Pegasus_rc's blog

MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

ダカールラリー 2012 SS13

2012-01-16 10:56:54 | Dakar
ダカールラリー 2012 SS13

1月14日 (土)  第13ステージ  ナスカ → ピスコ

エゾン 100Km. SS 275Km. 総合距離 375km.



勝利の女神がデプレにほほえんだ


第13ステージは、ナスカからピスコのSS区間274Kmで争われた。
事実上、最後の決戦の場となるこの日、海岸近くの砂丘地帯がコースとなった。

優勝争いをする二人に審判が下された。
前日まで総合首位に立っていたマルク・コーマ。しかし、2位のシリル・デプレとの差は、わずか1分35秒しかない。
追うデプレが有利なポジションで始まったステージは、コーマのマシンがギアボックスの故障であっけなく決着がついてしまった。
コーマは、2速、3速が使えず、有効な加速が得られないマシンで、だましだましゴールまで辿り着いた。
リタイアせずに済んだ事は幸運だったが、トップから大幅に遅れてのゴールとなった。
その後、コーマは、エンジンを交換し、45分のペナルティが加算されたことで、56分3秒のビハインドを持って明日に臨むことになる。

そして、SSを制したのは、ヤマハのエルダー・ロドリゲス。
今大会初優勝、通算では5度目の優勝は、コーマをマークし最後にアタックした結果、貴重な優勝をもぎ取った。
総合3位もほぼ手中に収めただろう。

デプレは、47秒差の2位。
これで、ダカールラリー総合優勝に限りなく近づいた。

明日は、リマのゴールに向かう。
SS区間は、29Kmの距離。
様々な試練を与え続けたラリーは終わりを告げるが、競技者たちは何を思って走るのだろうか。

「全ての完走者が勝者である」

誰もが、誇りと喜びを胸にゴールラインを駆け抜けるに違いない。




コメント:


エルダー・ロドリゲス: SS1位

SS優勝、いつものことながら嬉しいね。そして、総合でポディウムに登れたら、言うこと無い。今回、いくつかのステージで、最高の走りができたかもしれない。しかし、いくつかトラブルもあったので、SS優勝がとれなかった。しかし、今日は非常にスピードを出して走ったので、シリル・デプレやマルク・コーマとのタイムを縮められた。すごく良いことだ。来年はもう少し順位が上げられると思う。チームと1年間いっしょに準備したら、その可能性はある。新しいバイクにして、それでテストしてみて、さあ、どうなるか楽しみだ。

シリル・デプレ: SS2位

俺はチームメイトのトラブルを喜ぶようなタイプの男じゃない。マルクにトラブルがあったのだとしたらなおさらだ。すごいプレッシャーの中で今朝スタートしたが、彼も同じということは知っていた。リスクを負わないよう、しかし他のライダーがカーブしている所ではできるだけまっすぐ走るというように、タイムを縮める努力をした。給油ストップした時、俺がマルクより5分早いと聞いた。その後、今度は俺が2,3回タイム・ロスした。たいしたことは無かったが、集中しなければならなかった。今日は本当に、本当に精神的にハードだった。いつものことながら、それから解放される最終日が待ち遠しい。ダカール・ラリーでいろいろな事が起こるのを見てきた。今回もだ。冷静を保ちながら、あと少しのダカール・ラリーを楽しみたい。


マルク・コーマ: SS48位

スタートした時は非常にスピードが出て、快調な滑り出しだった。ラリーで、トップを引き続けるのが難しいことはわかっていたから、自分がイメージしていたより早いスピードだった。km25でバイクの調子が悪くなり、スピードダウンしなければならなかった。ギアボックスのトラブルだった。もう、走り出せないかもしれないと思った。だから、今日ゴールできただけでとても嬉しい。しかも総合2位のまま、有り難い。ラリーの間中、ずーっと戦ってきた。そして、どんな時でも、精いっぱいできることをやった。そんなものだ。これ以上できないというところまで戦わない、そっちのほうが情けないことだ。




リザルト SS13

1 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA 03:21:16 - -
2 2 DESPRES (FRA) KTM + 00:00:47 -
3 10 VILADOMS (ESP) KTM + 00:03:00 -
4 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 00:05:13 -
5 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 00:05:46 -
6 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 00:05:55 -
7 34 BOTTURI (ITA) KTM + 00:06:32 -
8 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 00:06:38 -
9 8 FARIA (PRT) KTM + 00:07:06 -
10 64 SCHRÖDER (DEU) KTM + 00:08:14 -
11 32 SVITKO (SVK) KTM + 00:10:13 -
12 28 ZANOL (BRA) KTM + 00:10:26 -
13 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 00:11:12 -
14 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 00:11:58 -
15 21 AUBERT (FRA) KTM + 00:12:11 -

48 1 COMA (ESP) KTM + 00:58:25 Penalty: + 00:45:00

総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 19:01:54 - Penalty: + 00:15:00
2 1 COMA (ESP) KTM + 00:56:03 Penalty: + 01:00:00
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 01:11:27 Penalty: + 00:15:00
4 10 VILADOMS (ESP) KTM + 01:41:12 Penalty: + 00:15:00
5 32 SVITKO (SVK) KTM + 01:49:36 -
6 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 02:15:47 Penalty: + 00:55:00
7 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 02:16:12 Penalty: + 00:15:00
8 34 BOTTURI (ITA) KTM + 03:00:44 Penalty: + 00:20:00
9 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 03:18:46 Penalty: + 00:15:00
10 28 ZANOL (BRA) KTM + 03:24:37 Penalty: + 00:55:00
11 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 03:37:32 Penalty: + 01:00:00
12 8 FARIA (PRT) KTM + 03:52:10 Penalty: + 00:55:00
13 21 AUBERT (FRA) KTM + 04:36:34 Penalty: + 00:16:00
14 17 CZACHOR (POL) KTM + 04:37:52 -
15 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 05:04:33 Penalty: + 01:00:00




The stage summary - Stage 13 (Nasca - Pisco) - 2012/01/14

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局




ダカールラリー 2012 SS12

2012-01-15 00:13:14 | Dakar

ダカールラリー 2012 SS12

1月13日 (金)  第12ステージ  アレキバ → ナスカ

リエゾン 259Km→195㎞に変更 SS 246Km. 総合距離 441km.



コーマ、再び

 第12ステージは、アレキバからナスカへSS区間246Km。この日も砂塵舞う中で、砂との戦いの一日であった。

 昨夜はモトとクワッドのライダー達はマラソン・ステージの為、ビバーク本体とは別個のビバークを設定され、アシスタンスのない一夜を過ごした。

 この日の勝者は、マルク・コーマ。今大会5度目、通算では21度目のSS勝利。前日まで総合首位に立っていたシリル・デプレが、3分57秒差の4位に終わったため、再びコーマが総合首位を奪還した。二人のシーソーゲームは、最後の最後まで続く事になりそうだ。
 2位に入ったのは、2分43秒差で、ホアン・バレダ・ボート。総合順位は、11位だ。
 3位は、3分10秒差で、ジョーディ・ヴィラドムス。総合順位は、4位。総合3位のロドリゲスとの差は、26分45秒である。
 エルダー・ロドリゲスは、7分31秒差の7位だったが、総合3位の座はキープした。

 明日は、事実上、最後の勝負所となるかもしれない。4番手スタートとなるデプレが、1分35秒の差を詰める事が出来るのか。どちらが勝つのか予想も付かないが、互いに全力を尽くしたアタック合戦になる事だけは想像に難くない。


本日の競技者 : モト178台→102台、クワッド30台→12台、オート161台→82台、カミヨン74台→60台。






コメント:

