走るしかない

2005年12月02日 | 健康・病気
「地球!ふしぎ大自然」(11/28 午後8時~)
生物のことが好きな私はよく観ている。
今週は、エミューというオーストラリアにいる
背の高さ2メートルの大きな飛べない鳥です。
時速70キロものスピードで砂漠を走る。

エミューの移動はオーストラリア大陸を股にかけて、
一年で千キロも動き回る長旅だそうです。
しかもその旅は、いつどこへ向かうか予想もつかない。
一生のうちで同じ地面を2度と踏まないという。
エミューを追跡して謎を探って行くと、
旅の行く先にはなぜか決まって嵐だ。

「嵐を呼ぶ男」という映画があったが、
エミューは「嵐を探す鳥」のようだ。
エミューの旅路を追うと、
突如として目の覚めるような色とりどりのお花畑が出現する。
砂漠の植物たちは、雨が降るまで静かにじっと何年でも待っていて、
雨が降ると狂ったように咲き乱れる。
(なんかいいなァ。私も咲き乱れたい)

1年で2、3日しか降らない砂漠の雨は、
いつどこに降るかわからない気まぐれなものです。
エミューは餌を求めるために、生きていていくために、
雨が降る場所に向かっていく。
そうです、
エミューは、遠くの空に浮かぶ雨雲を目指して走るのです。

その走るエミューの姿を見て、私は泣けてきました。
(おれと同じだなァ)
私も(足は遅いが)走るしかない。
生きていくために、走るしかない。
走るしかない。
コメント
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