ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

追悼演武 つづき

2014年04月27日 01時37分09秒 | 教育・指導法
お別れ式が始まる直前まで、5人、いや6人は稽古を繰り返していました。

指導者は付いていません。

自分たちでやりました。

式での追悼演武を見て、長坂は、

「まったく、あの大会(第4回全中)と同じ構成や!」

と感激しました。

後日談として聞いたのは、

まず、かおりが当時のその大会のDVDをさがし、その団体演武をスマホのムービーで撮影。

みんなにそれを送り、それぞれが予習。

とくに、この日1日中模擬テストだったかほは、テストの休憩時間に必死で覚えたとのこと。

そこまでしてでも、みんな、まどかのために、まどかに届くように、そして、まどかと一緒にもう一度あの演武をやりたかったのです。


投げに対する受身はとっていませんが、それ以外は気合もすべて当時と同じ構成でした。


土橋「追悼演武を行います。この演武は第4回全国中学生少林寺拳法大会女子団体演武の部、優勝演武です。」


「演武者は、細野夏帆」

「はい!」

「橋本かおり」

「はい!」

「道根綾乃」

「はい!」

「福田彩可」

「はい!」

「森脇 栞」

「はい!」

「水浪まどか」

「・・・」


そして、演武が始まりました。

そのときの演武がこのムービーです。


決して、あの当時のようにうまくはありませんが、まどかも含めて6人が一心同体となった演武でした。

http://youtu.be/X4n7KiEPSqg




最後にあやかが間違ったらしく、

「ごめん。」

とあやかは泣いてしまいました。

まどかとの最後の演武。

その失敗を悔いたのでしょう。

しかし、それ以上に想いのつまった演武でした。

終了後、長坂も涙をこらえきれませんでした。(ムービーに少し泣き声が・・)



その夜のラインのやりとりがこれ。















まどか、届いたか?


届いたよな?


天国まで届いたよな?







追悼演武

2014年04月26日 02時02分51秒 | 教育・指導法
ここのところ、拙ブログの閲覧数が一日3000件を超えています。
ありがとうございます<m(__)m>


献香が終わり、続いて、追悼演武を奉納しました。







まず、演武をするかどうかを迷いました。

次に誰に演武をさせるかを迷いました。

そして、やるなら、あの演武しかないと決めました。

前日の金曜日の夜です。

あの演武とは、まどかが中一、中二の時の「橋本西女子団体演武」です。


中一、中二と同じメンバーでした。


まどか中一のときのメンバーは、


リーダー  細野 夏帆(中二)
副リーダー 水浪まどか(中一)
メンバー  橋本かおり(中一) 道根綾乃(中一) 森脇 栞(中一) 福田彩可(中一)


6人中、中一が5人というメンバーで、この年の全中(第4回全国中学生少林寺拳法大会)「女子団体演武」の部で第一位、日本一に輝きました。
その演武です。


そのために、いまは休眠となっている、まどかの大親友、栞にまず打診しました。


栞は体調を崩して、少林寺拳法から遠ざかりすでに約2年。


「明日の少林寺拳法の法要→しおり、参加できませんか? また、団体演武を追悼演武でやることは、しおり体力的に厳しいでしょうか?」

とお母さんにメールしました。

すると栞本人から返事がきました。

「はい、やたいです!」

と。


そして、高校選抜メンバー(かほ、あやの、かおり、あやか)に次の通りラインのグループで連絡しました。







こう書いてから、思いなおし、次のようにラインしました。










ただし、かほが高校の模擬テストで夜8時からしか参加できないと前日に連絡が来ていました。



















長くなったので続きは明日書きます。





献香

2014年04月25日 01時46分35秒 | 教育・指導法
長坂はまどかの「走り方」が好きだった。

ダッシュではなく、小走りに走って寄ってくるときの姿がかわいい。

女の子らしいかわいさではなく(まどか、ゴメン! (笑))

小さいこの走り方でもなく、男の走り方でもなく、女の子の走り方でもない。

「まどか」の走り方なんだよね。

なんかね~ ものすごく楽しそうに走ってくるんだよ。

しかも、ゆっくりとね。

これ、わかっくれる人、他にいるかな~!



