ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

なぜ

2012年01月30日 03時27分56秒 | 教育・指導法
詰めたり、追い込んだりしてもなぜうまく指導できるのか?


普通ならそこで反発や反抗した顔、陰口がでる。


うちはない。
陰口はあるかもしれない。(あって当たり前でしょう)

しかし、どんなきつい稽古も、みんなほぼ笑顔でやってしまう。


そこには師匠と弟子の信頼関係があるからうまくいく。
決して、抑えるだけでない信頼関係。


そのためには


セロトニン5


みつめる
ほめる
ほほえむ
話しかける
さわる(頭、手、肩)

有効3

2012年01月30日 03時12分39秒 | 教育・指導法
道場にはたえず適度な緊張感がほしい。


緊張感がありすぎると息苦しい。


無さすぎるとだれる。


緊張感はノルアドレナリンを出させるようにする。


「考えた人から座りなさい」や「一分以内にやりなさい」など、負荷をかける。


今日の蹴りの練習で、


下段への前蹴→帯の高さに前蹴→下段へ廻しげり→帯の高さに廻しげり。


切り替えるときに若干の私語や緩みがでる。


「次になにしますか?流れから行って…」


「足刀」


「そう、正解。下段へ足刀。はじめ」


「次になにしますか?」


「膝の高さ」


「そう、はじめ」


「次に何をしますか?」
は誰に聞くかもわからない。


たったこれだけでも集中力が変わってくる。


テンポよく進めながら、緊張感が途切れないようにたまに発問を入れる。

有効2

2012年01月30日 03時00分07秒 | 教育・指導法
学生にも有効だった指示2


シットアップ(上体起こし腹筋)をペアで30秒×3セット


「5秒前、3、2、1 GO!」

一回終わるとざわつきかける


淡々と


「3、2、1 GO!」


これを三セット繰り返す。

交代時の余計な空白がなくなり、スピーディーに進行していく。
「はやくしろ」「しゃべるな」などの指導は一切入れる必要がない。
カウントダウンで中学生たちはあわてて交代する。
(小学生でも同じ反応になる)


「次にペアでレッグアップ30秒×3セット」


「え~ちょっと待って!」

「3、2、1、GO!」


「ひぇ~」(といいながらもすぐに一生懸命に)


これで交代もして三セット

「最後、四点支持(腹横筋を鍛える)二分」


「もうあかん!」


「大丈夫!いける!3、2、1、GO!」


「途中で膝をついた人は、みんなの前であと二分やってもらいます!」


最後に、趣意説明。


腹筋を鍛えるのは「体幹」を強くするため。体幹を強くすると軸が安定して、手足が速く動く。


シットアップ、レッグアップはアウターマッスル。


腹横筋はインナーマッスル。


どっちが大切?


「インナーマッスル」


でも、普通の腹筋も必要。学校とか部活は普通のやるやろ?
そんなときに
「少林寺拳法ってその程度か」
と言われるのもいややから、普通の腹筋もやらせています。


体幹は英語で?


コア


体幹とは胴体のこと


胴体はトランク


トランク体操はモビリティ(可動性)


各種腹筋はスタビリティ(安定性)


あと連動させたファンクションがある。


ホワイトボードに


アウターマッスル
インナーマッスル
体幹=胴体=トランク


と書いた。


「覚えなさい」


口々に声に出す中学生たち。


「覚えた人は帰ってよろしい!」
と言ってあるから


次にホワイトボードに書いてあるのを、ザアと少し消す


中学生たちは口々に言う。

さらに消す


口々に言う。


さらに消す


言う。


さらに消す


言う


全部消す


言う(もう覚えている)


帰る前にテストしました。