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先週の日曜日、
折りしもオリンピックの女子マラソン真最中、
私はといえば、自転車で一路、銚子を目指していました。
何故って・・・多分、皆さんTVに夢中で
道が空いているかなと思ったので・・・。
空は生憎の小雨模様。
自転車にはカワイソウだけど、
人間には、水冷状態で快適。
ただ、タイヤが滑りそうで、ちょっと神経を使います。
道は、やはり空いているます。
津田沼から銚子へは、国道296を一路 九十九里に向かい、
後は海沿いに北上あるのみ。
成田空港を横目にひたすら走る事65Km、平均時速25.8Kmで
九十九里浜に到着。
台風の接近で、海は荒れ気味。
大喜びのサーファーが大勢波間に浮かんでいます。
ここからは一路北上。
しばらくすると、「飯岡自転車道」なる道が
海岸線に現れます。
しかし、海沿いは向かい風が強いし、
道が所々砂に埋まっていたりで、速度は出せません。
晴れっていたら、きっと気持が良い道でしょう。
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飯岡漁港の手前を左折して、海岸線とは別れを告げ、
ここからは、一気に坂を登り登って、
屏風ヶ浦の崖の上の展望台に到着。
刑部岬展望台からは飯岡漁港が足元に見え、
太平洋が一望できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ce/899249b9d9f1d5f8df436f3480f4b28b.jpg)
「日本のドーバー」と言われる屏風ヶ浦は
太平洋の荒波が飯岡台地を浸食して出来た断崖絶壁。
700年間に6Kmも陸地が削り取られたというから
自然の力は驚くものがあります。
現在は消波ブロックで浸食を食い止めているようです。
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さて、ここからは銚子はあとちょっと。
ひたすら上り坂を登ると、
突然不思議な風景の出会います。
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・・・ここは「風の谷」でしょうか・・・。
いいえ、丘の上の風力発電です。
どうりで、向かい風が強い訳だ・・・。
しかし、最近良く見かける風力発電の風車。
スケールを無視したような構造物ですよね。
きっと、モーター部分だけで乗用車くらいの大きさでは。
海から急激に上昇した空気が雨を振らせるのか、
しばらく小雨の中を走ります。
ひたすらスリップに気をつけながら・・・。
向かい風と闘いながら・・・。
途中、犬吠埼方面に右折すると、
景色に又海が戻ってきます。
そして、「地球が丸く見える丘公園」なるものが出現。
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今来た屏風ヶ浦も一望で出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/e8/ed79593745e1c15ca5b104452d177752.jpg)
地球がはたして丸く見えるかどうかは、
実際に確かめてみて下さい。
さて、ここまで来れば犬吠埼までは坂を下って一気です。
途中、銚子電鉄の犬吠駅に立ち寄ります。
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さすがに本数が少ないのか、
電車には出会えませんでしたが、
頭にイヌを載せた貧乏神なるものを発見。
「貧乏がイヌ」という事でご利益があるそうです。
しかし・・・この貧乏神・・・懐かしい・・・。
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犬吠駅から岬まではほんのちょっと。
観光客がちらほらと歩いています。
醤油の焼けた匂いがしてきたら、
犬吠埼に到着です。
ここまで、距離98Km、平均時速23.4Km,4時間12分。
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生憎の空模様で観光客は少なめ。
それでも、荒海の景色と堪能できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/97/8e9a25aa259437c1c904cbe79bf2f8c3.jpg)
犬吠崎の地形は白亜紀の海底堆積地層を
波が浸食して出来たそうです。
学生時代には歩けた灯台下の遊歩道は
半分海中に没して、立ち入り禁止でした。
たかだか20年で地形まで変えるとは・・・・。
さて、空模様が怪しいので、
観光もそこそこに岬を後にします。
銚子電鉄の錆びたレールも一応写真に収めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/28/580ee90b489d15131715b3fb82a626fc.jpg)
途中コンビにで昼食。
すると、駐車場で錆びたマウンテンバイクの青年が
ロードマップのコピーを見ながら・・・。
「何処から来たの?」って聞いたら、
東京から、東金を通って3日かかりで来たそうです。
途中は野宿で。
そして又、東京まで利根川沿いを帰るとの事。
ウーン。まさに自転車の旅。
でも、チェーンに油を差した方が良さそう。
かなりパワーをロスしていそう。
これも又、若さならでは・・・。
自転車の性能に頼りがちなわが身と我が歳が、サビシイ・・。
旅の安全を祈って、青年と別れ、
一走りすると直ぐに銚子駅に到着。
天気が心配なので自転車をたたみ
電車で帰る事に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/85/fa7480fdf42524addadaad77d3a2c707.jpg)
と,途端にザーーーという音とともに、大雨が襲来。
イヤー、危機一髪でずぶ濡れになる所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/fd/350264cb56a98955aa57634442c38bda.jpg)
「濡れ煎餅」をお土産に買って、
ビールも買って、後はのんびりローカル列車の旅。
自転車で4時間30分の行程を、
電車で3時間近く掛けて帰ります。
今日の走行距離は100Kmちょっと。
半日の「プチ人力でGO」で、
千葉県最東端の犬吠埼まで到達しました。
PS
「濡れ煎餅」、皆さんはお好きですか?
家内や母は大好きのようです。
職場でも女性には概ね好評。
でも・・・私は許せません・・・・。
だって、あれって、
机の上に3日間放置した煎餅と一緒ではないですが。
しかも、梅雨時に・・・・。
煎餅はバリ、ガリ、ボリ、が命。
基本は下町の固焼き煎餅。
・・・アー、鶯谷の「てごな煎餅」の「大胡麻」か、
浦安の「浅田煎餅」の「焦げ煎餅」が食べたくなってきた。