ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

育夢学園通信 Power No.36

2007年01月11日 23時45分33秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年6月7日(水)   発行・文責 長坂 徳久

【そこに“夢”はあるのかい?!】  

 「ひとつ屋根の下」というドラマがありました。その中で、江口洋介扮する主人公の口癖が「そこに、愛はあるのかい?」でした。覚えていますか? 

   私は、子どもたちとプライベートで話をするときでも、子どもたちが少し困るような質問をすることがあります。しかも、次から次に質問していきます。それは、その子を分かろうとするためです。そして、考えさせていくようにすることで、その子の深い部分が見えます。また、自分の考えを整理させることでその子の思考も深まります。先日も、こんな場面がありました。

(少林寺拳法・中一男の子との会話)

『どこの高校にいくん? 橋高か? もっといいとこいくんか?』

「まだわからないけど、できればいいところへ行きたい。」

『いい高校に行ったら、どんないいことがあるん?』

「うーん。いい大学にいける・・」

『ふーん。じゃあ、いい大学に入ったらどんないいことがあるん?』

「(しばらく考えて)就職かな・・」

『いいところへ就職としたらどんないいことがあるん?』

   ここで、この子は詰まってしまいました。でも、すごく一生懸命に考えていました。それで、質問を変えました。

『じゃあ、おとなになったらどんな仕事がしたいの?』

「建築家になりたい。」

『なるほど、それはいいことやな! そのために、そんな大学に行けばいいね。』

この子の先には「夢」があります。素晴らしいです。それだけで、その子は「がんばり続ける」というモチベーションをもてることができるでしょう。

 (少林寺拳法・小6男の子との会話)

『勉強スキか?』

「大嫌い。」

『そうか・・じゃあ、なんで勉強するん?』

「うーん、まあ、いい仕事をして、お金をいっぱいもらう。」

『お金がいっぱいあったら、どんないいことがあるん?』

「(しばらく考えて)仕事のとき以外でいろいろなことをして、自由に使うことができる。」

『なるほど。』  

この6年の男の子は「夢」があるかどうかということよりも、「考える」(感じる)力があります。最後の回答はなかなか言えないことだと思います。実践力のある考え方です。さすが、商人の息子!(あっ、誰がばれますね・・笑)

  子どもたちには、勉強をする、スポーツをするという先には「夢」をもってもらいたい。どんな些細なことでもいい、また、叶わぬ夢でもいい。行き着く先に「夢」をもたないとだめだというのが長坂の持論。つまり、「わけもわからなくやっている。」「なんとなくやっている」では時間の無駄遣いです。

  ですから、まずおとなは、子どもたちに「なんのためにこれをやるのか?」ということも説明してあげることが必要です。(趣意説明)  

  そして、子どもたちには「それをやって自分はどうなりたいのか?」という「夢」(未来の展望・希望)を持たせてあげることが必要ではないでしょうか。

 「おい、君。今やっていること、そこに“夢”はあるのかい? 

 自分の未来に“希望”をもっているかい?!」


少林寺拳法橋本西支部 道場通信 ドリーム No.573

2007年01月10日 00時15分51秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年12月7日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【社長&CEOに就任!】

次の名簿を全拳士に配布した。(ブログなので子どもたちの名前は控えます。)

①・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

②・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

③・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

④・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

⑤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⑥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

⑦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⑧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

⑨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⑩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

⑪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⑫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以下は、その後の長坂の指示、発問など。

★「自分の名前に丸をしなさい。」(これで誰かが漏れていないかの確認にもなる。) ★「これをみて、わかったこと、気づいたこと、思ったことをノートに箇条書きにしなさい。」(このことで、単なる班発表をひとつの授業にしてしまう。)

拳士の回答→「だいたいが、組演武のペアが上と下になっている。」「背の順になっている。」「最初に名前のある人は、高学年」など。

★「これは、班です。自分は何班ですか? さんはい。」

★「番号の次に書いてある人、一班ならMくん、二班ならYくんは班長です。班長は立ってごらんなさい。」

★「しかし、橋本西支部では、「班長」とは呼びません。「社長」と呼びます!」

★「では、班の名前を決めなさい。なんでもいいですよ。」(次のとおり決まった。)

