~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

大統領霊

2009-01-21 14:00:18 | ・スピリチュアリズムからの風景
’スピリチュアリズムからの風景’カテゴリーです。



オバマ大統領が就任しました。

人種差別との長く、厳しい格闘の歴史を経て二十日、米国初の黒人大統領が誕生し
ました。朝のニュースを見ていて、過去の黒人に対する差別的偏見的行為を思い出
し思わず泣いてしまいました。

20日、町山智浩さんがTBSラジオの「ストリーム」の「コラムの花道」で話してい
ました。オバマは大統領霊を引き継いでいるのではないかと。それは我が国におい
ては、天皇が天皇霊を継承するのと同じようにさえ思えるとの内容でした。

オバマとリンカーンの共通点は多いようです。共にイリノイ州の弁護士からイリノ
イ州議会議員を経て大統領になりました。おそらくオバマが政治家を目指そうとし
たその時からリンカーンの存在は大きな影響力を与えたのでしょう。

スピリチュアリズムから見れば、リンカーンの生まれ変わりとまでは言わなくとも
、リンカーンや歴代の米国大統領霊が、霊界から守護し援助しているように思えて
なりません。

ところでリンカーン夫妻は、霊能者ネッティ・コルバーン・メイナードと何度も交
霊会を行っていたそうです。奴隷解放の父は、霊界からの助言を受け入れていたの
でしょうか。<関連リンク>

オバマ就任演説の草稿を練ったのは、ジョン・ファブロー氏(27)。04年の党
大会で、無名の地方議員として基調演説のリハーサルをしていたオバマ氏に「重複
する部分を削った方がいい」とアドバイスしたのが縁で05年、上院議員になりた
てのオバマ氏のスタッフになった。この若さで演説草稿!彼もまた米国国家霊の親
和力によって引き寄られた一人なのでしょう。

上辺だけでなくその’動機’という魂の奥底からの働きであることを痛切に願い、
彼らを見守っていきたいものです。



下記にシルバーバーチが’国家’について語っている部分を抜粋しておきます。
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個人について言えることは、国家についても言えます。個人にもそれぞれに成就
すべき神聖な宿命があるように、国家にもそれぞれの宿命があります。
(霊訓3 P31)

人間はロボットではありません。一定の枠組みの中での自由意志が与えられている
のです。しかし決断は自分で下さなければなりません。個人の場合でも国家の場合
でも同じです。摂理に叶った生き方をしている人、黄金律を生活の規範として生き
ている人は、大自然から、そして宇宙から良い報いを受けます。
(霊訓3 P162)

業というのは詰まるところは因果律のことです。善因善果、悪因悪果というのも大
自然の因果律の一部です。因果律というのは行為者にそれ相当の報酬を与えるとい
う趣旨であり、それは当然個人だけでなく個人の集まりである国家についても当て
はまります。
(霊訓4 P81-2)

人間は神によって創造されたものであると同時に、神の一部として、宇宙の進化の
推進者でもあり、自分自身のみならず、自分の属する国家をも支配する自然法則に
影響を及ぼします。
双方の進化は大体において平行線を辿っています。が、両者にはどうしても少しず
つズレが出てきます。なぜなら、過去の世代が残した業はかならず処理していかね
ばならないからです。
(霊訓5 P97-9)

すべての国にそれなりの計画が用意されています。すべての生命に計画があるから
です。地上で国家的な仕事に邁進してきた人は、あなた方が死と呼ぶ過程をへても
それをやめてしまうわけではありません。そんなことで愛国心は消えるものではあ
りません。なぜなら愛国心は純粋な愛の表現ですから、その人の力は引き続きかつ
ての母国のために使用されます。さらに向上すれば国家的意識ないしは国境的概念
が消えて、すべては神の子という共通の霊的認識が芽生えてきます。しかし、私ど
もはあらゆる形での愛を有効に活用します。
(霊訓5 P235)



下記にオバマ大統領就任演説の中から魂の琴線に触れた箇所を貼っておきます。
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米国は、指導者たちの技量や理念だけに頼ることなく、我々人民が祖先の理想に忠
実で、建国の文言に正直であることによって、乗り切ってきた。ずっとそうやって
きた。この世代の米国人も同様にしなければならない。

今日、私はあなた方に告げる。我々が直面している試練は本物だ。試練は深刻で数
多い。試練は容易に、または、短い時間で対処できるものではない。しかし、米国
よ、わかってほしい。これらの試練は対処されるだろう。

すべての人は平等で、自由で、あらゆる手段により幸福を追求する機会を与えられ
るという、神からの約束のことである。

我々の旅は、危機に立ち向かう者、仕事をする者、創造をしようとする者のための
ものだ。それらの人々は、著名な人たちというより、しばしば、無名の働く男女
で、長い、でこぼこした道を繁栄と自由を目指し、我々を導いてきた人々だ。

しばしば、これらの男女は、我々がより良い生活を送れるように、手の皮がすりむ
けるまで、もがき、犠牲になり、働いた。彼らは米国を、個人の野望を合わせたも
のより大きく、生まれや富や党派のすべての違いを超えるほど、偉大であると考え
ていた。

我々の野望の大きさについて疑念を抱く人がいる。我々のシステムは多くの大きな
計画に耐えられないと指摘する人もいる。だが、彼らは忘れている。彼らはこの国
が何を成し遂げたかを忘れている。想像力が共通の目的と出合った時、必要が勇気
と結びついた時、自由な男女が何を達成できるかを忘れているのだ。

我々には、南北戦争や人種隔離の苦い経験があり、その暗い時代から出てきて、よ
り強く、より団結するようになった。我々は信じている。古くからある憎しみはい
つかなくなり、民族を隔てる線も消えると。世界が小さくなる中で、我々に共通の
人間愛が現れることになると。米国が、平和な新しい時代の先駆けの役割を果たさ
ねばならないと。

我々の前に広がる道について考える時、今この瞬間にもはるかかなたの砂漠や遠く
の山々をパトロールしている勇敢な米国人たちに、心からの感謝をもって思いをは
せる。彼らは、アーリントン(国立墓地)に横たわる亡くなった英雄たちが、時代
を超えてささやくように、我々に語りかけてくる。我々は彼らを誇りに思う。それ
は、彼らが我々の自由を守ってくれているからだけではなく、奉仕の精神、つま
り、自分自身よりも大きい何かの中に進んで意味を見いだす意思を体現しているか
らだ。これこそが時代を決するこの時に、我々すべてが持たねばならない精神だ。

政府はやれること、やらなければならないことをやるが、詰まるところ、わが国が
よって立つのは国民の信念と決意である。堤防が決壊した時、見知らぬ人をも助け
る親切心であり、暗黒の時に友人が職を失うのを傍観するより、自らの労働時間を
削る無私の心である。我々の運命を最終的に決めるのは、煙に覆われた階段を突進
する消防士の勇気であり、子どもを育てる親の意思である。

我々の挑戦は新しいものかもしれない。我々がそれに立ち向かう手段も新しいもの
かもしれない。しかし、我々の成功は、誠実や勤勉、勇気、公正、寛容、好奇心、
忠実、愛国心といった価値観にかかっている。これらは、昔から変わらぬ真実であ
る。これらは、歴史を通じて進歩を遂げるため静かな力となってきた。必要とされ
るのは、そうした真実に立ち返ることだ。

(2009年1月21日02時50分 読売新聞)