~風に吹かれて~ by ポー(paw)

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2018.5.25~27「佐渡島」旅行記6(アオネバ渓谷トレッキング)

2018-06-11 14:05:56 | ・植物

2018.5.25~27「佐渡島」旅行記6(アオネバ渓谷)

2018.5.25~27 佐渡島へ行ってきました。メインは植物観察。というわけで二日目は徹底的に植物観察^^

07:20頃、ドンデン山荘から頼んでおいたタクシーでアオネバ渓谷入口へ。標高890mのドンデン山荘から標高300mの
アオネバ渓谷入り口までタクシーで下り、そこからドンデン山荘へ登るトレッキングコースです。

タクシーの運転手さん、ゆっくりと山道を下りながら、沢山お話してくれましたよ。「佐渡全体としては、佐渡沖を暖流の
対馬海流が流れている影響から、冬は新潟県の本土側に比べて、気温が1〜2度ほど高く積雪は少ない。」ようですが、
この冬は気温がマイナス3、4度まで下がり水道管の破裂が多かったようです。空き家が多いので大変だったそうですよ。
まるで観光タクシーに乗ったようにいろいろと情報を頂きました。山荘まで迎えに来てもらって渓谷入り口まで3000円弱。
安かったです。申し訳ないような有難いような。。。

山荘のhpでは「大佐渡全体の放牧は約30頭。うちドンデン周辺は、外海府の一軒が20数頭を放牧しています。」となって
いますが、10頭以下と聞いたような・・・?いずれにしても放牧牛はそんなに沢山は居ないようです。

佐渡のトレッキングルートの中で、最もポピュラーなルートで、両津港からも近く、早春の残雪期、晩春の新緑期、無雪期、
それぞれに魅力ある花や楽しみがあります。

それでは植物観察トレッキング開始~

まずは、アオネバ渓谷入り口(300m)~アオネバ十字路(775m)まで。

ずっとエンレイソウがありましたが、入り口付近は花は終わり実になっていましたが尾根付近では未だ綺麗に咲いていました。

タツナミソウ(デワノタツナミソウ?)

ヤマオダマキ
標高を上げると未だツボミでしたよ。たくさんありました。

ギンリョウソウ

イワカガミ

渓谷入口付近では終わっていましたが登るにつれて咲いている子が増えてきました。白っぽい個体が多かったかな。

コケイラン

あちこちでたくさん咲いていました。

実になっているエンレイソウ

いや~緑が深いです。

オオナルコユリ

コマユミ 可愛い花です。

あちこち水の流れがありホントに緑が綺麗でした。

青粘土 アオネバの地名の由来です。

ニシキゴロモ キランソウの仲間ですね。

ハナイカダ

ハナイカダ「なかよし」

カエデの仲間の種「なかよし2」

ヤグルマソウ 和名の由来は、小葉の構成が、端午の節句の鯉のぼりにそえる「矢車」に似ることによる。
良く「ヤグルマソウ」と呼んでいる花は、現在「ヤグルマギク」と統一されているそうですよ。

ヤマトグサ

黒いモノは雄蕊の蕊が落ちた花糸。ヤマトグサの受粉は風媒花という雄しべが風に揺らされ葯を散らして受粉する仕組みの植物。
開花すると3枚の外花被片が上向きに巻くように反り返る。

1884年に牧野富太郎が本種を最初に高知県で発見した。これを研究してその結果を大久保三郎との連名で1887年に「植物学雑誌」
に記載論文を発表した。本種は日本固有種であり、しかも日本人の手によって記載され、それが日本の学術雑誌に発表された
最初の植物である。和名はこれに基づく。1888年に伊藤篤太郎の記載したトガクシソウが最初に日本人により学名が与えられ
たものであり、本種はその翌年の1889年に日本人として2番目にその学名が与えられた。by wikipedia

いや~ちっちゃい花でした。それにしてもユニークな形状ですねー。日本では多くの都道府県でレッドリストの指定を受けています。

ヤマオダマキ

ウラジロヨウラク こちらもあちこちで咲いていました。

フッキソウ

ルイオウボタン

ツクバネソウ  実とガクの姿が羽根つきの羽に似ていることから名づけられました。

途中の「ユブ」から勾配が急になります。アオネバ十字路到着~

新緑と青空が美しかった~。ここも天国みたい。

今回もっとも見たかったシラネアオイ
渓谷ではシラネアオイは終わっていましたがこの十字路付近では綺麗に咲いていましたよ。

シラネアオイ 次回投稿でも群生を紹介します。

ヒトリシズカ

タニウツギ 佐渡の山に入るとあちこちで賑やかに咲いていました。

オオカメノキ

ニリンソウ

ミヤマカタバミ

キクザキイチゲ

エンレイソウ

季節を巻き戻したような花々でしたよ。つづく~