上のグラフは銀行間で資金のやり取りがされるロンドンのインターバンク取引の金利です。これをLIBOR「ロンドン銀行間取引金利」と呼びます。
銀行は現金を手元に大量に保有している訳では無いので、手元現金が足りなくなるとインターバンク市場から金利を払って資金を調達します。
様々な返済期間の取引がありますが、上のチャートは最短期のオーバーナイト金利。要は翌日返済の金利。
その金利が1年間の間に0.9%程度から1.7%と倍近くに上昇しています。他の返済期間のLIBORも同様に上昇しています。LIBORが上昇し始めたのはFRBが利上げに踏み切った2015年末頃から。
リーマンショックの直前のオーバーナイトのLIBORが約2%。現在が1.7%。
単純には比較出来ませんが、FRBの利上げと、資産縮小で世界の金融機関の調達金利は着実に上昇しています。これが昨今の株価の乱高下の原因の一つ。
金融緩和バブルは金利上昇で確実に終焉を迎えますが、この時の金利がどの位かのかは神のみぞ知る。
実際には金利上層はバブル崩壊の「ベース」であって、「〇〇ショック」と言われる様な事件がトリガーとなるのですが。
「そのトリガーを握るヤツが勝つ!!」とカッコ良く決めて本日の妄想は終了。(BGMは『キリングバイツ』のOP)