ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

二年生のと会話

2012年01月31日 15時22分11秒 | 教育・指導法

さきほどの小学二年生との会話(覚えているうちに書いておく。)

 

学童保育の子ども(この子は少林寺拳法の拳士でもある。)

 

学童保育は二階で行う。しかし、必ずみんな一階の長坂の部屋にまずあいさつにくる。(長坂はいないときもある)

 

二年生のAくんが帰ってきた。あいさつをして、ソファーにどかっと座るAくん(笑)

 

「あれ、覚えたか?」

 

「なに? あれって。」

 

「百人一首よ。」(土曜日に五色百人一首県大会に出場するので覚えるように言ってある。)

 

「青は覚えてるんやけどな~。緑はまだ。」

 

「じゃあ、青を完璧にしいよ。」

 

置いてある本(朝日新聞社の「世界の偉人伝  マザーテレサ」)を見て、

 

「これ、なに?」

 

「今日、届いたんよ。世界の偉い人のお話。」

 

「ふーん、それを漫画にしてあるん?」

 

「そうそう。先生が読んでから、みんなも読めるようにするわ。」

 

そして、長坂が言った。

 

「そうや、A、先生、いいもん買っちゃった!」

 

「なに?」

 

「ワンピース 1巻~64巻」

 

「そうなん、俺のうちにもあるで。お父さんが前に買って、親戚のお兄ちゃんに貸してあったけど、いま返してもらって、家に飾ってある。」

 

「そうなんや。」

 

「こここからこここまでぐいらあるやろ?」

 

「先生のはまだ届いてないからわからんねん。」

 

飾ってある日本刀を見て、

 

「あれって、ほんまに切れるん?」

 

「切れんよ。」

 

「切れるやつやったら逮捕されるん?」

 

「免許がいるんよ。免許があったら逮捕されない。」

 

「それで、なにするん?」

 

「練習で切るんちゃうの?」

 

「人を?」

 

「人は切ったらあかん。ほかのものとか。」

 

「そんなん意味ないやん。いのししとか切ったらいいんちゃうん。あやの台にはいのしし出るで。お父さん、うりぼうとかいのししとか5回は見たらしい。」

 

「あやの台はもともと山やしな。」

 

「せんせ、あれ抜けるん?」

 

「抜きたい?」

 

「うん。」

 

「じゃあ、抜いてみよ。」

 

日本刀を一本ぬくAくん。

 

そこへ、他の二年生が集団で帰ってきた。

 

「みんな来たぞ。A、早く直せ!」

 

あわてて、もとに戻すAくん。

 

みんなが部屋に入ってくる。Aくんが、

 

「おれ、イマ、ええことしたで。」

 

まだ、続きがあるが、長坂は今から別の場所で仕事なのでここまで。

 

 

 


止める

2012年01月31日 02時55分18秒 | 教育・指導法
今日の稽古は、


合掌礼の確認と練習(20分)

立ち方座りかた(30分)


ルーチンをやっていない子達への詰めと指導。(10分)

一二年生は一時間なのでこれで終了。


「止まりなさい」


ということを何度も指示。合掌礼で止まる。
心を止める(留める)
空気を止める。


武道としての美しい立ち居振舞いのできるようにさせたい。


中学校で武道必修化も技と以上にそこをやってもらいたい。


8時~9時は乱捕。

なぜ

2012年01月30日 03時27分56秒 | 教育・指導法
詰めたり、追い込んだりしてもなぜうまく指導できるのか?


普通ならそこで反発や反抗した顔、陰口がでる。


うちはない。
陰口はあるかもしれない。(あって当たり前でしょう)

しかし、どんなきつい稽古も、みんなほぼ笑顔でやってしまう。


そこには師匠と弟子の信頼関係があるからうまくいく。
決して、抑えるだけでない信頼関係。


そのためには


セロトニン5


みつめる
ほめる
ほほえむ
話しかける
さわる(頭、手、肩)

有効3

2012年01月30日 03時12分39秒 | 教育・指導法
道場にはたえず適度な緊張感がほしい。


緊張感がありすぎると息苦しい。


無さすぎるとだれる。


緊張感はノルアドレナリンを出させるようにする。


「考えた人から座りなさい」や「一分以内にやりなさい」など、負荷をかける。


今日の蹴りの練習で、


下段への前蹴→帯の高さに前蹴→下段へ廻しげり→帯の高さに廻しげり。


切り替えるときに若干の私語や緩みがでる。


「次になにしますか?流れから行って…」


「足刀」


「そう、正解。下段へ足刀。はじめ」


「次になにしますか?」


「膝の高さ」


「そう、はじめ」


「次に何をしますか?」
は誰に聞くかもわからない。


たったこれだけでも集中力が変わってくる。


テンポよく進めながら、緊張感が途切れないようにたまに発問を入れる。

有効2

2012年01月30日 03時00分07秒 | 教育・指導法
学生にも有効だった指示2


シットアップ(上体起こし腹筋)をペアで30秒×3セット


「5秒前、3、2、1 GO!」

一回終わるとざわつきかける


淡々と


「3、2、1 GO!」


これを三セット繰り返す。

交代時の余計な空白がなくなり、スピーディーに進行していく。
「はやくしろ」「しゃべるな」などの指導は一切入れる必要がない。
カウントダウンで中学生たちはあわてて交代する。
(小学生でも同じ反応になる)


