房が
途中からテレビを観ていて、
「いいな、今の時代に私が若かったらよかった」という。
「なんで？」
「だって、選び放題じゃない」
何考えてんだか…。
この女（ひと）を選ぶ男なんているわけない。
私がただちょっと間違ってしまっただけなのに…。
「惜しかったな～」
まだいっている。