その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

大エルミタージュ美術館展

2012年06月22日 | イベント・祭り

 正式名称は「エプソン品川アクアスタジアム」。品プリの隣に併設されています。過去に2度ほど来てますが、イルカショーは水しぶきがかかるのでパス。


 このトンネル水槽は、エイの顔(顔ではないのですが)が怖かったり、面白かったりで眺めていて厭きません。


 アシカショーは2人のおねえさんが登場し、客との掛け合いをしながら約20分間の演技。なかなか芸達者でした。


 次に向かったのは、水族館の斜め下にある秋田のアンテナショップ「あきた美彩館」。品数は豊富でしたが、値段は若干高め。そして我々一行3人は、六本木へ。品川から六本木へは、都営浅草線とつながってるので、京急品川駅から乗り大門で乗換え、都営大江戸線六本木駅で下車。途中ベンツのショールームを通過。歩道に車おいたらジャマでしょ。長椅子の方がいいですよ。メルセデス・ベンチってかw



 実を言いますと、大エルミタージュ美術館展を観に国立新美術館に来たのですよ。3つあるカフェのうち2Fにあるのがオシャレ。アウトドア(農作業)で日焼けした3人には不釣合いな場所でした。


 右上が、そのエルミタージュ美術館だそうです。


 立て看板の絵は、左からクロード・モネ“霧のウォータールー橋”、ジョシュア・レノルズ“ウェヌスの帯を解くクピド”、ペーテル・パウル・ルーベンス“虹のある風景”。ウェヌスとはヴィーナス、クピドはキューピッド(天使)の意味です。

 展示品は、16世紀から20世紀まで5つのゾーンに分かれてまして、素人にも優しい解説つきで観やすかったです。宗教画は好きではありませんが、ジュール・ルフェーヴル“洞窟のマグダラのマリア”は、聖人だとか娼婦だったとかいう詮索はどうでもよく、とにかく女性の柔らかな肉体の質感と肌の色合いに魅入られました。ルーベンスの“ローマの慈愛”も衝撃的でしたね。餓死の刑に処せられた父キモンの元を毎日訪れ、授乳によって命を救った娘ペロを描いたもの。獄中の父は後手に鎖を繫がれています。同じ裸婦でも、16世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ派(弟子)のモナリザのような裸婦はいただけませんね。構図や微笑、手の組み方まで似せて描かれてありましたから。

 18世紀のでは、クロード=ジョゼフ・ヴェルネ“パレルモ港の入り口、月夜”とライト・オブ・ダービー“外から見た鍛冶屋の光景”が一際目を引きました。月明かりと焚き火なり鍛冶屋の炎という異なる2つの光源を用い、明暗のコントラストを描き分けてます。

 この美術展の目玉ともいうべき、アンリ・マティスのが2点“赤い部屋”と“少女とチューリップ”。遠近法を用いない平面的な絵で、テーブルと壁が同じ模様なので奇異に感じるかもしれません。しかしながら、フォーヴィズム(fauvisme)と呼ばれる原色を多用した色彩には、強烈に印象づけられました。ピカソの“マンドリンを弾く女”にも赤や緑など多少その影響があるのでしょうか? それよりも、プロトキュビズムないしは分析的キュビズムといわれる、初期のキュビズム(cubism)が反映されたものだと素人目でも分かりました。指の描き方も、玄を押さえている左手は4本の指が描かれてますが、弾いてる右手はグーのように見えます。角度を変えて見ると、そのように見えるということでしょうか?

いやー、いいものを観せてもらいました。謝謝


【大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年】
会期 2012年4月25日(水)- 7月16日(月・祝)
会場 国立新美術館 企画展示室2E
東京都港区六本木7-22-2

開館時間 午前10時-午後6時(金曜は午後8時まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週火曜日

電車での行き方
東京メトロ千代田線 乃木坂駅青山霊園方面改札6出口
東京メトロ日比谷線 六本木駅4a出口から徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅7出口から徒歩約4分
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東京へ

2012年06月21日 | 


 昨日のこと。台風4号が来てるってことで、どうせ飛ばんでしょう、と高を括ってましたら行くって言うじゃないですかー

「まじっすか!!」 

 乗ってみたら仙台沖にそれたらしく、それほどでもなかったです。でも雲の様子は、台風特有っぽい様相。フライトアテンダントの機内安全デモは、液晶モニターに取って代わられなくなりましたね。




 大館能代空港からの出発時間は、霧対策で10:50発と大幅に遅くなった関係で、都内に着くのが13時ぐらいになってしまいます。昼食のバイキング(品プリ4F孫悟空)もほぼ終了で、品切れになったのは追加されることがありませんでした。昼ビールは効くので飲まないつもりが、いつの間にやら目の前に。


 こちらは、今日の朝食バイキング(品プリ1Fハプナ)。和洋両方あります。5:55に並びました。ジュース他飲み物が特に充実してます。まずはおかゆを食べてから、次に納豆ごはんにしました。


