ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.534

2007年03月31日 23時16分53秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年11月24日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【愛のあるメッセージ】

 以前の続き。紀北大会パートナーへのメッセージです。発表済みかつメール送信者分

(光稀くん→侑司くんへ)
『ゆうじくんへ 大会の時に、いっしょにがんばってくれてありがとう』

(裕司くん→慶太くんへ)
『大会の時、いい成績じゃなかったけど、二人でがんばれてよかったです。ありがとう。』

(慶太くん→裕司くんへ)
『おしかったね、でもまた、一緒になったときは、もっと頑張ろうぜ!それにしても、○○君は、頑張っていたなぁ!本当にありがとうです』

(かおりちゃん→菜々ちゃんへ)
『ななちゃんへ ありがとう。ななちゃんが、がんばってくれたからやっと3位にはいれました。がんってきてよかったね。これからもいっしょにがんっていこうね。いいくみえんぶになったね。ありがとう。いろいろかおりがわすれたことも、おしえてくれてありがとう。ちょっとけんかしたかもしれないけどよかったね。またいっしょに、くみえんぶしたいね。』

(菜々ちゃん→かおりちゃんへ)
『かおりちゃんへ。かおりちゃん、組えんぶで3位になったのは、かおりちゃんのおかげだよ。かおりちゃんまたがんばろうね。ななは、かおりちゃんと組えんぶをまたしたいです。ありがとう。』

(雅文くん→廉くんへ)
『れんくんへ、きほく大会で一位にはなれなかったけど二位になれてよかったね。れんくんありがとう。』

(翔也くん→勇貴くんへ)
『ゆうきへ  紀北大会で、ぼくは1位をめざしていたけど、2位だった。でも、とてもうれしかった。一緒にがんばってくれてありがとう。』


ドリーム No.531

2007年03月30日 13時58分10秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

                               少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

               発行日 2005年11月17日(木)   発行・文責 長坂 徳久

                                     【いつも感謝を心にもって】

  なんやかんやで、一か月サボっていました・・さて、国際大会ファイナリストの感想の掲載予定でしたが、諸々に配慮してしばらくお待ちください。  

  紀北大会終了後稽古時に、次のように指示しています。

 『紀北大会も、終わりました。組演武ペアに「メッセージ」を書きましょう。全員に発表してもらいます。発表した人は、それをおうちの人から先生にメールしてもらってください。ドリームに載せます。メールしてもらえれば、先生は、貼り付けるだけでいけるから助かります。』  

  そして、法話の時間をつかって、メッセージを書かせ、月曜日からできた人からみんなの前で発表をはじめました。 

  次のような方法です。 

①発表する人は前にくる。 

②そのペアは起立して聞く。他の子達は座ったまま聞く。 

③発表。拍手。

  以下、メールをいただいた拳士分です。

 (侑司くん→光稀くん) 「みつきくんへ 4いになってくれてありがとう。ゆうじ」

 (陽菜ちゃん→夏帆ちゃん)「夏帆へ くみえんぶ一位でとてもうれしかったね。けんかもしたけど一位になれてうれしかったね。夏帆ありがとう。夏帆ちゃんまたいっしょに組えんぶできたらうれしいね。」

(夏帆ちゃん→陽菜ちゃん)「陽菜ちゃんへ  いろいろ教えてくれてありがとう。組えんぶ すごいいい結果だったね。ちょっとけんかもしたけど、よかったね。またいっぱい話そうね。これからもよろしく。夏帆より」

(宏汰君→正之君)「まさゆきくんへ 1いにならしてくれてありがとう。ちょっとまちがったところもあったけどがんばったね」

 (正之くん→宏汰くん)「こうたくんへ 一位になんてすごいね!ありがとう!」

 (正之くん→匠くん) 「たくみくんへ 初めて組んだのに2位をとれたなんてスゴイね! ありがとう」

(健太郎くん→蓮くん)「れんくんへ、4位になってよかったね。」

                                   

                                          【努力の10%の法則】

   お子さんに「努力しなさい」と言ったことのない人はいないかもしれません。では、どれぐらい努力すればいいの? おとなは努力しているの?長坂は「そのときの自分プラス10%だけ毎年努力」しようと心がげています。これは、TOSS代表の向山先生の著書から学びました。

 次のようになります。

 1年目 1×1.1=1.1(ほとんど変化はない。ここからしばらくは、1点台がずっとつづく。) 2年目 1.1×1.1=1.21。・・・・・7年目 1.76×1.1=1.93。8年目 1.93×1.1=2.12(しかし、地味な努力を毎年重ねていくと、ついに、7年~8年目には、元の実力の「2倍」になっている。ここから努力の成果は加速していくのです。) 9年目 2.12×1.1=2.33。10年目 2.33×1.1=2.56。 12年目 2.81×1.1=3.09(12年目でなんと3倍の実力) 20年目 5.96×1.1=6.55(なんと苦節20年目には、元の実力の6倍以上の実力者に) 25年目 10.54 。30年目 16.9(三十年目には、約17倍の成果が!) みなさんの周りの成功している人、すごいと思われている人たちは、みんなこのように地道に努力を積み重ねているのです。逆に、毎年毎年、適当に過ごす人は、実力は低下していきます。維持することすら実は難しいのです。この努力10%の法則で大切なことは、「努力は加速する」ということです。だから、成果がでないときに、「あきらめてはいけない」のです。

 次のメールを紹介します。「兄貴、今日は合格発表やって、合格してました。合格率は8%でした。苦節七年、150万くらい使ったけど、やり遂げることができました。ほっとした気持ちでいっぱいです。こんな僕でも難関の国家資格をとれました。和歌山県下の商工会議所では初めてです。育ててくれた兄貴のおかげです、感謝してます。」(愚弟が、七年かけて、社会保険労務士に合格したのです。)

 感謝と努力を続ける人には結果がついてくるのです。どちらかが欠けてもダメです。努力は報われるのです! でもあせってはいけない、結果が出ないときこそ大切です。


ドリーム No.530

2007年03月22日 23時45分46秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

 ここ最近は、新しい通信を発行することができず、このブログも過去の通信でお茶を濁しています。お許しください。

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年10月13日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【のりPの国際大会ブログ】

 取り急ぎ、大きな出来事だけを大雑把に書いてみます。詳しくはまたゆっくりと。

《出発前日 10/7(金)》

・夜に長坂が発熱、嘔吐、頭痛を発症。いつも朝方にしか寝ないので、早く寝ようと、睡眠薬を二種類、多めに飲んだのがだめだったと思われる(泣)。

・土橋に状態をメール。最悪、大会には行けないかも・・と連絡。

《10/8(土)》

・出発日早朝、症状がまだ抜けず、土橋に事務所に来てもらい、書類などを全て渡し、引率を頼んだ。もともと土橋も行くようになっていたので助かった。また、土橋になら任せておけるのでこれまた幸い。そうでなければ這ってでも行かなくてはいけないところ。

・福井もあいにく雨だったようだが拳士たちは、「芝政ワールド」を堪能とのこと。

 《大会初日 10/9(日)》

・長坂は翌日朝より電車で福井へ出発。なんと電車だと、大阪駅~福井の鯖江駅まではわずか1時間30分程度。途中で、京都から「ヤ○ザ」らしき一行が乗り込んできた。 長坂の前のほうに座る。マナーも悪くないし、特に害はなかった。聞こえてくる会話から、その筋だと判断できただけ。

・会場(サンドーム福井)着。乾-田中組の国内一次予選。惜しくも二次予選進出はならず。しかし、よくがんばった。演武もよかった。

・長坂のもとへ「長坂先生、サインしてください!」と言ってやってきた拳士(岐阜県)がいた。子どもたちはびっくりしていた。和歌山県連理事長のU先生と話中だったこともあり、「サインは後にしてくれる?」と子どもたちの前でかっこをつけてみた。

・宿舎着。ミーティング。乾―田中組への慰労と明日の連絡。大会中は会場で居眠りをしたり、他のこと(本を読んだり、音楽を聴いたり)をしないことを指導。それが全国大会、国際大会に出場する礼儀だ。また、長坂には知り合いが多く、挨拶を交わす方々が多いため、「先生が挨拶をしたら、みんなも挨拶をするんだよ」と指示。最後に、翌日の朝食が6時。出発が6時半のため、消灯を午後8時半と通告。(ブーイングの嵐!)