 ①まっさふみーず ②ふとんがふっとんだーず ③ファイヤーマリオ ④シロクマファイターズ ⑤ファイターズ ⑥ドラゴンファイターズ ⑦ラッキーセブン ⑧おでんくんズ ⑨9はんドラゴンズ ⑩レッドブルース ⑪クインテット少林寺 ⑫ファイヤードラゴン

※ドラゴン、ドラゴンズは、支部の「フレッシュ・ドラゴン」の影響かなと思いましたが、ファイターズが多いことからも、野球の中日と日本ハムの影響でしょうか?(笑)

★「班で、コーディネーションをやってごらんなさい。社長が進めていきなさい。」 (長坂は社長のリーダーシップを観察し、各拳士の反応を見る。)

★「①② ③④ ⑤⑥・・となっていますね。どんな意味があると思いますか?」

★「①②でひとつの「チーム」になります。チームには組演武のペア同士が入っています。班でなにかをするときもあれば、チームでなにかをする場合もあります。チームでやる場合は、社長(リーダー)が2人いることになります。リーダーがたくさんいるとチームはまとまりません。だから、チームのリーダーは一人に決めます。社長同士でじゃんけんをしなさい。勝ったほうがリーダーです。このリーダーを、「CEO」と呼びます。「経営最高責任者」という意味があります。難しいことはいいから、とにかく「そのチームで一番偉い人」です!」

★「チームの名前は、CEOの名前をつけて次のように呼びます。」

(CEOとチームは次のとおり。)

 ・「チームしょうや」  ・「チームあかね」  ・「チームさやか」 ・「チームともき」   ・「チームきみたか」 ・「チームゆうき」

★「チームで基本を五分間やってごらんなさい。」(倍の人数に増えるので指導が一気に大変になる。)

★「では、最後に先生が笛を吹きます。一回吹いたら、班で集まります。二回吹いたらチームで集まります。」(これで、自分がどの班で、どのチームかを覚えさせる。低学年はなかなか覚えられないが、社長や高学年がメンバーを覚えているので、「おい、こっちやで」となり問題なし。)

 子どもに少林寺拳法を教えるには、次の3つが必要です。

①自分が少林寺拳法をできること。

②少林寺拳法を教える技術を持っていること。

③子どもたちを統率できること。

 ①②は自分がやってきた方法(教えてもらってきた方法)を行えばできます。難しいのは③です。子どもを集団として統率すること(動かすこと)が難しいのです。中学生や高校生でもそれができません。(できなくて当然ですが。おとなでも難しいですから。)しかし、そこをうまくできるようになると、指導は一気に楽になります。

 目安は、すばり「だまって話を聞かせることができるかどうか!」です。これさえできる力があれば指導は超簡単。(でも、大声を上げたり、怒鳴ってそれをしたら、指導者としては下の下ですよ。)  

 さて、指導は難しいからといって、指導の経験をつませないといつまでもできません。少林寺拳法の目的は「人づくり」です。その「人」とは、ずばり「リーダー」を指します。つまり「社会のリーダーをつくる」ことこそが少林寺拳法の目的なのです。そのためには、まず子どもたちには、クラスやクラブでリーダーシップをとっていく子になってもらいたいのです。 しかし、子どもたちが一度に10人以上を統率することはできません。この班のように、4人ぐらいなら、子どもでもなんとかなります。その段階でまずは慣らせるのです。つまり、班編成は、子どもたちをリーダーに育てるためのひとつの指導方法です。 

