ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

席を空ける ‐ 8月がきた

2013年08月01日 | カタリナ便り

 四月、五月に続いて検診を受けた日(7/30)の午後、病室を訪ねるとカタリナ、「どうだった」と案じてくれる。
 一週間後にならないとなんとも、と応じるペトロ に、「大丈夫よ」と半分自分に言い聞かせるような励ましをくれる。

 2ところでカタリナ、「朝顔便りだけど、投稿して!」と言う。
 明日(7/31)、定番の “七月がゆく” でアップするよと応えると、それとは別だと言い、首を傾げるペトロにその顛末を話す。

 そのサプライズな出来事に、定番 “八月がきた”、敢え無く定席を譲った次第。

 尤も、初秋、まだまだ暑いが暦では七日が立秋。に相応しいお話で、席を譲ると言うより、 “七月がゆく” ともども、席を空けさせて頂いたと言った方が正しいようだ。

 さまざまな思いとともに、今年も<祈り>の葉月・八月が明けた。

 写真は、山上憶良が秋の七種(ななくさ)のひとつとして詠んだ朝顔らしき桔梗、カタリナが育てていたが、白に続いて紫が開いた。

 とまれ、「朝顔便り その後」、<カタリナ 茶の手帳>から入り、ご一読を。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.(677)

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朝顔便り その後

2013年08月01日 | カタリナ ‐ 茶の手帳

 昨日(7/30)の午前中のこと。
 一抱えほどの函を大事そうに病室に届けて下さった N さん。

 何事かしらと訝る私に、取り出されたのがなんと紅と藍の二輪の朝顔、それも切花。

 A_2 どうしても見て貰いたくて MK さんにお手伝いを頼まれたと伺ったが、その趣きたるや “ 利休さんの庭 ” 仕立て、差し詰め私の役どころは秀吉である。

 尤も、花を見るために利休の庵を訪ねるのではなく、花が訪ねてくるプロットに驚かされるやら呆れるやら。

 しばし、N さんのお庭に咲き乱れる花に想いを馳せた。

 朝に咲いて昼ごろには役目を終える朝顔。
 N さんの御自宅から病院まで運ばれるのに、どのような工夫をされたのか窺がい知らないが、瑞々しくも咲き競う二輪。
 そのお花を拝見しただけで、そのお気持ちだけで、嬉しくて涙がでる。

 喜びと同時に、端然と座し朝顔一輪とともに客を迎える、茶人利休の心を垣間見たと言えば、少しオーバーかな?

 余りのサプライズに、昨日(7/31)に続いての投稿となった。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.677 - 7

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