・小学団体は、長坂の部屋で最後の稽古(イメージとトランク体操)。少しお疲れか・・・夕食。個性的な仲居さんが担当。名前は「まゆみさん」と判明。長坂推定66歳。

・夕食の途中で、女の子が1人急に泣き出す。長坂は食事を中断、部屋につれていき、なだめながら事情を聞く。なかなか泣きやまなかったが、ゆっくり応対。他の子とのトラブル(結局は泣いた子の誤解だったが・・)と判明。その子からも話を聞いたり、二人で話をさせたりと、約一時間。気持ちよく大会を終えたいので長坂も慎重かつ念入りにきちんと対応。

・そのため、長坂の食事を部屋に運んでもらうことにした。「失礼します」の声。ドアを開けると、まゆみさんだった。長坂の顔を見るなり、怒ったような顔をして、「もう、忙しいのに・・勘弁してほしいわ・・」とぶつぶつ言っていた。長坂のまゆみ評は12点に。

・このトラブルも無事に解決。このため、女子の消灯を九時半に延長。同時に平等を期ため、男子も九時半に延長。男子に告げると歓声! これが「漁夫の利」なのか・・。

・長坂、土橋は、入浴ののち仕事や少林寺拳法の諸々の打ち合わせを行い、二時ごろ就寝。 消灯はするが、拳士にはうるさくあまり言わないのが長坂流。子どもたちからは「なぞなぞ出して!」の要望。一問だけ出す。「ロングヘアーのゆうや君、坊主頭のひとし君。なかなかトイレから出てこないのはどっち?」

《大会二日目 10/10(月)》

・五時半起床。6時半に出発。長坂はまだ体調が完全でないため、朝食は食べず、コンビニで買っておいたゼリーだけを摂る。すると、ロビーで12点の「まゆみさん」に遭遇!「あなた、朝ご飯、食べてないんじゃないの?!」『体調が悪いし、急ぐので・・』「そんなこと言わないでせっかくだからお味噌汁だけでも飲んでいって!」と長坂の袖を引っ張って食事の部屋に連れて行かれた。仕方なく、長坂も二口ほど味噌汁だけを飲む。おそるべし、まゆみさん! しかし、人間味あるため長坂評は120点にアップ!

・7時半会場着。すぐにアップ。拳士たちの動きは悪くない。精神状態もいい感じだ。

・小学生団体競技開始。コート内(25チーム)中2位。主審の点数は、うちのほうがはるかに高かった。

・女子マスターズ競技開始。小学生ファイナリストの保護者の方たちもみんな一生懸命に応援してくれていた、うれしいことだ。

・国際大会オープニングセレモニーが始まる。素晴らしかった。が、会場は拳士の熱気で暑く、長坂はまた体調が崩れてきて、ロビーでしばらく涼む。(セレモニーの模様は後日)

・国際大会の部競技開始。大会直前にけがをしたと言っていた広島・福山南支部の中込兄弟が気になる。しかし、見事世界一に輝く!自分のことのようにうれしかった。

・電車や帰りの時間があるのか会場内は一気に拳士、観客が減った。橋本西支部の拳士も「まだ帰らないの?」「まだ着替えてはいけないの?」と。長坂は「大会は終わるまで参加するのが大会」と話。観客の保護者は別だが、拳士は、最後まで必ず残させるのが長坂の主義。大切なことだと思っている。また、主催者の立場にたてば、絶対に最後まで残るべきだ。

・最後は本当に素晴らしいフィナーレを拳士たちは体験できた。会場のライトがオフになり、拳士、観客が全員アリーナへ。配られていた蛍光トーチが光って美しい。それとともに、テーマソングの合唱、そのあと「世界で一つだけの花」の合唱と続く。最後に、天井からすごい数の風船が落下してきた。子どもたちはもちろん、おとなたちもみんなとてもいい笑顔になっていた。疲れも一気に吹っ飛んだ、大会の締めだった!

・閉会式では四年後の国際大会開催国は「インドネシア」と発表された。四年後ならそろそろ橋本西支部からも国際大会入賞拳士が出てきそうな予感。長坂も「夫婦の部」で出場か?!(笑)

・見事「男子四段以上の部」(最高峰部門)で世界一となった、中込兄弟と談笑。逆に中込兄より、去年に続き、年末の「広島・福山高校少林寺拳法部」合宿の講師依頼を受ける。今年のもう1人の講師は、森川さん(京都・元世界一)だと聞いて、ちょっと緊張。これで、少林寺拳法の世界一は、「森川兄弟」→「青山夫妻(当時、青山・上原組)」→「中込兄弟」となったわけだ。そんなすごい人たちと橋本西支部は縁が多いことは本当にうれしいことだ。「橋本西支部にも行かせてください」という中込兄弟の弁もありがたいことだ。なお、中込兄からの翌日のメールには、「昨日は応援ありがとうございました。しかし、もう昨日のことなので過去のことととらえ、今回感じた課題を克服すべくさらに精進します。」と。うーん、やはり、世界一はスケールが違う!

・予定を1時間超過して、大会は終了。帰り際、風船を男子2人が取り合いで軽くケンカ。1人が泣いて動かないが、時間がないので半ば強引にバスに連れて行った。

・6時に会場をバスで発つ。食事は積み込んであった弁当を各自バスの中で。

・3時半ごろ会場を出ていた畑中先生より「高速がめちゃくちゃ混んでいます」とメールが来ていたが、橋本西支部一行が帰るときには、一切渋滞には巻き込まれず、スイスイと四時間で橋本着。(これも日頃の行いだ?!)

 ・先に帰っていた保護者が出迎えてくれた。そして、きちんとお礼の挨拶をしてくれて気持ちよく大会引率を終えることができた。

・来年の全国大会は、北海道だ。


ドリーム No.529

2007年03月21日 00時39分44秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年10月3日(月)   発行・文責 長坂 徳久

【ゆうれいの教え・・・?!】

 幽霊の絵をプロジェクターでスマートボードに投影。

『この絵をみて、わかったこと、気づいたこと、思ったことを一つ考えた人から起立します。』 

子どもたちからは色々な意見がでました。全て肯定します。

 『ゆうれいには、三つの特徴があるといわれています。何でしょう?』

挙手で発表させました。

 《ゆうれいの三つの特徴》

1,うしろ髪がながい。

2,手を前に出している。

3,足がない。

 『人は死んだらみんな天国(あの世)に行きます。いいことをたくさんした人は、「極楽へ」。悪いことばかりしていた人は「地獄へ」。でも、天国にいけないのがゆうれいです。自分が死んだとわからず、中途半端になっているのです。実は、ゆうれいは、「こんなことをしてはいけないよ」「こうしたほうがいいよ」ということを教えてくれています。(実際は教えてくれているというよりも、「ゆうれいから現世の人として学ぶことができる」ということです。)

 1,うしろ髪がながい(過去にこだわっている。)

・過ぎたことをいつまでもくよくよしない。

・いつまでもおわったことでなやまない。

2.手を前に出している(未来への不安が強い。また期待しすぎ、憧れすぎ。)

・まだやってもいないのに、「無理だ」あきらめてはいけない。

・「できない」「失敗するかも」と心配しすぎてはいけない。(取り越し苦労)

3.足がない(地に足がついていない。今やることをやっていない。)

・自分が今やらなくてはいけないことを一生懸命やろう。

・一期一会。

※足がないゆうれいの絵は「丸山応挙」の「幽霊画」が影響といわれています。 以上の三つ語りで話し、次の言葉を紹介。中高生には後で暗記させました。(拙著ドリームにも掲載。開祖が「少林寺拳法教範」に書かれています。)

釈尊のことば

過ぎし日のことに悔いず まだ来ぬうちに憧れず 取り越し苦労をせず現在(いま)を精一杯踏みしめて生きていけば 身も心も健やかである。

小学生には次のように説明しました。

おわったことにくよくよせず、まだやっていもいないことをあきらめたり、しんぱいしたりせずいま、やるべきことを一生懸命におこなおうそうすれば、こころもからだも健康で幸せになれる

 『君たちは、どんなにつらくても、今日がどんなにいやな日でも、決して希望を捨てたり、あきらめたりしてはいけません。それは、明日があるからです。最後に、次の言葉をノートに書いて、覚えなさい。覚えて先生に言いに来た人から休憩です。』

 「明日はまだ失敗のない日」

※この法話は少し子どもたちには難しかったと思います。おとなでちょうどいいぐらいでしょうか? 

 次の「ニコニコ講座」は、紀見北公民館から講師依頼を受けた事業です。中・高齢者向け「ドリームコース」と思ってください。是非、子どもたちの「おじいちゃん」「おばあちゃん」にご紹介ください。


ドリーム No.528

2007年03月19日 23時06分00秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2005年9月26日(月)   発行・文責 長坂 徳久

【花園合宿終了!】  

  全国大会(国際大会)出場の小学ファイナリストによる強化合宿を花園村で行いました。稽古は「花園中学校体育館」、宿泊場所は、『花園村 ふるさとセンター「ねむの木」(〒643-0611 和歌山県伊都郡花園村梁瀬 http://www.f-nemunoki.com/)です。

  合宿メニューは、次。9月23日(金)~24日(土) (初日)8時半 勤青ホーム前出発→9時時半 現地着→9時半~12時 バスで花園中学へ移動 稽古Ⅰ→12時~13時 昼食・休憩→13時~17時 稽古Ⅱ→バスで帰宿泊所→17時半~18時半 夕食(バーベキュー)→ ~19時半 入浴(温泉)→20時~22時 カラオケ(自由)→自由に就寝。(翌日)7時 起床→8時~ 朝食→9時~12時 稽古Ⅲ→12時~13時 昼食・休憩 →13時~17時→恐竜ランド→グリーンパーク→17時 宿所出発→18時 橋本着 今回の合宿で感じたことは、拳士たちの成長です。さすがファイナリストということが多々ありました。今の六年生と最初に合宿をしたのが彼、彼女たちが四年生の二年前ですから、そのときから考えればものすごい進歩であり、長坂も大変うれしく思いました。 

  道場で指導していること、道場ではできていることが今回、道場外での合宿でも実践できていたということです。 以下、具体例を出してみましょう。

☆稽古は手を抜かずにいつも以上に一生懸命、全力で行えました。(団体演武を50回通した。これは少林寺拳法経験者には、とてつもない回数だということが理解できるでしょう。)

☆どんなときにも、脚下照顧(くつを揃える)が自主的にできていました。

☆宿泊先での係員の方へのあいさつができていました。

☆体育館や遊び場所へバスで送迎していただくときも、乗るときは「お願いします」。 降りるときは、「ありがとうございました。」を全員がきちんとはっきりと言えていました。

☆また運転手さん(支配人ですが)が「では出発します。」といえば、長坂は「はい、お願いします。」と当然言います。すると、拳士たちもその後に「お願いします。」と大きな声で言っていました。

☆食堂で食事が終わった後は、見事に全員が「イスをきちんと入れて」席を立っていました。また、自分たちで食べ終えた食器なども炊事場に運び、「ごちそうさまでした!」というお礼のあいさつもきちんと行っていました。

☆お茶やごはんも自分のものだけでなくみんなのものをそれぞれがお世話していた。(特に勇貴君ががんばっていました。) これらのことは、今までの合宿や稽古で長坂がずっと指導してきたことでした。それが今回は、特に長坂が指示しなくてもきちんとできていたということで、本当にすばらしく成長したものだなーと感心、感激でした。 

  当然、長坂が注意することもありました。それはたとえば、「バス何時に来るん?」『来るんと違う、来てくれるんやで。』など。子どもたちはおとなから、注意され、教わることで「知って」→「覚えていく」ものなのです。だから私たちおとなは大切なことを何度も何度もきちんと教えてあげなくてはいけないのではないでしょうか。  

  さて、稽古も前号で予告したとおり、ほめることを中心に長坂は指導しました。途中、雑談やクイズ(なぞなぞ)を多々入れながら・・・ そんな中で、二日目の稽古も終わりに近づいたとき、数人の子どもたちが少し『礼儀』を失する態度と言葉を長坂に行いました。注意するというよりも正直長坂は軽くキレてしまいました。ただ、そんな雰囲気のままでは気持ちよく合宿を終えることができません。指導者は理由があって叱ったときでも、もし感情で怒ってしまったときでも、どこで振り上げた手を下ろすか、どのように下ろすかが大切です。 

  長坂は子どもを子ども扱いしないというところがあります。同じ人間としてみます。だから、子どもだからといって許さないことは許しません。当然「おとなになる」ことはしますが、子どもたちに媚を売ったり、逆に必要もないのに威圧したりすることはありません。だから、正直に子どもたちに次のように話しました。

『ええか、世の中は子ども中心に回っているんじゃないんや。おとな中心ということでもない、みんなを中心に回っている。だから、おとなでも腹が立つときは腹がたつんや、子どもが腹が立つことはおとなも腹が立つんやぞ。おとなも子どもも一緒や。今、先生は・・・・で怒ったんや。(理由をきちんと言った。子どもたちにはいつも「叱る」と「怒る」は違うと教えている。だから、このときは正直に長坂は「怒った」と認めた。)  わかりましたか?・・・・・・・(ここからは笑顔になって(無理やりにでも笑顔を作る!) でもな、先生はそんなことをいつまでも引きずる人間じゃないんや! ということで、「なぞなぞ大会~!」』

と一気に場を切り替えました。子どもたちも長坂とは付き合いが長いので、長坂の呼吸も読めているのか、もう終わったことは引きずらず、なぞなぞ大会に乗ってきました。もうそれで全てがチャラになります。場はまた和気藹々とした雰囲気に戻り、最後はいい雰囲気で稽古を終えました。こんな教訓を子どもたちは理解するのです。だから、また同じような言葉を言ってしまった拳士には、今度は別の拳士が「今そんなこと言ったらあかんやん」とたしなめていました。これが橋本西支部のすばらしいところです。(「稽古をやめて、休憩したい」というような言葉です。その言葉自体は悪くないのですが、タイミングと言い方を失すればダメなのです。) 団体演武をさせる前に長坂はまず、お互いに「がんばろう」「声だしていこう」と全員に声を掛け合いさせます。そのときの条件は、絶対「笑顔で」ということです。こんなときに一番素敵な笑顔でみんなをほぐしてくれるのが、みなみちゃんです。彼女の存在は、このチームには本当に欠かせないものです。  

  二日目、午後からは、恐竜ランドとグリーンパークというところへ遊びに行きました。とっても楽しいようでした。そのかわり午前の稽古の疲れ、前日の稽古の疲れ、寝不足?もあり、遊びが終わり宿泊所に戻ったときは子どもたちはぐったりです。そんなときは、もう長坂は特に何も厳しくはいいません。疲れているとき、眠たいときほど指導の効果のないときはないからです。 

  長坂は夕方橋本に戻ってきて、すぐ通常稽古の指導に隅田小学校に行きましたが、不思議とあまり疲れていませんでした。それは、このファイナリストたちと素晴らしい二日間を過ごし、逆にパワーをもらったからかもしれません。 

  今年もファイナリストは県代表としての資格にふさわしい拳士たちに成長しました。こんな子どもたちを長坂はこころから誇りに思います。そして、とっても愛おしく大切に思います・・・・。


ドリーム No.527

2007年03月16日 22時45分45秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年9月22日(木)   発行・文責 長坂 徳久

 【ほめる技術とは?】  

 前号で、長坂の指導は「長所伸展」だと書きました。これは、いいところを認めて伸ばしていくということです。方法としては「ほめる」ということになります。反対は「短所是正」です。悪いところを見つけて、それを直していくということです。方法としては「指摘」「叱る」が中心になります。 

 結論として、短所是正では、悪いところは直らないばかりか、よけいに「悪く」なります。長坂はこれをイメージの問題だと理解しています。(説明は割愛)  

 保護者講座において日記のことで質問があったので次のように答えました。 「誤字や文章の内容を指摘してはいけません。」 以下は初期の頃のドリームにも書きました。再筆します。「日記の返事ではほめます。しかも、ラブレターを書くようにほめます。そして、ほめるところがなくてもほめます。しかし、「おだて」や「お世辞」はダメです。これらは口先から出る、うその言葉なので、子どもの心の中心(センター)には届きません。事実をほめます。だからほめる事実を探します。日記の内容がだめなら、「字がうまいね」→「字の中で“あ”という字がうまいね」→「“あ”という字の『横棒』がうまいね」→それでもだめなら「字がいい色しているね」など、探してでもほめるのです。そのことで、子どもたちはやる気を出します。いや、正確には少なくとも「やる気をなくす」ことはありません。叱られたり、注意され続けると、「やらない」のではなく「やる気をなくす」のです。(やる気をなくさせているのは「おとな」だという自覚を・・)

