Pegasus_rc's blog

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データから見るダカールラリー

2012-01-13 22:16:02 | Dakar
ダカールラリーを過去のデータから見てみよう。

世界中から参加者が集まり、多くの関係者のサポートで成り立っている大会なのが良く分かる。
モト(二輪)は、初参加者が意外に多い。
年齢別構成では、40代の参加者が一番多いので、自分もまだ大丈夫かな、頑張れば出られるかな、なんて思ったりもするけど
4輪も含めての数字だろうから、2輪は年齢がもっと若くなるんでしょうね。

完走率が39%と参加者の半分以上がゴールまで辿り着かない年もある。
「全ての完走者が勝者である」という言葉通り、過酷さが表れている。

あと、ケータリングのスタッフ数が多いのはビックリ。
時にはフランス料理のフルコースが出たりするらしいんで、砂漠の真ん中でも食事を楽しむのが彼らの文化なんでしょう。



景気の影響もあるのだろうが、この数年来、日本人参加者(モトクラス)がいないのは寂しい限りだ。

ダカールラリーに憧れているあなた。
初参加者の割合を見ても、案外ハードルは低いのかもしれないので、チャレンジしてみてはどうか?
相当な準備とリスクを負う必要があるが、賭けてみる価値はある。




昨年(2011年)のデータ

完走 : 204台(内訳: モト94台、クワッド14台、オート55台、カミヨン41台)
完走率 : 46.6%

参加者の国籍 : 51カ国

女性競技者 : 13名

初参加者数 : モト 64名、 クワッド 21名、 オート 50台、 カミヨン 1台

2006年のデータ

完走 : 190台(内訳: モト93台、オート64台、カミヨン33台)
完走率 : 54.23% (モト 40%、オート 39%、カミヨン 48%)

参加者の国籍 : 42カ国(全体の30%がフランス人)

プロとアマチュアの割合 : プロ 20% 、アマチュア 80%

初参加 : モト 40%、オート 20%

メディカルスタッフの数 : 全部で50名
 医療用ヘリコプターに6名、医療専用車に20名、ビバーク地に20名、他コーディネイターなど4名

ケータリング :
 食事輸送車 11台 (オート9台、カミヨン2台)
 食膳係 72名 (サービス係 50名、コック 22名)
 一日消費ドリンク 50ml瓶 12000本/日
 一日消費食材 1.5トン (70%をアフリカの現地調達)

2005年のデータ

完走 : 215台(内訳: モト104台、オート75台、カミヨン36台)
完走率 : 54.23%

競技者の国籍 : 39カ国

プロ・アマの比率 : アマチュア 80% プロ 20%

初参加の比率 : 全体の30%

年齢別比率 : 18-29歳 : 7.3%  30-39歳 : 33.5%  40-49歳 : 43.3%  50-65歳 : 14.6%

ビバーク地から次のビバーク地へ関係者を運ぶ19機の飛行機 :

1日 30 便 & 340名を輸送
総計 580時間のフライト

コー スをサポトする8機のヘリプタコー :

コー スディレクター用ヘリプコプター 1機
TV用ヘリコプター 4機
医療班用ヘリコプター 2機
写真用ヘリコプター 1機
総計 70時間のフライト

2004年のデータ

完走 : 163台(内訳: モト 65台、オート 60台、カミヨン38台)
完走率 : 39%

競技者の国籍 : 40カ国

プロ・アマの比率 : 80%がアマチュア、20%がプロ競技者

初参加の比率 : 全体の30%

競技者の年齢構成 : 18-29歳 : 6%  30-39歳 : 32%  40-49歳 : 44%  50-65歳 : 18%




Magazine - Stage 9 (Antofagasta - Iquique) - 2012/01/10


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ダカールラリー 2012 SS10

2012-01-13 10:06:30 | Dakar
ダカールラリー 2012 SS10

1月11日 (水)  第10ステージ  イキケ → アリカ

リエゾン 317Km. SS 377Km. 総合距離 694Km.



