パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

HORN ジュレ

2023年03月15日 | 当選品&モニター&おタメし
3月15日(水)晴れ

HORN ジュレのご紹介です。

純度100%のヒアルロン酸です。
ですから、全身に使えます。
顔や手肌の保湿、髪の毛まで。
全身乾燥タイプのワタクシにはありがたい商品です。
特にこの季節、髪の毛のパサつきが気になり始めてきました。
水分を閉じ込めて、根元からふんわり立ち上げて、ツヤまで出してくれます。
これ一本あると重宝すると思います。

今、ちょうどいいモデルがおりますので、彼女に使ってもらいましょう。

3プッシュ。

洗いたての髪の毛にたっぷりなじませて・・・

娘曰く、2プッシュで充分潤うわ〜

もちろん余計な物は入ってません。
香料 オイル 界面活性剤オールフリー!


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〜なんかに

2023年03月11日 | Weblog
3月11日(土)晴れ

先日読んだ内館牧子氏の「今度生まれたら」は身につまされつつ面白くしみじみ考えさせられ、前向きな気持ちにもさせられ、かなり影響を受けている。
その中の一つのエピソードとして「〜なんかに」と言う言葉を考えさせられる。
辞書によるところの、ある事物を例示し、それを軽んじていう意を表す「なんか」である。
     例文「彼の言うことなんか聞くな」「君になんかわからない」

主人公佐川夏江とその夫和幸には息子が二人おり、長男剛は結婚して一人娘がいる。
その子が幼稚園の年長さんの頃、「小学校は私立受けさせるの?」と聞くと、嫁がニコリともせず言い放つ。
「私は私立にやりたいんです。だけどうちなんかじゃとてもとても」
この時の事を、夏江は十年ほど経った今、思い出している。
剛が妻にないがしろにされ、帰宅恐怖症らしき兆候を見せられている今。
もう一つエピソードがある。
夏江の姉信子とその夫は、高校の同級生夫婦で、仲良し夫婦だった。
その夫芳彦と信子が離婚するという。
美人でぶりっ子で有名だった愛称バンビと同窓会で再会し、彼女と人生やり直したい言う。
美人で男子生徒みんなが憧れていたバンビだったが、その頃からずっと俺には信子がいると言ってた芳彦ではないのか!
読んでいるワタクシまでなぜ?なにゆえ?あたしゃあんたがた家族が理想だったよっっ
高校時代から付き合ってた女と結婚し、娘も生まれて仲良く幸せで、娘が結婚したら娘婿とも仲良くて、4人でしょっちゅう居酒屋行って、習いたての妻の下手くそなセーターも平気で着るようないいヤツという認識で読み進めていたのに・・・
昔から「芳彦は、俺には信子がいる」と言ってバンビに関心を示さなかったんじゃないのかと問われると
「高校時代からずっとバンビが好きでした。」と。
そして、「俺なんか」と思って最初から引いていたと。
これには夏江の夫和幸が激昂「俺なんかには信子がちょうどだって、そう言う事ですよね?」
ああ、こう言うところかっ!ワタクシの、人を見る目がないところとは。
和幸はどうにもエリート臭が抜け切れない上に、退職してケチになって、妻の話はまず否定形から入り・・・と嫌な一面だけを見てきた。
それが今ちょうどこの場面で逆転し、芳彦は地に落ち、和幸の株は暴騰する。
そして、今後二度と「私なんか」「〜なんか」というワードは使うものかと思うのであった。

そんなワタクシが、日を三日とあけず、この「〜なんか」に苛立つ日が来るとは。
夫と、何の話からだったか、本籍地の話になった。
今、ワタクシ達夫婦の本籍は夫の実家になっている。
特にこだわりを持って生きている人間ではないし、不便さも感じないのでそのままだ。
終のすみかが決まった今、本籍地はここに移せばいいのでは?と言うと、嫌だと言う。
へ?何で?戸籍謄本が必要になった時、わざわざ取りに行ったり、取り寄せたりするのめんどくさくない?
しばしの押し問答の後、ヤツが言い放った。
「誰が、こんなところなんかに」