子「お母さん、今日はね、水泳で15メートル泳げたんだよ!」

親「よかったね! 次は25メートル目指してがんばってね。」

この場合、おとなは「ほめた」と認識するそうです。でも、子どもたちは「がんばれ」と言われたと認識するそうです。「ほめるときは、けちけちせず、100%ほめることが大切だ」が長坂の持論です。  

 人は誰でも「認められたい」のです。髪の毛を染めることやおとなからみれば奇抜なファッションをすることも同じです。誰もがみんなな「認められたい」のです。ちなみに、子どもたち(特に思春期)を「批判」してはいけない内容が、「友だちのこと」と「ファッション」(髪型含む)です。あと、長坂は「音楽」の趣味なども批判やけなしてはいけないと考えています。(思春期の子にとって音楽はとても重要です。)これらを批判・否定されることは、自分の「全人格」や「アイデンティティー」を批判されているように感じるのです。つまり「お前の全てがダメだ!」と言われていることと同じだと思ってしまうのです。 

 髪の毛を派手に染める子なども「認めてほしい」のです。もっといえば、「輝きたい」のです。人は誰もが「輝いていたい!」と願っているのです。「そのままでも君は十分輝いているよ!」と認めてあげることができたなら、世間の子どもたちや世の中自体もきっと変わります。  

 人はほめられたり、認められていくとどんどん伸びます。しかし、認めてもらえず、ほめてもらえなくなると、次は「悪いこと」を始めます。そうして、「自分の存在を認めさせよう」とします。(これをストロークハンガーと言ったりします。)その次が「反抗」です。(一般的な反抗期はまた別です。)このストロークハンガーのときに大切なことはおとなが「正面から向かい合っていく」ということではないでしょうか。(紙幅の関係で後日。) 

 そして、ついに悪いことをしても、反抗しても相手にされなくなったとき・・人は「無気力」になってしまいます。(もう、疲れるのですね。がんばることにも悪いことをして認めてもらおうとすることにも。無気力になって「認めてもらおう」としている間はまだ大丈夫ですが・・) これらの「きっかけ」となるサイン(サイレントサインの場合もある。)を周囲のおとなたち(親、教師、指導者)は見逃してはいけないのだと思います。  フロイト心理学は、「人間は悪だ」と認識するところから始まっている、それに対してアドラー心理学は「人間は善」だという認識からスタートしている、と長坂は理解しています。

 また、長坂個人としては、『人は生まれたときはもともと「善」である、しかし、年を重ねるごとに「悪」になっていく。誰もが「悪」(カルマ(業))をもって生まれてくる。しかし、生まれてきたときには、「善」(「ダルマ・法」)により「悪」は包まれている。しかし、年を重ねることでそのダルマの部分がはげてきて、カルマが表出してくる。』あまりこんな話を書くと、「???」と誤解を招くのでこれぐらいで・・・。 

 さて、ほめる、叱ると言っても、おうちでの教育と少林寺拳法の道場での指導ではまったく違います。道場と家庭の違いは、たとえば「人数」です。 

 全体を指導する場合は、悪い子を叱るよりも、いい子、できている子を先にほめます。すると、他の子達もよくなるのです。これは、人間の「ほめられたい」という本能が働くことと、「集団の教育力」の活用です。姿勢を直したいときに、「○○君、姿勢が悪いです。」と指導しても、○○君にしかその指導効果はありません。しかし、「△△君は姿勢がいいなー」とほめれば、他の子も一斉に姿勢を自分で直すのです。(何かの機会に試してください。) 道場では全体を見て指導しています。「長坂先生はどうしてそんなに全体が見えるのですか?」と聞かれます。答えはそういうトレーニングを今まで行ってきたということです。なぜ行うのか? プロだという自覚があるからです。最初は、道場の全体を「N字」で目線を動かしていくのです。それができるようになれば、「Z型」「M型」「W型」と移行していきます。こんなことを繰り返し行っていると、「場」を「□」や「○」として全体を一瞬で把握することもできるようになってきます。これは「感じる」(観る)ということです。  

 明日から、花園村に合宿に行きます。小学生ファイナリスト(国際大会出場者)の強化合宿です。当然、楽しい遊びの時間もたくさんあります。しかし、稽古は約10時間の厳しい強化稽古です。長坂はこんなときこそ特に「ほめる」を意識します。 団体演武も12人いると、一番うまい子と一番下手な子では、点数で10点~15点の差があります。普通はどうしても下手な子に目が行きます。そして、それを直すことに一生懸命になります。すると「注意」や「叱ること」が多くなるでしょう。でも、それをしたところで、全体は良くならないのです。雰囲気が悪くなり、「僕(私)がだめなんだ、みんなの足をひっぱっているんだ。」と思ってしまうだけです。「君は下手なんだよ」ということを一々教える必要はありません。だから、長坂は、団体演武の指導では、全体を把握しながらも、うまいところやうまい拳士を見ます。すると「ほめ言葉」が多くなります。すると、全体の雰囲気もよくなり、上手く出来ていなかった子たちも、いつの間にかうまくなっているのです。不思議ですが、本当です。このような“からくり”を知らない人たちは、結果や現象だけを見るので・・「長坂マジックだ!」と言ってくれます(笑)。 ちなみに、個別指導(長坂は個別評定を多用)で個々の悪いところは修正していきます。その場合も、「僕だけできていないんだ」というようには思わせない指導のテクニックや配慮がとても大切です。


ドリーム No.525

2007年03月12日 23時05分53秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年9月15日(木)   発行・文責 長坂 徳久

 【西の子の歌】

少年部法話より(みなさんも読みながら考えてみてください。)

 『“橋本西支部ってどんな支部?”って誰かに聞かれたらどう答えますか?』

子どもたちは次のような回答。

「強い支部」「楽しい支部」「やさしい支部」「面白い支部」「明るい支部」「なかがいい支部」(なんとありがたい子どもたちの回答でしょうか!)

 『長坂先生が橋本西支部の中で一番大切にしているものはなんでしょう?』

子どもたちの回答は、「弟子」「みんな」「拳法」「やさしさ」など様々でした。

 『先生が一番大切にしているものは・・・“西の子のうた”です。 “西の子のうた”が一番大切ということではありません。この歌の中にその一番大切なものが書かれているのです。みんなで歌いましょう。さんはい!』

みんなで歌いました。歌詞は次のとおり。

「山の子のうた」の歌詞を長坂が橋本西支部用に変えて作ってあります。

 1,うたごえが この道場に ひびけば あの思い出 この仲間  西にこの歌西の子は 西の子は  みんなやさしい      

2,かなしくて つらいことがあっても  わたしたちは 泣かないで 夢を見つめる 西の子は 西の子は みんなつよいよ

3,手をつなぎ かたを組んで 歌えば わたしたちは  みな仲間 心に少林寺西の子は 西の子は みんななかよし

 

 そして、次の発問を再び行いました。

 『長坂先生、橋本西支部が一番大切にしているものはなんでしょう?』  

主な回答は次のとおり。「夢」(祐次郎君(1年生))。「人生」(千弘君(1年生))。「仲間」(紅音ちゃん(4年生))。ほかに「少林寺」「なかよし」「歌」「心」などが出ました。

『正解がありました・・・長坂先生、橋本西支部が一番大切にしているものは、・・・ 「仲間(なかま)」

 ・仲間を大切にしよう。

・仲間が困っていたら助けよう。

・仲間と協力しよう。

・仲間の喜びは自分の喜び。

・仲間の悲しみは自分の悲しみ。

 空気は少し凛としました。子どもたちも少ししっとりしていました。

 『友達と仲間は同じですか? 違いますか? 同じだと思う人? 違うと思う人?』

「違う」という子どもたちがやや多かったです。

 『友達と仲間は少し違うと先生は思います。友達はそのときによって友達になったり、友達でなくなったりする場合もあります。しかし、仲間はずっと仲間なんです。同じ夢をもち、同じ道を歩くもの、それが仲間です。』

