家の環境はピンからキリです。誰でも静かな環境を望みますが、都会ではなかなかそうもいきません。車の音、電車の音、私達の生活はいろいろな音に囲まれています。それでは、騒音というのは、どれぐらいまで許されるのでしょうか?騒音規制法では、夜中(午後10時~午前6時)の騒音が40~45db以内になる様に規制しています。40~45db以内であれば安眠できるという判断です。
外からの音が最も侵入し易いのは窓です。窓の設置は明り取り及び換気のために建築基準法で床面積に対し必要面積が定められています。ですので窓がない部屋はありませんが、外からの騒音に対しては弱点となってしまいます。そんな経緯から、窓のサッシには遮音性能を持たせるようにしています。周りの騒音が高い所では遮音性能の高いサッシを使うわけです。
窓のサッシの遮音等級には、T-1からT-4まで4等級あります。T-1等級というのは、25等級とも呼ばれ、25db分、外からの音を遮断します、ということです。等級が上がる毎に5db分遮音性能が高まり、T-4等級になりますと、40db分遮音し、2重サッシになります。つまり、外の騒音が80dbあっても、T-4等級のサッシを設置すれば、80-40で、家の中の騒音は40dbになるというわけです。家を設計する際には周りの環境騒音を測定し、サッシを選択することになります。
写真はマンションの内覧会で撮りましたが、窓は二重サッシとなっています。二重サッシの場合には、外窓を閉めれば25db分、内窓も閉めれば15db分、両方合わせて40db遮音します。内窓の枠は樹脂で作られていますので、断熱性も高く、結露もしにくくなります。ただ、開閉が少し面倒になり、部屋も僅かですが狭くなります。自分の部屋の窓の遮音等級が知りたい場合には、売主に尋ねてみて下さい。(8.7)
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