さて、19日の金剛禅式お別れ式。


弔辞の後は、拳士献香。





献香開始前に


司会(土橋)「四(し)弘(ぐ)誓願(せいがん)」


長坂(導師)が、起立をし、四弘(しぐ)誓願を独誦。終わったら、着席。

「いのちある者は限りなけれども    誓って救わんことを願う」

「煩(わずら)い悩みは果てしなけれども   誓って断ち切らんことを願う」
     
「 教えの数は尽きることなけれども  誓って学ばんことを願う」
     
「悟りの道は遥かなれども      誓って成しとげんことを願う」


そして、長坂が般若心経の和訳版を唱和。

拳士たちが順次献香。

あえて、司会が一人一人の名前を順に呼び、

まとかと正対してしっかりと献香する形にした。


細野夏帆から始まり、最後は安福穂高とした。


この日は一般部の参列だけて式を行ったので、参列者は27名だった。





写真のまどかが喜んでいるように長坂には感じた。

まどかの中学3年全国大会組演武

2014年04月24日 14時21分52秒 | 教育・指導法
YouTube 限定公開

全国大会inかながわ
http://youtu.be/Ps71_dhGnI8
まどかの中学3年の全国大会組演武。


1位に一点及ばず、2位でした。


長坂はまどかの演武が大好きでした!



全中
http://youtu.be/5SlUkQ-HSBA

これは、中学3年の全中の組演武。


このときも2位でした。


まどかは足を傷めていて、決勝を棄権するかどうかというぐらいの危機のなか、頑張った演武でした。

弔辞(道根綾乃)

2014年04月24日 02時16分39秒 | 教育・指導法




まどかの組演武の相手であった道根綾乃が代表で弔辞を読みました。


次です。


弔辞(道根綾乃・高2作成)


まどかへ

大切な仲間であるまどかと

こんなにも早くお別れする日が来るなんて

信じることができません。

道衣姿の写真を見ると会える気がします。


小学2年生の時、初めて組演武のペアになりましたね。

稽古中に関係のない話をして、叱られた時もありましたね。


初めて組演武で大会に出たときは、

6構成の演武をしなければいけないのに、

5構成だけしか演武をしなかったこともありましたね。

それでも、入賞することができ、素直に喜びあうこともできましたね。


「結果は良くても悪くても、悔いさえ残れへんだらそれで十分!」

これはまどかとの手紙のやりとりの中で、まどかがくれた言葉です。

この言葉をこれからも大切にします。


まどか、本当にありがとう。


平成26年4月19日
拳士代表 道根綾乃




綾乃も一生懸命に涙をこらえて、しっかりと読みました。

みんなも心を一つにして聞きました。









※この写真や内容については、ブログなどに発信するかどうかを思案していました。

それは、なによりもご遺族のお気持ちを第一に言動しなくてはいけないと考えているからです。


長坂は、まどかのことをきちんとみんなの記憶に残るように、そして、橋本西の歴史に残すように、お別れ式のこともブログに記すことに決め


ました。

大切にしたいから、少しずつ丁寧に掲載していきます。

ご承知ください。


金剛禅式お別れ式

2014年04月23日 02時29分28秒 | 教育・指導法
去る、19日・土曜日に、故水浪まどか拳士の「金剛禅式のお別れ式」を橋本西道院専有道場にて厳かに挙行しました。


本山へ様式を問い合わせたところ、土曜日で本山の通常業務が定休日にも関わらず、早急な対応をしてくださり、挙行要項をお送りいただきました。
あらためて、この組織の素晴らしさを実感した次第です。


この写真や内容については、ブログなどに発信するかどうかを思案していました。

それは、なによりもご遺族のお気持ちを第一に言動しなくてはいけないと考えているからです。


そんな中、本日、まどかのお母さんがドリーム会館にご挨拶に来てくださいました。

1時間弱二人で話しました。

最初は笑顔で話し始めたのですが、やはり途中で涙になりました。

愛娘をこんなに早く亡くされたご両親の御心は、とても長坂程度が図り知れるものではありません。



水浪さんとは、長坂や橋本西と通算16年ぐらいのつきあいとなります。
まどかの兄、姉も橋本西の拳士だったからです。

恐縮ながら、水浪さんは長坂や橋本西のことを信頼してくれ、そして、大切に考えていくれてると思っています。

だから、長坂は、まどかのことをきちんとみんなの記憶に残るように、そして、橋本西の歴史に残すように、お別れ式のこともブログに記すことに決めました。

大切にしたいから、写真一枚ずつ掲載していきます。

ご承知ください。


この写真は、挙行した金剛禅式のお別れ式の式次第です。

表白文奉読

2014年04月23日 02時26分37秒 | 教育・指導法



「表白文奉読」


導師・長坂徳久が以下の文を奉読しました。


表 白 文


 在天の祖師達磨大師、並びに開祖道臣禅師の御前(おんまえ)に、金剛禅

総本山少林寺橋本西道院 道院長 大導師 長坂徳久、謹み敬いて曰(もう)す。

我らいま、六親(ろくしん)眷属(けんぞく)をはじめ、有縁(うえん)の人びと、相寄り相集い、 

故 水浪まどか 弐段 少拳士の遺徳を偲び、在りし日の面差(おもざ)しに想いを馳せつつ、ここに別れを告げんとす。

夫(そ)れ、人の世のあわただしく、衆務(もろもろのつとめ)を営むといえど、年命(としといのち)の儚(はかな)きこと、たとえば燈(ともしび)