ワタクシは、この家が非常に気に入っている。
これはもう100回くらい書いている事だし、かと言って、ここが万人受けする家だとは思わない。
しかし、何がすごいって、気に入らない家を買える我が夫に驚く。
妻が絶対ここって言い張ったから仕方なく・・・
仕方なく家って買える?
ワタクシは買えない。
いや、予算というものがあるから、いろんなことは妥協してきた。
でも、「こんなところなんか」と言う家に大金(あくまで我が家レベルで)払える神経は持ち合わせていない。
鹿児島に帰ってきてからすぐ始めた家探しの中で、ワタクシは夫が探し求めている理想の家は最後まで分からずじまいだった。
嫌な事はいっぱい聞いた。
ベロコン住宅のような建物は嫌だ(昔流行ったでしょ、コンクリート住宅)
入口が階段になっているところは嫌だ
まあ、日当たりがいいとか駐車場は必須というのは同意!だが、何十件も物件を見てきた中で一個も彼の「推し物件」は無かった。
だから彼がどういう家が好きかはいまだに不明。
自己主張を良しとしない人ゆえ、妻に押し切られたというなら言え。
そうでもなきゃ、未だに妻の実家に居候の身だぞ。

ハラワタが煮えくり返る思いだが、こればかりはどうしようもない。
ただ、こうなったら家の事を夫と楽しむ事はできないということだ。
なら、ワタクシなりに楽しむ。
これまた夫から反対されていることだが、実家にある古いピアノ、これを夫が死んだらこの家に持ち込もう。
庭の木も、枯れ木ですら切らないと夫が言うので我慢しているが、夫が死んだら枯れ木はバッサリ切って、ハクモクレンとミモザの木を植えよう。
自分が思う好きな所に。(先日買った南高梅は不本意な場所に植えたことを根に持っている)
邪魔になるなら、ツツジは植え替えるなり欲しい人にあげるなりすればいいのだ。
それより何より、入り口の工事をまずやろう。
門柱を少し広げて、枯れた木を一本抜けば、軽自動車な前進で家に入れて敷地内でUターンして前進で出られるようになるだろう。
今は、バックでそろりそろりと家に入っていかねばならず、玄関までが長い上に微妙に曲がっているのでプチストレス。
これらを実現するためにも健康に気をつけて、たとえ一日でも、夫より長生きせねばならぬ。

今日の一枚は・・・
庭の馬酔木の花が咲き始めました。
桜も、ソメイヨシノじゃないヤマザクラだからもう満開に近いくらい咲いておる。
こんな夢のようなおうち、そんじょそこらには無いっつーの。
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意識改革

2023年03月10日 | Weblog
3月9日(金)晴れ


老母から電話がくる。
「CさんとAさんが、猫のお礼にいらしたのよ。」
猫ばばあ3傑のうちの2傑だ。
老母「大きなお菓子の箱と、大きな苺と、焼き芋が3本よ!なぜか苺と焼き芋はAさんかららしいの。」
猫ばばあAとCは普段から仲良しで、立ち話をしてるのを良く見かける。
で、今回のCさんちの猫ちゃんが車に轢かれて死んじゃって、それをうちの母が道路の真ん中から脇の植え込みに連れてきてあげて、なおかつCさんちに行って・・・ということを、Aさんに話したのだろう。
それで、何かお礼をしようと思っているのよと。
Cさんは我が母よりさらに年上と思われるが、Aさんはまだ70代前半と思われ、早朝のお掃除の仕事をされている。
じゃあ、あたしが薩摩蒸気屋のお菓子詰め合わせを買ってきてあげるわ。
という事になったのではないかとワタクシが予測すると、老母が「まあ、Aさんが頼まれてお菓子を買ってきたのはわかるけど、なんでAさんまで苺や焼き芋をくださるのよ?」
かあさん、わたしゃAさんの気持ちが手に取るようにわかるよ。
猫好きな人がこの話を聞いて感動しないわけがない。
ましてや、お二人の家の場所が悪すぎるとはいえ(交通量の多い車道に面している)彼女達の意識は「地域猫のお世話をしている」(←家で飼っているわけではないと)
よって、あなたの猫はあたしの猫。あたしもお礼をしたいわ!!!
となったのよ。
そして、この、「口だけ猫好き」なワタクシも、「Aさんっ!その苺代はワタクシが出しましょう。ワタクシも感動いたしましたので。」と言いたいくらいだよ。
もらっときなさいもらっときなさいと言いつつ、蒸気屋のかすたどんやら銅鑼どん、大粒苺4個に焼き芋までおすそ分けいただくワタクシ。
ドンキの焼き芋って美味しいのねえ〜初めて食べたわ。
今度ドンキ行ったら買おう。

娘としばしラインで猫の飼い方について語らう。
初めは、野良猫が轢かれたという前提での話に始まり、あんな細い道でスピード出すなとか、轢いたらどうにかしろやと悪態をつく。
次にその轢かれた猫ちゃんは、小学校前のCさんが半年前に公民館前から連れてきたと知って・・・
娘「世の中には、猫を飼いたくても高齢だから責任持てないと諦める層もいるのに・・・」
そして、結局のところ、飼い方の問題だよねという話になる。

