ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

サンタンブロージョ教会

2013年08月20日 | 大聖年イタリア巡礼

 大聖年イタリア巡礼、そろそろ終わりに近づいた。
 ローマ時代の遺跡が数多く残り、また、ロミオとジュリエットの舞台となったヴェローナに別れを告げ、最後の巡礼の地、ロンバルディア州の州都ミラノへと入る。

 そのミラノ、これまでのアズーリ色の空とは打って変わったような、今にも泣きそうな雲が厚く覆っている。

 A1 A2 A3 A4

 北イタリアの優等生ミラノ、見所はやはり、ゴチック建築の華ドゥオモ(左/99)
 
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア(中左/00)、それに、
 
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の「最後の晩餐」でしょうか(中右・右/99)
 

 だが、それらのことはこれまでにも書いた。
 で、ドゥオモとグラツィエ教会の中ほど、この町の守護聖人アンブロージョを祀る教会を最後に、この巡礼を締め括ることにしたい。

 その教会とは、99年のふたりだけのイタリア旅行で、訪ねることが叶わなかったサンタンブロージョ教会。

 B1 B2 B3

 午後も遅く折からの雨空もあって薄暗く、全体に素朴な印象
 
小雨の中にひっそりと佇む姿に心癒されるものがあります(左・中/00)
 
天蓋の下にある祭壇は、キリストと聖アンブロージョの生涯が刻まれています(右/00)

 4世紀末に、聖アンブロージョにより創建されたミラノ最古の教会だそうだ。
 そんな印象をがらりと変えてくれるのが、サン・ヴィットーレ・イン・チェル・ドーロ礼拝堂。

 C1   C2_3 C3 

 案内人がライトを灯すとそれまでの印象は一変
 
礼拝堂の丸天井を覆おう黄金色のモザイク(左/00)に圧倒されました
 
グラツィエ教会で、「最後の晩餐」(中/99)に再会(右/00)

 99年、<3時間並んでようやく入場>を果たした教会付属の修道院の食堂も、グループだとあっけないほど簡単、その代わりと言っちゃ何だが、感激も半減??
  いやいや決してそんなことは、盛期ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519/イタリア)の「最後の晩餐」、紛れもなく世界の遺産でした。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.690

 ※ 大聖年イタリア巡礼、前号「城郭の町」へは、<コチラ>から入れます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする