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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

2012年 極私的アニメベスト10 ・・・ 47歳オヤジのアニメライフ

2012-12-31 06:29:00 | アニメ
 

■ アニメよ2012年もありがとう ■

今年もあと僅か1日を残すのみ。
現状、アメリカが「財政の崖」を乗り切るのか、未だ決まっていませんが、
「マヤの予言」も無事クリアーしたので、
2012年に世界が崩壊する危険性は遠のいたようです。
イルミナティーの世界政府樹立も達成されませんでした。

様々なブログが本年を振り返っていますが、
私は前向きな人間なので、後ろは振り向かない事にしています。
だけど、アニメだけは1年を総括して自分なりに整理したい・・・。
そこで「極私的2012年アニメベスト10」なるものを決めようと思います。


1位 輪廻のラグランジェ



人の印象というのは不思議なもので、
放送終了後に、「凄かった!!」と思う作品でも、時間と共に記憶が薄れるものと、
「イマイチだったかな?」と感じても、なんだか段々と自分の中で存在が大きくなる作品があります。

『輪廻のラグランジェ』は前期は圧倒的に面白かったのですが、
後期が失速したので、放送終了後は「イマイチ」判定でしした。

でも、日常のふとした瞬間に、マドカやランやムギナミを思い出してしまいます。
これって、実は父親の心境で、何だか鴨川に下宿している娘を思いやる気持に似ています。
「今頃、どうしているんだろう?」・・・非現実のキャラクターに対して、
そんな感情を抱いてしまうなど、オタクもかなりの重症ですが。
でも、鴨川の青い海と青い空の下、彼女達が走り回っている気がして仕方がありません。

それに、仕事で落ち込んだ時、「ジャージ部魂」を聞くと元気が出ます。
ジャージの袖をまくって、「もうひと頑張りしよう!」っていう気がしてきます。

日頃アニメを見る時、作り手の事をあれこれ想像してしまう私ですが、
この作品だけは純粋に、キャラクター萌えで楽しんだ気がします。
ですから「極私的ベスト10」的には、やはりベスト1は『輪廻のラグランジェ』に決定。

2位 謎の彼女X



この作品、実は家内のお気に入り。

だいたい家内はアニメが嫌いで、
私が居間のPCでアニメを見ていると、何かと邪魔してきます。

ところが、少女マンガ原作の作品は静かに見ている・・・
『宇宙兄弟』も楽しそうに見ている・・・
そして、この『謎の彼女』は、見てない振りをしながら、しっかり見ている。
ヨダレのシーンでは、「エー、こんなのアリエナイーーー」と盛大にツッコミを入れている。
カラオケで、楽しそうに主題歌を歌っている・・・・。

だから、家内の為にこの作品を2位とします。

まあ作品のインパクトとしても、素晴らしいものがあるので。
私も大好きです、卜部さん。



3位 ガールズ&パンツァー



「女子高生と戦車」。この組み合わせだけで勝ち組です。

アメリカにも『タンクガール』なる作品がありますが、
アメリカ人にとって、戦車のそそり立つ主砲は性的シンボルなのでしょう。
だから組み合わせるのは、パンクでビッチなイメージの女の子。

でも日本は「精神の国」ですから、戦車にも神が宿ります。
「戦車道」は、女子高生の精神を鍛える武道。

花も恥らう乙女達が、油と硝煙にまみれて、砲弾を打ち合う・・
そこには、仲間と相手を思いやる気持も溢れていて、
この「ヌルサ」が日本のアニメの良い所だと私は思っています。

日頃バカにされがちな「オタク」とか「萌え」を前面に出しながら、
こんな真面目で硬派な作品だって作れるという驚きを与えてくれました。

戦車のCGに凝り過ぎて、放送を2回も落し、放送枠内で終了できませんでしたが、
製作が間に合わない週に放送された「総集編」の2編が実に出来が良い。
登場人物紹介や、戦車道のルールが紹介されていますが、
視聴者が疑問に思っていたことに、的確な答えを与えていて、
スタッフに感謝です!!