「次にペアでレッグアップ30秒×3セット」


「え~ちょっと待って!」

「3、2、1、GO!」


「ひぇ~」(といいながらもすぐに一生懸命に)


これで交代もして三セット

「最後、四点支持(腹横筋を鍛える)二分」


「もうあかん!」


「大丈夫!いける!3、2、1、GO!」


「途中で膝をついた人は、みんなの前であと二分やってもらいます!」


最後に、趣意説明。


腹筋を鍛えるのは「体幹」を強くするため。体幹を強くすると軸が安定して、手足が速く動く。


シットアップ、レッグアップはアウターマッスル。


腹横筋はインナーマッスル。


どっちが大切?


「インナーマッスル」


でも、普通の腹筋も必要。学校とか部活は普通のやるやろ?
そんなときに
「少林寺拳法ってその程度か」
と言われるのもいややから、普通の腹筋もやらせています。


体幹は英語で?


コア


体幹とは胴体のこと


胴体はトランク


トランク体操はモビリティ(可動性)


各種腹筋はスタビリティ(安定性)


あと連動させたファンクションがある。


ホワイトボードに


アウターマッスル
インナーマッスル
体幹=胴体=トランク


と書いた。


「覚えなさい」


口々に声に出す中学生たち。


「覚えた人は帰ってよろしい!」
と言ってあるから


次にホワイトボードに書いてあるのを、ザアと少し消す


中学生たちは口々に言う。

さらに消す


口々に言う。


さらに消す


言う。


さらに消す


言う


全部消す


言う(もう覚えている)


帰る前にテストしました。

もう終わっています

2012年01月29日 06時15分06秒 | 教育・指導法
「あなたはもう終わっています。ダメです。」


ステップの個別評定をした。


サイドスキップ前送り


サイドスキップ後送り(これは最初は難しい)


キャリオカステップ


ツイストスキップ


ジャンピングツイストクロススキップ



小刻みのスキップ(前、横)


そのあとでリレーをした。

一回戦 普通に思いきり走る


二回戦 スキップで


三回戦 ケンケンで


四回戦 キャリオカで


奇数だったので、長坂も入った。
トップに。


本当に走れなくなっていた。めっちゃ遅くなってる~中1の男子といい勝負かちょっと負ける感じだ。


仕方ないとは言え、体力の衰えにびっくりする。
そこで、最初の言葉。
「あなたはもうだめ。」
そう自分自身への引導だ(苦笑)


あんまり調子に乗っていたら本当にアキレス腱とか切りそうだ。うん、無理は止めておこう!
でも正直ショックだ。
子どもの頃から走るのだけは得意で自慢だったのに。


さて、三回戦と四回戦は負けたチームは罰ゲームスクワット30本とした。


三回戦はAチームが勝った。Bチームはあとでスクワット。


四回戦はBチームが勝った。Aチームがスクワット。

まどかがいった。
「先生、お互いにチャラ(トントン)ということでいいんじゃないですか?!」(スクワットはなしで!という意味。)


みなさんならこの時どうしますか?



私は笑顔で、
「スクワット用意。各チームで始め!」


指導者が口に出したことは中途半端にせずにやらせる。これは一つの約束にもなる。言ったことは守る。反対に言ったことはやらせる。


言ったけど、「まあ、いいか」と済ましてしまうと、たとえ中学生であっても


「この先生は言ってるだけや」


となる。


そんな指導者のミスが、後々に響いてくる。


夏のゼンチュウ前などの稽古にも関係する。


以前、こういう見えないような指導のミスを積み重ねてしまい、うまく統率しきれなかったときがあった。結果も悪かった。


だから、今日は、これは譲ってはいけない場面だと判断した。
だからどちらにもスクワットをやらせた。


有言実行


適当な脅し文句禁止


指導者は、日々「さりげなく、うまく勝っていくことが大切」

男女でぺあになりなさい

2012年01月29日 05時42分01秒 | 教育・指導法
「男女でペアになりなさい。」


と最初に指示しておく。


これが仕組まれたワナだとは中学生たちは気付いていない…


音楽を使ったトレーニングをした。


長坂流音楽トレーニングは、曲によって動く内容が次々に変化していく。


今日は意図的に古いテープを使った(15年ぐらい前に作ったやつ)


最初に大まか流れを説明。そのときに言っておく。


「ペアになるときには男女でなってください。いまのうちに組んでおきなさい。」


普段から
「男女で組む」
と指示することは多いので、けんしたちはすっとペアを作った。


「じゃあ、必ずそのペアね(ニヤリ)」


音楽が始まり、歩く→走る…と続いていく。
ロッキーのテーマではマススパーをペアで行う。ここで一度ペアになる。
そのあと、



ハワイアンが流れる。


ここでは運歩をするようにしてある。


前→後→右→左→差し替え→開き退りの繰り返し


この曲が終わる少し前に指示。
「ペアで手をつなぎなさい。それで運歩をするよ。腕を組んでもいいよ!」


しばらくの間のあと、次の曲が流れる。



結婚行進曲(正式名称は知りません。)
ジャジャジャジャン、ジャジャジャジャン、ジャジャジャジャン、ジャジャジャジャンってやつ。


中学生たちの顔が一瞬変わる!


