ここ最近は、新しい通信を発行することができず、このブログも過去の通信でお茶を濁しています。お許しください。
少林寺拳法 橋本西支部 道場通信
発行日 2005年10月13日(木) 発行・文責 長坂 徳久
【のりPの国際大会ブログ】
取り急ぎ、大きな出来事だけを大雑把に書いてみます。詳しくはまたゆっくりと。
《出発前日 10/7(金)》
・夜に長坂が発熱、嘔吐、頭痛を発症。いつも朝方にしか寝ないので、早く寝ようと、睡眠薬を二種類、多めに飲んだのがだめだったと思われる(泣)。
・土橋に状態をメール。最悪、大会には行けないかも・・と連絡。
《10/8(土)》
・出発日早朝、症状がまだ抜けず、土橋に事務所に来てもらい、書類などを全て渡し、引率を頼んだ。もともと土橋も行くようになっていたので助かった。また、土橋になら任せておけるのでこれまた幸い。そうでなければ這ってでも行かなくてはいけないところ。
・福井もあいにく雨だったようだが拳士たちは、「芝政ワールド」を堪能とのこと。
《大会初日 10/9(日)》
・長坂は翌日朝より電車で福井へ出発。なんと電車だと、大阪駅~福井の鯖江駅まではわずか1時間30分程度。途中で、京都から「ヤ○ザ」らしき一行が乗り込んできた。 長坂の前のほうに座る。マナーも悪くないし、特に害はなかった。聞こえてくる会話から、その筋だと判断できただけ。
・会場(サンドーム福井)着。乾-田中組の国内一次予選。惜しくも二次予選進出はならず。しかし、よくがんばった。演武もよかった。
・長坂のもとへ「長坂先生、サインしてください!」と言ってやってきた拳士(岐阜県)がいた。子どもたちはびっくりしていた。和歌山県連理事長のU先生と話中だったこともあり、「サインは後にしてくれる?」と子どもたちの前でかっこをつけてみた。
・宿舎着。ミーティング。乾―田中組への慰労と明日の連絡。大会中は会場で居眠りをしたり、他のこと(本を読んだり、音楽を聴いたり)をしないことを指導。それが全国大会、国際大会に出場する礼儀だ。また、長坂には知り合いが多く、挨拶を交わす方々が多いため、「先生が挨拶をしたら、みんなも挨拶をするんだよ」と指示。最後に、翌日の朝食が6時。出発が6時半のため、消灯を午後8時半と通告。(ブーイングの嵐!)
・小学団体は、長坂の部屋で最後の稽古(イメージとトランク体操)。少しお疲れか・・・夕食。個性的な仲居さんが担当。名前は「まゆみさん」と判明。長坂推定66歳。
・夕食の途中で、女の子が1人急に泣き出す。長坂は食事を中断、部屋につれていき、なだめながら事情を聞く。なかなか泣きやまなかったが、ゆっくり応対。他の子とのトラブル(結局は泣いた子の誤解だったが・・)と判明。その子からも話を聞いたり、二人で話をさせたりと、約一時間。気持ちよく大会を終えたいので長坂も慎重かつ念入りにきちんと対応。
・そのため、長坂の食事を部屋に運んでもらうことにした。「失礼します」の声。ドアを開けると、まゆみさんだった。長坂の顔を見るなり、怒ったような顔をして、「もう、忙しいのに・・勘弁してほしいわ・・」とぶつぶつ言っていた。長坂のまゆみ評は12点に。
・このトラブルも無事に解決。このため、女子の消灯を九時半に延長。同時に平等を期ため、男子も九時半に延長。男子に告げると歓声! これが「漁夫の利」なのか・・。
・長坂、土橋は、入浴ののち仕事や少林寺拳法の諸々の打ち合わせを行い、二時ごろ就寝。 消灯はするが、拳士にはうるさくあまり言わないのが長坂流。子どもたちからは「なぞなぞ出して!」の要望。一問だけ出す。「ロングヘアーのゆうや君、坊主頭のひとし君。なかなかトイレから出てこないのはどっち?」
《大会二日目 10/10(月)》
・五時半起床。6時半に出発。長坂はまだ体調が完全でないため、朝食は食べず、コンビニで買っておいたゼリーだけを摂る。すると、ロビーで12点の「まゆみさん」に遭遇!「あなた、朝ご飯、食べてないんじゃないの?!」『体調が悪いし、急ぐので・・』「そんなこと言わないでせっかくだからお味噌汁だけでも飲んでいって!」と長坂の袖を引っ張って食事の部屋に連れて行かれた。仕方なく、長坂も二口ほど味噌汁だけを飲む。おそるべし、まゆみさん! しかし、人間味あるため長坂評は120点にアップ!