マルク・コーマ: SS1位

今日のは非常に難しかった。シリルの後ろ、4分後にSSをスタートし、追い越すことができた。それは簡単ではなかった。前半ずーっとナビゲーションに集中した。絶対にミスは許されない。しかし、後半で、アタックできる絶好のチャンスがあるのを知っていたので、そこでシリルとのタイムを縮めることができた。明日、まだ大事なステージがある。

ホアン・バレダ: SS2位

前半の週はいろいろトラブルがあったが、他はすべて順調だ。毎日、トップ・グループの中で走っている。一回SS5位、そして今日はSS2位、素晴らしい。すごく嬉しい。今朝の海岸の砂浜ではたくさんのワダチがあって、非常に走りにくかった。自分のリズムをキープしながら、ロード・ブックに集中して、ナビゲーション・ミスしないようにしようと思った。2番目にゴール、非常に満足だ。トップ2人のライダーは別格だ。彼らは本当に速いし、経験もある。今年は勉強の年で、この先も一生懸命勉強するよ。来年はポディウム争いに入れるかもしれない。

シリル・デプレ: SS4位

今日は素晴らしい景色のステージだった。非常に感動した。近年のダカール・ラリーの中で、最も美しいステージのひとつかもしれない。レースはといえば、コーマに追い付かれ、あまり良い日にならないかもしれないと予想していた。後悔はしていない。SS前半ずーっとアタックしていたから。このダカール・ラリーでは、待っているのではなく、戦って自分から手にしなくてはいけないんだ。コーマというスーパーなライバル、彼は本当に速いし、悪賢い。一筋縄ではいかない。だから、毎日、良いリズムを見つけようとしている。そのリズムは今度は我々の番のようだ。だから明日のスタートは俺にとってナイスだ。




リザルト SS12

1 1 COMA (ESP) KTM 02:24:38 - -
2 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 0:02:43 -
3 10 VILADOMS (ESP) KTM + 0:03:10 -
4 2 DESPRES (FRA) KTM + 0:03:57 -
5 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 0:05:25 -
6 8 FARIA (PRT) KTM + 0:07:05 -
7 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 0:07:31 -
8 32 SVITKO (SVK) KTM + 0:09:11 -
9 28 ZANOL (BRA) KTM + 0:09:18 -
10 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 0:10:30 -
11 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 0:11:32 -
12 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 0:12:39 -
13 34 BOTTURI (ITA) KTM + 0:14:30 -
14 22 DUCLOS (FRA) APRILIA + 0:15:07 -
15 50 SALVATIERRA (BOL) HONDA + 0:15:37 -
16 53 RODRIGUEZ (CHL) HONDA + 0:16:03 -



総合順位

1 1 COMA (ESP) KTM 15:38:16 - Penalty: + 15:00
2 2 DESPRES (FRA) KTM + 0:01:35 Penalty: + 15:00
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 1:13:49 Penalty: + 15:00
4 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:40:34 Penalty: + 15:00
5 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:41:45 -
6 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 2:06:36 Penalty: + 15:00
7 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 2:12:14 Penalty: + 55:00
8 34 BOTTURI (ITA) KTM + 2:56:34 Penalty: + 20:00
9 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 3:08:31 Penalty: + 15:00
10 28 ZANOL (BRA) KTM + 3:16:33 Penalty: + 55:00
11 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 3:34:41 Penalty: + 1:00:00
12 8 FARIA (PRT) KTM + 3:47:26 Penalty: + 55:00
13 17 CZACHOR (POL) KTM + 4:25:20 -
14 21 AUBERT (FRA) KTM + 4:26:45 Penalty: + 16:00
15 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 5:00:17 Penalty: + 1:00:00





The stage summary - Stage 12 (Arequipa - Nasca) - 2012/01/13

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局




ダカールラリー 2012 SS11

2012-01-14 09:18:50 | Dakar

ダカールラリー 2012 SS11

1月12日 (木)  第11ステージ  アリカ → アレキバ

リエゾン 171Km→120Km. SS 538Km→478Km. 総合距離 598Km. (4輪コースに変更された)



デプレが今大会4度目のステージ優勝


第11ステージはペルーに入国した。
コース前半は、フェシュフェシュにデューンが待ち受け、後半は、標高1800mの山間部を超えてアレキバへ向かう。

優勝したのはデプレで、今大会4度目、通算では30度目のSS制覇となった。
2位に、ジェラルド・ファレス。
3位は、マルク・コーマとなり総合タイムも2分22秒差に広げられた。
総合3位に付けるエルダー・ロドリゲスは、ミスコースでタイム・ロスし8位でゴールした。

この日は、マラソンステージとなり、モトの競技者だけ別個のビバークが設けられている。
アシスタンスが不在となり、ファクトリー勢もライダー自らの手で整備を実施する事になる。

ラリーは、終わりに近づきある。
最終日はパレード的な走行となるため、実質あと2日を残すのみ。
明日は、デプレもコーマも全力を尽くした激しい戦いとなるだろう。




コメント:

シリル・デプレ: SS1位

ロード・ブックが急に変更になって、コースがわかりにくかった。100m程走った後、マルクが戻って来るのが見えた。彼は俺の2分前にスタートしていた。幸先悪い始まりの、かなりハードな一日だった。マルクとの差はどれくらいになったのかな?重要な事なんだ。どっちにしてもアタックするか走る以外、あまり他にすることが無いんだが。しかし、ファレスがSS2位、それは良くない。明日のレースも難しそうだ。でもダカール・ラリーは何がおこるかわからない。

ジェラルド・ファレス: SS2位

SS2位になれたのは、私にとって、チームにとってとても良かった。SSパート1のゴールに到着した時、私がトップだと言われた。だからその後、SS優勝目指して、精いっぱいアクセルを踏んで走った。最終的に優勝はできなかったが、今日の成績に満足だ。昨日は体調がとても悪かったが、今日はだいぶ良くなった。いいラリーをやっている。チームも素晴らしい。コンスタントに上位にいられるようになってきた。

マルク・コーマ: SS3位

オフピスト、砂路面、石などいろいろなタイプが入り混じったコースだった。今日はシリルがタイムを稼ぐことはわかっていた。最後まで、やれることは全部やる積りだ。まだ3日ある。シリルが前を全速力で走っている時に、戦略を明確にするのは難しい。レース初めから続いているように、限界のスピードではないが、もっとスピードを上げなければならない。



リザルト SS11

1 2 DESPRES (FRA) KTM 04:03:37 - -
2 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 01:39 -
3 1 COMA (ESP) KTM + 2:01 -
4 21 AUBERT (FRA) KTM + 3:30 -
5 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 4:53 -
6 28 ZANOL (BRA) KTM + 5:37 -
7 10 VILADOMS (ESP) KTM + 5:54 -
8 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 7:44 -
9 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 7:44 -
10 32 SVITKO (SVK) KTM + 10:18 -
11 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 10:54 -
12 34 BOTTURI (ITA) KTM + 13:35 -


総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 13:11:16 - Penalty: + 15:00
2 1 COMA (ESP) KTM + 2:22 Penalty: + 15:00
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 1:08:40 Penalty: + 15:00
4 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:34:56 -
5 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:39:46 Penalty: + 15:00
6 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:52:00 Penalty: + 15:00
7 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 2:04:06 Penalty: + 55:00
8 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 2:40:15 Penalty: + 15:00
9 34 BOTTURI (ITA) KTM + 2:44:26 Penalty: + 20:00
10 28 ZANOL (BRA) KTM + 3:09:37 Penalty: + 55:00
11 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 3:34:20 Penalty: + 1:00:00
12 8 FARIA (PRT) KTM + 3:42:43 Penalty: + 55:00




The stage summary - Stage 11 (Arica - Arequipa) - 2012/01/12

</object>




Magazine - Stage 11 (Arica - Arequipa) - 2012/01/12

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局






2012 MotoGP 暫定エントリーリスト

2012-01-14 00:21:13 | MotoGP WSB BSB JRR
FIMが、2012年にMotoGPクラスに参戦する暫定エントリーリストを発表した。

