ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

それは具体的でない

2016年04月27日 04時21分02秒 | 教育・指導法

Aチーム稽古。

5月の目標を自分達で考えさせた。

遅くとも10分で考えてきなさい。と。

30分かかって決まったようだ。

この時間についても指導したが、また後日に書く。

自分達で決めた5月の目標は、

【積極的にチャレンジし、自分で決めたことは最後までやる。】


長坂「これはスローガンであって、目標ではない。耳触りはよいが具体的でない。自分で決めたことって何? まず、それを稽古の前に決めなくてはいけない。そして、それを達成したかどうかを終わりのミーティングで確認しなくてはいけない。」

目標は、達成できたかどうかがはっきりわかることにしないといけない。

そのためには数字を入れるのが一番いい。
もしくは、U+26AAU+FE0FかU+2716U+FE0Fではっきり判定できるものを。


演武を覚えましょう

2016年04月26日 01時03分08秒 | 教育・指導法

今日の修練。

長坂は仕事の関係で体育館に行けなかったので、道院でAチームの組演武指導。

拳士たちは全員、道院とスポーツ少年団に兼籍している。

さて、今日の目標は、組演武の構成をすべて覚える。

(方法)

1.1構成目を覚えたら長坂に見せにくる。合格したら1構成目のところに印をつける。好きなマークや絵を描いてもよい。

2.次は、2構成目を覚える。覚えたら1構成目~2構成目を長坂に見せにくる。合格したら同。

3.次は3構成目を覚える。覚えたら1構成目~3構成目を長坂に見せにくる。合格したら同。

これを6構成まで行っていく。

まだ、習っていない構成は長坂が教える。

忘れたり、わからないときも長坂に聞きにくる。

長坂が合格か不合格かをチェックするのは、今日の目標に合わせて【覚えているかどうかだけ】で判定する。


覚えているかどうがとは動きが合っているかどうかということ。

これは、

【足の動き】

だけを見ればいい。

技を間違える、間違えて覚えているのは、

【足】

が間違えている。

うまく出来るかどうかも、

【足の動きのリズム】

を見ればまず判定できる。


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2016年04月15日 15時53分38秒 | 教育・指導法

NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 

はぐくむ学童通信

 

かかってこい!11

 

発行日 平成28年4月15日(金) 

発行者・文責 理事長 長坂徳久

 □ 昨日のおやつの一つに「三色団子」があった。よもぎが苦手な子が多かった。

反対によもぎが大好きという子もいた。味覚は人それぞれである。

 そして、子供の頃は、ほぼ全員が「感覚過敏」である。

味覚も、特に苦味に関しては大人よりもはるかに苦く感じている。

だから、小さいうちはピーマンなどが苦手である場合が多い。

子供の頃に偏食が多いのもそういう理由からである。

大人になれば食べられるものだ。

長坂は子供の頃ものすごい偏食で、給食が大嫌いだった。

不登校にもなりかけたぐらいだ。(当時は残させてもらえなかったため。)

 

 □ 仮に発達障害がある場合は、さらに感覚過敏であり、たとえば味覚に関しても、ごはんとおかずの味が混ざるといやだったり、自分の気に入ったものだけを食べたがったりする。

また、プリンやゼリーなどのあの食感がだめだという場合もある。

また、ASD(自閉症スペクトラム障害)の場合は、こだわりが強く、食に対しても、毎日ポテチだけを食べる子などがいる。

 「そんなに毎日食べてたら飽きないか?」

 「いえ、今日はのり塩ですから。」

などと笑い話のようなやり取りになることもある。

 

□ さて、三色団子。桃色・白・緑の三色。Sくん(5年生)が言った。

 「長坂先生、この白の団子はどんな意味があるん?」

 「うーん、なんやろなぁ? 調べてみよか?」   

 と言ってスマホで調べてみた。

 みなさんは三色の意味を知っていましたか?  

 「いいか、読むぞ。 ひとつは、赤と白が縁起物の色であり、緑が草の色で邪気を払ってくれる、というもの。

  二つ目は、言葉遊びの説で、赤が春の「桜」を、白が冬の「白酒」を、緑が夏の「草木の緑」を表すことから、

 『秋がないので、飽きない、というもの。』やって。」

 「秋がないから、飽きないって、ダジャレやん!」

 「確かにな(笑)。でも、しょうちゃんのおかげで長坂先生も一つ賢くなったわ。

 ひな祭りの菱餅と同じ意味なんやね。かかってこいに載せてもいい?」

「うん、いいよ!」

 

