プラハ城内の “ 黄金の小道 ”、その一角にあるカフカの家を離れ、イジ―通りを西に歩くと “ 聖イジ―教会 ” がある。
10世紀に完成した城内最古の教会、元は女子修道院、今は音楽ホールとしても使われるとか。
♪ ロマネスク様式の教会としてプラハ屈指の美を誇る聖イジ―教会(左)、残念乍ら一帯は工事中でした
♪ 二階が回廊となっています 音響効果が素晴らしくコンサートも開かれると案内書にありました
♪ 質素な造り乍ら煉瓦色のファサード(右)が建物全体を引き立たせていました
さらに西に進むと第三の中庭と呼ばれる広場。
ここまで来ると観光客が目立ち始めたが、この頃になって、また雨が降り出してきた。
初秋から冬にかけて雨期に当たるのだろうか、何やら日本海側を思わせる暗鬱なお天気が続く。
この第三の中庭の南に、“ 旧王室 ” がある。
オーストリアの女帝マリア・テレジアの時代、三つの建物を繋げてロココ風に改造した宮殿だそうである。
ちなみに、バロック芸術に次ぐ表現スタイルのロココ美術、聊か馴染が薄いが、ロカイユ・貝殻装飾が語源で、曲線を多用した装飾性の高い形体を指すのだそうだ。
♪ 旧王室で注目すべきはヴラジスラフ・ホールと呼ばれる三階の大広間です
♪ 幅16m、奥行2m、天井高13m、中世では教会を除いて最も広い柱のない空間だったそうです
♪ 諸聖人共同礼拝所(中)と新国事録の間(右)です
*カタリナの独り言 〔写真帳・アルバムのメモ書きから〕
ヴラジスラフ・ホールのバルコニーで、一人旅をしているという日本人の青年から、「シャッターを押して下さいませんか」と頼まれた
この旅では、男女を問わず一人旅の若者を多く見かけた ()
♪ 当時の騎士が乗馬したままヴラジスラフ・ホール(左)に入り技を競ったと言われています
♪ バルコニー(中)からマラー・ストラナ地区の素晴らしい眺めを楽しみました
♪ プラハのシンボル、聖ヴィート大聖堂(右)です、ここも工事の真っ最中でした
* 序にペトロも独り言
一時期、海外に出掛ける若い人が減ったと心配されるむきもあったようだが、最近はまた増えてきているようだ、好いことだと思う
ところで、その彼だが、後日ブタペストの街で見かけた、とカタリナが言っていた ()
旧王宮から “ 聖ヴィート大聖堂 ” に向かった。
聖堂の正面に近づくとさらに観光客が多くなり、中世ヨーロッパの面影を色濃く残すこの街の人気の高さを改めて知らされた。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.989
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