発行日 2006年12月7日(木) 発行・文責 長坂 徳久
【社長&CEOに就任!】
次の名簿を全拳士に配布した。(ブログなので子どもたちの名前は控えます。)
①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
③・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
④・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下は、その後の長坂の指示、発問など。
★「自分の名前に丸をしなさい。」(これで誰かが漏れていないかの確認にもなる。) ★「これをみて、わかったこと、気づいたこと、思ったことをノートに箇条書きにしなさい。」(このことで、単なる班発表をひとつの授業にしてしまう。)
拳士の回答→「だいたいが、組演武のペアが上と下になっている。」「背の順になっている。」「最初に名前のある人は、高学年」など。
★「これは、班です。自分は何班ですか? さんはい。」
★「番号の次に書いてある人、一班ならMくん、二班ならYくんは班長です。班長は立ってごらんなさい。」
★「しかし、橋本西支部では、「班長」とは呼びません。「社長」と呼びます!」
★「では、班の名前を決めなさい。なんでもいいですよ。」(次のとおり決まった。)
①まっさふみーず ②ふとんがふっとんだーず ③ファイヤーマリオ ④シロクマファイターズ ⑤ファイターズ ⑥ドラゴンファイターズ ⑦ラッキーセブン ⑧おでんくんズ ⑨9はんドラゴンズ ⑩レッドブルース ⑪クインテット少林寺 ⑫ファイヤードラゴン
※ドラゴン、ドラゴンズは、支部の「フレッシュ・ドラゴン」の影響かなと思いましたが、ファイターズが多いことからも、野球の中日と日本ハムの影響でしょうか?(笑)
★「班で、コーディネーションをやってごらんなさい。社長が進めていきなさい。」 (長坂は社長のリーダーシップを観察し、各拳士の反応を見る。)
★「①② ③④ ⑤⑥・・となっていますね。どんな意味があると思いますか?」
★「①②でひとつの「チーム」になります。チームには組演武のペア同士が入っています。班でなにかをするときもあれば、チームでなにかをする場合もあります。チームでやる場合は、社長(リーダー)が2人いることになります。リーダーがたくさんいるとチームはまとまりません。だから、チームのリーダーは一人に決めます。社長同士でじゃんけんをしなさい。勝ったほうがリーダーです。このリーダーを、「CEO」と呼びます。「経営最高責任者」という意味があります。難しいことはいいから、とにかく「そのチームで一番偉い人」です!」
★「チームの名前は、CEOの名前をつけて次のように呼びます。」
(CEOとチームは次のとおり。)
・「チームしょうや」 ・「チームあかね」 ・「チームさやか」 ・「チームともき」 ・「チームきみたか」 ・「チームゆうき」
★「チームで基本を五分間やってごらんなさい。」(倍の人数に増えるので指導が一気に大変になる。)
★「では、最後に先生が笛を吹きます。一回吹いたら、班で集まります。二回吹いたらチームで集まります。」(これで、自分がどの班で、どのチームかを覚えさせる。低学年はなかなか覚えられないが、社長や高学年がメンバーを覚えているので、「おい、こっちやで」となり問題なし。)
子どもに少林寺拳法を教えるには、次の3つが必要です。
①自分が少林寺拳法をできること。
②少林寺拳法を教える技術を持っていること。
③子どもたちを統率できること。
①②は自分がやってきた方法(教えてもらってきた方法)を行えばできます。難しいのは③です。子どもを集団として統率すること(動かすこと)が難しいのです。中学生や高校生でもそれができません。(できなくて当然ですが。おとなでも難しいですから。)しかし、そこをうまくできるようになると、指導は一気に楽になります。
目安は、すばり「だまって話を聞かせることができるかどうか!」です。これさえできる力があれば指導は超簡単。(でも、大声を上げたり、怒鳴ってそれをしたら、指導者としては下の下ですよ。)
さて、指導は難しいからといって、指導の経験をつませないといつまでもできません。少林寺拳法の目的は「人づくり」です。その「人」とは、ずばり「リーダー」を指します。つまり「社会のリーダーをつくる」ことこそが少林寺拳法の目的なのです。そのためには、まず子どもたちには、クラスやクラブでリーダーシップをとっていく子になってもらいたいのです。 しかし、子どもたちが一度に10人以上を統率することはできません。この班のように、4人ぐらいなら、子どもでもなんとかなります。その段階でまずは慣らせるのです。つまり、班編成は、子どもたちをリーダーに育てるためのひとつの指導方法です。
そのためには、同じ学年でまとめないで、ばらつかせています。そのことで、手のかかる拳士は、各班にひとりの一番学年の小さい拳士ぐらいになります。また、「この社長は、お兄ちゃんなので小さい子の扱いには慣れているから」とか、「この子とこの子をくっつけたらダメだ」とか、逆に「この子はやんちゃなので、わざとこの班にいれて、その社長が力をつけられるようにさせよう」などなど、微に入り、細を穿つように班やチームも決めています。
ちなみに、M指導員によると、今の3年生よりも、1、2年生の方がよく話を聞いたり、ちゃんと稽古するということです。(Mが指導の場合ということです。)
まあ、長坂から見ても、今のうちの3年を統率する力があれば、全国どこへいっても指導者としてやっていけるでしょうね。女の指導者(高校生たち)は、結構終わってからや家で悩んだり泣いたりしているようです(汗)・・長坂は個人的には、あのやんちゃぶりは好きですけどね。(笑)