ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

聖ヴィート大聖堂 ‐ ドナウの旅(11)

2015年06月17日 | チェコ/ハンガリー

 プラハ第一の聖堂、 “ 聖ヴィート大聖堂 ” 、13世紀半ば、黄金のプラハを築いたカレル1世の命で建設が始まったという。

     
 ♪ 19世紀まで正面入り口として使われていたという “ 黄金の玄関 ”(左)ファサードのモザイクが鮮やか
 ♪ ちなみに今の正面玄関(中)はそこから左手へ曲がったところにありますが、扉は閉じられていました

  黄金の玄関の脇、嵩さ100m近くある南塔(右)です

 ボヘミア公ヴァーツラフ1世は、10世紀、キリスト教が伝道されて間もないこの地でその教えを広め、チェコ最初の聖人となり、以来、プラハの守護聖人として尊崇されたという。

    
  正面玄関を飾るバラ窓(左)です
  内陣(中)は、陳腐な表現ですが広く高く、主祭壇を照らすステンドグラス(右)が輝いていました

 カレル1世は自身の戴冠式で、「聖ヴァーツラフの王冠」を作らせ、“ 自分は守護聖人から王冠と統治権を委託されボヘミア王となる ” と宣言した人物らしく、“ 聖遺物礼拝堂 ” に宝石が散りばめられたその王冠が展示されていたが、この手の物は値打ちが全く理解(わか)らなく、玩具に見えて始末が悪い。 

    
  右側廊には、プラハの守護聖人 “ ヴァーツラフ礼拝堂 ” (左)があります
  側廊を華麗なステンドグラス(中)が飾っています 19世紀前半の作とか 流石、ボヘミアグラスの地です
 
 地下のカタコンベ、王家の墓所(右)、10世紀に建てられた最初の教会の壁が遺っています

 ところでふたり、“ 王家の墓所 ” を回って聖堂に戻り、“ 南塔 ” に登ることにしたのだが、さて・・・

 *カタリナの独り言 〔写真帳・アルバムのメモ書きから〕
 自分でも辛抱強い方だと思うけれど、何時も途中で、もうダメ、ここで待ってると根を上げる
 手を引っ張り「頑張って!」と励まし、と言うより、「あと少し、もう少し」と騙してくれるペトロに感謝だ
 独りだったら、うん、なあに階段?ヤメ!で終わる私だから
 おかげで、色んなヨーロッパの街並みを俯瞰することができました (

    
  その南塔、高いところに展望ホール(左)が望めます
  無理矢理誘って少し可哀想なことをした・・・ような(中)、でも、若い?ので直ぐに回復
  プラハの
眺望を楽しんでいます(右)、似たもの夫婦、高い所がお好きなようで・・・ 

 *序にペトロも独り言
 何時もどおり尻込みをするカタリナ、この塔100m近くあるらしくその気持ち分らなくもない
 途中まででもと登り始めるともうあかん 一旦、始めると途中ではなかなかやめられるものじゃない
 息も上がり、もうこの辺でと思った時、漸く上から賑やかな歓声が届きやれやれ よう頑張った! (

 南塔は、素晴らしいプラハの眺望をプレゼントしてくれた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.991

 ※ 前号、ドナウの旅(10)へは、<コチラ>から入れます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロシア行 余話 | トップ | 南塔 ‐ ドナウの旅(12) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

チェコ/ハンガリー」カテゴリの最新記事