ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

南塔 ‐ ドナウの旅(12)

2015年06月19日 | チェコ/ハンガリー

 聖ヴィート大聖堂の南塔。
 展望ホールからは、悠久にたゆたうヴォルタヴァの流れ、城の北に広がる王宮庭園とフラッチャニ、南にはマラー・ストラナの緑豊かな家並みが望める。

    
  1200年の歴史の中で繰り広げられた数々の栄光と挫折
 
この美しい街の佇まいのなかに凝縮しているかのようです

 360度のパノラマを満喫、そろそろ降りようかという頃、若い外国人のグループが到着した。
 彼らに続き、少し先に降りた筈の人達が後戻りをしてきたので、「どうしたのかな?」とカタリナと顔を見合わせていると、件の若いグループの一人らしい若い女性が遅れて到着した。
 このうら若き女性、体躯がほほ階段の幅一杯、ちなみに階段は天辺近くなるほど狭くなってくる。にあって、すれ違えずバックしてきたのだ。

 *カタリナの独り言  写真帳・アルバムのメモ書きから〕
 彼女、顔を真っ赤にして喘ぎ乍らゴールイン、傍らのベンチにへたり込んでしまった
 この様子を見ていた付近にいた多くの人、勿論、私達も拍手!彼女、さらに顔を赤くしてはにかんでいたけれど、その笑顔がとても可愛かった (

 そんなこんなで南塔を降り、第二の中庭を囲む宮殿の西側のマチアス門を抜けると、暫くすると衛兵の交代式があるらしく小雨のなか多くの人が待っている。

 *序にペトロも独り言
 正門の直ぐ側、第一の中庭で、正午の衛兵交代式が行われるのを見学、建物の二階には楽器演奏の衛兵が並び華々しい (

    
  第一の中庭では、衛兵交代式が行われていました
  バッキンガムやウィンザー城など英国のそれと違って衣装は聊か滋味のようです
  正門を出るとフラチャニ広場、傘の花が開いています

 その衛兵交代の様子を少しだけ眺め、正門を出るとフラチャニ広場。
 その広場に続く坂の途中、クロスヴィーチェという店でランチ。
 これまで、食事のことは殆ど書かなかったが、旅の最後に名物だという肉の煮込み料理グラーシュを少し紹介したい。

 *カタリナの独り言
 この料理、赤パプリカを使うのか真っ赤な色をしているけれど、結構、美味しい
 ただ、クネドリーキという蒸しパンみたくなものが付け合わせになっていたが、少し癖があってひと口食べてギブアップ (

   
 ♪ 中欧から東欧にかけての定番料理、真っ赤なグラーシュです
  ウィーンでもブタペストでも、レストランは言うに及ばず惣菜屋にも並んでいました

 食事の後、ロレッタ教会へ、“ ドナウの旅 ‐ プラハ編 ” 、名残り惜しくも?終わりが近くなってきた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.992

 ※ 前号、ドナウの旅(11)へは、<コチラ>から入れます。


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