内覧会に行きますと、内覧会シートという書類があります。このシートに部屋の中の不具合を書き込んで行く訳です。書き込んで行く方法は主に次の2種類があります。➀売主(施工業者)が一緒に回って買主の指摘に従って書き込む ➁売主は一緒に回らず、買主だけで部屋を見て、買主が書き込む、です。この方法は売主によって変わるのですが、➀の方法が一般的と言えます。
➀の方法は、売主が一緒に回って、指摘した不具合を書き込んでくれるので楽です。でも、売主が一緒にいるので、ゆっくりと自分のペースで部屋を見ることができない難点があります。➁の方法は、自分達のペースで部屋をチェックできるのですが、自分達がシートに書き込まなければならない難点があります。部屋の中の柱や梁の構造体、ドアや窓の建具、内装や外装、これらのそれぞれの箇所には呼び名があります。このそれぞれの細かい箇所の呼び名を一般の人はよく知りません。ですので、➁の方法ですと、記載の内容が不明確になって、内容を売主側で把握できないということもあるでしょう。
それぞれに難点があるとなると、どうすれば一番適切な内覧会シートとなるのでしょう?その答えは、ゆっくりと自分達だけで部屋内を見る時間をとること、そして売主に内覧会シートに記入してもらうことです。具体的には、まず、売主側の説明が終わったら、自分達だけで部屋を見せてもらいたいと申し出ます。そして、ゆっくりと部屋の中を見て、不具合と思える箇所には付箋を貼ります。付箋を貼ったら、売主に部屋に来てもらい、付箋の箇所の不具合の状態を説明し、売主に記載してもらうことです。こうすれば、ゆっくりと部屋の中を見れるし、内覧会シートも適切な表現となりますので、補修も買主が考えているようになります。写真は、売主側が書き込んだ内覧会シートです。(842)
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