 最後にスマートボードに映った次の文を語り口調で読み上げ授業を終えました。

 わたしたちは どんなときもひとりじゃない橋本西支部には多くの拳士がいるみんな『仲間』だ


ドリーム No.513

2007年03月11日 23時20分18秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日2005年5月2日(月)   発行・文責 長坂 徳久

 【N-1! 少し・・過去を振り返る編】

【少林寺長坂体操コンテスト】この体操は、長坂の少しの努力と大部分のひらめきにより作られた体操です。本部の全国少年部指導者講習会でも講師としてこの体操を紹介しました。全国の指導者から「ビデオ、DVD」にして売ってほしいという声も多数あります。なお、「少林寺長坂体操第二」「みんなの少林寺長坂体操」も鋭意作成中ですが・・まだひらめきません(笑)。音楽もラジオ体操第一を使ったのは、ひらめきです。但し他にも試しました。たとえば、宇多田の「オートマチック ダンスバージョン」など。しかし、リズムに乗って動いてしまうため、少林寺拳法の動きとしてはだめでした。体が上下に無意味な動きをしてしまうからです。結果、このラジオ体操第一に落ち着きました。当然曲に動きを合わせて作成しました。

【キツクミット対決】以前は「乱捕種目」を実施していました。しかし「勝つ子が決まってくる」のです。そのため、当初乱捕のまだできない幼児の種目だったこれを採用しました。コツはあります・・ミットを蹴ろうとせず、ミットを持っている人を蹴るぐらいのイメージで行うといいのです。あとは「気合」を大きくかな。来年の参考に!

 【創作単独演武】今の評価基準は「県大会」をめどにしています。つまりかなり高い基準で判定しています。今の橋本西支部のレベルなら、「紀北大会レベル」で判定した場合は、特金が続出、大半が金となるでしょう。それは教育的配慮を欠くことになります。長坂は銀が多くていいと思っています。反対に金以上が多く、銀がすくなくなれば銀の子が責められているようになってしまいます。全員に配慮することが大切です。ちなみに、真名美ちゃんの演武は、全国大会の本選よりもいい出来でした。あれを全国大会の本番でやっていたら、おそらく、三位ではなく、一位になっていたでしょう(笑)。

【大技チャレンジ蹴技の部・器械運動の部】今年は参加人数が少なくなり、以前のような盛り上がりがなかったです。過去に、「飛後回蹴」という最難度の技で、当時、高校1年生?の松田千明君と小学2年生?の友也君が両者共に「満点!」。同点決戦となり、川崎友也君が勝利!という名勝負数え歌もいくつかありました。来年は多くの参加を!器械運動は、今回より鉄棒も可としました。幅が広くなり楽しかったです。近い将来には、育夢学園ドリームコース参加者が色々な大技を披露してくれることになるでしょう!

【k-1選手権】当初、N-1チャレンジは、「チャレンジ大会」という名称で開催していました。その頃は、「あっち向いてホイ選手権」を行っていました。このような種目は「誰にでも勝つことができるチャンスがある」という点がいいのです。その当時から「リングネーム」を使用していました。ある年の大会に、六地学園の拳士たちが自作で「リングネームボード」を作成、首にかけてきたのです。それがとてもよかったため、今のように、全員「ネームボード」を首にかけるようにしました。 ちなみに、毎年、優勝者よりも、審判として「判定!」といっている山田浩之副支部長の声の方が大きいことは、実はみんなが気づいていることである・・(笑)

【展示の部】図画、工作、書道には無縁というかまったく才能のない長坂には全てがすごく立派に見えます。また、力作が多く、感謝です。来年からは、全員の投票制で「最優秀」を決めても面白いかな・・と思ったりもしています。

【特技発表の部】今年は低学年の参加が増えてよかったです。一度出た拳士は次も出てくれることが多いからです。過去には、長坂、土橋、畑中(現、葛城東支部長)、野田、猿棒でスマップの「夜空のムコウ」を歌ったり(当然、キムタク役は長坂!)、松田千明君のギターで長坂が「B‘z」の「いつかのメリークリスマス」の歌ったりということも。また、六地学園の健太君の「ダンシングベイビー」など過去にも面白いものがたくさんありました。これも来年は拍手などで「最優秀」を決めてもいいかも。

 【作文の部】この種目は、過去にもいい作品が多く、特に超秀逸の美来ちゃん「わたしのたからもの」(拙著ドリーム掲載)や今は一緒に暮らしていないお父さんのことを書いた六地学園の女の子の「わたしのお父さん」。交通事故で危うく一命を取り留めたお父さんのことを書いた、葉月ちゃんの「いのち」。これらは今でも多くの方の記憶に残っているでしょう。今回の雅文君の作文もとてもよかったですね。ちなみに、長坂は「家族」や「友だち」ネタには弱いので・・次の参考に(笑)。それらのテーマで少林寺拳法や橋本西支部を絡めていたら、審査員長坂には最高でしょうね!毎年、作文発表はいいものが多いのですが、受賞の子どもたちは緊張したり、逆に泣いてしまったりして聞き取りにくいということが多々ありました。それを考慮して今回は、バックに字幕を投影したのです。大正解だったと思います。   

追伸、過去のこの大会で長坂が模範単独演武を披露。気分が乗ってしまい、寸止めするはずの下段突を体育館の床に「思い切りパーンチ!」・・結果、右拳を骨折。但し、浦井先生からは、次のようなお誉め?の言葉をいただきました。「これは天才的な骨折です。角度が寸分も狂わず当たっているから、このように縦骨折になったんですね。でも、まあ、もう少し強くやっていれば拳は粉々に砕けていたでしょうけどね・・」


ドリーム No.512

2007年03月10日 23時04分16秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年4月28日(木)   発行・文責 長坂 徳久

 【A子さんが泣いた!!】

(少年部法話より)

 A子さんが泣いた。

 『どんな理由だと思いますか?』

「リストラにあった。」「失恋した。」「感動した。」「誰かが亡くなった。」などの回答。 

 レジ打ちA子さんが泣いた。

 『どんな理由だと思いますか?』

「リストラになった。」「お客さんに怒られた。」「レジを間違えた。」などの回答。

  ここから「語り」に持っていきます。「説明口調」では人をひきつけることはできません。「語る」のです。そのためには、少し重々しく、ゆっくりとした口調で抑揚をつけて話します。アイコンタクト、場の雰囲気づくりも大切です。

 『 実は・・・Aさんは・・・(ここで全員の意識が集中するまでためます。)子どもの頃から何をしてもどんぐさく、勉強もスポーツもできませんでした。だから、友だちからもいじめられたりすることもありました。

  しかし、A子さんは、それでも明るく、他人にやさしくしてきました。高校を卒業して仕事をはじめても、うまくできずに、叱られることが多く、クビになったりして、仕事もいくつか変わるしかありませんでした。そして、スーパーでレジ打ちをする仕事につきました。なにをしても不器用でうまくできないAさんです。

  しかし、彼女は、お客さんに対してただ一生懸命に「こんにちは」「いつもありがとうございます。」と心をこめて挨拶し、心をこめてお客さんと接してきました。

  ある日のこと、いくつかあるレジの中でA子さんのレジだけがなぜか長い列ができていました。それをみた店長さんは、後ろに並んでいるお客さんたちにこう言いました。

「お客さま、どうぞ、あちらのレジも空いていますから・・」

すると一番後ろに並んでいたおばさんがこういいました。

「いいえ、いくら時間がかかってもいいんです。私はいくら待ってもいいんです。あの人のレジで買い物をしたいんです。」 

すると他の人たちも、

「私も、あの人にレジを打ってもらいたいんです。」

 そう、みんなA子さんにレジを打ってもらいたくてA子さんのレジに列を作ったのです。いままで、子どもの頃から何をやってもうまくできず、他人からも認めてもらえなかったA子さん。自分で自分のことが嫌だと思ったこともありました。でも、ただ他人に対しては心をこめて、思いやりをもって、やさしく接してきました。

  そんなA子さん・・・そのおばさんの言葉を聞いたときに・・・、A子さんは泣いたのです・・・うれしくて泣いたのです。感動して泣いたのです。

 君たちも、勉強が出来なくてもいい、スポーツができなくてもいい、少林寺拳法ができなくてもいい。A子さんのように、他人に対して思いやりのあるやさしい生き方をしてください。そうすればきっと多くの人たちが君達のことを支えて、応援してくれることでしょう。今日の法話を終わります。』