ファクトリー勢は、8チーム、12名。
CRT勢は、7チーム、9名。
全体で、14チーム、21名のエントリーとなっている。
CRTは、まだ流動的なところもあり、チーム、ライダーの増減の可能性がある。




MotoGPプロト

HONDA

レプソル・ホンダ

1. ケーシー・ストーナー (オーストラリア)
26. ダニ・ペドロサ (スペイン)

ホンダ・グレシーニ

19. アルバロ・バウティスタ (スペイン)

LCR・ホンダ

6. ステファン・ブラドル (ドイツ)



YAMAHA

ヤマハ・ファクトリー・レーシング

11. ベン・スピース (アメリカ)
99. ホルヘ・ロレンソ (スペイン)

ヤマハ・テック3

35. カル・クラッチロー (イギリス)
4. アンドレア・ドビツィオーソ (イタリア)



DUCATI

ドゥカティ・チーム

46. バレンティーノ・ロッシ (イタリア)
69. ニッキー・ヘイデン (アメリカ)

プラマック・レーシング

8. エクトル・バルベラ (スペイン)

カルディオン・AB・モーターレーシング

17. カレル・アブラハム (チェコ)




CRT

フォワード・レーシング (シューター)

5. コーリン・エドワーズ (アメリカ)

イオダ・レーシング (イオダ)

9. ダニロ・ペトルッティ (イタリア)

スピード・マスター (ART)

13. アンソニー・ウエスト (オーストラリア)

アスパル・チーム (ART)

14. ランディ・ド・プニエ (フランス)
20. アレックス・エスパルガロ (スペイン)

BQR (BQR‐FTR)

22. イバン・シルバ (スペイン)
68. ヨニー・エルナンデェス (コロンビア)

ホンダ・グレシーニ (FTR)

51. ミケーレ・ピロ (イタリア)

ポール・バート・レーシング (ART)

77. ジェームス・エリソン (イギリス)




Moto2、Moto3クラスの暫定リストは、続きを読むをクリック


Moto2クラス、暫定エントリーリスト

Moto2クラスの暫定エントリーリストは、21チーム、33名のエントリーとなっている。
日本人ライダーは、高橋裕紀と中上貴晶の二人。
モリワキユーザーは、グレシーニ・レーシングとQMMF・レーシングの4台。
QMMFレーシングは、女性ライダーのエレナ・ローゼルを起用している。



Moto2

イオダ・レーシング・プロジェクト (イオダ)

3. シモーネ・コルシ (イタリア)

グランプリ・チーム・スイッツランド (シューター)

4. ランディ・クルメンナッハ (スイス)

JiR・Moto2 (モトビ)

5. ヨハン・ザルコ (フランス)
57. エンリケ・グラナド (ブラジル)

MZ・レーシング・チーム (MZ‐レ-シング・ホンダ)

7. アレキサンダー・ルンド (スウェーデン)

グレシーニ・レーシング (モリワキ)

8. ジーノ・レイ (イギリス)
14. ラタパー・ヴィライロー (タイ)

アルギニャーノ・レーシング・チーム (未定)

9. ケニー・ノエス (アメリカ)

インターウェッテン・パドック・Moto2 (シューター)

12. トーマス・ルティ (スイス)

フォワード・レーシング (シューター)

15. アレックス・デ・アンジェリス (サンマリノ)
72. 高橋裕紀 (日本)

アスパル・チーム (シューター)

18. ニコラス・テロール (スペイン)
24. トニ・エリアス (スペイン)

テック3・レーシング (テック3)

19. チャビエル・シメオン (ベルギー)
38. ブラドリー・スミス (イギリス)

スピード・マスター (FTR)

29. アンドレア・イアンノーネ (イタリア)

イタリトランス・レーシング・チーム (カレックス)

30. 中上貴晶 (日本)
71. クラウディオ・コルティ (イタリア)

マーク・VDS・レーシング・チーム (カレックス)

36. ミカ・カリオ (フィンランド)
45. スコット・レディング (イギリス)

ポンス・レーシング (ポンス‐カレックス)

40. ポル・エスパルガロ (スペイン)
49. アクセル・ポンス (スペイン)
80. エステベ・ラバット (スペイン)

テクノマグ‐CIP (シューター)

44. ロベルト・ロルフォ (イタリア)
77. ドミニケ・エジャーター (スイス)

SAG・チーム (FTR)

47. アンヘル・ロドリゲス (スペイン)
未定: SAG・チーム (FTR)

BQR (FTR)

60. フリアン・シモン (スペイン)

スピード・アップ (FTR)

63. マイク・ディ・メッリオ (フランス)

キーファー・レーシング (カレックス)

76. マックス・ノイキルヒナー (ドイツ)

QMMF・レーシング (モリワキ)

82. エレナ・ロセール (スペイン)
88. リッキー・カルドゥス (スペイン)

モンラウ・コンペティション (シューター)

93. マルク・マルケス (スペイン)




Moto3クラス、暫定エントリーリスト


2012年からは、4サイクル250ccのMoto3クラスへと変更になったこのクラス。
Moto3クラスの暫定エントリーリストは、20チーム、32名のエントリー。
日本人は、藤井謙太が参戦。

マニュファクチャラー別で見ると、ホンダ系が9チーム、15名のライダーと最多。
次に、KTM系が6チーム、9名。
イオダが、2チーム、3名。
オーラル、1チーム、2名。
マヒンドラ、1チーム、2名。
MZ、1チーム、1名となっている。



Moto3

HONDA

チーム・ラグリッセ

7. エフレン・バスケス (スペイン)
26. アドリアン・マルティン (スペイン)

テクノ・レーシング

8. ジャック・ミラー (オーストラリア)
10. アレックス・マスボー (フランス)

レーシング・チーム・ジャーマニー

9. トニー・フィンスターブッシュ (ドイツ)
96. ルイス・ロッシ (フランス)

グレシーニ・レーシング

27. ニッコロ・アントネッリ (イタリア)

オンゲッタ‐チェントロ・セータ

32. イサック・ビニャーレス (スペイン)
84. ヤコブ・コーンフェール (チェコ)

モンラウ・コンペティション

42. アレックス・リンス (スペイン)
44. ミゲール・オリベイラ (ポルトガル)

テクノマグ‐CIP

51. 藤井謙汰 (日本)
89. アラン・ティーチャー (フランス)

モト・FGR (FGR‐ホンダ)

53. ジャスパー・イウェマ (オランダ)

BQR (FTR‐ホンダ)

25. マーベリック・ビニャーレス (スペイン)


イオダ

イオダ・レーシング・プロジェクト

3. ルイジ・モルチアーノ (イタリア)

チーム・イタリア・FMI

5. ロマノ・フェナティ (イタリア)
19. アレッサンドロ・トヌッチ (イタリア)


KTM

レッドブル・KTM・アジョ

11. サンドロ・コルテセ (ドイツ)
52. ダニー・ケント (イギリス)
61. アーサー・シシス (オーストラリア)

エアアジア‐SIC‐アジョ

63. モハメド・ズルファミ・カイルディン (マレーシア)

TT・モーション・イベント・レーシング

31. ニコラス・アジョン (フィンランド)

RW・レーシング (カレックス‐KTM)

14. ブラッド・バインダー (南アフリカ)

アスパル・チーム (カレックス‐KTM)

23. アルベルト・モンカヨ (スペイン)
55. エクトル・ファウベル (スペイン)

RW・レーシング (カレックス‐・KTM)

39. ルイス・サロン (スペイン)


オーラル

フォニカ・レーシング

30. ギウリアン・ペドーネ (スイス)
95. ミロスラフ・ポポフ (チェコ)


