人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

FRBの次期議長候補・・・サマーズならば要注意

2013-07-29 09:45:00 | 時事/金融危機
 

■ サマーズの名前が上がって来た ■

FRBの次期議長候補には、現在の副議長でバーンナンキと同じタカ派のイエレン氏が有力視されていました。

しかし、ここに来てクリントン政権の財務長官であったローレンス・サマーズの名が挙がっています。

サマーズは量的緩和の延長に否定的と言われ、もし彼がFRB議長に就く事が確実になれば、
市場は緩和縮小を覚悟して、一気に後退ムードへと突入します。

もしサマーズがFRB議長になるならば、
それは金融資本家達は緩和バブルをそろそろ破裂させるサインと受け取る事も出来ます。

単なる儲けなどでは無く、世界の変革の為に行なわれる経済崩壊だと思いますが、
はたして、世界は今後、どうなって行くのでしょうか?

陰謀論者としてはとても興味のある局面を迎えています。
高見の見物と行きたい所ですが・・・。



アップルの苦戦は当然・・・携帯の通信方式戦争の行方

2013-07-29 08:49:00 | 時事/金融危機
  

■ iPhoneが新興国でサムソンに負けるのは当たり前 ■

世界の携帯電話の通信方式は、などAT&Tが主導しアメリカや日本などが採用するFDD-LTEと、
中国やインド、ロシアやソフトバンクが採用しているTD-LTE方式に2分されていま。

いPhoneが新興国でサムソンに負けているという報道をよく見かけますが、
その理由に挙げられているのは「価格」と「多様性」といものばかりです。

しかし、iPhoneが新興国市場でシェアを落としている最大の原因は、
iPhoneが新興国の高速通信企画であるTD-LTE方式を採用していない事にあります。
高速通信が必須とも言える大量のデータを送受信するスマートフォンにおいて、
高速通信を利用出来ない事は、ほとんど致命的な弱点となります。

■ アメリカの電波行政戦略に縛られるApple ■

中国などからAppleにTD-LTE方式を採用する様に再三の要求がされています。
ところが、Appleは頑なにこの要求を拒んでいます。

みすみすシェアを失う選択を何故Appleがするのか・・・。
それは携帯電話の高速回線の方式のシェア争いが大きく影響しているのでしょう。
アメリカは自国の企画であるFD-LTE方式を何としても守りたいし、世界に普及させたい。
Appleは、米国内の電波行政のしがらみから、みすみす新興国のシェアを落としているとも言えます。

■ Appleの一人勝ちを許さない世界 ■

一方、サムソンなど新興国のメーカーが成長する為には、
Appleが新興国市場を席捲する事は好ましくありません。

AppleがTD-LTE方式を採用しない事で、新興国でのサムソンのシェアは飛躍的に高まりました。
勘ぐった見方をすれば、世界の指導者達はAppleの一人勝ちを好ましく思っていないのかも知れません。

■ アメリカ本土で非公開にTD-LTE方式のサービスを開始したスプリントネクステル ■

アメリカは中国の華為技術をスパイ容疑で米国内から追い出しました。
ソフトバンクは華為技術の機材を日本でも使用していますが、アメリカでは使用出来ません。
スプリント社買収には調達のスケールメリットも見込んでいたはずですが、
この点では、ソフトバンクの目的は達成されていません。

一方、ソフトバンクのスプリント社買収のもう一つの目的はTL-LTE方式をアメリカで普及させ
AppleにiPhoneのTD-LTE方式採用を促す事にあります。

ソフトバンクは日本国内でもTD-LTE方式を採用していますが、
iPhone5も、この方式を採用しなかったので、投資が有効に活用されていません。
iPhone5がFD-LTE方式しか採用しない事を知ったソフトバンクは慌てて国内でFD-LTE方式を整備しました。
買収したイーアクセスの設備を活用したのでしょう。