 そのためには、同じ学年でまとめないで、ばらつかせています。そのことで、手のかかる拳士は、各班にひとりの一番学年の小さい拳士ぐらいになります。また、「この社長は、お兄ちゃんなので小さい子の扱いには慣れているから」とか、「この子とこの子をくっつけたらダメだ」とか、逆に「この子はやんちゃなので、わざとこの班にいれて、その社長が力をつけられるようにさせよう」などなど、微に入り、細を穿つように班やチームも決めています。  

 ちなみに、M指導員によると、今の3年生よりも、1、2年生の方がよく話を聞いたり、ちゃんと稽古するということです。(Mが指導の場合ということです。) 

 まあ、長坂から見ても、今のうちの3年を統率する力があれば、全国どこへいっても指導者としてやっていけるでしょうね。女の指導者(高校生たち)は、結構終わってからや家で悩んだり泣いたりしているようです(汗)・・長坂は個人的には、あのやんちゃぶりは好きですけどね。(笑)


少林寺拳法橋本西支部 道場通信 ドリーム No.572

2007年01月10日 00時00分59秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年11月16日(木)   発行・文責 長坂 徳久

 【ふれあい合宿2006②】

 初日夜の学科は次。

①少林寺拳法カルタ

②ブレスト&KJ法を活用した「支部でこんなことをしたい!」。

 ブレストとは「ブレーン・ストーミングの略」、KJ法は「川喜田二郎法」。それぞれの詳しい説明は割愛します。このブレスト&KJ法で、班ごとに意見を出しました。その結果が次のとおりです。

「支部でこんなことをしたい!」

・支部全員で、橋本西専用の体育館をつくる  

・サスケ大会

・漢字テストバトル(学年別)  

・大食い大会

・支部全員全国大会に出場する  

・百人一首大会

・おやつ、ジュースパーティー  

・学年別乱捕大会

・山登り            

・世界一周旅行

・長坂先生の誕生パーティー   

・滝登り

・アルティメットの大会     

・支部全員vs長坂先生

・なわとび大会         

・ドッヂボール大会

・ドッヂビー大会        

・ドリーム会館で合宿

・クマと素手で戦う(長坂先生が!) 

・キャンプ

・新聞みたいなのを作る  

・ドラマ(映画)をつくる。

・アニメ製作   

・支部全体でふれあい大会

・遠足(中高生&幼年部、小1、小2限定) 場所 動物園

・中学生以上の合宿   

・クジラを探すと100万円

・テニスコートを買う

・ボクシング、プロレス、レスリングをする


少林寺拳法橋本西支部 道場通信 ドリーム No.570

2007年01月09日 23時47分33秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年10月14日(土)   発行・文責 長坂 徳久

 【2006年全国大会in北海道】

2006年10月8日(日)  

北海道札幌市 

北海道立体育館「きたえーる」出場拳士 

約2322人   

観  客 約5000人

【橋本西支部出場者①】

『女子マスターズの部(発表の部)』

林弘美・辻陽左子

※全国より都道府県予選を勝ち上がった32組が出場  

得点230点(平均76点)

『女子初段の部(競技の部)』

川崎真名美・安福梓・林美伽

第4位(優良賞)得点249点(平均83点)

※全国より都道府県予選を勝ち上がった49組が出場、本選へ12組が進出

(女子初段の部結果) 最優秀 千葉県・志学館高校 優秀賞 神奈川県・桐蔭高校  優秀賞 大阪府・大阪大学優良賞 和歌山県・橋本西支部 優良賞 埼玉県・狭山青陵高校 優良賞 大阪府・豊中支部

※この部門はいつも圧倒的に高校、大学が強いです。稽古量が違います。そんな中橋本西支部は地域支部としてとても健闘でした。ちなみに、阪大には負けましが、東大には勝ちました!