  いつになく全員が聞き入り、終わった後の子どもたちの反応が「澄んで」いました。

 

【目標達成のために・・・】

 スポーツ、武道の世界では「心・技・体」が大切だといいます。ここで一番大切なのが「心」なのです。全ての成功者はこの「心」を一番重視しています。オリンピックなどで活躍している選手で本当に人間として立派な人たちもみんな「技」や「体」以上に「心」を大切にしています。詳しくは、紙幅の関係で後日。今、Aチームに、「家で毎日何かお手伝いをすること。(たとえば、お風呂洗いなら毎日それをする。)」としています。すすんでいいことをすれば「心がきれいになります。」それを続けて行うことで「心が強くなります。」心は「きれいに」→「強くする」ことが大切です。そして、子どもたちには、その毎日のお手伝いが終わったら長坂にメールさせています。これは「チェック」です。なにかを成すためには「プラン→ドゥ→チェック」が必要なのです。このチェックがないと人はついついサボってしまうものなのです。ご面倒ですが、Aチームの保護者の方はご協力ください。追って他の拳士たちも全員実施していく予定です。なお、真名美は「皿洗い」、伸司は「風呂洗い」を毎日しています。(今もやっているはず?!)


ドリーム No.511

2007年03月09日 23時02分02秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部 道場通信

発行日 2005年4月21日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【ゆでがえる理論】 

   約一ヶ月前の法話です。(汗)

  ホワイトボードに、

 ゆでがえる理論と板書。

 『どんな理論だと思いますか?』

子どもたちは色々と憶測して発表しました。答えはいわず、次の問題を出ししました。

《問題①》『熱湯にカエルを入れたらどうなるでしょう?』 

これもいろいろな意見が出ました。

『答えは「カエルはびっくりして飛び出す。」です。』

 《問題②》『水にカエルを入れておいて、少しずつ熱していったらどうなるでしょうか?』 

これも楽しい意見がでました。

『答えは「カエルは熱くなっていくことに気づかずに死んでしまう。」です。』

この二つの現象を「ゆでがえる理論」といいます。これは人間のあらゆることに当てはまると長坂は考えています。次の二つのことがいえるのではないでしょうか。

   一つ目は、「悪いこと、悪くなること」です。悪いことをしても叱られたり、自分が「悪いことをしてしまった」と思い「はっ!」とすることが、「熱湯に入れられたカエル」です。このことで反省もしますし、同じことは繰り返さなくなります。また、自浄できます。 

   反対に、悪いことをしても「たまたま見つからなかったり」なんとなく「ずるずるそのまま過ぎていく」と、気がつけば取り返しのできないことをしてしまっているということが多々あります。というよりも、人が「悪くなる」というのはこういうことだと思います。最初から悪い人はいないのです。大泥棒でも最初はものすごくドキドキした、悪いと思ってやっていたといいます。それが、たまたまばれなかったことで、少しずつ悪くなっていくのです。つまり悪いことを少しずつ積み重ねることで、鈍感になっていくのです。そう、麻痺するということでしょう。これが「少しずつ熱しられている」のに気がつかなくなっていくということです。

  二つ目は、「いいことをしてもらったとき」です。誰かが何かいいことや親切なことをしてくれると、最初は「感動し、感謝」します。しかし、これも、続いてくると少しずつ慣れてきて、それがあたりまえになり、感謝の気持ちがなくなっていくことが人間には多いものです。

  長坂はこの二つ目の「慣れ」による「感謝、感動の摩滅」は本当にこわいことだと思っています。日々感謝して生きましょう!

  さて、話を道場に戻します。

『君たちの中で「②」になっていることはありませんか? たとえば、日記や真向法など。考えて先生にいいに来てください。ない人はないと言ってください。言いに来た人から休憩です。』

  日記を書いていない子どもたちでも「ない」という子がいました。まさに、「ゆでがえる」状態でしょう。ゆでられている(悪くなっている・自分が悪いことをしている)という自覚すらなくなっているのです。少しでも早く、「はっ」とさせてあげなくてはいけません。

 


ドリーム No.510

2007年03月08日 23時35分17秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2005年2月10日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【ディズニーランドのあいさつは?】  

『先生は、ディズニーランドの研究をしています。』

「えー」

まず、ここで簡単に前に話した東京ディズニーランドは日本一の「会社」「店」であることを全員に確認しました。

『では、ディズニーランドではどんなあいさつをすると思いますか?』

何人かいろいろと答えてくれました。

『ディズニーランドでは、必ずみんな「こんにちは」とあいさつをします。』(昼です。)そして、板書しました。

『よくおとなでも間違って書く人が多いけど「こんにちわ」ではないんだよ。「こんにちは」だね。』

『ふつうのお店とかレストランでは、お客さんには「いらっしゃいませ」というよね。でもディズニーランドでは開園した最初から「いらっしゃいませ」を使わずに「こんにちは」を使うことにしました。なぜだと思いますか?』

「他のお店と一緒になるから」「お店じゃないから」・・・などなどの回答。

『正解は、「いらっしゃいませ」と挨拶したら、相手は返事ができないんだね。「いらっしゃいました」というのはおかしいでしょう?だから、ディズニーランドでは「こんにちは」と挨拶します。すると相手も「こんにちは」と返事することができるんですね。』

子どもたちは納得の顔。

『つまり、あいさつは「返事」(レスポンス)することがとても大切なのです。では、君たちは、今日一日で何回ぐらい「ありがとう」「ありがとうございました。」と言いましたか? だいたいでいいから考えて起立します。だいたい5回とか、だいたい10回とかということでいいです。』

起立させて確認しました。0回~20回までいました。

『なにかをしてもらったらありがとうと言おう。(ドリームコース教材「菜根譚」に載っていることば)どんな小さなことでも、人に何かをしてもらったら「ありがとう」というのです。コンビニでおつりをもらうときでも「ありがとう」といいましょう。レストランに入って、水を持ってきてくれても「ありがとう」といいましょう。「ありがとう」という言葉をたくさん言っていると「ありがたい」ことがきみたちにもたくさんおこるようになってきます。』

 4月17日(日)は、支部大会「N-1 チャレンジ2005」です。今年は現六年生の卒業記念劇の公演もあります。昨年はこの大会は実施できなかったので、どんなことをするのだろうと思っている方もいるでしょう。次が2003のプログラムです。ご参考に。今年の詳細は近々に通知の予定です。ちなみに、前回のN-1グランプリは真輔拳士でした。 


ドリーム No.509

2007年03月07日 23時42分34秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2005年2月10日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【初春の集い「鏡開き」について 月例回答より】

 『寒い中、早くから準備してくださった方々にお礼申し上げます。年末の行事には体を壊し、参加できなかったので、楽しかったです。皆で目標に向かって、頑張って素晴らしい1年になっていけば良いですね。』(保護者)

 『表彰では、選考の理由がひとりひとりをよく見ておられないとわからないことだなあと思いました。副賞もとても面白かったです。努力を認めてもらえることはとても自信になるだろうなと思います。洗剤は??でしたが、何か理由があるのでしょうか? 子どもはウケてました!!』(保護者)

長坂『洗剤はもちろん理由があります。あの表彰は拳士だけでなく、いつも送迎をし てくれている保護者の方への表彰でもあるのです。受賞された拳士の保護者の方への副賞があの洗剤です。表彰された拳士の保護者の方が都合により欠席の場合もあったので不思議に見えたのかもしれませんね。』

 『○○は餅が大好物なのでたくさんいただきました。トロフィーを貰った人を羨望の眼差しで見ていたのが印象的でした。゛ぼくもあんなんほしいなア・・゛と言っていたのでいつか、頂けるよう努力してほしいと思っています。色々と本当にありがとうございました。』(保護者)

