~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

音楽狂

2007-02-05 11:29:09 | ・音楽


その頃はカセットテープも無い時代。
楽譜なども容易に手に入らない。
ラジオにかじりついて耳でコピーをしていた。
繰り返し聴く事もできないから、
楽曲が流れると真剣そのものだ。
だから、音に関しては敏感な’スゴイ耳’が出来上がる。

米兵と結婚した姉のツテで米軍キャンプで演奏し始める。
始めのうちは、英語の意味さえ分からなかったであろうが、
’スゴイ耳’は、歌詞や発音さえも耳コピしてしまう。

相手はアメリカ人なのだから演奏も歌もごまかしはきかない。
本物を聞かせるための努力は並々ならぬものだったことは
容易に想像できる。
若くて熱を帯びていたからこそ突進していけたのだろう。

やがて米軍キャンプでも格式が高く華やかな将校クラブでの
演奏が許されるようになる。ギャラも高額になっていった。

ベトナム戦争の最中、いつ命を落とすか分からない状況の中、
米兵は、彼らの演奏を楽しんだ。やがて、彼らのファンが
生まれ、最新チャート曲のレコードを渡されたりするようになる。
レコードから詞を聴きとってくれる米兵のファンもいたようだ。

戦争出兵という異常な精神状態の中のつかの間の夢のような
ひととき。本場本国のプレイを彷彿させる彼らの音楽は、
米兵の魂の琴線に触れたことだろう。

そんな音楽に対する真摯な想いを今も持ち続け、楽曲を演奏し
続ける事こそ、我が生き様として歩み続けている・・・・。

そんな彼と飲む時間は、互いのザマを再確認する、まさに至福の時なのです。

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6 コメント

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音楽は愛で~す! (パンダ)
2007-02-05 21:52:21
音楽が大好きで
音楽と共に生きてきたのですね。

pawさんの友人の
ミュージシャンの方ですよね~♪

音楽は国境を越え
音楽は人々の魂を輝かせます☆

苦しい時落ち込んだ時
明るい曲、やさしいメロディー、ポップなリズム
ほんとに元気や勇気をもらえちゃいます!

戦争で出兵しなければならない
明日の命もわからない米兵の方々にとって
彼らの音楽はほんのひと時でも心の安らぎに
なったことでしょう~♫

そんな素敵な音楽狂?のお仲間が
集まってお酒を飲んだら
楽しいでしょうね!ウッラヤマシ~イ♡

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Unknown (manoa)
2007-02-06 10:53:38
音楽という同じものを追いかけてる人との
心の交わりは、とても響きあうものがありますね。

彼の生き方そのものが、きっと音となって、
人生を作り上げているのでしょうね。。
普通では知り合うことが出来ない人・・
出会うことさえ稀なのに、そんな人と出会えたことは、
pawさんの宝ですね。。。
こちらに住んでいると、戦地に向かう人たちが身近に
いて、今でも、どこかで死と隣り合わせになっている
人たちがいる・・ということを感じます。
又、実際に戦地に行かれた方からのお話もよく聞きます。
人の心を癒すことができるってすごいことですね。
でもそれには、並ならぬ事を越えて得たものなのでしょうね。心と心の結びつき無くしては、出来ないことですね。
彼の生き様が、音楽となって人を惹きつけるのでしょうね。素敵な人ですね。
pawさんも、同じ感性を持っているからお互いが心地よいのだと思いますよ・・・。
お二人とも、かっこいいです!!

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至福の時 ()
2007-02-06 11:01:37
pawさんの身体の中には
音楽に対するそんな思いが脈々と!
私たちの時代でもカセットもなく
ただ、ラジオから聞こえる音楽を
楽しむしかありませんでした。

当時はNHKのラジオから聞こえるそれも
クラシックばかりで、その日に何故だか
聞いた曲をノートに記入していました。
それから米軍の放送を知りジャズ、ポップス
へと変わってきました。

そう言えばひょんなことで義兄が横田基地の
米兵からいわゆるドーナツ盤(EPだったかな?)
をもらってきてそこで聞いたのは
プレスリーのなんとも騒がしいロック!
その時のショックとは!その筈クラシックばかり
聞いていた青年ですから当然でしt。
その時、米国でのプレスリーの人気の事も
聞き驚いたのを覚えています。

