ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

澱む水は腐る

2012年10月15日 | 日記

 何年か前、ダン・ブラウンの小説「ダ・ヴィンチ・コード」が随分と話題になった。
 小ブログでも、<バロックの旗手を訪ねる旅>で、前作「天使と悪魔」を取り上げた。

 この本、聖杯、キリストが最後の晩餐で使った杯。を、追って話が展開、「モナリザ」で事件が始まり「<最後の晩餐>」に秘密が隠されていたという、ダ・ヴィンチの名画にまつわる謎解き、そして、キリストに妻があって子までなしていたというオマケ付き。
 ヴァチカンは、「本は間違いだらけ」と批判したが物語として読む分には面白かった。

 Photo_3ところで、過日の朝日(9/21)に、“ 北部エジプトの古代コプト語で4世紀に書かれた古代紙パピルスの切れ端に、「キリストが結婚していた?」と読み取れる字句が見つかったとローマでの学会で発表 ” とあった。

 この記事、“ 縦4cm横8cmの切れ端(photo:asahi.com)に、「イエスは彼らに言った、私の妻は」と書かれた部分と「彼女は私の弟子になれるだろう」という言葉があって、2世紀のギリシャ語を訳したものとされる ” と続けていたが、読まれた方も多いと思う。

 共同通信(9/19)は、米紙YNタイムズの記事、“ 文献所有者が昨年ハーバード大の教授に解読を依頼。パピルスの専門家らの意見も聞き本物と判断 ” と配信。

 Photo_5Photo_6 キリストは非婚、弟子は男だけとして、司祭の結婚や女性司祭を認めないローマ法王庁・ヴァチカンは、“ 公式見解として伊紙に「まったくのできの悪い偽造品」と否定する記事と編集長の論説を掲載した ” と朝日(10/1)は続報。

 そのヴァチカン、法王の執事が機密文書を盗み出し罪に問われた裁判があり、被告は、“ 文書の複写を流出させたことを認める一方で、「盗みではなく無実だ」と起訴内容を否認、「教会内のあちこちで悪事と汚職を目にした。悪事を一掃して正しい道に戻すために、法王の手助けをしたかった」などとも述べた “ と朝日(10/3)は報じていた。

 まあ、澱む水と同じで、聖域と雖も長期間改革しない組織は腐るということ?
 腐ると言えば何時ぞやの朝日朝刊の連載漫画 “ ののちゃん ”、小学生のののちゃん曰く、「鯛は腐っても鯛だが、政治家は腐ればただのゴミ」とか。

 写真は散歩の折に撮った葉っぱ?二種、最近、鉢植えなどで見かけることが多い「初雪蔓」(左)、秋から冬にかけて紅葉するとか。
 もう一枚は、「カラディウム」(右)、錦芋とも、白地に緑の葉脈の「ホワイトクリスマス」種をよく見かける。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.526

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