4位 ヨルムンガンド

5位

現代の戦争の裏側を克明に描くこの作品。
本当は今年のベスト1にしても良い。

人物もそれぞれ魅力があって、最高。
・・・ただ、冷静に考えると、全員がどこか狂っている・・・。
いや、狂っているのは世界の方か?

最終話、登場人物がチラっと写るシーンの
CIAのブラック課長のデスクの上の書類・・・
「NEW WORLD ORDER」と書かれていた・・・。

『マギ』の11話で、通貨制度を利用した他国支配を克明に説明していましたが、
日本のアニメや漫画は、かつての共産圏のSFの様に、
世界の矛盾や、裏側をひそかに追及するメディアになっているのかも知れません。

5位 ココロコネクト



原作を褒めるべきかも知れませんが、
アニメの出来栄えも実に素晴らしい。

男子校だった私は、未だに共学の高校生活に憧れています。
こんな高校生活を送りたかった・・・。

まあ、心が入れ替わったり、過去に退行するのは勘弁ですが・・・。

未放送分のDVDが発売されているみたいですね。
原作の最終巻は発売されたのか、後で本屋に行かなくちゃ!!

6位 TARI TARI



とても地味な内容の作品ですが、丁寧に作りこめば、どこかで作品に血が通いだす好例。

序盤数話が、あまり良くない出来だったので、
「神回」の5話以降の素晴しさが、かえって引き立ったとも言えます。

アニメって、脚本によってこうも変わるのか・・・という好例。


7位 モーレツ宇宙海賊 



これは『輪廻のラグランジェ』とは逆に、時間と共にイメージが薄くなる。
マリカがあまりに優等生だから、「心配」にならないのが原因かと・・・。

ただ、内容的には、今期べスト1でも十分通用します。

前評判も低く、放映序盤は話題にもならなかったのに、
放送を終了してみれば、映画化まで獲得し、
さらには、主題歌はモモイロクローバーZをスターダムに押し上げた!!

TVが無いから紅白が見れないけど、モモクロ、紅白出場オメデトウ!!
(こちらは、やはり父親の心境で応援しちゃいます)


8位 中二病でも恋がしたい



凸森がひたすらカワイイ。


9位 坂道のアポロン



家内のお気に入りなので。
大人にはお薦めの1本です。


10位 Fate/Zero



主人公に全く魅力が無いのですが、
ライダーの魅力に免じて許す!!

まあ、この作品を評価しない訳にはいかないでしょう・・・。



特別賞  ジョジョの奇妙な冒険



まさかジョジョがアニメで見れるとは。
それも、こんなにもジョジョしている。

特別賞を進呈します!!


異論反論いろいろあるでしょう。
私的にあは、「アニメならではの作品」という事を重視しました。
小説でも映画でも無い、アニメやラノベや漫画でしか描けない世界や感覚があります。
「萌え」とか、あるいは心が「ホッコリ」する感覚なのですが、
日本が作り出し、世界が共感した素晴しい感性では無いでしょうか。

世界中の人の心が「ホッコリ」していたら、戦争なんて起こらないのに・・・。




■ 今年も皆さん ありがとうございました ■

日記など全然続かない私ですが、
何故かブログは、ほぼ毎日更新してしまいます。

これも、皆さんのコメントや拍手やアクセスのおかげです。

皆さん、一年間ありがとうございました。
2013年が皆さんにとって、良い年である事をお祈りしています。



最後に、アニメ業界で働く皆さん。
50前のオヤジオタクにこんなに楽しい作品を見せてくれてありがとうございます。

DVDを買ってあれられれば良いのでしょうが、
やはりオヤジにはハズカシイ・・・。

来年も素晴しい作品を期待しています。
皆さんにも、ステキな年が訪れますように!!
そして、皆さんの作品がヒットしますように!!