川越のちょっと外れにある「鴨田八幡神社」へ行ってきました。
室町時代(元禄2年/1458)に、太田道灌が河越城の鬼門鎮護のために勧請し、鴨田村の鎮守として祀られています。
鬼門とは、北東(艮=うしとら:丑と寅の間)の方位のことで、陰陽道では、鬼が出入りする方角であるとして、万事に忌むべき方角
としています。確かにこの神社は川越の駅から見て、ちょうど北東に位置しますね。
wikipediaによると、鬼門思想は中国から伝来した考え方であることに間違いはないが、日本の鬼門思想は中国から伝わった思想
とは大きく違った思想になっている。なぜなら風水に鬼門思想はなく、日本独自の陰陽道の中で出来上がった日本独特の思想であると
考えるべきである、との事です。
都市計画においては、鬼門の方角にお寺や神社が置かれてきたようですね。
また、古代、京都からみて鬼門の方角、東北地方にいた朝廷に服属しない民族「蝦夷」への攻撃の理由に用いられたようです。
明治維新後の1872年(明治5年)、政府は陰陽道を迷信として廃止させました。
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