~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

(6)相手の立場になるということ

2008-12-18 09:08:49 | ・スピリチュアリズムからの風景
’スピリチュアリズムからの風景’カテゴリーです。



先日、ラジオと聴いていたらこんな投稿がありました。


その奥さんは、結婚後専業主婦だったそうです。
旦那さんのワイシャツを洗濯しようとしたら、襟裏が真っ黒^^;
普通に洗濯機で洗濯しても汚れは落ちません。

手で、もみ洗いをしながら
全くこんなに汚しちゃって・・・洗濯する身にもなってよと、
ブツブツ不満をたれながら、ゴシゴシ洗っていました。

その後、20年近くの時が流れ、経済的にも少し厳しくなってしまい、
奥さんもコンピュータの入力の仕事に出ることになったそうです。

ある日、目が回るほどのもの凄く仕事の忙しい日がありました。
奥さんが家に帰って、真っ白いブラウスを脱ぐと、
そのブラウスの襟裏は真っ黒でした。

その時、奥さんは唖然としたそうです。
旦那さんのワイシャツの襟裏が真っ黒だったのは、
一生懸命家族のために仕事をしていたからなのだと気が付いたのです。

奥さんは、自分の脱いだブラウスの真っ黒な襟裏を見ながら泣きました。
それからは、旦那さんのワイシャツの襟裏も綿棒を使って
丁寧に汚れを落とすようになったそうです。


スピリチュアリズムでは、愛しなさい、人の役に立ちなさいということを教えてい
ます。そんなこと、言われなくても解っているよと思われる方も多いと思いますが
、この簡単に出来そうなことは非常に奥が深いのです。

こちらで愛をもって接している思っても相手は迷惑かもしれません。こちらで人の
役に立とうと思って行動しても大きなお世話かもしれません。じっと我慢して見守
ることが相手の成長に役立つ時もあるかもしれません。逆にお節介な行動が、相手
を幸せにするかもしれません。

これは相手の立場に何処まで成りきることができるか、ということに通じますが、
100人いれば100人の感じ方、考え方、思い方があります。一人一人違うわけです。
難しいですよね・・・。

上に書いたワイシャツの話ですが、この奥さんは旦那さんと同じ体験をする事によ
って自分の心の枠を広げました。今まで気が付かなかった事に気が付いたんですね
。私たちは、この世にいるかぎり、このような体験を一つ一つ積み重ねて、沢山の
人たちに接し、心の枠を広げる事が、私たちの魂の学びなのでしょう。人だけでは
ありませんね、植物や動物などに対してもそうなのでしょう。

私たちは、向うの世界へ旅立つとき、身体を脱ぎ捨て、携えるものはこの’心’だ
けです。こちらの世界で学び、広げた’心’は、向うの世界できっと役立つことで
しょう。そしてさらに旅は続いていくのです。