人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

「信じる力」・・・アメリカンパワーの原泉

2013-01-22 11:33:00 | 時事/金融危機
 

日経新聞のネット版に、オバマ大統領の演説の趣旨が載っています。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2200H_S3A120C1000000/

<引用し、青字を勝手に加えました> 

大統領就任式に集うたびに、我々は合衆国憲法の不朽の力の証人となる。我々は我が国の民主主義の誓いを確認する。この国の結束を可能にしているのは、肌の色でも信仰でも名前の起源でもないことを思い起こす。(それは金の力なのだ。)

10年間にわたった戦争は終わりつつあり、経済の復興が始まった。米国の繁栄は中間層の双肩にかかっている。一握りの人々だけが豊かさを享受し、多くの人がかろうじて生活しているような状況で、我が国の成功はありえない。(既に私はアメリカの中間層には期待していない。次なる10年は、新興国で膨れ上がった中間層が、一部の人達を支えてゆくのだ。これまで、良く頑張ってくれた、アメリカの中間の人達よ。)

医療費と財政赤字を減らすためには厳しい選択が必要だ。だが、米国(の繁栄)を築いてきた高齢者の世代をケアするか、未来を担う世代に投資するかという二者択一には反対する。自由は幸運な人々にだけ、幸福は少数の人々にだけ保証されるものではない。高齢層や低所得層向けの社会保障制度は「ただ乗り」を許すものではなく、人々が国を繁栄させるためのリスクを取れるようにするためのものだ。(「ただ乗り」の時代は終わった。これからは「負担」の時代が始まるのだ!!)

我々は気候変動という脅威に対応していく。持続可能なエネルギー源(の確保)への道のりは長く、時には困難をもたらす。しかし、米国がこの流れに逆らうことはできない。先駆者となるべきだ。(・・・と言っておこう。でも最近、寒いなあ・・・。)

我々は軍事力と法の原則の下に米国民を守り、米国の価値観を守る。他の国々との違いを平和的に解決するよう試みる勇気を持つ。これからも世界中のあらゆる地域で強力な同盟の「錨(いかり)」であり続ける。(そして、これからも世界のあらゆる地域の戦争にチョッカイを出したい・・・でも、そろそろ財政がそれを許さない。もしかすると、アメリカ人は本当に戦争から開放されるのかも知れない・・・困った事に・・。)

我々は世界中の民主主義を支援していく。妻や母や娘たちが努力に見合う生活を営めるようになるまで、同性愛の兄弟姉妹が法の下で平等に扱われるようになるまで、米国をチャンスのある国と信じる勤勉な移民たちを受け入れるより良い方策を見つけるまで、我々の旅は終わらない。子どもたちがいつでも安全を感じられるようになるまで、旅は終わらない。(旅より先に、アメリカの連邦国家が終わるかもしれないなあ・・・。)

生命や自由、幸福の追求といった言葉や権利、価値観をすべての国民のために実現することが、我々の世代の役目だ。絶対主義を理念と取り違えたり、政治を見せ物にしたり、中傷を合理的な議論であるかのように扱うべきではない。我々の仕事が不完全になるとわかっていても、行動しなければならない。(なーーんてね。ちょっとカッコイイかな。・・でもこのスピーチこそが見世物なんだけどね・・・。)


<引用終わり>


人は信じる事で力を得ます。

アメリカ国民は、オバマ大統領のスピーチに胸を熱くし、

そして、心からの拍手を送ります。

彼らの「信じる力」が、アメリカを復活に導くでしょう。

そして、オバマの言葉の揚げ足を取ってしまう私などは

彼らの繁栄を、指を咥えて眺めるしかないのです。

信じる者こそ救われるのです。




「アベノミクス」も信じる者は救われ、

信じない者は、救われないのかも知れません・・・。







日本人から見れば、単なるキレイごとが並んでいるだけに見える大統領演説。

しかし、比較的学力も高く、社会的責任の重い人達も

案外ストレートにこのスピーチに感動するのがアメリカ人です。

これは、社会的洗脳なのか、それともアメリカ人気質なのか?



「政治家はウソを付くものだ」という事を前提にする日本やヨーロッパとは異質です。

アメリカって、本当に不思議な国だと思います。

だから、最強国家なのだとも思います。

中学の部活と一緒ですね。

心を一つにする時、集団は最大のパフォーマンスを発揮します。

信じて疑わず・・・・これこそが、今の日本人に欠けているものなのかも・・・。