人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

試し撮りシリーズ・・・夜景

2013-01-26 07:53:00 | カメラ・写真
 





本日の試し撮りは、ちょっと海外旅行へ。

・・・ウソです。

近所の東京ディズニーシーに出かけて来ました。



私は仕事柄夜景を撮る事が多いのですが、

OM-Dがどのくらい夜間撮影に使えるか試してみました。



本来、観光写真には広角から始まるの標準ズームが便利ですが、

今回は60mm F2.8 macroが、街中で常用レンズの代わりになるかを試してみます。

60mmとはいえ、マイクロフォーサーズなので35mm換算で120mmの中望遠です。

ポートレートなどは得意ですが、街中で風景を切り取るのにはちょっとコツがいりそう。



実際、風景を全体的に広く切り取る事は出来ないので

上の写真の様に、一部を注視した様な構図になります。

ただ、意外とそういう絵は面白みが無いので、

手前に街灯を入れて、奥行き感を出してみました。


F2.8の開放では後ろがボケ過ぎたのでF5.6まで絞ります。

多分、1/15くらいのシャッタースピードですが全然手ぶれしません。

ISOは常用の上限のISO1600ですが、暗部のノイズはPCで普通に見る分には問題ありません。





35mm換算で120mmという焦点距離だとロードサイドから建物の全景は狙えません。

そこで、窓のフレームを利用してみます。

いい加減に撮ったので、ちょっとズレテますね・・・。




望遠レンズのお決まりの構図の圧縮効果を利用した構図。

コントラストの強い、ローキー気味の写真ですが

ISO1600でも暗部のディテールが残っています。

コンデジや数年前のデジイチでは、ノイズだらけになりそうなシーンです。





開放での画質をチェックしてみます。

点光源の描写も悪くありません。

これ1/8くらいだったと思うのですが、しっかり構えればブレません。

OM-Dの手ぶれ補正は、シャッタースピードで5段程度を補正してしまう

縦横だけでなく、ロールやピッチなど回転方向やZ軸方向も補正してしまう5軸補正。

カメラもかるくいので、夜景で三脚を立てる必要もほとんど感じません。





再び、ローキーな絵作りに挑戦。

画面隅に配置した照明器具もシャープに描写されます。

60mmF2.8 macro なかなか侮れません。




でも、やはり中望遠は旅行には向かないですね。

マイクロフォーサーズの明るい標準ズームが出たら絶対買いなのに・・。





でも、やっぱりマクロレンズは物撮りで本領発揮。




ついでに、ディズニーの宣伝。



1月、2月はパークが比較的空いている時期です。

私のお勧めは、乗り物よりもショーを中心に楽しむ大人のプラン。

ブロードウェイシアターやハンガーステージのショーは大人向けです。

それと、タートルトーク、これ楽しいですよ。


子育てが一段落した皆さん、

ご夫婦二人で、恋人時代に戻って楽しむのはいかがでしょう。



そうそう、ディズニーシーの夜のショーは最高です。

見る位置としては、ホテル側からがお勧め。

ホテルのレストランの中でも、スピーカーからショーの音が流れていますので、

寒さが苦手なあなたは、ホテルのレストランを予約されるのも大人の贅沢。


皆さん、是非、わが街、浦安へ!!




<追記>

OM-Dの良い事ばかり書いていますが、マイクロフォーサーズの弱点が1つ。

それはフォーカシングが遅い事。



特に、照明器具の様に光っている物は苦手。ピントが迷います。

でも、ファンクションボタンにマニアルフォーカスを割り当てておけばある程度カバー出来ます。

フォーカスリングを回した瞬間に、ファインダー像が10倍に拡大され、

正確なフォーカシングが可能です。

シャッター半押しで、通常倍率に復帰します。


ちょっと慣れるまで戸惑いますが、

マニアルフォーカスの時代に、スプリットイメージでピント合わせしていた事に近いかも。

私達の様に、オールドユーザーはマニアルフォーカスに慣れているから、

手動でのピント合わせは、むしろ写真を撮っているって感じがして楽しい。


最近のミラーレス機はフォーカスの弱点を克服した機種が出始めています。

SONYのNEXはハーフミラーで位相差式の測距を実現しています。

撮像素子のC-MOSセンサーの中に、位相差式のセンサーを組み込む機種で出始めています。

オリンパスもこの特許を出願しているので、

次のOM-Dの上位機種は、きっと位相差式の測距を搭載してくるでしょう。

そうなったら、フォーサーズの竹レンズや松レンズがストレス無く使えるので、

それこそ、フォーサーズ機の後継機は不要になってしまいます。



オリンパスとしては、マイクロフォーサーズのレンズを売る為には、

フォーサーズ用のレンズとの100%互換は避けたい所ですが、

CANONなどは互換性が高い様なので、オリンパスも追随せざるを得ないでしょう。


オリンパスファンとして、松竹レンズが使えるマイクロフォーサーズは喉から手が出る程尾欲しい。





もう1つ、気が付いた点は、液晶ファインダーは露出補正が快適。

写真を撮る時、オートの露出でまともな露出を得る事は難しい。

特に、私は仕事上、照明器具を取る事が多いので、露出補正は常用します。

オリンパスはOM2の時代から、露出補正ダイアルが一番操作し易いカメラでした。

写真を撮るなら、露出補正は当たり前という発想です。

シャッター面の反射光を測光するOMシステムでは、

露出決定が平均的になる傾向があったので、それを補う為だったとも思われます。



液晶ファインダーのライブビューでは露出補正後の明るさで表示されます。

カラーバランスなど、各種効果もリアルタイムで確認出来ます。

もう、これに慣れてしまったら、絶対に光学ファインダーには戻れません。