の風の中に消えんこと期(はか)り難(がた)きが如く、忙々六道(ゆくえしれぬまよいのみち)は定趣(さだめ)なく、無上は須臾(すゆ)の間(あい

だ)なり。煩悩また深くして底なく、生死の海は辺(ほとり)なけれども、未だ解脱して苦海(くるしみのうみ)を出ずることを得ず。

されどいま、ダーマとみたまの導きによりて、生死のこと、大(おごそか)なるに思いあるを得たり。何ぞ安穏(あんのん)にして驚懼(おそれ)な

きや。 

願わくは、悲しみと追慕の念々に、自ら策(むちう)ち、自ら励まして、乃(すなわ)ち真(さとり)に至らん。

乞い願わくは、みたま安らかに眠らせ給え。

我等の道を守らせ給え。

南無ダーマ

2014年4月19日
        
法子 長坂徳久

夢はつながる

2014年04月21日 01時10分01秒 | 教育・指導法
本日、和歌山県定例昇格考試。


和歌山市で昇段試験が行われ、橋本西から三人の6年生が無事に合格出来ました。


辛いことがあった1週間でしたが、まどかのあとに次ぐ拳士たちが頑張ってくれました。


橋本西の夢は果てしがなく、受け継がれていくでしょう。

まどかに会いに来てください!

2014年04月20日 00時59分30秒 | 教育・指導法



ドリーム会館ショーウィンドーにまどかの写真を貼っています。

想い出帳も置いてあります。このノートに天にいるまどかへのメッセージ、そして、想い出などをご自由にお書きください。


少林寺拳法関係者だけでなく、まどかの同級生、友達、有縁の方々にも、まどかに会いに来れる場所としました。
ぜひ、たくさん来てあげてください。

お友達の皆さんからの想い出の写真などもおはりすることもできます。


まどかは、みなの心の中でずっと生き続けています。

いっぱいほめてやりたい

2014年04月17日 03時26分56秒 | 教育・指導法


まどかのお通夜だった。

彼女の人柄が偲ばれる、ものすごい人数の参列者。


昨夜、自宅へお悔やみに行ったとき、涙が止めどなく流れた。


しかし、長坂がまどかから感じたのは、まどかが長坂に伝えようとしたのは、


大丈夫、大丈夫


ということだった。


誰よりも明るく、誰よりも元気で、誰よりもみんなのことを考えるまどかのメッセージらしく、


みんな、悲しまないで、私は大丈夫。みんな、楽しく行こうよ。


という、まどかの声が長坂には聞こえた気がした。


悲しいことは、誰も止められないだろう。

永久の別れなのですから。


しかし、長坂は師匠として、愛弟子まどかをほめてやりたい。


16年間の生涯を精一杯生き、、最後の2ヶ月間は壮絶に闘い抜いたまどか。


まどかは決して負けたんではない。


だから、長坂はまどかを心からいっぱいいっぱいほめてやりたい。


そう自分に言い聞かしている。


それでも、一人になると出てくるのは涙だけ。



明日は告別式です。

訃報

2014年04月16日 00時49分57秒 | 教育・指導法
橋本西道院、橋本西スポーツ少年団所属の



水浪まどか(16歳・高2)が本日永眠されました。


スキルス性の胃がんでした。


2月に病気が発覚し、わずか2カ月で逝ってしまいました。


ご両親、ご家族の心中如何ばかりかとご察し申す次第です。


謹んでご冥福をお祈りいたします。


また、ここに、弟子まどかへの生前のご厚情に対しまして、皆様方に深く感謝申し上げます。



いかは、道場内へのメールです。



合掌

失礼があってはいけないので、このメールは水浪さんには届かないようにしています。



故水浪まどかお通夜、告別式について。


お通夜 16日(水)  19時~  「天雫」(市脇)


告別式 17日(木) 13時30分~ 「天雫」(市脇)