 『思わぬトロフィーにビックリしました。本人は長坂先生に名前を呼ばれる自信があったようです。(笑)』

 『初めての鏡開き。少し緊張しました。拳士たちが静かにしていたのにはさすがだなと思いました。あと一年間がんばった拳士への表彰があり、それも各学年ごとにトロフィーまであるのには、ちょっと驚きました。おまけに副賞まで・・でもこれがまた一年の目標になったり、励みになるんだろうなと思いました。緊張の中にほんわかとした雰囲気の鏡開きに出席してよかったです。その後の会食。最初に保護者委員の方々にお礼を言いたいです。寒い中、早くから準備して頂き、温かいお雑煮ときな粉もち、とてもおいしくいただきました。きな粉のいい匂いに誘われてあっというまに長蛇の列ができ、おもちができても、すぐになくなり、大変だったと思います。でも大好きなきな粉もちを食べ、とても喜んでいました。あつあつのお雑煮は体があたたまったし、すごくおいしかったのでおかわりをさせてもらいました。おいしいお雑煮ときな粉もち、ありがとうございました。』(保護者)

 『楽しかったです。(楽しいと言っていいのかわからないですが) おいしいおぞうにありがとうございました。』(保護者)

 『役員の皆様には寒い中色々準備してくださり本当にお世話になり有難いと思いました。お雑煮もきな粉餅も美味しくて子どもたちも何回もおかわりしていましたね。毎年先生とのツーショットの写真が撮れるのも嬉しいみたいです。今年は小学最高学年になりますが、この1年でどんな風に変わるのか楽しみにしたいと思います。』(保護者)

 『トロフィーに感動しました! 大会や昇級以外にもあんな目標があるんですね。トロフィーをもらえるのにも技のうまさだけじゃなく、日頃の努力を評価してくれてるんだと知り、あらたな励みとなりました。』(保護者)

 『寒かったですが、お雑煮がとてもあたたかく、おいしかったです。子どもにお願いして何杯もおかわりしてしまいました。保護者会の方達は朝早くから本当に大変だったと思いますが、ありがとうございました。』

『一年間の活躍に学年別の表彰良かったです。副賞もユーモアがあっていいですね。お雑煮、きな粉餅美味しかったです。子どもも楽しかったようです。侑司もトロフィーが頂けるよう頑張ってほしいです。役員保護者の方々ありがとうございます。お疲れ様でした。』(保護者)

 『お雑煮もきな粉もちもおしいかった!』(保護者)

 『○○はとても喜んでいます。ますますヤル気が出てきて、何か一種の自覚も感じられます。』(保護者)

 『○○、□□、母と出席させていただきました。上級生の年下の子たちへの気配りには感心します。親子3人やってももらうだけの参加で本当に申し訳なかったです。楽しくすごさせてもらいました。ありがとうございます。』(保護者)

 『寒い中、朝早くから、先生方はじめ保護者委員会の方々にお世話いただきありがとうございました。子どもたちも、お雑煮をお代わりしたりして大満足でした。世界統一ロゴマークのお話も大変わかりやすかったです。Tシャツもありがとうございました。式典もとても良かったです。トロフィーをもらっている拳士の人たちの笑顔が印象的でした。』(保護者)


ドリーム No.498

2007年03月06日 23時08分40秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2004年12月9日(木)   発行・文責 長坂 徳久

【日記は伸びる子を育てる!】

伸びる子どもの3条件です。

・何事にもチャレンジする子。

・何事も丁寧に行う子。

・何事も最後まで行う子。 

 これを全部できていなくてもいいのです。どれか一つがきちんとできていればその子は将来伸びていくと言われています。みなさんのお子さんはどうでしょうか。

 橋本西支部では日記を書かせます。これは他ではあまり見られないことでしょう。日記で養おうとしている力は、「継続する力」です。つまり、「最後まで行う子」です。最後まで行うことはあきらめないことに通じます。そして、そんな子は抜群の集中力を発揮します。過去には、稽古の日だけでなく、毎日の日記を書かせていた時期もありました。その中で、筆頭は、大輔君(現中二)でした。彼は、幼稚園年長の入門から、六年生を卒業するまで、一日も書かさず、日記を書ききりました。そのことはきっと彼の人間力の育成に役立ったことと思われます。だから彼は長坂が誰にでも自慢できる弟子の一人です。

 さて、多くの保護者の方は、日記の「内容」や「字のうまい下手」「誤字脱字」がないか?などを気にしていませんか? 

 しかし、実は一番見てほしいのは、「筆圧」です。これは、日記だけでなく、学校のノートなども同じです。筆圧が弱いのは要注意です。筆圧がしっかりしている子はそのことに対してやる気をもっています。また「丁寧に行っている子」といえます。少林寺拳法にもとても向いています。逆に丁寧さを身につけていくと少林寺拳法では成功します。

 また、橋本西支部では「シャープペンシル」は禁止しています。シャーペンは、指先に力が入りません。だから脳が働きません。鉛筆のほうがはるかにいいのです。特に算数がかしこくなりたいなら鉛筆を使うべきです。

 さらに、日記を続けて書かせたいならば、「誤字脱字」に触れてはいけません。せっかく一生懸命にがんばって書いた日記に、難癖をつけられることは子どものプライドとやる気を失くすことにしかなりません。大きなことをさせたならば小さいことにはまずは目を瞑ります。

 もし、お母さんが一生懸命に作った料理を「少し塩加減が足りないね」と言われたらどうでしょうか? 失礼ですが、それをお姑さんにいわれたどうでしょうか?子どもへの言葉がけは、「自分がお姑さんに言われたらどうおもうか?」「会社の上司にいわれたらどう思うか?」を基準に考えるといいと言われています。内容よりも「言い方」だと言われます。紙幅の関係で割愛しますが機会があるときに詳しく書いてみます。 物事には「プラン・ドウー・シー(チェック)」があります。なにかをさせたなら、または継続させたいなら、「チェック」が必要です。但し、さらっとやります。

 ○「日記、書いたの?」『まだ・・・』「そう。あと何分あったらできそう?」

 ○「日記、書いたの?」『うん、書いた。』「わあ、さすが。いつもよくがんばってるね。」

×「日記、書いたの?」『まだ・・・』「どうしていつもそうなの! 早く書きなさい!」 さ

て、最後に、いつ書くか? 長坂はやはりその日に帰ってすぐに書くことが効果的だと思います。そして、時間をきればいいでしょう。五分なら五分と決めます。「五分だけ日記を頑張って書く」と決めておきます。実際時間を計ってやり、時間がきたら「はい、終わり!」と言ってやめさせます。一度試してください。そして、終わった後は、必ずほめてあげてください。そうしているうちに自分でできるようになる習慣ができてきます。小さな子どもたちは帰ってからすぐに寝なくてはいけないでしょうから、その日に書くことは無理な場合もあるでしょう。その場合は、翌日に書くなど「各時間帯を固定」してしまいましょう。尚、時間を「5分」などと区切ると面白い現象がでますよ。お試しを!今、拳士には「フリーコーナー」は「先生に手紙を書いてください。」と指示しています。だから最近は日記の提出割合、そして、フリーコーナーを書く子がとても多くなりました。以下、一例です。

・栞(一年)「しおりからながさかせんせいへ。いつもれんしゅうをおしえてくれてとってもうれしいです。」

・僚太(一年)「ぼくはしょうがつこうでぶらんこをしているとみずたまりにおちました。」

・夏帆(二年)「先生へ。わたしは、いま学校で絵本を書いています。じぶんではうまく書けたとおもいます。そのだいめいは「うさとゴン」です。PS 先生、はやくかぜなおしてください。かほより」

・慶太(四年)「長坂先生へ 長坂先生は熱がでて、しんどかったですか?しんどくなかったですか?けいたより」

・遥香(五年)「長坂先生へ かぜはましになりましたか?早く治るといいですね!!今日は嶋村先生と朝の階段で出会いました。」

・莉茉(五年)「長坂先生へ。今日は昼からいっぱい雨がふりました。私は友達とバスで帰りました。そしたら、オレンジ色のジャンパーがちがう色にかわっていました。友達と笑いながら帰りました。」

・春花(六年)「私は小さい頃、先生がチックという病気のことを知らないで、「なんでくびふるの?」とか思っていました。だけど今思ったら私は先生のことをバカにしてた気がしてきました。ごめんなさい。でも今はバカにしていません。その病気治ってほしいですね。」

・まい(六年)「放課後いのこりがありました。その内容は、図工とパソコンです。けっきょく二つともできませんでした。そして、帰りに先生がいました。月曜日はいつもあうような・・?」


ドリーム No.495-8

2007年03月05日 17時39分02秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2004年11月29日(月)   発行・文責 長坂 徳久

