始まりは美しい場面ばかりではなく……

1月ももう終わり。

すぐに2月、3月と、あっという間に時は過ぎる。

その〝時〟と言うものを力の限りで味方に付けないといけない人達は

過去、未来、現在もどれだけおられらるのだろう。

おめでとうございますとご挨拶してから、もう1ヶ月近くが経過してしまった。

出来ればその時の気持ちのままに、新しい年を過ごしていたかったなぁ……

暮れから新年にかけて、我が家はとても穏やかに、

休む間も無く忙しい日々ではあったけれど、

ありきたりの言葉で言うならば、とても幸せに過ごしていた。

新しいメンバーを含めて、家族が全員揃って新年を祝い

良く食べ良く笑い……

その余韻にそれぞれが浸って、合言葉は「ええ正月やったなぁ。」だった。

かぁちゃんが、その横でたらりと〝よだこさん〟になっているのを

始終笑って拭きながら、鼻ツンツンして遊んだり

さて、次に集まる時のメニューは

なんて早くも考え出したり、今年の予定を細々と書き留めたり……

我が家のメンバー達はそれぞれに元気で

それぞれの場所で新しい年を歩み始めている。

けれど……3週間経った日に若い友人から一言だけメールが来た。

それから、私の時は止まってしまった。

第三者の私がこうなのだ。

これからどうすれば良いのだろう。

言葉が見つからない。

言葉が出てこない。

何事もない様に装って、元気なふりしてはいるけれど……。

そして当然の様に毎日を過ごしてはいるけれど、

全てが当たり前になるには、私でさえ時が必要だよ

信じられない事、信じたく無い事は突然起きる物だと

もう、何度も経験している筈なのに

こんな事は慣れないや。

慣れたくも無いや。

と、ここに書き留めるくらいには、心が動き始めた。

〝時〟を大切にしなきゃいけないな……と、改めて思っているところでございます。