 以下は、今年も少林寺拳法日本一(一般五段以上の部で最優秀)に輝いた、福山南支部・中込敏行先生からのメールです。(今回のうちの入賞は福山南のおかげでもあります。)

  長坂先生へ 

 おはようございます。全国大会,女子初段の部4位入賞おめでとうございます。本当に我が支部のことのように嬉しいです。 全国大会まで1ヶ月を切った中で演武構成を全部かえるといった大胆な作戦を立てられ,見事賞をゲットするあたり,「さすが長坂先生!」と思いました。 

 ウチの支部も4種目優勝,1種目3位入賞という結果でしたが,これは過去の話と今はなりました。もうすでに,来年への挑戦はみな横一直線で開始されたと思っています。努力したことに対して,みんなで喜びあうことは大変有意義であり,大切なことだと思います。けれど,広島を出発するとき,「みんなで優勝を勝ち取ろう」という目標は達成できませんでした。この目標を叶えるためには次なる一歩を歩き出さないといけないと思っているところであり,現在,07年の県大会に向けた人選と演武構成に取り掛かっているところであります。(もちろん他の拳士は今のところオフにさせていますよ!笑) 

 これは,長坂先生が教えてくださったことなのです。指導者は周りより一歩先を歩いていかなければならないこと。本当に今の自分が大切にしていることです。ありがとうございます。 ボクは,ただ演武ができるだけの拳士で収まりたくないです。兄のように慕う(すいません,勝手にボクが思っています)長坂先生のような人を育てられる指導者になりたいです。 今回の遠征では数々のドラマがありました。大会の最中もそうですし,観客席での中学生の応援やボクたちが演武が終了したあと,拳士全員が退場ゲートで出迎えてくれました。 本当に嬉しくてすぐに泣きました。 

 また,観光時には中学生たちが指導してもらった先生にへと,思いがたくさん入った色紙をくれました。自分の優勝も嬉しいですが,彼らが人を想う気持ちをもち,一歩ずつ大人へと成長している姿に本当に嬉しさを感じた次第です。 

 これは,橋本西支部,いや長坂先生との出会いの中から生まれた福山南の光景だと思います。これからも橋本西支部と福山南支部の末永いお付き合いをさせていただきたく思っています。 来年は,橋本西支部と福山南支部の全員で合同写真をとりましょうね! 最高の仲間たちに感謝!                              

福山南支部 中込敏行


少林寺拳法橋本西支部 道場通信 ドリーム No.569

2007年01月09日 22時42分17秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年9月28日(木)③   発行・文責 長坂 徳久

【第3回ドリーム祭 福山南支部感想編③】   

 続いて、「ミスター・オゲレツ」からです。

橋本西支部のみなさまへ  

 先日はドリーム祭にお招き頂いてありがとうございました。橋本西支部の皆さんと関係者の方々には少ない時間でしたが暖かく接して頂きまた、お手紙まで頂いて感謝の一言に尽きます。橋本西支部に行かせて頂いて多くのものを見て学んで驚きました。ドリーム祭の内容の充実さにも驚きましたが、なにより支部のみんなが元気いっぱいでイキイキとしているのに驚き感動しました。

 もちろん子供たちが一生懸命だから輝いているのですが、やはり長坂先生を筆頭とした指導陣の努力の成果だと思います。それを感じて自分も努力し精進しなければなと改めて思いました。

 話は変わりますが先日の子供たちのお手紙の中に「ミスターオゲレツ面白かったです。どうすればあんなふうになれますか?」といった内容のお手紙があったとききました。ウケなかったらどうしよう・・・って結構不安だっただけに「おもしろい」と言われてうれしいのですが、いろいろと間違った方向に進んでしまうので決してあんな風になってはいけません。長坂先生を目指して頑張ってください。二日間、橋本西支部で学んだことは決して忘れず福山で生かしていきます。本当に遠征した甲斐がありました。どうかこれからもよろしくお願いします。つたない文章で申し訳ありません、それでは失礼します。

2006年9月16日 ミスターオゲレツこと K  

 最後に、「M拳士」からです。

長坂徳久様

拝啓 初秋の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。先日はドリーム祭に招待いただき本当にありがとうございました。