 羽田第2旅客ターミナルロビー3Fの中2階。今日の昼食で食べた讃岐うどん般若林(ハンニャリン)。かけうどん390円にサケおにぎり150円。LCCの影響でしょうか?1階の方のうどん屋さんは、かけが380円でしたよ。実は、お土産を買ってレストラン10%割引券をもらいましたので使えるか聞いたところ、「ウチは使えません」と。「ですよねー」と言うところを「んだしかー」と言ってしまい自爆w。しめて540円をさらに値切ろうとした根性は、大阪のおばちゃんに負けてないでしょ。東北人ももっとド厚かましく生きたら、活路が見出せるかもしれません。それとこの中2階には、色々な椅子がありますから、座ってみてけれ。
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八屋外旭川店

2012年06月19日 | らーめん

 八屋外旭川店へ突撃。昼時でしたので、めちゃ混み。この辺は、向かいにAji-Qや陳麻家があり激戦区。注文は、醤油588円に半チャーハン105円。いいかげんこのハンパな値段はやめてもらいたいものです。レジの店員も他の店員に「一円玉きれそう、持ってきて」と叫んでました。キレるのは一円玉ではなく、客の方ですわw 本店へも3回しか入ったことがないのですが、本店に比べスープは薄いかもしれません。他人のオーダーを聞いてると、「醤油、濃いめ、細麺、かためでネギ抜き」なんて「メンタンピンイーペイ一発ツモドラドラ」みたいなことを言ってるじゃないですか!? あるいは注文してないのに「いつもので」なんて店員に言われてる人も。顔が満更じゃないのを私は見逃しませんでしたぞ。私も「いつもので」なんて、初めての店で笑いを取りにいく余裕はなかったですね  醤油との相性は、チャーハンよりチャーライの方がいいと思います。アクのように見えるのは、背脂です。

【八屋 外旭川店】
秋田市外旭川八幡田1-1-30
018-869-7497
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子野ウサギ

2012年06月17日 | その他

 同僚が子野ウサギ4匹を捕獲したとのことで、様子を見に行ってきました。なんでも草刈りをしてたら、親がいなくて4匹がじっとしてたんだそうです。畑では頻繁に見るらしく、かなり増えてる模様。親ウサギは、子ウサギが人に見られると殺してしまう、ということを言ってる人もいますが、はたして本当なんでしょうか?

 隅っこに3匹と反対側に1匹。じっとしてて大人しくかわいらしい。ウサギの数え方ですが、1羽2羽と数えたのは四本足の獣を食べられなかった昔に編出された必殺技で、今は匹が一般的だそうです。たしか、「ウサギって水飲ませられない」んじゃなかったっけ?ということで調べてみたら、ただの迷信でした。そりゃ生き物ですから、水飲めないわけがないですよ。でもなるたけキレイな水を飲ませて下さいね。

 18年ほど前に、ウサギと老ヤギを飼ったことがあります。老ヤギは大量の野菜くずを食べ、大量のフンをするものだから掃除が大変でしたね。ウサギの方は、木枠やら金網を齧ってボロボロにするので、しょっちゅう修理してました。子どもの頃はかわいいのですが、飼い続けるのは難しいのでよくよく考えた方がいいです。生き物にとっても狭いゲージで飼われるよりは、自然の中で生きた方がいいに決まってますから。。
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銭川温泉

2012年06月16日 | 温泉
 先日、新聞でこんな記事を目にしました。とある特養へ採れたてのタケノコを持ち込んだところ、そのタケノコを手にし早速剥き始める人、昔取った杵柄よろしくギュっと握り締める人など、皆さん目がランランであったそうな。うちの母も昨年まではよきライバルだったのですが、今年は竹藪をうまく潜れないとか、目が悪くなって見つけられない、などと言う始末。それでも何本か採るうちに、感覚を取り戻したのかグチも零さず嬉しそうにしてました。毎年1回はレクリェーション的に、外でのお昼ごはんや温泉も楽しみながら続けられたらと思ってます。


 国道341号線から温泉宿までは、かなり急坂なので慎重に下る必要がありました。2人とも長靴だけで靴を忘れたため、選んだ温泉がここ。それほど汚れてたわけではないのですが、掃除が行き届いてて恐縮してしまいました。若女将さんが丁寧に浴室まで案内して下さいました。温泉の他に、地熱を利用したオンドルが売りだそうです。


 脱衣場にあった、窓開け閉め用の板が面白かったので撮ってみました。脱衣ボックスが邪魔で手が届かないのですよ。浴槽は思ったよりシンプルでした。無色透明のきれいなお湯で、湯温もちょうどよかったです。舐めてみると、無味無臭。Na(ナトリウムイオン)が多いですが、Cl(塩化物イオン)と結びついてないのでしょっぱさを感じないのでしょう。泉質は、なんと2種類の温泉を混ぜてるそうです。ひとつがトロコ観測井で、源泉91℃のアルカリ性単純温泉、もう片方が銭川温泉で源泉55.3℃の単純温泉。カランもシャワーも温泉です。備え付けは石鹸のみ。何十年ぶりかで、石鹸で頭を洗いましたよ。さすがにつっぱりますね。近年(廃業)では、東トロコ温泉、志張温泉、そして玉川の下の新鳩ノ湯、土砂崩れで廃業した赤川や澄川など、温泉の宝庫八幡平においても経営は厳しいものがあるのでしょう。

【銭川温泉】
秋田県鹿角市八幡平トロコ
0186-31-2336
日帰り入浴8:00~16:00
400円
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