『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

連鎖を断ち切る!

2012年05月02日 05時03分01秒 | ぺこちゃんにまつわる話
まず、昨日は咳けほけほもなくなって、ぺこちゃんはすっかり元気です

負の連鎖に陥っているのはむしろ私の方なのだ。
先の記事を消去してしまおうかとも思ったけれど、自分の為に残しておく事にした。
と、いうのも・・・

今回のぺこちゃん、いくらなんでも頑な過ぎる。
これまでこんなに「良いって言われた!」と言って我を通そうとした事はなかった。
あいまいにして自分の失敗をなかった事にするのは、そりゃ度々あるけれど・・・
と、私の方があれこれ思ってしまったので、連絡帳にもう一度書いてみた。
“そちらに電話した後も頑なに「行っても良いって言ってた。」と言い張っているのですが
頑固になってきたのは年のせいでしょうかね?”とかなんとか一部冗談交じりに。
で、私がそれを鵜呑みにして、そちらから声をかけてくれたのだと勘違いをして申し訳なかった。と結んだ。

その返事を読んで少なからず怒りを覚えたのは、やはり私の中ではぺこちゃんは身内なのだな
なんでも、休日にデイを利用しない人は何人かいるので終礼の時に「明日来る人?」と挙手してもらった時
ぺこちゃんもしっかり手を挙げていたのだけれど、話の途中だったので特に触れなかったとの事。
触れなかったですが、来ても良いとは言った訳ではないのですが・・・

はぁっ???おいっ!触れろよ!!
手を挙げて何も言われなかったら、そら来てもいいって思うやろ!!
つか、あんたら何年知的の子ら見てるんや??
こっちの意図している事が正しく伝わらない時があるって事を何度も経験してるんやないんかいな??

怒りと共に、なるほど!!と全面解決。ノートを出さなかった理由もこれですっきりした。
ぺこちゃんは、手を挙げた事で自分は行けると思ったのだ。
それは、自分が決めた事で、姉ちゃんに言ってもらって決まった事じゃない。
おそらく、ぺこちゃんは「姉ちゃんに言わなくても自分で出来たっ」と思ったのだ。
なので、それを曲げられたって事はプライドを傷つけられる事になっちゃったんだ。



施設側の個人懇談会が行われるようになったのが2年前。
そこで、私は保護者として「すみません。」を連発しなければならなかった。
デイでは元気すぎて注意される事が多いとか、喧嘩もするし時には手が出てしまう事も・・・
何より私がある程度構えて彼女を見るようになったのは、家での出来事が全く違った形で伝わっている事だった。
同じように、おそらくデイでの出来事も私の解釈している事とは違っているのだろう。
でもそれらは、全く知らなかった訳ではなく、家族の大切な事は彼女の耳に入らない様に注意し続けて来たように
想像は出来てはいたのだが、まさかこれ程とは・・・と勝手に凹んだだけなのだが
聞けば聞くほど家でのぺこちゃんとデイでのぺこちゃんはまるで違ったのだ。

でも、それは仕方ないのかもしれない。
だって小さい頃から施設で育った彼女には、家こそが“良い子にしてなきゃいけないよそ行き”の場所なのだ。
そう。実家で会った時には物静かで可愛らしいぺこちゃんだったからこそ、同居してもなんとかなると思ったのは私だ。
けれど実際、彼女にとってはデイの方が本来の自分を出すことが出来る場所なのだ。

10年近くも一緒に暮らしているのに・・・って結構ショックで、ぺこちゃんを話題にする事も嫌だったけど
そう考える自分の方がおこがましい。たった10年で人一人の何が分かるよ!?
今回の事で改めてそう思った次第。
これからは、多々お目汚しになるだろうけど、ぺこちゃんとの暮らしにもまた触れて行こうと思っておりますよ。




・・・だって、大方私の愚痴話にしかなんないもん・・・ひひっ
コメント (2)
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