マヒンドラ

マヒンドラ・レーシング

77. マンセル・シュレッター (ドイツ)
99. ダニー・ケント (イギリス)

MZ

MZ・レーシング・チーム

94. ジョナス・フォルガー (ドイツ)



データから見るダカールラリー

2012-01-13 22:16:02 | Dakar
ダカールラリーを過去のデータから見てみよう。

世界中から参加者が集まり、多くの関係者のサポートで成り立っている大会なのが良く分かる。
モト(二輪)は、初参加者が意外に多い。
年齢別構成では、40代の参加者が一番多いので、自分もまだ大丈夫かな、頑張れば出られるかな、なんて思ったりもするけど
4輪も含めての数字だろうから、2輪は年齢がもっと若くなるんでしょうね。

完走率が39%と参加者の半分以上がゴールまで辿り着かない年もある。
「全ての完走者が勝者である」という言葉通り、過酷さが表れている。

あと、ケータリングのスタッフ数が多いのはビックリ。
時にはフランス料理のフルコースが出たりするらしいんで、砂漠の真ん中でも食事を楽しむのが彼らの文化なんでしょう。



景気の影響もあるのだろうが、この数年来、日本人参加者(モトクラス)がいないのは寂しい限りだ。

ダカールラリーに憧れているあなた。
初参加者の割合を見ても、案外ハードルは低いのかもしれないので、チャレンジしてみてはどうか?
相当な準備とリスクを負う必要があるが、賭けてみる価値はある。




昨年(2011年)のデータ

完走 : 204台(内訳: モト94台、クワッド14台、オート55台、カミヨン41台)
完走率 : 46.6%

参加者の国籍 : 51カ国

女性競技者 : 13名

初参加者数 : モト 64名、 クワッド 21名、 オート 50台、 カミヨン 1台

2006年のデータ

完走 : 190台(内訳: モト93台、オート64台、カミヨン33台)
完走率 : 54.23% (モト 40%、オート 39%、カミヨン 48%)

参加者の国籍 : 42カ国(全体の30%がフランス人)

プロとアマチュアの割合 : プロ 20% 、アマチュア 80%

初参加 : モト 40%、オート 20%

メディカルスタッフの数 : 全部で50名
 医療用ヘリコプターに6名、医療専用車に20名、ビバーク地に20名、他コーディネイターなど4名

ケータリング :
 食事輸送車 11台 (オート9台、カミヨン2台)
 食膳係 72名 (サービス係 50名、コック 22名)
 一日消費ドリンク 50ml瓶 12000本/日
 一日消費食材 1.5トン (70%をアフリカの現地調達)

2005年のデータ

完走 : 215台(内訳: モト104台、オート75台、カミヨン36台)
完走率 : 54.23%

競技者の国籍 : 39カ国

プロ・アマの比率 : アマチュア 80% プロ 20%

初参加の比率 : 全体の30%

年齢別比率 : 18-29歳 : 7.3%  30-39歳 : 33.5%  40-49歳 : 43.3%  50-65歳 : 14.6%

ビバーク地から次のビバーク地へ関係者を運ぶ19機の飛行機 :

1日 30 便 & 340名を輸送
総計 580時間のフライト

コー スをサポトする8機のヘリプタコー :

コー スディレクター用ヘリプコプター 1機
TV用ヘリコプター 4機
医療班用ヘリコプター 2機
写真用ヘリコプター 1機
総計 70時間のフライト

2004年のデータ

完走 : 163台(内訳: モト 65台、オート 60台、カミヨン38台)
完走率 : 39%

競技者の国籍 : 40カ国

プロ・アマの比率 : 80%がアマチュア、20%がプロ競技者

初参加の比率 : 全体の30%

競技者の年齢構成 : 18-29歳 : 6%  30-39歳 : 32%  40-49歳 : 44%  50-65歳 : 18%




Magazine - Stage 9 (Antofagasta - Iquique) - 2012/01/10


</object>



ダカールラリー 2012 SS10

2012-01-13 10:06:30 | Dakar
ダカールラリー 2012 SS10

1月11日 (水)  第10ステージ  イキケ → アリカ

リエゾン 317Km. SS 377Km. 総合距離 694Km.



ホアン・バレダ・ボートがダカールSS初制覇

第10ステージは、イキケからアリカまでのSS区間377Kmで争われた。フェシュフェシュ、デューンなど変化のあるコースで、ペルー国境に面する海岸沿いのビバークまでの走行だった。

ラリーは、ハスクバーナのホアン・バレダ・ボートが、ダカールラリーSS初優勝を飾った。
度々トップ争いに食い込む活躍を見せ、才能を開花させた若きスペイン人のバレダは、SS序盤で足を負傷し、痛みに耐えながらの走行だったが、後続に1分32秒の差を付けてのゴールだった。
総合優勝を争う二人の結果は、コーマが2位。
デプレが3位となり、総合タイムは21秒の僅差で首位をキープした。
4位は、ヤマハのエルダー・ロドリゲス。
5位に入ったヴィラドムスは、ロドリゲスと総合3位の座を争っているにもかかわらず、タイムロスを承知の上で、転倒したパウロ・ゴンサルヴェスを助けた。

明日は、ペルーへ入国する。アリカからアレキパの行程で、当初、2輪と4輪はコースが分けられていたが、先週の降雨の影響により2輪ルートが通行できなくなり、4輪と同じコースに変更された。




コメント:


ホアン・バレダ: SS1位

第3ステージでリア・タイヤのトラブルがあったが、毎日ともかく走っている。後半の週に入ってから段々良くなってきた、例えば昨日のように。昨日はアタックできるとわかってきたので、アタックした。今日のSSは転んで足をケガした。スプリントのカーブで120kmで走っていた時、石にぶつかった。すごいショックで足がもぎれたかと思った。ニュートラル・ゾーンに着いたら、オフィシャルが薬をくれたので、それでゴールまで走ることができた。さらにアクセルを踏むこともできた。今日の成績はどうかな?腓骨(ヒコツ)を骨折したかもしれないと思ったが、大丈夫みたいだ。自分ではケガのひどさがどれくらいなのかわからないが、リマまで走れると思う。

マルク・コーマ: SS2位

これがレースのトーン(調子)で、僕たちはゴールまでこの調子で戦うと思う。お互いに常に少しでもタイムを開きたいと努力している。ペルーに入ったら、決着をつける段階に入る。小さなタイムの差が勝敗を分けるだろう。僕たちはレベルも同じ、チームも同じ、バイクも同じなんだ。つまり100%ライダー次第ってことだ。

シリル・デプレ: SS位3位

Km225までは調子良かった。いいリズムで走っていた。小さなナビゲーション・ミスをしてしまい、マルク・コーマに追い越された。ホアン・バレダ と一緒に走った。余談だが、彼のスーパーな走りに祝辞をあげるよ。そこから、彼がタイムを縮めた。それはイメージしていた通りのシナリオだったから、驚かなかった。今日もゴールできて嬉しい。どっちみち、俺がトップのまま377kmを引くなんてありえなかった。彼か俺かどちらかが、後ろの砂埃の中を走らなければならなかったので、どっちでもよかったんだ。





リザルト SS10

1 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA 04:18:43 - -
2 1 COMA (ESP) KTM + 1:32 -
3 2 DESPRES (FRA) KTM + 3:39 -
4 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 5:16 -
5 10 VILADOMS (ESP) KTM + 8:48 -
6 32 SVITKO (SVK) KTM + 9:44 -
7 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 10:34 -
8 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 14:41 -
9 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 14:59 -
10 8 FARIA (PRT) KTM + 15:30 -


