ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

天文時計 ‐ ドナウの旅(6)

2015年02月20日 | チェコ/ハンガリー

 旧市街地広場の東、聖ミクラーシュ教会がある。
 その教会の南続きに旧市役所があって、そこに、観光客に人気の高い天文時計がある。

 15世紀に造られたというこの時計、旧市役所の中二階辺り、拍子抜けするほど低いところにあって、手を伸ばせば届きそう。今も毎正時になると仕掛けが動き出す。
 
尤も、案内本を走り読みする程度では、その見方が理解(わか)ろう筈もないが・・・。

   

 ♪ 時代を感じさる様式とピンク色の壁が同居するユニークな旧市役所です
 
縦にふたつ並んだ円、上がプラネタリュウム、天動説にもとづいた天体の動きと時間を表しているとか
  地球を中心に回る太陽と月と他の天体、年月日と時間を示し乍ら1年かけて一周するんだって
  下がカレンダリュウム、黄道十二宮の獣と四季の農事が描かれた暦で、1日ひとメモリ動くんだって
  左下隅(右)にプラカードが写っているが、これが何本もあって、うんざりさせられてしまった

 * カタリナの独り言 〔写真帳・アルバムのモ書きから〕
 骸骨が綱を引いて小さな金を鳴らし、そして左手の砂時計を逆さにすると、上部にあるふたつの窓が開いて、鍵を持った聖ペトロなど十二使徒が次々と登場、最後に、一番上の鶏が一声鳴いて仕掛けは終わる
 わずか20秒ほどのことだったけれど、結構、面白い
 それに、プラカードに短気なペトロがかんかん、そのやり取りが可笑しくって・・・ (

 * 序にペトロも独り言
 写真を撮りたいのだが、おっちゃんが大勢、派手な広告のプラカードを掲げて時計の前に立っていて目障り
 大阪弁で、
どいてんか!」って叫ぶンだけど、言葉は通じないし、彼たちは商売だから動く気なんて少しもなく、だんだん腹がたってきて・・・  (

   

  上円(左)の両脇の人形、何れも左から、“ 貪欲、虚栄心、死神、異教徒の侵略 ” の四つの恐れを示し
 ♪ 下円(中)の両脇の人形は、“ 歴史記録者、天使、天文学者、哲学者 ” なんだって
 
天国への鍵を持った聖ペトロも窓(右側)から顔を覗かせ、その上には鶏がいます

 これまた拍子抜けする思いがするあっけなさ。
 しかしである、なかなか楽しいからくりが仕掛けてあって、童心に帰らせてくれる。

 この後、時計塔に登ったが、最上階から旧市街広場が俯瞰できる。

  カタリナの独り言 モ書きから〕
 ここから眺めるとやたら塔が目につき、百塔の町と呼ばれるのがよく分かる、そして、なんとこの町に似合っているのと、感心してしまう
 ティーン聖母教会が魔法使いのお城のように見えた (

    

  西を望めば、真ん前にティーン聖母教会の双塔が、赤いレンガ屋根の家並みの中に際立っています
  東を眺めれば、西岸の街の向こう、ヴルタヴァ川を挟んで小高い丘の上にプラハ城が望めます

 フラッチャニ地区の小高い丘にあるプラハ城と聖ヴィート大聖堂。
 そのフラッチャニからマラーストラナの丘の麓、ヴルタヴァ川が流れプラハ最古の石橋、カレル橋も望めた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.936 

 前号、ドナウの旅(5)へは、<コチラ>から入れます。


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