ここでワタクシは少し前の事を思う。
ワタクシが子供の頃、いや、まあまあ最近まで、犬は外飼いが当たり前だった。
そして、そうでない愛玩用小型犬は座敷犬と呼ばれていた。
そして、ワタクシは基本的にはこの種類の犬が好きではなかった。
チワワとか、マルチーズとか、、、
そういうの以外の、中型犬から大型犬は外で、鎖に繋がれるか檻に入れられて飼われていた。
ワンワン吠えられて怖かったり、犬の存在で家を知ったりしたものだ「あの大きな白い犬がいるお宅ね」と。
そして、猫はいつの時代も家と外を自由に行き来するものという認識だった。
初めて飼った黒猫チビは、野良猫かと見まごうほど真っ白に土埃や灰(←桜島の降灰)をかぶって帰ってきたり。
よそのお宅の門柱に寝っ転がっていたり。
ワタクシの出勤時には途中まで送ってくれて、夜、帰宅すると「にゃ〜」とどこからともなく現れて一緒に帰ったりしていた。
猫とはそういうものだと思っていた。
だから、東京のマンションに住んで飼い始めた黒猫イチは、ずっとマンションの中しか知らないんだと少し可哀想な気持ちがしたのを覚えている。
(まあ、脱走しては色々な事件を巻き起こしてくれたが・・・)
そして今、鹿児島に帰ってきて、外飼いの犬はほとんどいない事に気付く。
犬はいつからこういう事になったのだろう。
たまに、台風の時期、「犬を玄関に入れてあげて!」というツィートが回ってくるところを見れば、もう少し田舎の方ではまだ外飼いの犬もいるのだろう。
が、パーセンテージでは室内飼いが圧倒的に高いだろうし、さらにはもう野良犬という存在は皆無に近いのではないか。
しかし、猫の室内飼いと野良猫の減少はまだまだな気がする。
ワタクシは、今、完全に猫の室内飼いを認めているし、推奨する。
でも、岩合さんの「野良猫に優しい街は良い街」みたいな発言や、大好きな漫画「夜廻り猫」の野良猫達の叫びには心が痛い。
それは、ワタクシの好きな原風景に、屋根の上で寝ている猫とか、高い塀の上から見下ろしてくる猫とかがあるからだ。
頭では理解しているのだ。
猫も完全室内飼いをすべきと。
そうする事で、不幸な交通事故で落とす命も、野良猫がどんどん増える事もなくなっていくのだ。
しかし、そういう流れになっているのを知らない猫好きもまだまだいるのだ。
そしてそれは高齢者に多いから、彼らが死んでしまった後に、目を覆いたくなるような状態が発覚したりもする(これは猫だけに限らず、犬の多頭崩壊も然り)
猫ばばあ3傑も、高齢だ。
そして、少しずつ意識改革(避妊去勢等)はされてきている。
でもまだ完全室内飼いという意識は無いし、そもそも地域猫=自分ちの家族では無いという、娘の言葉を借りれば「愛護精神的」に猫の世話をしている。
だから、交通事故に遭っても、その原因が間接的に自分であるとは思わない。
わざわざどこかから連れてきているのに・・・
そして少ない年金で猫の餌を買い、ささみを茹で、寝場所を作ってあげ、、、
そして、ご近所トラブルはもれなく付いてきている。

書いても書いても、思いが募って、まとまらない。
正解はわかっているのだ。
犬も猫も室内飼いで、家族と同様の存在であると。
でも、今いる野良猫達をどうするか。
いや、これも正解はわかっている。
地域猫として避妊去勢手術をさせて、一代限りの命を皆で大切にする→そして野良猫はいなくなる
しかし、上手くいっているようには思えない。
心の弱いワタクシは、こういう活動をする勇気さえ持っていない。
頭の中でぐるぐる考えるだけ。

長くなりました。
またいつかおんなじ様な事を嘆くと思う。
余談ですが、義理堅い老母はAさんとCさんにお茶のお返しを買いました・・・
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サイクルプラス エンリッチローション

2023年03月09日 | 当選品&モニター&おタメし
3月9日(木)雨

サイクルプラス エンリッチローションのご紹介です。

≪”2剤式”が叶えた高濃度ビタミンC体験。≫
高浸透型ビタミンC誘導体は、酸化しやすい性質から高濃度配合は難しいとされてきたんですって!
こちらは、2剤式という新たな発想で高濃度配合に成功!!!