□ 今日4月15日は長坂の少林寺拳法の弟子、水浪まどかちゃんの命日です。

 2014年の今日、彼女は旅立ちました。

 16歳という若さでスキルス性胃がんのため亡くなったのです。

 あれから2年が経ちました。

 昨日、少林寺拳法の稽古の時に拳士たちに聞いてみました。

 「もう2年経ったんだと思いますか? まだ、2年かと思いますか?」

  拳士たち(大半は子供達)は「もう2年経ったんだ」という方に全員手を挙げました。

 そして、長坂は言いました。

「先生からすると、まだ2年か・・という感じです。もう5年ぐらい経っている気がします。

 まどかのお家の人もそのように言っていました。」

 自分の教え子との永遠の別れは未だに自分の中での整理がつきません。 


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2016年04月15日 02時58分48秒 | 教育・指導法
今日のスポーツ少年団の修練。

「明日は何の日かわかる人は座りなさい。」

「???」

子供たちは、わいわい言っていました。

「ヒントは2年前です。」

この一言で、大半の子供達が座り、そして、真剣な眼差しに変わりました。

「明日、4月15日はまどかの命日です。
まどかが天国で楽しく暮らせるように、
みんなで黙祷を捧げます。」

もう、まどかを知らない拳士もいます。

それでも、橋本西でまどかは生き続けています。

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2016年04月14日 16時10分14秒 | 教育・指導法

NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 はぐくむ学童通信

かかってこい!10

発行日 平成28年4月14日(木) 発行者・文責 理事長 長坂徳久

 

※はぐくむを世界一の学童、世界一の子供達にしてみせる。だから、いつ、どこでも誰の挑戦でも受ける。だから「かかってこい!」だ。そして、子供達には歴代のはぐくむの先輩たちを超えてほしい、そして、長坂をも超えていってほしい、そんな願いをこめて、今年の通信は「かかってこい!」と名付けた。

 

※この通信の文体は「常体」(~だ。~だと思う。)と「敬体」(~です。~思います。)をその日に

より使い分けるときがあります。

 

□ 今日から1年生も宿題が始まった。はぐくむでは次の通りとなる。

  宿題は「やったかどうかの確認」であり、間違っているどうかの確認ではない。

  学童保育では、「宿題をするかしないか」も子供達に決める権利があるという考えが全国学童連絡協議会にはある。「子どもの権利条

  約」というものに基づく。

  ただし、はぐくむとしては、「宿題は学童で行わせる」という方針だ。それは、働いている保護者の家での負担を少しでもなくしたいと

  考えるからである。(家庭てもチェックされることは吝かではない。)

  原則は「やったかどうか」となるが、低学年のうちは比較的きっちりと確認しているので、間違っていることは指摘してやりなおしをさ

  せるし、子供達がわからない問題は教える。これは高学年でも同。つまり、わりと手厚く指導しているとは思う。

  ただ、保護者の方にお願いしたいのは、学童でチェックしてもらったのに、学校で間違っているといわれたというような苦情は言わない

  でもらいたいということ。40名弱を一斉に処理している場合、やはり漏れも出る可能性もあるということを理解してもらいたい。つま

 り、ベターな宿題チェックはしているが、ベストなチェックまではできないということ。

  あとは、学校が宿題を出す目的は何か?

  これは、宿題で力をつけるためではなく、家庭学習の習慣をつけるということだと長坂は理解しているし、そう仰る知り合いの教師も多

  い。

  家庭学習の習慣について、向山洋一氏(教育研究団体TOSS代表)は次のような趣旨のことを仰っている。

 「机の前に座るだけでいい。プラモデルを作っていてもいいし、読書をしていてもいい。その机に座る習慣が中学生以降になったときに生

  きてくるのだ。」(文責 長坂)

 現在教育界の偉人・向山洋一氏がおっしゃることだから説得力がある。氏はその目安は、学年×10分であると言う。1年生は10分、2年生

 は20分、3年生は30分、4年生は40分、5年生は50分、6年生は60分。ただし、中学受験を目指すならその2倍は必要だろうと

 

□ さて、はじめての宿題の1年生には次のことを教えた。

 ●「お願いします。」と言って宿題を渡してみてもらう。

 ●そのとき、プリントやノートを先生が見やすい方にして渡す。

 ●見てもらったら「ありがとうございました。」とお礼を言う。

 ●そのときプリントやノートは両手で受け取る。

 みんな素直に聞いていた。とても良い子たちだ。SちゃんとMちゃんは教えなくてもプリントを逆さまにして長坂に見せていた。すばらし

 い、家庭力!

