ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

順番

2011年08月24日 | 日記

 ものには順番、順序、手順というものがある。
 もの心が付く頃から成長する節々でそれを学び、そして、守らなければならない社会規範のひとつでもある。

 今や死語になった感もあるが、“ 長幼の序 ” なるものがある。
 古く、孟子が説いた人間関係上の五つの徳目である、父子の親、君臣の義、夫婦の別、朋友の信とともに五輪のひとつで、基本的な徳目である仁・義・礼・智・信の五常とともに、道徳の基本とされたものらしい。

 が、そんな小難しいものを改めて持ち出さ2ずとも、例えて分かり易い話が、電車などの乗り物は降りる人が先。
 シルバー(高齢者のための)シートは、その名もプライオリティ-(優先順)シートと名を変えた。

 子供も点数で順番を付けられ、やれ塾だ、やれ家庭教師だと、小学生の頃から忙しくて気の毒になる。

 翻ってわがR君、自然豊かな K市で、平泳ぎ、背泳ぎ、クロールと順々にマスター、「今、バタフライの練習中なんだ!」と、電話口の向こうでそんなことはどこ吹く風、「まあいいさ」鳶が鷹を望んでもね?

 今回のテーマ “ 順番 ” には、鶏が先か卵が先かなどと古典的なものから、猫飯と嫌う向きもあろうが、汁に飯を入れるのは邪道で、飯に汁を掛けるのが正道という、それこそ噴飯するものまである?

 ところで、のらくら歩きが<まさか?>の結果をもPhotoたらしつつあると書いたが、<ぽっこりお腹>にその効果は見えない。

 カタリナ、新聞で見知っていたらしく、「痩せる順番があるらしいのね」と言い、「お腹は最後まで残るンだって!」と続ける。

 どうも、痩せる順番は太る順番の逆で、腹、脚、胸、腕の順についた脂肪は腕から落ち、最後にようやく腹と言うことらしい。
 一旦、脂肪の貯蔵庫と化した臍周り、在庫一掃とはなかなか参らぬよう。

 逆順と言えば、最も辛く、そして、悲しいのは逆縁と聞く。
 今日は、子供の守護仏とされる<地蔵菩薩の縁日>(写真上)、大震災で逝ったいたいけない命、賽の河原で迷うことのないように。

 昨23日から、二十四節気のひとつ “ 処暑 ”。 
 萩の花(写真下)がほころび始め、朝夕は心地よい涼風が吹く頃とされる。熱かった高校野球とともに夏も往くか?
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.369

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