ってことで、使用する直前にパウダーとローションを混ぜてみます。

パウダーを入れて・・・

よく振って溶かす。

5〜10分置いてから、使用。
五百円玉大を取り、顔にのせます。

ハリ不足や古い角質によるくすみ、肌荒れなどさまざまなお悩みに応える成分を配合。
美容液レベルの濃密さで若々しい肌へと導いてくれるんですって!!!
このボトルでひと月分。
ちゃんと目盛りも付いてます。
ひと月後が楽しみです。

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今度生まれたら

2023年03月08日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月8日(水)晴れ

内館牧子著「今度生まれたら」読了。
書評によると「終わった人」「すぐ死ぬんだから」に続く「老後」小説 とある。
「終わった人」は未読だが「すぐ死ぬんだから」は以前読んで面白かった。
でも「今度生まれたら」の方がワタクシは好き。
いや、もしかしたらどんどん老後が迫っているから、以前より身に沁みて、面白かったのかもしれん。

主な登場人物は佐川夏江(70歳)、結婚48年になる夫(72歳)。40代の息子が二人いる。
夏江の姉夫婦は高校の同級生で、若くして結婚して一人娘がおり、結婚した娘の婿も合わせて家族皆仲良し。
夏江は、今や寝室も別々の夫の寝顔を見ながら「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやくところから物語は始まる。

この、「今度生まれたら」という発想は、誰しもするだろう。
大人だけの発想でもない。
子供の頃は「今度はお金持ちのおうちに生まれたい」とか「今度はお姉ちゃんがいるおうちに生まれたい」とか思う。
途中、そういう夢想も出来ないくらい忙しい時期が過ぎ、夫婦間でトラブったり、子供のことで悩んだりした時にまた「今度生まれたら」という発想が浮かぶのだろう。
いや、せんなきこととは皆わかっているのだ。
でも、「今度生まれたら」とか「生まれ変わったら」とか口にしてしまうのだ。
よくある話よ!と思いながら読み始め、あれ?ちょっと思ってたのと違ったのは、彼女は、自分の理想の人と結婚していたという点。
時代が三高をもてはやし、女は学がなくて愛嬌があった方がいいと言われた時代。
あったのですよ、今の人達には想像もつかないだろう時代が。ワタクシも、ちょっとこの時代にかかっているもので、身につまされる。
ここが内館氏の上手いところだ。
主人公夏江は、頭も良く、親も理解あって自分の進みたい道を選べと言ってくれたにも関わらず、お嬢様短大へ進学し、一流企業に就職し、その中で屈指のエリートで長身の和幸に狙いを定め、見事結婚へ持ち込んだ。
ここでワタクシ、ちょっと鼻じらむ。
ちっ!理想の人と結婚できたんなら文句ないでしょうよ。
しかし、この後、少しずつ語られる中に人生を考えさせられていくのだ。
よくテレビに出ている文化人女史高梨の登場もなかなか上手い。
夏江と同い年の高梨は、弁護士で、ニュース解説したり、大学の客員教授をしたりしている。
夏江と同じ学区の底辺高校出身と聞き、夏江は愕然とする。
夏江は学区一の名門校出身なのだ。
先生方は千葉大へ行けとしきりに勧めたが、高学歴は結婚の邪魔になるからと聞く耳持たず。
そして70になった今、愕然とする。
これもまた気持ちがわかる。
ワタクシは4流高校出身であるが、さらにはそこを落ちた男子がいて、でも彼はその後、医者になり、今、高齢者(我が母の知り合い達)から頼りにされている。
拝み倒されている。
そのほかにも、同窓会で思いもかけない子が出世してたりすると、頑張ったんだなあ〜と我が身と比較したりしては情けなかったり・・・
時代のせいにしてきたが、そういう風潮に負けないで頑張ったんだなあという女子を見ると一層情けなさが募ったり。
これが、前半10ページくらいの感想で、この後、夏江自身のこしかた、姉夫婦のこと、息子達のことなど、どれもリアリティあって、あっという間に読み終えた。
前半はまるで自分の人生を責められているようだったが、後半ぐんぐん面白く、読後感が良いのもワタクシ好み。

老後をどう過ごすか、人それぞれで、終活や断捨離に励む人もいるし、ボランティアや趣味にのめり込む人もいるだろう。
まだまだバリバリ働いている人もいるだろう。
自分の老後を考えるためにも、なかなか良いタイミングだったと思えた。
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動物の死について

