写真は、マンションの内覧会で撮りました。撮った部分は、バルコニーの樋(雨水を流すための排水管)の裏です。一般的に、バルコニーの床上には、長尺シートと呼ばれる、厚さ2㎜程の塩化ビニール製のシートが貼られます。雨が掛かるところなので、シートの継ぎ目は少ない方が良いです。継ぎ目がなるべく少なくなるように、トイレットペーパーのようなクルクル巻きの長いシートを貼っていくわけです。
ここの部分には、樋があります。樋がありますので、シートに穴を開けなくてはなりません。穴を開けるために、シートを切り込んだわけです。シートを切り込んだのは仕方ないのですが、問題は、切った部分(←のところ)は、ちゃんと、処置をしておかないと、雨水が入り込んでしまいます。雨水が入り込みますと、蒸発により膨張しますので、シートが浮いてきてしまいます。
写真のように、この切り目の部分がコーキングでふさがれていると、雨水も入ってこなくなります。細かい点ですが、内覧会では、樋の裏側の長尺シートのつなぎ具合も見て下さい。(11.9)
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