~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

C.W.ニコル アファンの森

2010-08-03 00:00:01 | ・風に吹かれて

2010.7.31 某所でC.W.ニコルさんの公演を聴きに行きました。実に魂の琴線に触れるお話
が多かったです。
さすがに環境保護活動の草分け的存在者ですから、トガリの部分もありますが、それ以上の
カリスマ性があり、惹きつけられます。久しぶりに、ペルソナ的魅力の方に接しました^^

日本は、国土の65%近くが森林だそうです。その内の40%は人工林。これは「木の畑」だと
考えてよい。ですから、国土の40%近くが自然林(原生林+山里)のようです。原生林の
比率は、国土の数%(2-3%??ちゃんと聞いてなかった^^;;)ですから大半は山里のよう
です。

この山里は人の手が加わっていますから、そのままの状態で残すのは「放置」であり生態系
は維持できません。「保護」することにより、日本の場合、「クマ」を頂点とする生態系を
維持することこそが環境保護ということのようです。

C.W.ニコル氏は、1940年7月17日英国ウェールズ生まれですが、1995年7月日本国籍取得され
日本の森を再生したいとの思いから、黒姫高原に「アファンの森」を作りました。
詳しくは、C.W.ニコル アファンの森財団 のHPをご覧ください。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

HPより抜粋
高度経済成長期以降、経済の発展のためにその自然の素晴らしさに背を向けるようになり、
樹齢400年以上のナラ、ブナ、トチなどの大木が一瞬にして切り倒され、スギやカラマツの
植林地になってしまいました。
人間の都合に合わせた自然につくりかえられてしまった森は、野生動物を棲まわせたり、水
をきれいにしたり、土をつくったりする豊かな力を失っていきました。
しかもその植林された森が、またもや経済的な理由で放置され、今や荒れ果てています。
食べ物を失った野生動物たちは、里に下りて農作物を荒らさざるを得なくなり、絶滅の危機
に危ぶまれるツキノワグマさえ、里におりてくれば害獣として打ち殺されてしまうのです
一見緑に覆われているように見えながら、生態系としてのバランスを崩してしまった日本の
森をなんとかしたい。
美しかった本来の日本の森に戻したい。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

何故か、涙がこぼれそうになりました。何が魂の琴線に触れたのでしょうね。判っています
けど^^

そして、もう一つ・・・
この森に、年5回ほど、養護施設の子どもたちを招待しているそうです。今後は、森をもっ
と大きくして、もっと回数を増やしたいと語られていました。

この養護施設の子どもたち・・・

夏になってもビキニが着れない可愛い女の子・・・幼児の頃、母親にその幼児のお腹でタバ
コの火を消していたという虐待を受けて、お腹がケロイド状態になってしまった子。

家族が一家心中した中で、飲まされた薬を吐き出し、家族の遺体の間で、まる二日間も過ご
した少年。

そんな地獄の中を生きてきた子どもたちが、この自然の森で三日もいると自らのトラウマを
打破して元気になっていくそうです。(実際にはもっと時間がかかるのかもしれませんが、
遺伝的にも霊的にも、おそらく人は自然の中で育まれ、癒されるその記憶が残っているのだ
と思います)
なんかね・・・もう悔しくて悔しくて号泣一歩手前でした・・・。

アファンの森には、クマもいるようで、他の生物・植物・昆虫もどんどん自らやってきて、
種が増えているそうです。
「人の身になって考える」「生命の身になって考える」「森の身になって考える」「地球の
身になって考える」すべては、連綿と繋がっているのだなあと改めて感じた次第です。
ありがとうございました^^

C.W.ニコル公式HP

C.W.ニコル・アファンの森財団HP

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ばぶ)
2010-08-03 21:30:21
ニコルさん、文字通り大きな人だったでしょ?
そして大きく深い心も持っていらっしゃいます。
黒姫の赤鬼は、この日も真っ赤になって話されたことでしょう。
大きな手で心をつかまれ、涙がこぼれてきますよね。
先日のムツゴロウさんも、いつもにこやかに話されているけれど、
気がつくと、涙があふれてきます。
二人とも、真剣さが半端ではありません。
返信する
Unknown (ばぶさんへ)
2010-08-05 19:27:35
大きなお腹でしたよ~(笑
学校の教室のような所でしたから、
とても近くで拝見致しました。
赤ら顔でしたね^^

そうなんです。真剣さが半端でない・・・。
熱いんですよね^^
とても暑い日でしたけれど、
行ってほんとに良かったです。
感謝感謝^^
返信する

コメントを投稿