ソフトバンクはiPhoneにTD-TLE方式を採用させて他社と差別化を図ると共に、
日本でもTD-LTE企画を普及させたいと必死です。
ここら辺は、電波方式戦争の一部なのだと思います。

アメリカでようやく買収に成功したスプリントネクステル社ですが、
早くも8都市で非公開にTD-LTE方式のサービスを開始しています。
アメリカのAT&Tなどに対立する陣営の存在を伺わせるスピードです。

スプリントが買収したクリアワイアーはTD-LTE方式を採用しているので、
ソフトバンクはTD-LTEの採用をAppleに迫って行くのでしょう。

■ 次世代のiPhoneからはTD-LTEが採用されるかも ■

中国最大の携帯電話会社であるチャイナモバイルの会長は、
AppleがTD-LTE方式をiPhoneに採用する確約を得たと発表しています。

これに関しては、いつもAppleが裏切っているので、今回もどうなるか分かりません。
しかし、もしTD-LTE方式が採用されれば、ソフトバンクには追い風が吹きます。

■ TD-LTEの背後に見え隠れするゴールドマンサックス ■

アメリカでTD-LTE陣営の背後に見え隠れするのはゴールドマンサックスです。
ロスチャの本拠地であるイギリスもボーダフォンがTD-LTE方式を採用しています。

新興国の成長の背景には、ロスチャとゴールドマンの戦略がある事は周知の事実です。
BRICsを提唱して、新興国投資ブームの火付け役となったのはゴールドマンです。

アメリカにおける携帯電話の高速通信方式の戦争は、
旧来から電波インフラを牛耳るAT&T勢力(ロックフェラー)に、
ゴールドマン・ロスチャ陣営が仕掛ける形で進行しているのでしょう。

アメリカ当局は携帯電話会社を外資のソフトバンクが買収する事を許しました。
この事からも、アメリカの旧勢力であるロックフェラーの退潮が伺えます。
以前であば、TD-LTE勢力の先兵であるソフトバンクの進出は阻止されたはずです。

■ 何かと攻撃されるApple ■

最近、Appleはタックスへヴン問題などでも議会で追及されています。
どこのグローバル企業も同様な節税対策を行なっている中で、Appleっが狙い撃ちされています。

ロイターの記事の多くは、明らかにサムスン贔屓で、Appleに冷たい内容が目立ちます。

ロイターはロスチャの通信社ですから、この事からもロスチャの戦略が透けて見えます。

■ 誰が孫社長の背後に居るのか? ■

日本のメガバンクはソフトバンクにスプリント買収の資金を融資しました。
社債がジャンク債扱いにされる財務内容に会社に、何故巨額融資がされるのか?

それは、ソフトバンクが日本におけるロスチャ勢力の先兵だからに他成りません。
法律によって硬直化した電波行政や、電力の自由化などに孫正義は果敢に切り込んでいます。
これは、戦後ロックフェラーと日本の官僚が一体となって作り上げた利権構造を壊すものです。

アメリカではロックフェラーの退潮が顕著になって来ました。
日本はロックフェラーの至宝とも言える国でしたが、
その利権もどんどん切り崩されて行く事でしょう。


以上は私の勝手な妄想ですが、ソフトバンクがアメリカで成功を収めるならば、
ロックフェラーの衰退は相当進んでいると見ることが出来るかも知れません。

当然、日本国内でも大きな利権のシフトが今後発生する事でしょう。

アベノミクスを後ろから操作するジャパンハンドラーズ達は、
小沢一郎を謀略で失脚させるなど、ロックフェラーの陣営に属していました。

はたして、現在の彼らは、誰に仕えているのか、興味ある所です。
米中関係もロスチャ主導となれば、友好的になるでしょう。

結局、TPPは中国包囲網では無く、
日本の利権構造を解体するだけで終わるかも知れません。


携帯電話の通信方式を巡る争いから、妄想が膨らんでしまいました。
ニュースでは決して触れられる事の無い事実を妄想するのが「陰謀論」の楽しみです。