アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

久しぶりのマントゥーマン…♪

2011-01-30 11:36:06 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスは大人組みがお休みで、ジュニアのリナ一人でした。
軽いストレッチや身体慣らしをしながら、
「今日はお姉さんたちお休みなんだよ」
と伝えると
「うぇ~~、マンツーですかぁ~~
そう、リナはマントゥーマン・レッスンが苦手なんだよね。
どうやら自分一人に視線が集中するのが、緊張感をよりあおるらしい。
アンシェヌマンに取り組んでいる間中、センセイ、つまり私の目が、鵜の目鷹の目、根堀り葉堀り、微に入り細に渡って、重箱の隅を突っつくように難を探しているような気がするのかも知れない…
ホントはそんなことないんだけどね。暖かく優しい穏やかなマナザシで柔らかく見守っている……つもりだ……
だからさ、
「ん、いっしょにバーやるからね。バーにアン・ファスとワン・ハンド、どっちがいい?」
「そりゃアン・ファス…」
センセイの背中を見ながら、そして自分の背中を注視されながらレッスンするより、二人横並びで鏡越しに顔を見ながらのレッスンのほうが、まだ気持ちが楽になるらしい。
グラン・プリエからはじめてバットマン・タンジュ1、バットマン・タンジュ2。
バットマン・タンジュ2では途中で軸脚の交代と動作方向の転換をアンシェヌマンに組み入れる。
「…わ……
「ん 普段はこういう切りかえしのアンシェヌマンはまだ出来ないでしょ
「うん…
いつものアンシェヌマンよりもちょっと複雑に組まれた、求められる要素もちょっとレヴェルアップさせたメニューに、ノッてきたね…
そしてバットマン・デガージェ1が終わったとき、
「二人だと次々に進んで休むところがないから、けっこう、くる…
「あぁ、みんながいるときは1回1回いろいろ直してあげたり、説明したりで時間を使うからね」
そうなのよ、リナくらいになるとアンシェヌマンをやってる最中に注意や指示をとばすと、彼女は即反応して動きが改善されるからね。一つのアンシェヌマンが終わってから改めて注意と説明と再試行を、ってことは滅多にない、特にバー・レッスンではね
昨日は1回だけ、ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの最後のルティレ-ルルヴェのバランスのコントロールのコツを繰り返して練習したね。
左軸脚はルルヴェ(=高ぁ~い背伸びね)で、右脚をルティレにして両手をアン・オーに挙げてバランスを取るところ。
リナは残念ながら音の途中でバーに手を戻してしまった…。で、私は音が消えるまでバランスを保って立っていた…と…。
「ええぇぇ~…、それはぁ~
「うふふ…ん、まだまだリナには負けないのさ…
というわけで、コントロールのコツをパーツごとに分けて説明しながらまずはお手本を。そしてリナにゆっくり目の指示をしながら実際の動きを調整していく。
「あ…、出来たぁ

そうしながらバーが終わりセンター・レッスン。
バットマン・タンジュをして、ポール・ドゥ・ブラのチェックをして、アレグロのアンシェヌマン。
まずは身体慣らしにシンプルな抑え目のアンシェヌマン。それがきちんと出来たら大きいパに組み変え。脚を踏み出す位置や重心の移動のタイミングなどコントロールのコツを一通りやって見せながら説明。
「んん~、そんな風に出来るのかなぁ~」
「だぁいじょ~ぶだ 出来るように育ててある…
うん、うん、いいトンベが出来てる、アティチュードの脚の引き上げもそれならキレイ、アームスはもう少し大きくね…。
一人で何度も何度も繰り返して、動きを磨いていくのよね。
リナ、昨日はよく頑張りました 楽しかった

コメント
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