ぱそらぼ (ぱぁと1)

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ラジオ体操

2015年08月16日 | 命の生き方
今どきの「ラジオ体操」は、よく知りません。でも、聞くところによると、夏休み中行われていたその昔とは違って、期間中の中で実施される日が定まっているような所が多いみたいです。私が子どもの頃、近所のラジオ体操は、毎日行われていて、行けばハンコを押してもらえるカードが配られていました。我が家の子ども達の頃は、この出席印が全部揃うと、記念品がもらえるとかで、特に最終日には必ず頑張って参加しに行っていた記憶があります。ところが実は、最終日に参加しなかった子ども達にも、後日役員を通じて、記念品が配られると知り、また全日程参加していなくても、記念品の有無には関係が無いと分かると、次第に参加しなくなりました(笑)。年齢が上がるにつれ、記念品が魅力的で無くなっていったせいでもあるでしょうか。それっきり我が家では、ラジオ体操に縁が無くなりました。

ラジオ体操は、真面目にやれば、約60カロリーを消費するのだそうで、腰痛や肩こり、アンチエイジング等、良い事づくめのようです。だからと言って、1回や2回やったからと言って、目に見える効果が出るわけでは無く、毎日続けることに意義があります。ですが、小学生のラジオ体操は、こうした身体面の効果や、近所の人達との交流…などに加え、早朝きちんと起床し、毎日継続するといった方に力点があるかに思いますから、実施の仕方によれば、意味を半減させているのかも知れません。

現代は「完全」であることを、求めてはいけない時代に突入しています。先般のラジオ体操記念品も、体調不良や、帰省や旅行などによって参加できなかった子ども達への配慮から、全員に記念品が渡されるようになったのだろうと思います。学校等の現場でも、「皆勤賞」などを表彰することろは減っているようです。体調不良であるにも関わらず、制止を振り切って登校するような愚を避けたいという思いがそこにはあります。体調管理は、精神力だけではどうにもならないケースもあるわけで、「運」でしかないと言い切る人もいるくらいです。

人間が「完全」ではいられないという事は良く分かっています。それを強要する社会が「過ぎたるは及ばざるが如し」の愚をやらかす危険性は大いにあります。ですから、何にでも猶予が設けられていて、合格は「70点以上」とか、出席は「8割以上」といったラインが引かれている事は、時に本来の修得を邪魔している場面も数多くあります。特に、実施側が「完璧」を目指させてはいけない風潮は、いくらか気にかかります。本当は、合格の基準点など示さなくても良いのだろうとさえ思います。70点を目指したのでは、70点をクリアすることが難しくなります。以前、私が取得した資格試験の一つに「100点が合格基準」というものがありました。他の資格の殆どが「7割以上」「8割以上」などとする中、「満点」を求める基準は、確かに厳しいモノでした。が、振りかえれば、その経験に私は鍛えられたのも、事実だと思います。

猶予は、最初から設けられなくて良い。あるいは公表されなくて良い。不公平があってはならないでしょうから、内部的には設ける必要もあるでしょうけれど、完全を目指す気概を疎んじるべきでは無いと思うのです。「時間を守れば、人が死ぬ。」運行の遅れを取り戻そうとした回復運転が、大きな事故を引き起こしたとされる「福知山脱線事故」を受けて、時間など守る必要が無いと嘯いた人がありました。が、私は時間は励行されるべきだと思っています。


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