事務所に着いた時、橋本西支部の拳士達が出迎えてくれ、荷物を運んでくださったことに感心しました。橋本西支部の拳士のような気配りができる人がたくさんいる道院を福山南支部も見習っていかなくてはならないと思いました。また、お寿司やまぐろの兜焼き等の豪華な食事をいただき、とても感激しました。特にまぐろの兜焼きは初めて見たので驚きました。とても美味しかったです。

ドリーム祭の演武披露では、明るく楽しそうに演武をする橋本西支部の元気な少年拳士の姿を見て私達も元気をもらえました。橋本西支部の拳士達にもらった元気を力に変えて福山南支部での少年拳士の指導や自分の練習に活かしていきます。今まで福山南支部という限られた環境の中でしか練習する機会がありませんでしたが、ドリーム祭に招待していただき自分の中で、少林寺拳法に対しての視野が広がりました。中でも、百人一首、四字熟語、難語などを一般拳士だけでなく少年拳士も間違えず発表していました。あの時、本当に衝撃を受けました。あんなに幼い拳士でも教え方次第で、できないと思えるようなことでもできるようになるのだと実感しました。

長坂先生の指導理論を参考にさせていただき、自分の少年拳士への指導方法をいま一度見つめ直していく必要があると痛感しました。今回、招待していただき多くのことを経験して自分自身の指導課題を見つけることができました。これからの自分自身の成長、福山南支部の発展に役立てていきます。長坂先生もぜひ、福山南支部にお越しください。お待ちしています。皆様の御活躍を期待しています。本当にありがとうございました。

敬具

2006年9月15日 M  

以上です。昨日、中込先生より、これらのお手紙がフロッピーに入ってで送られてきました。内容も様々ですが、個人的には、手紙の書き方もそれぞれ性格も出ていて興味深いです。(笑)  拳士、保護者の皆様へ。あらためまして、福山南、木津、葛城東へのお礼状の送付ありがとうございました。そのことから、このような立派なお手紙をいただいたことと思っています。


少林寺拳法橋本西支部 道場通信 ドリーム No.568

2007年01月09日 22時35分46秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年9月28日(木)②   発行・文責 長坂 徳久

【第3回ドリーム祭 福山南支部感想編②】   

 福山南支部より、先日のドリーム祭の感想(みなさんへの手紙)が送られてきました。掲載します。次は、「A指導員」からです。

 橋本西支部支部長 長坂 徳久 様

  先日は橋本西支部第3回ドリーム祭にお招きいただきありがとうございました。二日間という短い時間のなかで、充実した時間を過ごすことができました。本当にお世話になりました。 橋本西支部の拳士皆さんの目の輝きや姿勢を見させていただいて、純粋な心を育てることの大切さを感じました。そして、拳士を支えられている保護者の方々、指導されている先生方、拳士の皆さんの一体感を肌で感じることができました。私が好きな言葉、そして目標にしていることが「一体感」です。それが橋本西支部にはありました。やはり自分の目標とすべき、素晴らしい支部だと感じました。私が指導者になり、長坂先生にお会いして話を聞くまで、どちらかというと技術面に偏った指導をしてきて、心の育成をおろそかになっていました。指導の偏りが少年拳士たちの心と身体のバランスを崩していたのかと気付かせていただきました。現在、道場では休憩中や級別練習などで、できるだけ拳士全員と話すことや短時間の法話、ミニゲームを取り入れるなど、いろいろと試しながらではありますが、人を思いやる気持ちを持ってもらおうと思いながら指導に取り組んでいます。橋本西支部の皆さんとお会いして何かエールをいただいたような気がします。この度の貴重な体験で、改めて指導することの面白さを感じることができました。まだまだ、たくさん学びたいことがありますので、また橋本西支部へお邪魔したいと思います。本当にありがとうございました。 2006年9月20日  福山南支部 A  

 続いて、「Ⅰ指導員」からです。 橋本西支部第3回ドリーム祭に参加させて頂きありがとうございます。ドリーム祭での経験は,私の少林寺拳法人生の中でもすばらしい経験に追加されたところです。今思い出してもあの時の出来事や思いが鮮明によみがえります。あの2日間はとても衝撃的で忘れることはできません。 

