ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

助けられて ‐ カタリナ便り

2013年11月05日 | カタリナ便り

 ペトロ、年四回、定期検診を受けている。
 4月の通算六回目の検査で腫瘍マーカに異常値が出たため、翌5月に再検査があって、その検査結果が出るのをカタリナ の病床で待ったことは<何号か前>に書いた。
 幸い再検査の結果は良好で、七回目の検査を二月後の7月、八回目を10月下旬に受けることになっていた。

 ところが、10月から居宅介護が始まり、検査のための時間が捻出できなくなってしまった。

 Aまあ、いいやと、思っていたのだが、何処から伝わったのか外科外来の看護師さんから、「月末(10/31)の木曜10時だったら来られますか」との電話を頂いた。

 それで、六回目の再検査の折、異常値を前に主治医から、ストレスを受けるようなことがなかったか?と問われ、正直に、実は家内が此れこれと話したことを思い出した。

 訪問看護師さんに事情を話すと、「その日午前中一杯介護をするから心置きなく行ってきて」と言って頂き、約束の時間に病院に行くことができた。

 ペトロの主治医のY先生、月・水・金は手術があって外科外来は火曜日のみという多忙さ。
 そんななか、ほとんど待つことなく受診、次回の二年目検査も、時間的な都合はつけるから遠慮なく言ってくれと有り難い言葉を貰った。

 話B_2は飛ぶが、キリスト教に黄金律・ゴールデンルールなる教えがある。

 新約聖書に、キリストが山上で弟子たちと群集に語った教えのなかの一節、“ 人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい ” (マタイによる福音書7章12節/新共同訳)をさした言葉で、黄金律と呼ばれている。

 ちなみに黄金律とは、“ 内容が深遠で、人生にとってこの上なく有益な教訓 ” (大辞泉)という意。
 山上の垂訓とも言われるその説教は、ガリラヤ湖の北端、カペナウム近郊で行われたと推測されている。

 一昨年の<イスラエル巡礼>で、ガリラヤ湖を望む丘の上、ブーゲンビリアなどの花が咲く「山上の垂訓教会」(写真)を訪ねたが、息を呑むその美しさが今も記憶に残っている。

 とまれ、受けた親切、徒(あだ)や疎(おろそ)かにしてはならない、と肝に銘じた次第。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.725

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