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唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

父と暮せば

2007年11月05日 | 映画 た行
父と暮せば 通常版

バンダイビジュアル

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広島の原爆の映画です。
この映画で面白いと思ったのは、ほとんどがお父さんと娘さんの会話で話がすすんでいるところです。舞台を見ているような気分になります。たぶん、意識的だと思いますが、カットも少なかったと思います。2人の役者のガチンコ勝負ですね。

娘さんの幸せになってはいけない・・・という思いは、自分の思いもそうだけど、実際には社会の目も被爆した人たちに対して冷たかったのだろうと思います。それでもやっぱり生きている以上は、いくら押さえつけようとしても、そういう、生きている喜び・・・実感を感じたくなるし、その葛藤がお父さんを生み出したのだろうと思います。

お父さんは娘の気持ちを盛り上がらせながら・・・思いとどまらせるような余計な一言もぼそっと言います。やはり、幽霊が出て来たというよりは、心の葛藤がお父さんを生み出したのだろうと思います。

最後の、ジャンケンのところ・・・むごい別れ方がどうとかいうところは、カップヌードルの麺を口にくわえたまま涙が止まらなくなりました。
こうやってむごい別れ方をした人がたくさんいて、大好きな人たちを見捨てて逃げなければならなかった状況。こんな体験をしたらやっぱり心の傷は癒されることはないと思います。生き残ったことを申し訳ないと思う気持ちというのは、ずっとずっと、消えることはないのでしょう。

原爆の時、あの時の広島は死ぬのが当り前で生きているほうがおかしい・・・というセリフがありましたが、そんな状況を人間がつくり出したことを見なければいけないと思いました。



パリ、ジュテーム

2007年11月05日 | 映画 は行
パリ、ジュテーム プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

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いっぱいお話があります。いろんな監督が作ったみたいですけど、よくわかりません。

最初は短すぎてなんか半端な気がして、中盤はまだ続くのかな?と思って、後半は・・・人を愛するっていいなあ・・・と思いました。

どうやったらそうなるのか、どうして離れていくのか・・・人それぞれにいろんな経験をしていて・・・タイミングとか、きっかけで、また違う人生もあったかも知れないのに、でも、そうはならなくて今の現実しかないんだけど・・・なんでそうなっちゃったんだろうとか、そういうものを背負いながら生きているんだろうな。幸せな時間や失敗したり後悔したりしたことも含めて、心に刻み込まれている。

イスラムの女の子がかわいくてよかったな。男の方もいい青年な感じがよかったし。偏見と無知と・・・でも、この人と結ぶつきたいんだよって感じが良いです。きれいな一目ぼれです。

あかちやんのやつは、自分の赤ちゃんを預けて他の赤ちゃんの面倒を見る。そこの愛情の差というか、やる気の差というか、向き合い方の差を歌と表情で見せてくれます。手の動きもそうですね。

白血病のは、ほろっと来ます。愛とか、人のつながりの不思議さがありますね。彼女の死を意識したときになくなっていた愛がはぐくまれて死によって心に焼き付いちゃうなんて・・・一番そばにいたいと思ったときにその人がいないというのはつらいもんです。音楽と男の語りがとても雰囲気を出してます。

パントマイムの派すごい面白いです。見ていて面白いんだけど、悲しいみたいな。すごい不思議な世界です。

ギャスパールの話はそういうおちかよってかんじでまたおもしろい。

麻薬のもあら期待はずれって感じだし・・(話が期待はずれだったわけじゃない)

黒人のやつはかなりぐっと来ました。悲しいです。

盲目のやつもそういう落ちかよって感じだけど、ショックなときの映像がとても良いです。

離婚のやつ・・・人って好き合っていても離婚するんですね。勉強になるなあ・・・店のおごりって粋だねえ・・・

一番自分が身につまされたのは最後のです。
この女の人も、いろいろ恋愛したり結婚するチャンスだってあったけど、それを実現することができなかっただけなんでしょう。孤独でない人生になっていたかもしれなかったけど、そうならなくて、そして歳をとって、パリに一人でいたときに、自分が求めていたものの大切さを感じたのでしょうか。人と人生を分かち合うってすばらしいことだと思いますよね。そりゃ苦労もいっぱいあるだろうけど。みんなが持ってて自分に無いものです。

それで音楽がとても印象的で、この字幕の歌詞でこの映画がわかったような気がするんです。でも、わかったような気がしただけであまりよくわからないんです。漠然とちょっと心が寂しくなります。人恋しいです。

っていう映画でした。