ホアン・バレダ・ボートがダカールSS初制覇

第10ステージは、イキケからアリカまでのSS区間377Kmで争われた。フェシュフェシュ、デューンなど変化のあるコースで、ペルー国境に面する海岸沿いのビバークまでの走行だった。

ラリーは、ハスクバーナのホアン・バレダ・ボートが、ダカールラリーSS初優勝を飾った。
度々トップ争いに食い込む活躍を見せ、才能を開花させた若きスペイン人のバレダは、SS序盤で足を負傷し、痛みに耐えながらの走行だったが、後続に1分32秒の差を付けてのゴールだった。
総合優勝を争う二人の結果は、コーマが2位。
デプレが3位となり、総合タイムは21秒の僅差で首位をキープした。
4位は、ヤマハのエルダー・ロドリゲス。
5位に入ったヴィラドムスは、ロドリゲスと総合3位の座を争っているにもかかわらず、タイムロスを承知の上で、転倒したパウロ・ゴンサルヴェスを助けた。

明日は、ペルーへ入国する。アリカからアレキパの行程で、当初、2輪と4輪はコースが分けられていたが、先週の降雨の影響により2輪ルートが通行できなくなり、4輪と同じコースに変更された。




コメント:


ホアン・バレダ: SS1位

第3ステージでリア・タイヤのトラブルがあったが、毎日ともかく走っている。後半の週に入ってから段々良くなってきた、例えば昨日のように。昨日はアタックできるとわかってきたので、アタックした。今日のSSは転んで足をケガした。スプリントのカーブで120kmで走っていた時、石にぶつかった。すごいショックで足がもぎれたかと思った。ニュートラル・ゾーンに着いたら、オフィシャルが薬をくれたので、それでゴールまで走ることができた。さらにアクセルを踏むこともできた。今日の成績はどうかな?腓骨(ヒコツ)を骨折したかもしれないと思ったが、大丈夫みたいだ。自分ではケガのひどさがどれくらいなのかわからないが、リマまで走れると思う。

マルク・コーマ: SS2位

これがレースのトーン(調子)で、僕たちはゴールまでこの調子で戦うと思う。お互いに常に少しでもタイムを開きたいと努力している。ペルーに入ったら、決着をつける段階に入る。小さなタイムの差が勝敗を分けるだろう。僕たちはレベルも同じ、チームも同じ、バイクも同じなんだ。つまり100%ライダー次第ってことだ。

シリル・デプレ: SS位3位

Km225までは調子良かった。いいリズムで走っていた。小さなナビゲーション・ミスをしてしまい、マルク・コーマに追い越された。ホアン・バレダ と一緒に走った。余談だが、彼のスーパーな走りに祝辞をあげるよ。そこから、彼がタイムを縮めた。それはイメージしていた通りのシナリオだったから、驚かなかった。今日もゴールできて嬉しい。どっちみち、俺がトップのまま377kmを引くなんてありえなかった。彼か俺かどちらかが、後ろの砂埃の中を走らなければならなかったので、どっちでもよかったんだ。





リザルト SS10

1 23 BARREDA BORT (ESP) HUSQVARNA 04:18:43 - -
2 1 COMA (ESP) KTM + 1:32 -
3 2 DESPRES (FRA) KTM + 3:39 -
4 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 5:16 -
5 10 VILADOMS (ESP) KTM + 8:48 -
6 32 SVITKO (SVK) KTM + 9:44 -
7 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 10:34 -
8 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 14:41 -
9 15 VERHOEVEN (NLD) SHERCO + 14:59 -
10 8 FARIA (PRT) KTM + 15:30 -


総合順位

1 2 DESPRES (FRA) KTM 09:07:39 - Penalty: + 15:00
2 1 COMA (ESP) KTM + 0:21 Penalty: + 15:00
3 3 RODRIGUES (PRT) YAMAHA + 45:56 -
4 10 VILADOMS (ESP) KTM + 1:18:52 -
5 32 SVITKO (SVK) KTM + 1:24:38 -
6 20 FARRES GUELL (ESP) KTM + 1:35:21 -
7 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM + 1:56:22 Penalty: + 55:00
8 16 PAIN (FRA) YAMAHA + 2:08:22 -
9 34 BOTTURI (ITA) KTM + 2:15:51 Penalty: + 5:00
10 8 FARIA (PRT) KTM + 2:40:27 Penalty: + 55:00




The stage summary - Stage 10 (Iquique - Arica) - 2012/01/11

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