・7時半会場着。すぐにアップ。拳士たちの動きは悪くない。精神状態もいい感じだ。
・小学生団体競技開始。コート内(25チーム)中2位。主審の点数は、うちのほうがはるかに高かった。
・女子マスターズ競技開始。小学生ファイナリストの保護者の方たちもみんな一生懸命に応援してくれていた、うれしいことだ。
・国際大会オープニングセレモニーが始まる。素晴らしかった。が、会場は拳士の熱気で暑く、長坂はまた体調が崩れてきて、ロビーでしばらく涼む。(セレモニーの模様は後日)
・国際大会の部競技開始。大会直前にけがをしたと言っていた広島・福山南支部の中込兄弟が気になる。しかし、見事世界一に輝く!自分のことのようにうれしかった。
・電車や帰りの時間があるのか会場内は一気に拳士、観客が減った。橋本西支部の拳士も「まだ帰らないの?」「まだ着替えてはいけないの?」と。長坂は「大会は終わるまで参加するのが大会」と話。観客の保護者は別だが、拳士は、最後まで必ず残させるのが長坂の主義。大切なことだと思っている。また、主催者の立場にたてば、絶対に最後まで残るべきだ。
・最後は本当に素晴らしいフィナーレを拳士たちは体験できた。会場のライトがオフになり、拳士、観客が全員アリーナへ。配られていた蛍光トーチが光って美しい。それとともに、テーマソングの合唱、そのあと「世界で一つだけの花」の合唱と続く。最後に、天井からすごい数の風船が落下してきた。子どもたちはもちろん、おとなたちもみんなとてもいい笑顔になっていた。疲れも一気に吹っ飛んだ、大会の締めだった!
・閉会式では四年後の国際大会開催国は「インドネシア」と発表された。四年後ならそろそろ橋本西支部からも国際大会入賞拳士が出てきそうな予感。長坂も「夫婦の部」で出場か?!(笑)
・見事「男子四段以上の部」(最高峰部門)で世界一となった、中込兄弟と談笑。逆に中込兄より、去年に続き、年末の「広島・福山高校少林寺拳法部」合宿の講師依頼を受ける。今年のもう1人の講師は、森川さん(京都・元世界一)だと聞いて、ちょっと緊張。これで、少林寺拳法の世界一は、「森川兄弟」→「青山夫妻(当時、青山・上原組)」→「中込兄弟」となったわけだ。そんなすごい人たちと橋本西支部は縁が多いことは本当にうれしいことだ。「橋本西支部にも行かせてください」という中込兄弟の弁もありがたいことだ。なお、中込兄からの翌日のメールには、「昨日は応援ありがとうございました。しかし、もう昨日のことなので過去のことととらえ、今回感じた課題を克服すべくさらに精進します。」と。うーん、やはり、世界一はスケールが違う!
・予定を1時間超過して、大会は終了。帰り際、風船を男子2人が取り合いで軽くケンカ。1人が泣いて動かないが、時間がないので半ば強引にバスに連れて行った。
・6時に会場をバスで発つ。食事は積み込んであった弁当を各自バスの中で。
・3時半ごろ会場を出ていた畑中先生より「高速がめちゃくちゃ混んでいます」とメールが来ていたが、橋本西支部一行が帰るときには、一切渋滞には巻き込まれず、スイスイと四時間で橋本着。(これも日頃の行いだ?!)
・先に帰っていた保護者が出迎えてくれた。そして、きちんとお礼の挨拶をしてくれて気持ちよく大会引率を終えることができた。
・来年の全国大会は、北海道だ。