総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 09:07:39 - Penalty: + 15:00
2 1 COMA (ESP) KTM + 0:21 Penalty: + 15:00
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 45:56 -
4 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:18:52 -
5 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:24:38 -
6 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:35:21 -
7 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 1:56:22 Penalty: + 55:00
8 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 2:08:22 -
9 34 BOTTURI (ITA) KTM + 2:15:51 Penalty: + 5:00
10 8 FARIA (PRT) KTM + 2:40:27 Penalty: + 55:00




The stage summary - Stage 10 (Iquique - Arica) - 2012/01/11

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局




ダカールラリー 用語

2012-01-12 23:21:39 | Dakar





ダカールラリーを追っていると、フェシュフェッシュとかデューンなど、馴染みの薄い言葉が良く出てくる。
創始者がフランス人のティエリー・サビーヌと言うこともあり、フランス語も多い。
参加者の3割はフランス人で、ビバーク地ではフランス語が幅を利かせている。

そのようなラリーで使われている独特な言葉をピックアップして簡単な用語解説をしてみよう。




ステージ : 一日の工程で、リエゾンとSSで構成されている。

リエゾン : フランス語で移動区間(liaison)の事。ビバーク地からSSスタート地点へ、またSSゴールからビバーク地までの移動区間をリエゾンという。指定時間があり、早く着きすぎても遅れてもペナルティとなる。

SS(スペシャルステージ) : 競技区間、この区間の走行時間を競う

ビバーク : フランス語でキャンプ地(bivouac)の事。競技者やサポートスタッフ、主催者、メディアなど全ての関係者が集まる場所。必ず飛行場に隣接した場所に設置される。

ペナルティ : 様々なペナルティが設けられており、競技時間に加算される形で課される。CP(チェックポイント)不通過やエンジンを交換した場合など様々な例がある。
 ※ 本大会では、カミオン部門のチームが、他の車両を追い越した際に追突し、スポーツ精神に反したとの事で失格が言い渡されている。

CP(チェックポイント) : ショートカットなど不正が出来ないように設けられたポイント。数か所に設けられ、CPを通らないとペナルティが課せられる。

ロードブック : ルートを示す指示書。競技者は、指示されたルートを走行することが義務付けられており、簡略化された図表(コマ図)で示されている。

ナビゲーション : 的確なルートを走行し、チェックポイントを見つけていくには、ナビゲーション能力が重要となり、ダカールラリーでは勝敗を左右する。

ループステージ : ビバークを変更せずに同じビバークに戻ってくるステージ。ショートカットしやすいコース設定となるため、チェックポイントが多く設けられる。アシスタンスは移動せずに済むため、休養できる日となる。

セミ・マラソンステージ : 第11ステージの夜は、モト&クワッドの競技者は、翌朝の長いリエゾン移動しないで済むよう、専用のビバーク地で過ごす。この為、アシスタント・カーはこのビバーク地に入ることができず、ライダーだけがマシーンの修理・手入れができるセミ・マラソンステージとなる。

デューン : 砂丘

フェシュフェッシュ : 細かいパウダー状の砂

ワジ : 涸れ川

ターマック : 舗装路

グラベル : 未舗装路

スタック : 砂や泥にタイヤを取られて身動きが出来なくなること。タイムロスになるため、避けたい状況である。

モト : 2輪車。排気量、450cc以下

クワッド : ATV4輪バギー。排気量、4ストロークは750cc、2ストロークは500cc、4輪駆動は900ccに制限。

カミオン : フランス語でトラックの事。ダカールラリーでは、競技カミオン、アシスタントカミオンの2カテゴリーがある。競技カミオンは、タイムを競う純粋な競技車両。アシスタントカミオンは、チームのサポートトラックとして運搬の役割を果たし、最短ルートを通る。



ダカールラリー 2012 SS9

2012-01-12 10:21:29 | Dakar
ダカールラリー 2012 SS9

1月10日 (火)  第9ステージ  アントファガスタ → イキケ

リエゾン 9Km.  SS 557Km→606Km変更(途中㎞344~㎞466は舗装道路のニュートラル(タイムをアカウントしない)区間を含む) 総合距離 615km.



デプレが総合首位に返り咲き


 第9ステージはチリのアントファガスタからイキケへ向かう今大会で最長の606Kmのスペシャルステージが組まれている。アンデスの山岳地帯を舞台とするステージは、標高2000m超の丘陵を延々と越え、フェシュフェシュからワジ、後半にはデューンが現れ、ゴール前のクライマックスには海に向かって急降下すると言う難易度の高いハードな設定だった。

 ラリーは、ヤマハのエルダー・ロドリゲスがトップタイムでゴールした。2位は、KTMのシリル・デプレがトップから3分16秒差で入り、マルク・コーマが7分10秒差の6位だったことで、再び総合首位に返り咲いた。

 尚、デプレとコーマは前夜にエンジンを交換したとして、15分のペナルティを科された。総合3位のロドリゲスとは49分差を付けていたことから、ペナルティを科されても大勢には影響が無く、不要なトラブルを避けるという余裕の戦略を取ったのだ。二人の優勝争いは盤石のようで、どちらが勝つのか、それがポイントとなりそうだ。

 ヤマハのダヴィッド・キャストゥは、エンジントラブルで3時間以上ストップしてしまい、大きく順位を下げてしまった。


参考:エンジン交換のペナルティルール

1回目の交換 :タイムペナルティ 15分
2回目の交換 :タイムペナルティ 45分
3回目の交換 :タイムペナルティ 2時間




コメント:

エルダー・ロドリゲス: SS1位

今日のSSはまさにダカール・ラリーの真骨頂といえる、長くて、難度の高いナビゲーションのコースだった。デプレとコーマに付いて行こうと、良いリズムで走った。もしこの調子で走れれば、良い結果になると思う。彼ら二人は総合順位を巡って戦っていて、ものすごく速い。彼らミスするかもしれないって?それもあり得る。

シリル・デプレ: SS2位

心地いい高揚感だ。昨日のようなやっかいなSSの後で、この先どうなるか少し不安だった。いつものリズムを取り戻さなくてはならなかった。トップで、それをするというのは並大抵ではなかったが、ともかく今日の出来に満足だ。秒単位、できることなら分単位のタイムを縮めようとスタートした。厳しい競争だった。どんなスポーツでもそうだが、ハイレベルのプレイヤー同士の競技では、これ以上出せないというまで力を振り絞って困難に立ち向かうんだ。そうでなければ、バトルに勝つ準備ができてないってことなんだ。その点俺は、準備OKだ。

マルク・コーマ: SS6位

最初から困難なSSになるとわかっていた。長くて、非常に注意を要するナビゲーションのSSだった。これから決着をつける戦いになる。シリルはすごいライバルなので、各kmが勝負になる。しかし、私は、それを楽しんでやる、それがスポーツだと思う。昨夜、KTMのメカニックが、コースの半分になったので、我々のエンジンを交代する時期だって決めた。いいことだ。

ホアン・バレダ: SS9位

今日のSSはスプリントの難しいコースだった。埃はひどく、石が多くて、非常にリスキィだった。SSの終盤は、ちょっとしたミスで一日の努力がパァになってしまうような、ウェイ・ポイントが見つけにくいナビゲーション・コースだった。シリルの30”後ろを走っていたが、途中少しコースを見失い、ミスしないようゆっくり走ることにした。こんな難しいナビゲーション・コースを50kmも走ってきただけで、ポジティブだ。ひとりで、ナビゲーションできたのは初めてのことなので、非常に満足。今日は素晴らしい1日だった。




リザルト SS9

1 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA 05:16:17 - -
2 2 DESPRES (FRA) KTM + 3:16 Penalty: + 15:00
3 32 SVITKO (SVK) KTM + 4:35 -
4 10 VILADOMS (ESP) + KTM 5:58 -
5 15 VERHOEVEN (NLD) + SHERCO 7:02 -
6 1 COMA (ESP) KTM + 7:10 Penalty: + 15:00
7 20 FARRES GUELL (ESP) + KTM 7:12 -
8 28 ZANOL (BRA) + KTM 10:41 -
9 23 BARREDA BORT (ESP) + HUSQVARNA 11:44 Penalty: + 15:00
10 5 PEDRERO GARCIA (ESP) + KTM 15:24 -

総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 28:45:17 Penalty: + 15:00
2 1 COMA (ESP) KTM + 2:28 Penalty: + 15:00
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 44:19 -
4 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:13:43 -
5 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:18:05 -
6 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:18:33 -
7 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 1:25:57 Penalty: + 21:00
8 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 1:37:13 Penalty: + 15:00
9 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 1:49:27 Penalty: + 55:00
10 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 1:57:20 -





The stage summary - Stage 9 (Antofagasta - Iquique) - 2012/01/10

</object>




Image of the day - Stage 9 (Antofagasta - Iquique) - 2012/01/10

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局




ダカールラリー 2012 SS8

2012-01-11 09:42:26 | Dakar


ダカールラリー 2012 SS8

1月9日 (月)  第8ステージ  コピアポ → アントファガスタ

リエゾン 209Km.  SS 477Km.  総合距離 686Km.




