ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

大阪弁 ‐ 想い出のカタリナ

2014年06月18日 | 想い出のカタリナ

 カタリナ、稽古に出しなに、「TVのお守りしてたら駄目ですよ」と、しばしば言われた。
 が、外出や用事をと思っても、例のアシタニ虫が耳元で囁き、横着にも折り合いをつけてしまう。
 それに肩を痛めてPCを自制していることもあって、最近、TVの時間が少し増えたような気がしないでもない。

 そのTV、放送が終了したが「銀二貫」(NHK)と放送中の「極悪がんぼ」(フジ系列)、話の面白さに加えて方言に感心するやら呆気にとられるやら。

 A前者は、天満の寒天問屋の丁稚どんが、“ 返事は、はいじゃなくへいですやろ ” と仕込まれる浪速商人(あきんど)の柔らかな大阪弁。

 加えて、寒天作りの舞台が摂津の原村。
 昔、高槻に住んでいた頃、この辺りのポンポン山や神峯山寺などに家族でハイキングをしたこともあって懐かしい。

 後者は、経営コンサルタントを看板に弁護士法違反を承知のサルベージなど、事件屋の連中が使う怪しげな大阪弁。
 がんぼとは広島弁で悪ガキなどを指すらしいが、芸達者なタレントが喋くる台詞は大阪弁に聞こえる。

 現役の一時期、八尾や富田林など南河内エリアを任されていたこともあって聊かの感慨を交えながら、「なんぼ河内でもそんな汚ちゃない言葉つかわへんで」と、大笑いしながら視ている。

 余談だが、たまに視る「花子とアン」、その中で使われる甲府弁が物語にアクセントをつけているようだ。

 B余談序にモンゴメリ著の「赤毛のアン」、「阿呆くさ、いい歳こいたおっさんがなに視てんねん」と笑われそうだが、「原作にかなり忠実」らしく、結構、面白かったのを覚えている。

 最近、朝日の記者や帝塚山学院の学長を務め、著書「大阪学」シリーズで大阪の文化をユーモラスに解きほぐし人気を集めた大谷晃一氏が鬼籍に入られた。

 大阪弁から話しはそれるが、関ヶ原?以来、官の東京に対して民の大阪、その心意気やどこへいってしまったのかと思う。

 在阪の電鉄会社、株式総会で、“ 在京の某球団みたいに銭に飽かせて集めとらんと、自前の選手育てたらどないだ ” と、質問されたらしいけど、尋ねた気持ち判らんでもない。

 真夏日だった第二日曜(6/8)、カタリナに付き合わせた寿司屋さんに久し振りに寄った帰り道、刷毛のような赤い部分がボトル・ブラッシュに似た「フェイジョア」が咲いていた。
 この南米原産の常緑低木、花も実もあるらしいが、聖母マリアの花、「ユリ」とともに緑に埋もれて映える。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.823

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