今日は少林寺拳法の通常稽古日。
少年部の最後に15分間乱捕。
今日は、「蹴り限定」でやらせた。
なんともしょぼい。
足数が少ない。
小学生には、元気にがんがん攻めてほしい。それだけでよい。
「もっと、どんどん攻めろ。」
とか
「もっと連続で蹴りなさい。」
こんな指導(指示)なら、近所のおっさんでもできる。
プロとアマの違いは、数ミリだ。しかし、その数ミリの差が大きい。
ここはプロの意地を見せないと。
「四人一組になったら座りなさい。」
「二人が乱捕をします。蹴りだけです。のこりの二人は、乱捕をしている二人の蹴りの回数を数えなさい。一人ずつどちらか一人だけを数えます。」
「意味はわかりましたか? ここまでで質問はありませんか?」
「一回30秒間です。その間に、30本蹴れれば合格です。蹴れない人は、20本腕立てです。」
「どちらを数えるかを決めたところから立ちなさい。」
「礼、かまえて、はじめ」
「やめ!」
「クリアした人? できなかった人? 腕立て用意、1,2,3・・・」
「交代。礼、かまえて、はじめ」
「二回目いきます。さっきクリアした人は次は40本で合格です。クリアできなかった人はもう一度30本。」
(効果)
たくさん蹴るようになる。
(課題)
蹴りが適当になる。
(課題のクリア方法)
「一本とった拳士はその時点でクリア。とられた拳士は罰ゲーム。回数がクリアできなかったときも罰ゲーム。」
これで今度試してみよう。
完璧な指導なんてできない。たえず、修正、加筆をして試行錯誤する。
うまくいった方法は使える。
うまくいかなかった方法は捨てる。または、修正追試する。
うまくいくかいかないかは、
①子どもたちの事実
②指導者の腹の底からの手ごたえ