ぱそらぼ (ぱぁと1)

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合掌

2018年02月07日 | 命の生き方
元フジテレビの人気アナウンサー、有賀さつきさんが急逝された…の報に、各方面から驚きと哀悼の声が上がっています。生前、ご自身の体調については何も語られなかったとのことで、多くの人たちは何も知らされておらず、最後まで気丈に仕事をしておられたようです。父親ですら、何も知らず、検査入院程度に考えて、そろそろ退院できるのではないかと考えていたと語っておられます。病院からの知らせで駆け付けた時は、既に亡くなられた後だったようです。

親交のあった方々は「気づいてあげられなかった」と口を噛み、何もしてあげられなかったことに後悔の念をにじませておられるかに見えます。異常に痩せ、ウィッグを着けておられたことも、後から考えれば…であって、その時は「ダイエットに成功した」「ウィッグ、結構いいのよ」とさらりと話されていたので大事が潜んでいる事に誰も気づかなかったようです。

周囲の方々特にご家族は、無念をかみしめておられるだろうと想像します。ですが、できるなら、そのように一生を閉じたいと私は思います。人は残念ながら最期の逝き方を選ぶことができません。最後まで周囲に病を気づかれることなく、入院して2週間ほどであっけなく目を閉じる…などという幸運に行きあたるには、よほど心掛けがよくないと無理なのかと思いますが、私には理想に見えます。病を一人で抱える葛藤と苦しみがいかに強くても…です。家族も含めて、病気を悟られずに居られるなら、それに越したことはないと思います。お嬢さんが一人おられるとの事ですから、それだけがきっと心残りだったでしょう。お嬢さんがこの先、ご自分を責めることにならなければいいなと思います。…お母さんにとって、それが一番幸せな逝き方だったのだと理解してあげて欲しいと思います。

報道陣にも、病状についての詳しい事が伏せられています。このところ(もしかすると随分前から?)マスコミは失点ばかりを重ねていますが、どうぞ有賀さんの最期を取材して回って「〇〇か?」のような記事は出さないでいただきたいと思います。蛇足だとは思いますが、真子さまのご結婚が延期になりました。マスコミがあれやこれやをほじくり返して、ある事・無い事を書き立てることに、どうぞ罪悪感を持ってください。

52歳でその一生を閉じるのは、さぞかし悔しい事だと推察できます。ですが一方で、では何歳なら納得できるのかと問われても年齢がこたえられるわけではありません。人間はいつ死んでも悔しいのです。「覚悟の死」などというものは多分ありません。人の意思は、その死の瞬間に潰えて亡くなるものに違いありません。(おそらくは)一人で雄々しくご自分の「命」に向き合っておられたであろう有賀さんの「生」に、敬意を表したいと思います。合掌。

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