 

□ 昨日、仕事後に映画「ルーム」を観てきた。アカデミー賞にも多数ノミネートされた名作らしいが、長坂は内容を知らずに行った。ショックを受けた。これから観る方もいるかもしれないので詳しくは書かないが、少女誘拐監禁を扱ったものだった。このような事件は日本でもあるが、監禁中はもちろん、解放された後の世間の目や監禁中のトラウマからくるPTSD(心的外傷後ストレス障害)など、その人の人生を奪う極悪卑劣な犯罪である

  学童や少林寺拳法で子供達を教えている長坂としては、はらわたが煮えくり返るほど憤りを感じる。犯人には逮捕後、同じ目を体験させるべきだ。


映画 ルーム

2016年04月14日 02時28分48秒 | 教育・指導法
2016年13本目。

映画【ルーム】

内容を知らずに行ったので、ショッキングでした。

しかし、現実に日本でも少女誘拐監禁事件はあります。

許せないかつ被害にあった人の人生を奪う(事件解決後も)劣悪非道な犯罪だとあらためて思いました。

復活!

2016年04月13日 03時08分17秒 | 教育・指導法
ずっと、このBlogに入れなくなっていました。

ID、パスワードがややこしくなってしまって。

やっと復活です!

お待たせしました。(誰も待ってないって?笑)

新しいBlogを立ち上げも考えましたが、ここはずっと書いてきた自分にとっては大切な場所であり、かつ、お世話になっているBlogなので、やはりここにこだわりたいと思います。


写真や動画はFacebookやInstagramを使いますが、文章はこちらを中心にします。

やはり、Facebookはよそ行きな記事になります。

本音や思いを書くのはこの「個人」のBlogが1番です。


かかってこい!事のタイトルを入力してください(必須)

2016年04月13日 02時26分57秒 | 教育・指導法
NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 はぐくむ学童通信


かかってこい!9


発行日 平成28年4月13日(水) 発行者・文責 理事長 長坂徳久



※はぐくむを世界一の学童、世界一の子供達にしてみせる。だから、いつ、どこでも誰の挑戦でも受ける。だから「かかってこい!」だ。そして、子供達には歴代のはぐくむの先輩たちを超えてほしい、そして、長坂をも超えていってほしい、そんな願いをこめて、今年の通信は「かかってこい!」と名付けた。


□ 今日4月13日は、西城秀樹の誕生日です(笑)
西城秀樹→知っていますか? YMCAの人です。
  さて、長坂がなぜ西城秀樹の誕生日まで知っているかというと、この4月13日は長坂の幼馴  
 染のA君(といってももう今日で49歳ということですが)の誕生日なのです。A君とは幼稚園 
 →小学校→中学校と一緒でした。高校で、彼は智弁学園の英数コース(当時)に行き、長坂は橋
 本高校に行ったので別々になりました。しかし、子供のころ覚えたことは忘れないものですね。
 彼の誕生日を当時覚えていて、その彼が「俺の誕生日は西城秀樹と一緒やねん!」と言っていた
ことを合わせて覚えているのです。これは「エピソード記憶」と呼ばれるものです。
単にA君の誕生日は4月13日と覚えていることは「意味記憶」と言います。ただし、これは覚
えようとしなくては覚えられません。意味記憶の提唱者はキリアンという心理学者だそうです。
  エピソード記憶は、インパクトのある体験と相まって忘れない記憶です。覚えおこうと思わな
 くても自然と覚えているのです。このエピソード記憶の提唱者はタルヴィングという心理学者だ
そうです。
  長坂の場合は「幼馴染の誕生日」と「西城秀樹」がエピソードとなってもう40年以上経って 
 も覚えているということです。おそらく死ぬまで、4月13日が来れば、「ああ、今日はA君の
誕生日やなぁ。そして、西城秀樹の誕生日や・・」と思い出すのでしょう。
□ 意味記憶は使わないと忘れるのですが、エピソード記憶はいつまでも覚えていられます。逆に
言うと、暗記のコツはエピソード記憶にしてしまうということです。歴史のゴロ合わせはそれに当たります。
自分のことで恐縮ですが、「マイノリティー」と「マジョリティー」の区別がどうもややこしか
った時期があります。マイノリティーは少数派、マジョリティーは多数派(大衆派)ですが、どち
らがどちらだったかがいつもこんがらがっていました。
ある時に、次のようにエピソード記憶に作ってしまいました。
 「ながさか のりひさ」は変わっている(少数派)だから、マイノリティーが少数派だと。そう
することで、反対のマジョリティーは反対の多数派だと自然と覚えられました。
 以上、余談が長くなりました・・・
□ 先日、シャイなMちゃん(1年生)と会話をしようとして、「高野山」というキーワードを使いました。長坂は先日、北海道富良野からのお客さん(少林寺拳法の先生)を高野山にご案内しました。そのときの写真を見せて次のような会話をしました。
 「Mちゃん、高野山よく行くやろ? ここ知っている?」
と言って、大門の壇上伽藍の写真を見せました。
「知ってる。」
と答えてくれました。次に、
「ここは見たことある?」
と奥の院の入り口の写真を見せました。
「見たことある。」
「じゃあ、ここは?」
「見たことない。」
それは、総本山金剛峯寺の写真でした。少しの時間でしたが、長坂には貴重な時間になりました。