笑いになって、文句を言うかと思っていたが、意外な反応だった。


ペアがお互いに照れているのだ。


気まずそうな


照れくさそうな


なんとも言えない面白い表情だった(笑)


それを見て、喜んでいるのは長坂だけ( ̄ー ̄)


悪い先生だ(笑)


楽しませてもらった。

負荷を上げる

2012年01月29日 05時14分39秒 | 教育・指導法

五年前から、平均台の上で突き、蹴りをさせている。

中学生女子は、フラットな床と変わらない動きができるので、負荷を上げた。


柔法マットを積んで高さを上げる。


平均台は高くなれば当然難しくなる。


結果は二つに分かれた。


めっちゃこわい!
という子たち。


別に変わらんやん!
という子たち。


後者はより上手い子たちだった。


今度はもっと高くしてやるつもりだ(笑)

ブログには書かない

2012年01月29日 05時03分38秒 | 教育・指導法
私はブログにはプライベートは書かない。


少林寺拳法と仕事の「書いても大丈夫な範囲」のことだけを書いている。


書くことで整理でき、記録に残せるから書いている。

また必要なときに過去に書いたものを引っ張ってこれる。


だから、自分自身の指導者修業のために書いているブログ。


だからプライベートは書かない。


しかし、この写真は半分プライベート(笑)


6時まで学童保育指導。7時から少林寺拳法指導(30分には体育館を開ける)。タイトなため、腹に入れておこうとしたら…
出来上がる前に引っかけてこんなことに(;_;)


しかし、大丈夫。


どん兵衛も用意してあったのだ!


おかげで、体育館に着いた40分になっていた。


ラーメンはこぼしても、愚痴はこぼしません~

美来

2012年01月28日 16時11分02秒 | 教育・指導法


美来。


公民館主催の


隅田☆ROCK


というコンサートに来ています。


学童の子どもたちを連れてやってきた。


すると、オープニングで「美来」が四曲歌うとのこと。


美来は22歳。


橋本西の初期のエース。主将も団体のリーダーも務めた。


よかったぞ、美来!

会いにいきたい・・

2012年01月27日 01時31分13秒 | 教育・指導法

「長坂先生に会いに行きたい・・・」

 

と小学2年生の男の子がいっているそうだ。

 

彼は、一年生のときに「はぐくむ学童」に在籍していた。

 

家庭の都合で二年生になるときに急に引越し、転校した。

 

学童も辞めざるを得なかった。

 

入所前は、「すごく手のかかる子」と前評判だった。

 

私たち指導員も心してかかった。

 

しかし、うちの水にあったのか・・・・すごく成長して、かしこくなった。

 

愛嬌があり、私も、他の指導員もみんな彼を大好きだった。

 

こちらが好きになれば、相手も好きになってくれるものだ。

 

以前から、彼は「育夢学園」にまた行きたいと言っているとは聞いていた。

 

今日の、保護者Aさんとの会話。

 

「長坂先生、Bくんが、はぐくむへ行きたい。長坂先生に会いに行きたいって言っているらしいです。」

 

「そうなんですか!」

 

「ずっと、言っているらしいんですが、お母さんは「長坂先生も忙しいから」と言っていたらしいんです。でも、昨日はお母さんから私に電話かかってきて、

Bがずっと、そう言うんやけど・・・と。」

 

「いつでも、来てください!と言ってあげてください! 」

 

子どもたちの記憶に残る先生・・・って憧れです。


ケツイショ

2012年01月27日 01時22分30秒 | 教育・指導法

道院との併設のスポーツ少年団開設のため、本部に提出する「開設の動機と決意書」を書いた。

 

明日発送しなくては間に合わないから、今日はぎりぎりで書いた。

 

1200字以上となっている。原稿用紙3枚以上ということ。

 

論文ではないので、枚数を多く書く必要はないと思っている。

 

そうなると、逆にかなり削らないといけない。

 

文章は削れば削るほどよくなる。そぎ落とされるから。

 

プロツトは、考えてあったから、1時間ぐらいで書けた。(ワープロ打ちなのでらくちん。)→人間追い込まれると集中力が出る(笑)

 

意図的に、1200字ぴったりで終わった。

 

※わが拳友に、文才にすぐれた「謙さん」という方がいる。少林寺拳法の論文で「秀」をとる秀でた人だ。

これぐらい書いておけば、「コメント」もくれるだろう・・・・(笑)