 1日目,長い道のりで無事ドリーム会館に着いてホッとしたのも束の間,中・高校生の拳士が出迎えてくれて,車を降りた瞬間みんなの合掌礼に嬉しさと驚きとで鳥肌がたちました。あのお出迎えはとても感動しました。(まだ2日間始まったばかりだったのに・・・)さっそく披露演武の練習にとりかかりましたが初めの30分はドリーム会館を隅々まで見学させて頂きました。目に映るものすべてが新鮮で,恥ずかしながら真っ先にバランスボールなどに食い付いていました。そして練習後,勝一さんで鍋をいただき,とてもおいしかったです。あとマグロの頭にはビビリました。 

 ドリーム祭当日の朝,300人くらい集まると聞いていたので,演武の不安もあり,かなり緊張していました。そんな緊張感の中体育館に足を運ぶと,少年拳士たちや保護者の盛大な歓迎がまっていて感激で張りつめていたものも一気に開放されました。席につきドリーム祭第一部が開催されると,少年拳士らによる元気の良い演武と,一般拳士による気迫あふれる演武が次々に披露され,みなさんが一生懸命演武をする姿に私もエネルギーをもらった気がします。アトラクションではただただ‘すごい’の一言,口を丸くして見ていました。また,少年拳士らの返事は‘はいっ’と聞いていて気持ちの良い大きい声で,行動も素早く,感心する次第でした。南の子どもたちにもみしてやりたいくらいです。大きい返事が出るまでこちらも大きい声で2回目3回目と声を大きくしていくやり方や,‘隣の人より大きい声で’‘一番後ろの人に聞こえる大きさで’というのは帰って早速つかわしてもらっています。とても効果的です。 

 第二部のパネルディスカッションではとても楽しませて頂きました。(正直パネラーはとてもとてもという感じでしたが・・・)特に長坂先生と土橋先生の甘~ぃ,いや熱ぃ関係のトークには笑わせてもらいました。でも,お二人が月と太陽のような存在であるからこそ,歯車ががっちりかみ合い,橋本西支部の輝きの源になっているのだなと感じました。でもその点に関しては,うちの副支部長(敏くん)と助士(A木くん)も負けてませんから(笑) 橋本での2日間,私にとってすべてが感激と感動の連続で,あっという間に過ぎていきました。1日にして橋本西のみなさんが好きになり,少林寺拳法が一段と好きになりました。私はこれからまだまだ少林寺拳法を好きになります。橋本西のみなさんに,負けないくらいに・・・  橋本西支部第3回ドリーム祭,すばらしかったです。本当にありがとうございました。

2006年9月12日  福山南支部 副将 Ⅰ 


少林寺拳法橋本西支部 道場通信 ドリーム No.567

2007年01月09日 22時08分00秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

発行日 2006年9月28日(木)   発行・文責 長坂 徳久

 【第3回ドリーム祭 福山南支部感想編①】   

 福山南支部より、先日のドリーム祭の感想(みなさんへの手紙)が送られてきました。掲載します。 まずは、中込先生の分です。   

2006年9月15日

少林寺拳法橋本西支部支部長

市立福山中・高等学校少林寺拳法部特別顧問

長 坂  徳 久 先生  

 2006年9月2~3日の2日間,橋本西支部平成18年度少年武道優良団体受賞記念第3回ドリーム祭に派遣講師として呼んで頂き,誠にありがとうございました。  また,今回の派遣に際して,私以外に当支部4名の拳士もお邪魔いたしまして,お気を使わせてしまったこと大変心苦しく思っております。 

 手前勝手なことを申しあげますと,今回の派遣により当方4名の拳士も普段感じることの出来ない多くの貴重な体験を通じて,派遣後の練習や指導に臨む態度に変化が見られるようになりました。 指導者とは,人を活かすことだけが本来の目的や使命ではなく,指導を通じて人に活かされていることを感じる(知る)ことが大切だと今更ながら感じた次第です。本当にありがとうございました。  