まどかを知っている拳士はできるだけ参列してあげてください。


まどかは、高校で剣道部に入ったので、昨年の7月~は少林寺拳法橋本西を休眠でした。



長坂は病状をお母さんからお聞きしていたので、2014年度の本山登録、本部登録を長坂の意向で長坂が行いました。
現役の橋本西拳士として逝かせてあげたかったからです。


まどかは橋本西のスターでした。


全中団体優勝、組演武二位、オールジャパン組演武二位。


まどかから指導や影響を受けた小学生も多いと思います。


代われるものなら代わってあげたかったです。


合掌








長坂です。大変夜分に申し訳ありません。


故水浪まどか(16歳)の告別式の棺に、みんなで書いたメッセージを入れてあげたいと考えています。
ついては、次の通りご協力ください。


1.ドリーム会館に来て書いていただく。色紙、ペンはこちらで用意します。
同じものを二つ書いていただきます。
棺に入れるようとご家族への想い出用です。


2.時間は、


あす、16日(水)の午後4時~6時の間、午後9時~11時の間


3.一般は必ず。小学生も全員お願いします。木曜日のみの拳士は任意で結構です。
低学年やまどかをよくしらない入門1年以内の拳士たちは名前を書くだけでもいいです。



どうか、ご協力ください。


色紙はたくさん用意しますので、メッセージは長くなっても構いません。



以下は、高校生全国選抜出場の4人に長坂がラインしたものです。



みんなには、まどかの病気のことはだまっていました。

まどかのガンがわかったのは2月になってからでした。

長坂がお母さんから聞いたのは3月15日。

学校以外には誰にも言ってないとおっしゃっていました。

だから、くれぐれも内緒にしておいてくださいと。

まどかも自分がガンだと言うことは知っていました。

しかし、いろいろな話がまどかの耳に入ったら、まどかが

つらいので、というのがお母さんの気持ちでした。


高校選抜前に、長坂が、まどかの分まで頑張ってあげてくれと言ったのはそ

ういう意味でした。


長坂は知っていたし、スキルス性はステージ4の末期ガンだともわかっていました。
だから、覚悟はしてきました。
だから、3月15日以降、ずっとイライラしていたのはそれです。


お悔やみに行って、まどかの顔をみたら、涙が込み上げてきたのは当然ですが、ほっとしたのもあります。

まどか、よくここまで頑張った。もう、頑張らなくてもいいよ。
ほんまによく頑張ったと。

そう思った。


それでも、やっぱり悲しい。つらい。
そして、一番は言葉にできないってのが正直。


きっと、君たちは長坂以上に悲しいし、残念だと思います。


支部でお別れの会をやることも検討します。


お通夜、告別式としっかりとまどかとつながっておきましょう。


棺に入れる寄せ書き(この言葉が適切かはわかりませんが)を橋本西全員でやりたいと思ったのですが、どう思いますか?


謹んでご冥福をお祈りします。



長坂「少林寺拳法成果の法則」

2014年04月13日 21時07分11秒 | 教育・指導法
今日の一般部稽古にて。


1.ノート1ページに大きな円を書きなさい。


2.そこに今の自分の生活・人生を円グラフにしなさい。


たとえば、長坂なら、少林寺拳法が65%、仕事が30%、プライベートが5%です。

これは、つかっている時間と自分の気持ちを総合したものです。


3.その円グラフの中の少林寺拳法の部分を赤ペンで囲みなさい。


4.それを%で数値化してごらんなさい。


「学校もあるし、部活もある、プライベートもある。だから、それは仕方ないことです。自分のいまの少林寺拳法のたちいちをはっきりさせるのです。」



一番多い子で、40%、少ない子で10%でした。



5.次に、自分の数字をかけてみます。

「いつも全力で少林寺拳法に取り組んでいる人は100です。

半分ぐらいかがんばれていない人は50です。70とか30とかもあるでしょう。」


たとえば、長坂なら、


0.65(65%)×100



=65



です。



長坂が受け取る、少林寺拳法からの「成果」(ご褒美)は65ということになります。



自分の分を計算してみなさい。



一番少ない子で、7。一番多くて30だった。

全国大会に出ている子でも、かける自分の数字は75であった。(自己申告だが)



0~10 1人


10~15 2人


15~20 4人


20~25 2人


25~30 3人


「割合を変えることは難しいのですから、自分のがんばり数字を上げるしかないですね。」



思いつきで、やった授業だが、なかなか、まとを得ているかなと思った計算式が作れた。


長坂少林寺拳法成果の法則


(自分の生活・人生に占める少林寺拳法の割合)


×


少林寺拳法取り組み数字(100を満点として)


=自分が少林寺拳法から受け取る成果(ご褒美)