コーマが第8SSを制し、総合首位に浮上

休息日を終え、後半戦が開始された。

前ステージまで総合トップを守っていたシリル・デプレだったが、ぬかるむ泥の罠にハマってしまい大きくタイムロスをした。
一方のマルコ・コーマは泥の罠を切り抜ける事に成功し、大きなミスも無くSSをゴールした。

他にもパウロ・ゴンサルヴェスが泥の罠にスタックしてタイムロス。
主催者側は、7人のライダーが通過した後、混乱を避けるべくコースを修正し、既に通過したライダーのタイム修正をおこなった。
タイム修正対象者は、デプレ、コーマ、ゴンサルヴェス、ロドリゲス、ファレス、ウレヴァルスター、キャストゥ。

結果、このステージ、コーマはデプレに1分26秒差で首位に躍り出た。
総合3位はヤマハのエルダー・ロドリゲスだが、依然49分差がある。
総合4位はヤマハのダヴィッド・キャストゥで、トップから1時間9分差。
総合5位はハスクバーナのパウロ・ゴンサルヴェスで、1時間12分差となっている。


現在の競技者 : モト178台→125台、クワッド30台→21台、オート161台→123台、カミヨン74台→71台






コメント:

マルク・コーマ: SS1位

すごく長いSSだった。泥のところであまりタイム・ロスしなかったのはツイていた。その後彼との差を縮められるとわかったので、本気でアタックした。でもゴール手前でエンジンに問題があるのに気がついた。だから少しスピードを緩めて、ゴールまでいけるかどうか確かめた。今日は通算20回目のステージ優勝だ。いい数字だ。しかし、肝心なのはSSをとることではない。そして、まだ先は長いんだ。

シリル・デプレ: SS7位

2日前にコースを下調べして確認するオフィシャル・カーが走った。そして今日はコースの上がすごい泥なのに、ロード・ブックに注意書きがなかった。俺はその最初の餌食だ。パルアンデルス・ウレヴァルスター、パウロ・ゴンサルヴェスや何人かがそこを通った後、コースが迂回するよう変更された。そうでないと、200台もの競技者が泥の中にブロックされてしまうことになる。だから俺一人が、泥の中のタイム・ロスを支払わなければならないのは、納得できない。主催者の決定を待とうと思う。

エルダー・ロドリゲス: SS4位

みんな今日はあまり上下が変わらないだろうと予想していた。でも実際、かなり難しかった。ナビゲーションはたくさんあったし、何よりkm11辺り、リオの中が泥で覆われていて、多くのライダーが中ではまってしまっていた。それは信じられない光景だった。未だ、総合3位、とっても良いことだ。


ホアン・バレダ: SS5位

SSスタート直後は本当にスピードを出せるコーナーだった。でも、砂埃がすごくて、度々急ブレーキを踏まなければならなかった。まったくコースが見えなかった。その後はマッドのひどいところで、泥に足を取られて動けないライダーたちがたくさんいる所に着いた。それを見て、違うコースを通った。明日もこの調子が続くと良い。どうなるか楽しみだ。




リザルト SS8


1 1 COMA (ESP) KTM 05:03:52 - -
2 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 01:55 -
3 8 FARIA (PRT) KTM + 7:00 -
4 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 7:10 -
5 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 8:44 -
6 32 SVITKO (SVK) KTM + 9:09 -
7 2 DESPRES (FRA) KTM + 9:14 -
8 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 10:31 -
9 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 12:02 -
10 10 VILADOMS (ESP) KTM + 12:35 -


総合順位


1 1 COMA (ESP) KTM 23:24:18 - -
2 2 DESPRES (FRA) KTM + 1:26 -
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 49:01 -
4 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 9:52 -
5 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 1:12:11 Penalty: + 6:00
6 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:12:27 -
7 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:15:35 -
8 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:18:40 -
9 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 1:26:31 Penalty: + 15:00
10 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 1:35:10 Penalty: + 40:00




The stage summary - Stage 8 (Copiapo - Antofagasta) - 2012/01/09

</object>




Image of the day - Stage 8 (Copiapo - Antofagasta) - 2012/01/09

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局




ダカールラリー 2012 SS7

2012-01-09 11:01:39 | Dakar
ダカールラリー 2012 SS7

1月7日 (土)  第7ステージ  コピアポ → コピアポ

リエゾン 154Km. SS 444Km. 総合距離 598Km.




第7ステージはコーマが制す


コピアポのビバーク地からコピアポに戻るループコースとなる第7ステージ。
競技者たちは、テントを撤収する手間も無く、翌日は休息日ということで思う存分走ることが出来るステージとなる。

競技は、KTMのマルコ・コーマとシリル・デプレのシーソーゲームが続いている。
前回のステージはデプレの優勝だったので、今回はコーマの番となった。
コーマは第7ステージを制し、タイムを2分3秒縮めたが、総合首位はデプレが分48秒のアドバンテージでキープした。

SS3位は、パウロ・ゴンサルヴェスで、トップと2分49秒差と健闘を見せた。

ヤマハのエルダー・ロドリゲスも4位に入り、総合順位も3位とトップを追いかけるポジションにつけているが、タイム差は49分39秒と大きく離されている。

地元チリ人ライダーのフランシスコ・ロペスは、転倒し、痛めていた膝を更に悪化させてしまい、リタイアとなりそうだ。




コメント:

マルク・コーマ: SS1位

休息日前のコースはいつも難しいことは知っていたが、今日のステージは本当に難しかった。ものすごく暑い上、砂はふかふかに柔らかい。でも、しっかりスピードを出して走れたし、アタックできた。シリルと2分縮めたが、もちろんこれで充分ではない。でも、戦略はわかっている。今日僕が2分とったら、明日はシリルが2分取り返す、というのだろう。ルートが1本しかない所で、順番を交代するのは難しい。でも、休息日前に総合2位にいるのは、上手く行っているってことだ。だから今のところ、僕たちにとって良いレースってことだ。

シリル・デプレ: SS2位

今日はマルクが200km=CP2からトップをひいて走ったので、少し怠けちゃった。でもそれもレースだと思うんだ。だから彼にありがとうって言うよ。2分の戦略(今日コーマが2分、明日はデプレが2分とるという戦略)は相変わらず続けているよ。今日はその為、今手がしびれている。でも、今日のステージはきれいなデューンで、本当に美しい景色だった。休息日に総合トップでいるって良いね、嬉しいよ。

パウロ・ゴンサルヴェス: SS3位

良い一日だった。私にとって最高の走りができたので、とても嬉しい。デューンはすごく柔らかくて難しかったが、気持ちよく走れた。ライバルのマルクやシリルとのタイムをかなり縮められた。リマまで今日のように、2週目も同じリズムで走れるよう、明日の休息日はゆっくり休む。