 今回,私が橋本西支部で大きく学んだポイントは3つありました。 

 1つめは,返事や素早い行動がみんな出来ること。一般拳士は勿論のこと,小さな白帯拳士たちも精一杯,大きな声で返事をしている姿がとても眩しく印象的でした。 当支部では,指導者間での指導意識にムラがあり,ある指導者の前では大きな声を出し,ある指導者の前では声を出さないといった躾の徹底が図れていない現状があります。 恥ずかしい話ですが事実ですし,また,少年拳士の年齢(小さいから出来ないだろう)を理由に指導者が指導という地道な営みを放棄したりする者までいます。(もちろん,そうでない拳士も多くいます) 私は常々,返事・あいさつ・行動の3つの基本要素を,拳技を教える前に徹底して拳士に身につけさせることを大切にしております。 本当に,心から返事をしている橋本西支部のすべての拳士には心打たれるものがありましたし,今一度,そのことを福山南でも大切にして教育していかなければならないと感じた次第であります。  

 2つめは,橋本西支部がもつ固い絆です。 初めて見た者でも一目瞭然,橋本西支部は子どもから大人まで非常に仲が良く,とてもいい雰囲気の支部でした。 またそれは,拳士間だけでなく,保護者の方々も含めた橋本西支部に関わるすべての人達から感じ取られる大きな一体感となって伝わって参りました。 

 今回,同じく派遣講師で来られていた青山展明先生(奈良県木津支部・道場長)も「前回来た時よりも,すべてにおいてグレードアップしている」というコメントからも良い環境が循環しているのが伺えました。 

 また,兄弟支部でもある葛城東支部(下村清隆支部長)小学生団体メンバーへの全国大会出場を心より応援し,エールや花束贈呈などを送るシーンは少林寺拳法で言う“半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを“を具現化しており心温まる空間でした。支部の枠を飛び越えて,お互いに高めあうという本物の絆を持つ支部。多分,このことは日本全国の支部を見渡しても橋本西支部より優れた支部を見つけることは困難だと個人的に思います。長坂先生が常々おっしゃられてた「長坂ファミリーも見て!」と言われてた言葉。本当に最高のファミリーでした。 勉強になりました。 ありがとうございました。

 3つめは,長坂徳久という人物です。やっぱり,長坂徳久という人物は本物でした。本当に,「人が好きなんだなぁ~」と感じさせるそのお人柄やすべてを包み込んでくれる大きな包容力。その端麗な容姿からは到底想像が付かないほどのアグレッシブさと高い理想を持つ少林寺拳法教育のスペシャリスト。 現在,指導者(布教者)として少林寺拳法界において若手No.1と言っても過言ではない人物だと思います。(注意:ヨイショじゃないですよ!)少林寺拳法教育によって,たくさんの人に笑顔と勇気を与えるその長坂徳久という人物の周りには,顧問の中西修先生(お話や手品など本当に楽しく,勉強になりました)や土橋副支部長をはじめ多くの優れた人材が育たれ長坂先生をサポートされておられます。それは,長坂徳久という一人の人物が持つ感化力をはじめとした人間力によるものが大きいと思います。勿論,仲間(弟子)の皆さんが一生懸命だからこそ,長坂先生も向上心をもって更に一歩上を歩いているのだと思います。(長坂先生もすごく負けず嫌いですから・・・笑)  

 橋本西支部が温かい空間に包まれているのは,紛れもなく長坂徳久という一人の教育者による妥協のない理想教育が根底にあるからだと思いました。 本当に,長坂先生は凄いです。  私もいつかは長坂先生のような指導者になりたい!と思っています。(注意:ホモじゃないですよ・・・笑)  

 今回,橋本西支部の皆様とご一緒できたことは私にとって大きな財産となりました。 “出来ないからやらせない”ではなく,”出来ないからこそやらせていく“という大切なことに気付かせてくれた橋本西支部。  