若い頃に会社の仲間と中古の楽器をお茶の水まで
探しやっと月賦で一式買いそろえ
半年位チャレンジしたのを思い出しました。
あれはベンチャーズだったかな?
もう今ではそんな仲間と会う機会もありません。
音楽が好きなのは今も変わりありませんが
pawさんの言うように至福の時だったなぁ。
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Unknown (paw>パンダさんへ)
2007-02-07 10:47:25
ピンポ~ン♪
そうなんです。この人、人生が音楽なんです。
途中、10年間程、音楽を離れて仕事していた
んですが、今から10年前から再活動始めて、
それからの付き合いです。

以前、彼が、渋谷で韓国のアーチストと一緒に
ライブをやったのですが、はじめは、ぎこちなか
った空気が後半から、総立ち状態で、鳥肌もので
した。
’音楽は国境を越える’まさにその瞬間に
立ち会ったような感動でした。

日常の雑事に追われ、
頭の上を飛ぶハエを追い回しているうちに
心身ともにヘトヘトになっちゃう。
そんな時、楽曲が流れてくると、
スウ~っと心に染み渡りますよね。
エネルギーをもらえます。

彼と飲んでるときは、欲求不満解消的ワイワイ
ガヤガヤじゃなくて、ひたすら、哲学的方向へ
と向かいます。
一回生きて、死んでいく。
その中で自分には何ができるか・・・?
そんな話題で盛り上がっちゃうんだから、
ある意味スゴイかも^^;
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Unknown (paw>manoaさんへ)
2007-02-07 11:14:06
彼はプレーヤー。pawは、曲作ったりするけど、
オーディエンスの立場です。
彼のバンドのhp管理もやっていますが。

実は彼は、年齢でいうとpawの一回り上。
今年還暦。でも音楽にかける情熱とエネルギーは、
スゴイ。年齢じゃないんですよね~、意気込み、
生き様のパワーなのです。
ファンの間で、まっ赤なチャンチャンコならぬ
まっ赤なアロハを還暦祝いでプレゼント予定です^^

彼と知り合った時は、音楽をやっているとは
知らなかったんです。いろいろと話をしている
うちに、こいつは只者じゃないなと。自分の
知らないものを知っている・・・魂の琴線に
ふれちゃったわけです^^

それで、実は音楽をやっていて再活動をするって
事を聴いて・・・こりゃ、応援しなきゃってわけで
10年前からhpを立ち上げたりして関わっている
んです。

彼の’音楽を通じて、人に良いエネルギーを
分け与えたい’というポリシーにも感銘を受けました
ね。

そんなんで、飲みだすとトコトン飲んじゃって、
最後は、ハグして別れるんですよ^^

’一緒に飲んでて色褪せないよな~’
いつも同じような話題で酔っ払うのですが、
不思議なのです・・・^^
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Unknown (paw>髭さんへ)
2007-02-07 11:31:12
pawは、中学一年の時に、ラジカセを買って
もらった記憶があります。一生懸命、エアチェック
していましたね。何だか、エアチェックなんて
ほとんど死語みたい^^;
だから、生ギター弾き出した頃には、カセットを
何度も巻き戻してコピーしたりしたものです。

彼の場合、FEN放送が唯一の情報源だったようです
ね。後はレコード。ここからコピーするのですから、
並大抵の努力では出来ませんよね。まさに音楽狂、
熱がなければできないことです。

プレスリーから始まったのですよね!
ロックンロール・・・♪
会社近くの飲み屋のオヤジ・・・
プレスリー一筋でしたね。
いつも、赤ちょうちんの飲み屋なのに
プレスリーがかかっていました。

そうですか、髭さんもバンド組んでチャレンジ
されたことがあるのですね。
テケテケテケテケ・・・♪
ベンチャーズ、懐かしいですね~。
あのメロディー、初めて聴いちゃったら
ギター弾きたくなっちゃいますよね^^

誰にとっても、音楽は、永遠に愛せる宝物ですね^^
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