フランシスコ・ロペス: SS22位

SSの最初、大きな転倒をしてしまった。それで前から痛かった右膝が一段とひどくなった。SS第2ゾーンのデューンの中では、あまりに痛くて思うようにライディングできなかった。明日どうやってスタートできるか、今まだわからない。運良く明日は休息日で、ビバークに着いたら医者に見てもらう積りだ。でも、今回のダカール・ラリーは今日で終わりだ、もう痛くてだめだ。




リザルト SS7


1 1 COMA (ESP) KTM 03:51:35 - -
2 2 DESPRES (FRA) KTM + 2:03 -
3 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 2:49 -
4 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 3:46 -
5 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 6:50 -
6 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 8:07 -
7 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 8:43 -
8 8 FARIA (PRT) KTM + 8:48 -
9 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 9:24 -
10 10 VILADOMS (ESP) KTM + 11:26 -




総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 18:12:38 - -
2 1 COMA (ESP) KTM + 7:48 -
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 49:39 -
4 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 55:33 Penalty: + 6:00
5 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 1:05:38 -
6 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:07:40 -
7 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:08:00 -
8 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:17:19 -
9 4 LOPEZ (CHL) APRILIA + 1:17:20 -
10 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 1:23:48 Penalty: + 15:00




The stage summary - Stage 7 (Copiapo - Copiapo) - 2012/01/07

</object>




Magazine - Stage 7 (Copiapo - Copiapo) - 2012/01/07

</object>




DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局




ダカールラリー 2012 SS6

2012-01-08 18:14:37 | Dakar


ダカールラリー 2012 SS6

1月6日 (金)  第6ステージ  フィアンバラ → コピアポ

リエゾン 394Km. SS 247Km. 総合距離 641Km. → キャンセル 全工程841Kmをコンボイ移動



第6ステージはキャンセル

第6ステージは、国境越えのコースが積雪し安全が確保できないうえに、国境も閉鎖されたため、競技が中止された。
アルゼンチンとチリの国境、サン・フランシスコ峠は標高4700Mにあり、数日前から雨雪が吹き荒れていた。
コンディションの回復は見込めず、安全面を考慮すると競技中止はやむを得なかった。
競技者たちはコンボイを組み、ビバーク地であるチリのコピアポへ向かった。

移動と言っても、北側へ迂回したコースを取った事で200kmほど走行距離が延び、全工程841kmとなる。
しかも、峠の気温はマイナス8度。猛暑から一転、厳しい寒さでタフな1日には変わりない。

明日の第7ステージは、コピアポからスタートし、コピアポに戻ってくるSS419Km、リエゾン154Kmのコースで争われる。





DAKAR公式サイト(英語)
パリダカ日本事務局



ダカールラリー 2012 SS5

2012-01-07 09:59:51 | Dakar



ダカールラリー 2012 SS5

1月5日 (木)  第5ステージ  チレシト → フィアンバラ

リエゾン 151Km. SS 265Km→変更185km. 総合距離 416Km.




第5ステージはデプレが制す

KTMのデプレとコーマが交互にステージ優勝を繰り返している。
この二人を脅かす存在は、今のところ現れそうにない。
総合3位のロドリゲスは、トップから47分56秒も離されているのだ。

この日のSSは、前日の雨の影響でルートが変更され距離が265Kmから185Kmに短縮された。
デプレは、コーマに1分41秒の差を付け、総合タイムも9分51秒と差を広げた。

SS3位は、ホアン・バレーダ。彼は、SS2でも3位に入って躍進著しいライダーだ。
SS4位は、ステファン・ソヴィツコ。総合順位でも初日23位から9位と着実に上がってきている。

※ 明日の第6ステージは、悪天候により国境が閉鎖され、競技は中止と決定した。




コメント:

シリル・デプレ: SS1位

 他のライダーと激しい争いになるかと思っていたが、それほどでもなかった。今のところ、(コーマと)ほんの少ししかタイム差がない。僅か数分差だ。今日は彼の後ろをスタートしたので、俺にとっては少し楽だった。明日は多分その反対だ。俺は今少しアドバンテージをとっているので、居心地良いクッションだ。だが彼はあっという間に視界から見えなくなるほど速い。俺は常に同じ精神状態で、同じ集中をキープしなければならない。

マルク・コーマ: SS2位

今日の魔のフィアンバラのSSはハードで難しかった。コースが少し短縮された。体調は良いが、僕は距離が長ければ長いほど、困難が増し、より多くの災難が降りかかる。今日は小さいミスをし、スタックもした。でも、こうしてゴールし、優勝目指してレースを続けられる。ここからこれまでと違うアタカマのコースだ。どうなるか楽しみだ。

エルダー・ロドリゲス: SS14位

今回のダカール・ラリーは非常に難しかった。少し疲れた。でも、みんな僕と同じなんだ。バイクが、次々とトラブルがあって、僕の思うようにうまく行かない。でも、今日もゴールできた。ケガもしていない。総合3位だ。絶好調で、その気になればアタックできる。ここからコースが変わるのでアタックしていく。トップの2人とサイド・バイ・サイドのバトルをしてみたいんだ。




リザルト SS5


1 2 DESPRES (FRA) KTM 02:28:33 - -
2 1 COMA (ESP) KTM + 1:41 -
3 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA + 12:42 -
4 32 SVITKO (SVK) KTM + 13:55 -
5 10 VILADOMS (ESP) KTM + 14:17 -
6 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 14:41 -
7 8 FARIA (PRT) KTM + 14:51 -
8 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 18:49 -
9 4 LOPEZ (CHL) APRILIA + 19:10 -
10 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 19:31 -



総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 14:19:00 - -
2 1 COMA (ESP) KTM + 9:51 -
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 47:56 -
4 4 LOPEZ (CHL) APRILIA + 49:00 -
5 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 54:47 Penalty: + 06:00
6 10 VILADOMS (ESP) KTM + 58:17 -
7 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 58:58 -
8 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:03:13 -
9 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:07:26 -
10 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 1:14:04 Penalty: + 15:00




EN - The stage summary - Stage 5 (Chilecito - Fiambala) - 2012/01/05

</object>




Magazine - Stage 5 (Chilecito - Fiambala) - 2012/01/05

</object>




DAKAR公式サイト(英語)

パリダカ日本事務局





ダカールラリー 2012 SS4

2012-01-06 15:22:18 | Dakar



ダカールラリー 2012 SS4



1月4日 (水)  第4ステージ  サンファン → チレシト

リエゾン 388Km. SS 326Km. 総合距離 714Km.




第4ステージはコーマが制し、トップのデプレとの差を縮める


総合トップを行くデプレを追うべくコーマが第4ステージを制し、差を2分2秒縮めた。
SSスタートは、前日のSSスクラッチタイム(ペナルティを加算しない実際のタイム)順となるため、コーマは6番目からスタートを切った。
チームメイトのデプレとの差を縮めようとアタックを続け、先にスタートしたライダー達を追い越しながら激走する。
しかし、デプレも慎重ながら高いスピードを維持し、手堅い走行で、SS2位を獲得。
これで、デプレとコーマの差は、8分10秒となった。ラリー序盤ながら、このKTMの二人が突出した速さを見せている。

SS3位は、電機系トラプルでタイムロスしていたヴェルホーヴェン。
SS4位は、ロドリゲス(ヤマハ)で、総合でも3位に浮上した。
キャストゥ(ヤマハ)は、ナビゲーションミスでSS10位。総合でも5位に後退した。




コメント:

マルク・コーマ:SS1位

今日のSSはすごく難しかった。特に前半はスピードのコーナー、その後はナビゲーション・コーナー、さらにリオの中で水がすごく多かった。最初からスピードを出して走ろうとしたが、難しかった。何人かライダーを追い越し、少しシリルとのタイムを縮めた。まだフィアンバラや他のステージがある。今日はこんなところだ。毎日アタックする。