 ”一人ひとりが主役!“だと感じさせてくれた橋本西支部。悔しいですけど,現時点では福山南支部は到底及ばないほど支部力に差を感じたところです。でも,負けません! いつかは勝ちたい。 いい風を橋本西支部より感じることができて本当に幸せでしたし,貴重な勉強が出来た2日間でした。本当にありがとうございました。 心底よりお礼申し上げます。                                 

少林寺拳法福山南支部 副支部長

福山市立福山中・高等学校少林寺拳法部コーチ

中 込  敏 行  

PS.ナカゴミではなくナカコミが正解です!


修行初め

2007年01月06日 23時06分17秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
今日は、修行初め(稽古はじめ)でした。次の内容。
6時~7時(体育館)
①鎮魂行
②作務(雑巾がけを体育館10回)・・これがきつい。でも心が磨かれる!
③初稽古(元日に希望者は稽古してありますが、全員揃うのははじめて)
④夢箱・・自分の目標を「夢箱」へ入れます。保護者も入れました。そして、指導者たちと握手して挨拶。
⑤新年の挨拶&支部長法話・・年賀状をテーマにして法話しました。最後は、一休禅師の「道」を使って、「チャレンジすること」「信じること」を訴えました。
いま「信」がなくなってきています。多くの哀しい犯罪がそうです。身近な人が信じられない、信じようとしない。だから、「あるんでいる少林寺拳法を信じて進もう」「自分を信じよう」「周囲を信じよう」「信じられる自分になろう」。
道は半信半疑で歩いてはいけないのです。
⑥終了。

(7時~8時半)
ここからは、初春の集い(14日・鏡開きと新春法会)の集団演武の稽古。
四年生からおとなの拳士約40人で集団演武です。これがなかなかレベルが高いのです。
本当は、中学生以上でやれば、もっとレベルの高い、クオリティーの高い演武ができます。でも、あえて小学生も入れています。次のように説明しています。
「技術も夢も次の世代、後輩に受けついでいかなくてはならないから」

(8時半~10時・ドリーム会館・専有道場)
稽古と法話、そして、ミニディスカッション。
ディスカッションのテーマは「年賀状の是非」について。
多くの意見は「年賀状は出したほうがいい。特に目上の人や先生には」
という意見でした。
あとは、「正月」に関するうんちくを長坂が語ってしまいました。

明日は、朝から大阪の気功教室に参加です。早起きしないと!

今日もいろいろ

2007年01月05日 01時19分53秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
今日は、朝から事務をして、午後から少林寺拳法を指導している「児童養護施設 六地学園」の拳士たちと「お正月遊び」。これは毎年恒例としていて、もう12年間続けています。
お正月にも親元に帰省できない子どもたち・・少しで楽しくと毎年、ボーリングと食事、カラオケを行っています。
長坂は仕事のためボーリングにはいけず、土橋くんにお願いしました。途中で第二事務所へ行く前に立ち寄り、少しだけ見ていましたが・・。
案の定、狭い街なので、うちの拳士、生徒も数人家族でボーリングに来ていました。

少林寺拳法のある試験を受けるために、必死で作文を書きました。今日中に仕上げなくてはいけなかったので、がんばりました。まあまあ、いい仕上がりにはなりました。

中2のk・Y拳士が今日から膝の手術で入院しました。思っていたよりも症状が悪く、なんと全治二ヶ月以上はかかるとのこと。
うちのエースだけに支部も痛いが、本人と家族が一番大変なので、まずはゆつくり治してもらいます。
幸い、大会などはまだ先なので全く問題はありません。
日頃からがんばりやのY君なので、ベッドの上は退屈かもね。
明日病院に行ってきます。
そうそう、2月に二段の受験予定していたけど・・これはさすがに無理ですね。

では、今から帰ります。
最近は、「松本人志のすべらない話」のDVDを毎日見ています。
指導には、笑いのテクニックも必要だしね。