 【ファイナリスト(全国出場者)感想等⑧】

●一般団体演武ファイナリスト&保護者●

☆真名美(高校1年生・初段)『まなみです。大会が無事に終わり、よく考えてみたら団体演武で初めて全国大会に出場しました。今回の大会で初めてみほちゃんと組ませてもらい、それに初めてのメンバーで毎回稽古が新鮮で楽しくて、でも不安もあったりで・・・だけど、みほちゃん、けんと君、淳ちゃん、しんじ君、そしていつもチームを引っ張ってくれた土橋先生。みんなのおかげで本当にいい演武ができました。本当にありがとうございます!! 私は今回最優秀演武を見て、自分がまだまだやっぱり未熟でちっぽけなコト、そして、『次は絶対にあの舞台に立って表彰式でめっちゃ泣いたるねん!!』と思いました。だから長坂先生、これからもずっとずっとよろしくお願いします。そして表彰式に立ったときに、先生の前で大泣きするのでよろしくお願いします。最後にお父さん、お母さんのおかげでここまで少林寺ができました。ありがとう。これからも続けて行くのでまたしばらくお願いします。本当に今回の大会はいい大会でした。ありがとうございました!! 』

☆同拳士保護者『まなみは、今年から《一般》への仲間入りです。全国大会の舞台で他の支部の演武を観て、かなりの刺激をうけたみたいです。ほんとに私が見ても一般の演武は「すごいなぁー」と感動します。新たな目標に向けて頑張ることに応援します。今回、紀北・県大会で頑張ってみんなで全国への切符を手にいれました。全国ではメンバーが変わったけど、すべての大会で頑張ってきたメンバーに感謝し、辛かった稽古やいろんな事があったけど、みんなに助けられて大きな舞台にたてたこと忘れずにこれからも頑張ってほしいです。』

☆美歩(高校2年生・初段)『私は、今回全国大会に出場させてもらう事で、たくさんのモノを得る事ができました。西支部の仲間の優しさやあたたかさを改めて実感でき、一生懸命やる事の素晴らしさも味わう事が出来ました。そしてもっと上を目指したいと言う気持ちをもう一度起こさせてくれました。練習はしんどかったし、受け身も初めは痛くて嫌な時もありました。でも、それでもみんなと一緒に頑張れて、最後まで作りあげる事が出来て、こうして名古屋ドームで演武をすることが出来て、本当に感謝しています。長坂先生は、いつも私をあたたかく受け入れてくれて、見守ってくれて、そして強い何かを持っていて、私は少林寺がすきな以上に、長坂先生がだいすきです。これからは、中途半端ではなく、向上心を持って取り組みたいと思います。そしてもっと支部に役立てる様になれる様に頑張りたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。お父さん、お母さん、それから応援してくださったみなさん、土橋先生、真名美チャン、けんとクン、しんじクン、じゅんチャン、本当にありがとうございました。そして長坂先生、本当に本当にありがとうございました。』

☆同拳士保護者『全国大会という大きな舞台にたたせて頂きほんとうにありがとうございましたm(__)m美歩は大会前しかほとんど稽古にいっていなかったので、みんなに迷惑をかけたらどうしょう、ということがすごく気持ちの中にあって、大会直前でも、体調を崩し稽古を休んだ時でも、メンバーがあったかく迎えてくれたので最後までがんばれたと思います。大会が終わって美歩の口から「やっぱり少林寺が好きや」と聞いた時は嬉しくて涙が出てきました。素敵な先生、大好きな仲間がいてる少林寺をこれからも続けてほしいです。皆さんほんとうにありがとうございました。』


ドリーム No.495-7

2007年03月01日 00時21分33秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2004年11月29日(月)   発行・文責 長坂 徳久

 【ファイナリスト(全国出場者)感想等⑦】

●一般女子マスターズファイナリスト●

☆辻(3級)『終った‥終ってしまった‥今は充実感と淋しさに浸っています。昨日先生よりメダルを頂き感動と同時に全国大会の重みを感じています。ドームでの演武は気持良かったです。幸か不幸か‥私達の演武がオーロラビジョンに写し出されたことも貴重な思いでとなりました。全国行きの切符を手にした時は正直言って嬉しさ半分、不安が半分でした。こんな年齢から?って言う様な年から少林寺拳法を始めて、全国大会と言う大きな大会に本当に足を踏み入れてもいいのだろうか…色々考えてみたら‥今が一番身体の動けてる時かも知れない‥それにこの先は2度とないチャンスかも知れないと思い挑戦してみようと思いました。林さんのYesの返事があったからこそあの舞台に立てました。手や足にいっぱいアザを作りながら‥そして当日も4階で秘かに稽古したのもいい想い出です。林さんありがとう。』

☆林(3級)『全国大会が終わってしまいました。そして昨日のご苦労様会…今は抜け殻の様になっています。全国大会に行く事について辻さんと相談した事や演武を決めて稽古に入って思い通りに身体が動かなかったこと等色々思い出します。私にとってこの全国大会は特別な日。三人の子どもと私の四人で同じ舞台に立てるなんてまして全国なんてもう絶対にないだろうと思いました。子ども達もそれぞれの思いを込めて精一杯演武したと思います。私も頑張りました。心地よい達成感がありすごく気持ち良かったです。長坂先生、土橋先生他拳士の皆さんありがとうございました。そして辻さん本当にありがとう。一緒に稽古してヒルトンで同じ部屋に泊まってナゴヤドームで演武して本当に大切な思い出になりました。これからも大好きな少林寺拳法を続けて行きたいと思っていますので宜しくお願い致します。』

●一般団体ファイナリスト&保護者●

☆土橋(32歳・四段)『全国大会・・・。また、あの大きな舞台に立たせてもらい、そして素晴らしいメダルまで頂いて、長坂先生には感謝の気持ちで一杯です。月曜の報告会でも話したとおり、選手として全国大会に出場するのは本当にしばらくぶりでした。全国に向けての稽古では、途中なかなか思うように稽古が出来ず、このままで本当に全国で納得のいく演武が出来るのかと正直、焦りと不安がありました。しかし、メンバー一人一人の頑張りと周りのサポートのおかげで、大会当日は納得のいく、素晴らしい演武が出来ました。メンバーのみんな、一緒にチームを組めて嬉しかったです。そして支えてくれた拳士の皆さん有難う。年々体力的にきつくなり、稽古中は「もう、こんなしんどいの今年でやめにしょう。」と思う事もありますが、団体演武をやり遂げた後には、何事にもかえられない一体感と充実感、そして爽やかな感動があります。この感覚はやった者にしか分からない貴重な経験です。また、あの一体感と充実感を得るため、体力の続く限りは選手として頑張り、皆で感動を分かち合いたいと思います。最後になりましたが、ご支援・ご協力頂きました皆様本当に有難うございました。』

☆津呂本(高校生・初段)『今回初めての全国大会出場だったので緊張とみんなの足を引っ張ってはいけないという不安でいっぱいでした…大会では今まで稽古してきた成果をだしきった本当にいい、すばらしい演武ができたと思います。来年からは就職し忙しくなるので少林寺にも今までのように毎日これなくなる、「もしかしたら最後の大会になるかもしれない…」と思いいどんだ大会でした。最後に長坂先生、応援してくださったみなさん、本当にありがとうごさいました。一般団体の土橋先生、伸司、淳一、まなみ、みほ、ありがとう!そしてお疲れ様でした!!』

☆伸司(高校1年生・初段)『今回の全国大会は、とてもいい大会でした。今までの練習の成果が出ていたし、悔いのない演武ができました。これも長坂先生、土橋先生、団体のメンバー、そして保護者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。』

☆淳一(高校1年生・2級)『今回の大会で自分にとって満足できる演武をすることが出来たと思います。やはりこういう大会は順位等は関係なく、自分にとってどうだったかが大事だと思います。僕は努力したかいがあったと思う事が出来たのでとてもいい経験になったと思います。』

☆同拳士保護者『長坂先生、土橋先生ありがとうございました。拳士の皆さん、お疲れ様でした。全国大会は長い練習に比べると一瞬です。でもこの一瞬にみんなのこの一年の、又それまでの努力や橋本西のすべてが見えます。それを見せてもらって私は感動し、目標に向かって頑張ることの素晴らしさを感じます。 橋本西のすべての方へ感謝します。ありがとうございました。』