シリル・デプレ:SS2位

この地方に前日まで続いた雨のせいで、ピストが川のようになって急流となり、大きな石がむき出しになった。それが一段とコースを走りにくくし、その上、ひどい暑さだ。この状況の中で良いリズムをキープして走るのはとても厳しい。だから、俺は今日のできに満足。コースをトップでスタートし、マルクが遠く後ろを走っていた。彼は絶対タイムを縮めようとするだろうと思ったので、ナビゲーション・ミスしないよう集中した。だから、何度も注意書きの手前で少しスピードダウンした。今日は400km近いSSだが、そこで2分しかロスしていない。それはとても良いことだ。  

フランス・ヴェルホーヴェン:SS3位

今朝は、絶好調でシリル・デプレの巻き上げる埃の中を猛スピードで走った。給油地点の4km前まではうまく行っていたが、そこで電気系の故障でストップしてしまった。エンジンがかからないので見てみたら、バイクの後部一部がもぎ取られて、ヒューズが壊れていた。鉄のワイヤーを代わりにして直し、給油所まで再スタートした。そこで、給油しながらヒューズを交換するのに15分かかった。その後、マルクと一緒にスタートして、ゴールまで一緒に走った。




リザルト SS4

1 1 COMA (ESP) KTM 04:16:43 -
2 2 DESPRES (FRA) KTM + 00:02:02 -
3 15 VERHOEVEN (NLD) + SHERCO 00:08:26 -
4 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 00:09:01 -
5 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 00:11:18 -
6 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 00:11:20 -
7 22 DUCLOS (FRA) APRILIA 3 00:13:20 -
8 32 SVITKO (SVK) KTM + 00:13:42 -
9 4 LOPEZ (CHL) APRILIA + 00:14:15 -
10 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 00:15:23 -


総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 11:50:27 - -
2 1 COMA (ESP) KTM + 00:08:10 -
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 00:26:48 -
4 4 LOPEZ (CHL) APRILIA + 00:29:50 -
5 14 CASTEU (FRA) YAMAHA + 00:30:37 -
6 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna + 00:35:16 + 00:06:00
7 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 00:37:48 -
8 5 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM + 00:38:19 -
9 10 VILADOMS (ESP) KTM + 00:44:00 -
10 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 00:44:24 -





EN - The stage summary - Stage 4 (San Juan - Chilecito) - 2012/01/04

</object>




DAKAR公式サイト(英語)

パリダカ日本事務局







YAMAHA + ENEOS

2012-01-05 12:08:16 | MotoGP WSB BSB JRR



昨年末にペトロナスが、ヤマハファクトリーチームのスポンサードを終了した事を発表していたが、新たなスポンサーシップが見つかったようだ。

それは、JX日鉱日石エネルギー株式会社(旧・日石)の「ENEOS」ブランドとなる。
ペトロナスとは直接の競合企業であり、ヤマハにとってビッグチェンジだ。
正式発表は来週以降におこなわれるようだが、エネオスブランドに変わった場合、YZR-M1は、これまでのブルーを基調としたカラーから、オレンジ色に変わるかもしれない。
しかし、MotoGPにおいて、既にオレンジをメインカラーに展開するチームにはレプソルがあり、カラーの競合という問題もある。

モーターサイクルの世界では馴染みが薄かったエネオスであるが、今後、二輪市場にどのように関与してくるのか。
いずれにせよ、MotoGPの危機的状況を支えてくれる新スポンサーは大歓迎である。



ダカールラリー 2012 SS3

2012-01-05 09:53:20 | Dakar



ダカールラリー 2012 SS3



1月3日 (火)  第3ステージ  サンラファエル → サンファン

リエゾン 293Km. SS 270Km. 総合距離 563Km.




第3ステージはシリル・デプレが制す

前日までトップだったマルク・コーマが、ナビゲーション失敗でミスコース。オートとモトのコース分岐で、オートコースに進入してしまい13分のタイムロスで後退してしまった。
代わりにトップに立ったのが、同じKTMを駆るシリル・デプレで、SS優勝とともに総合でもトップに立った。
2位は、フランス・ヴェルホーヴェン (Sherco)。3位は、パウロ・ゴンサルヴェス (Husqvarna)。
クイン・コディが負傷し、ドクターストップにてリタイアとなった。




コメント:


シリル・デプレ : 他人の不幸を絶対喜ぶような性質じゃない

今日のSSは俺にとってもすごく難しかった。今日は朝から何かとツイていない日だった。朝、草に隠れていた大きな石にぶつかった時に、クラッチに乗せていた足の指の爪を割ってしまった。km60でデジタルコンパスが動かなくなってしまった。その後は、山の中に入ってから、マークが俺の前を猛スピードで走っているのがわかっていたので、俺もスピードを落とすわけにいかなかった。ところが、目の前に川、その手前でGPSを見るのにスピードダウンしなければならなかった。その上、急な登りでリア・ブレーキが故障、下りはものすごいスポーツだよ。なんとかクリアしたけどさぁ。最後の50kmのところからワダチが無くなくなってしまった。マークが通っていなかったのかと思った。そして、ゴールしたら俺がトップだった。マークがミス・コースしたっていう話だ。だから俺のトップのスコアは間違いない。俺は他人の不幸を絶対喜ぶようなことは性質じゃないが、まぁ、良かったよ。


マルク・コーマ : 昨日は僕の日だったが、今日は違った

170kmでモトとオートのコースが分かれた。で、ロード・ブックを見て進んだが、正しいピストに入ったと思っていた。でもそうじゃなかった。ロード・ブックの次の注意書きは8kmだっていうのに、それが無いからミス・コースしたのがわかってUターンした。16kmって大きいよ。だから、その後少しでもタイムを縮めるようアタックした。でも、今日のコースはものすごく難しくてあまりタイムが縮められなかった。景色はとってもきれだったんだが。ま、でもこんなものさ。13分失った。それは大きい。でも、ミスした時は驚いていてはいけないんだ。差を縮めることを考えるんだ。それがレースだ。昨日は僕の日だったが、今日は違った。

フランス・ヴェルホーヴェン : Shercoのパフォーマンスを見せられることができた

SS前半は、リスクを負わないよう、ナビゲーション・ミスもなくしっかり走っていた。それが功を奏したようで、シリルの次になった。すごくうれしい。その上、かなりのライダーがウェイ・ポイント23,24を外したと思うんだ。僕はきっちり通過した。今日はShercoのパフォーマンスを見せられることができたので、とても嬉しい。

フランシスコ・ロペス

今日のSSは本当にテクニカルで難しかった。50Kmで転倒してしまい、少しタイム・ロスしてしまった。でも何より、自分は今日ゴールに着くことだと自分に言い聞かせた。その後のコースを落ち着いて走った。ゴール手前20kmあまり、キャメルバックの水が無くなってしまって、本当に辛かった。




リザルト SS3

1 2 DESPRES (FRA) KTM 03:48:38 - -
2 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO 03:57:15 00:08:37 -
3 7 GONCALVES (PRT) Husqvarna 03:57:17 00:08:39 -
4 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA 03:58:41 00:10:03 -
5 14 CASTEU (FRA) YAMAHA 04:00:20 00:11:42 -


総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 07:31:42 - -
2 1 COMA (ESP) KTM 07:41:54 00:10:12 -
3 14 CASTEU (FRA) YAMAHA 07:48:58 00:17:16 -
4 4 LOPEZ (CHL) APRILIA 07:49:19 00:17:37 -
5 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA 07:51:31 00:19:49 -




EN - The stage summary - Stage 3 (San Rafael - San Juan) - 2012/01/03


</object>