2023年03月07日 | Weblog
3月7日(火)晴れ

訳あって、日曜日の夜、老母を我が家に泊め、翌日一緒に実家へむかう。
毎週月曜は、チラシが実家に届き、老母にも手伝ってもらいながら折り込み作業をするのがルーティーン。
我が実家近くには小学校があり、十字路になっている。
細いが、交通量が意外とある。
その、ちょうど真ん中に猫が寝ている。
もうっ!危ないじゃないのっ!と思い、ゆっくり近づきながら・・・
違う、死んでるんだ!
もう、ここでワタクシのメンタルはやられる。
大きく迂回しながら、え〜どうしようどうしようどうしよう。
助手席の老母に、「お母さん、死んだ猫、触れる?」
老母「可哀想よね、何度も轢かれるのは。せめて脇に移動してくるよ。」
なんせ狭い道路なので、母を降ろした後、実家に車を置いて、恐る恐る現場へ向かおうとすると老母が帰ってくるのが見える。
アルマゲドンのブルースウィルスのように見える。
老母「まだ硬くは無かったよ。ちょうど通りかかった車の人が、わざわざ窓を開けてありがとうございますって深々とお辞儀してくれたよ。あの人も猫好きなんだろうねえ。」
ワタクシ「そりゃもう、感激すると思うよ。きっとその人、会社に着いたら『今、仏様と会った!』って喋って回ると思うよ。」
もし、ワタクシ一人だったらどうするか。
猫を避けて実家に帰ってきて、悶々と過ごし(←絶対死体に触れない弱虫)当分の間、その道は避けて、遠回りして帰るようにするだろう。
そしてやっぱり気になって、後悔して、の繰り返し。
それを、我が老母が一瞬で解決してくれた。
死んだ猫ちゃんは可哀想だが、ワタクシ的には、これが最善だった。
しかし、老母は少し浮かない顔。
道路脇に避けてあげたとは言え、あそこで朽ちていくことの哀れさを思っているようだ。
ワタクシ「母さん、今度、Cさんに会ったらそれとなくやんわりと猫の飼い方を注意してね!」
Cさんとは、ワタクシが勝手に決めてる猫ばばあ3傑のうちの一人で、小学校前のお家に住んでいる一人暮らしのおばあさん。
猫好きで、家の庭を覗くといつも猫が数匹日向ぼっこしている。
門扉は閉まっているが、猫にとっては平気で出入りできる。
だからワタクシはいつもここを通る時は猫が飛び出して来ないかドキドキしながら通るのだ。
老母「Cさんちの猫だと思う?」
n「絶対そうだと思う。いや、Cさんは餌をあげてるだけという認識かもしれないけど。」
老母「Cさんち行って、聞いてみる。もしCさんちの猫ならちゃんと埋葬してもらえるかもしれないし!」
ああ、猫の神様!我が母の寿命を1年延ばしてあげてください。
無力で非力で「口だけ動物好き」の娘は老母を崇め奉りたくなる。
しばらくして、やっと顔に笑みが戻った母が帰ってくる。
「Cさんちの子だった。箱に毛布を敷いた中に入れて連れて帰ってくれた。良かったよ」
老母の話では、Cさん半年くらい前に公民館近くにいた子を連れ帰ったらしい。
老母「たとえ半年と言えど、飼ってた猫ちゃんが轢かれて死んじゃったら泣くけどねえ。
ありがとうねえ、このお礼はするからねなんて言うけど、意外と平気そうで。
ポリーが死んだ時は、あたしゃ泣きながら帰ってきたけどねえ。」

ポリーとは、我が家で飼っていた柴犬で、すっかり年寄りになっていたから油断してたら、首輪が抜けて家を出て行ってしまい、
方向がわからなくなって家に帰れなくなった。
その頃、小さな小学校の校長先生だった父は、朝の朝礼で「大変私的な事で申し訳ないが」と前置きした上で
「先生のうちの犬が居なくなりました。年寄りの犬です。もしかしたら轢かれたりして死んでしまっているかもしれません。
もし見かけたら、死んでいてもいいので教えてください。」と子供達にお願いしたと言う。
その小さな小学校の隣に校長住宅があったので、老犬ポリーの事を知っている子供達もいて見に来ては、「この犬、年寄りで可愛くないねえ」と言われていたらしい・・・
しばらくして、女の子が二人やってきて「たぶん校長せんせーのおうちの犬かもしれない。川の中で死んでたから二人で川の中から引っ張り出したけど重いから連れてこれなくて」
慌てて母が川に見にいくとポリーで、母は泣きながら連れて帰ってきたと言う話。
と、その話を聞いて号泣したワタクシ、毎回思い出しては泣く。今またこれを書きながら号泣している。
ポリーを想い、亡父を想い。
そして、老母は今でもポリーのことは後悔していると言う。
「毎年、首輪のサイズには気をつけてたのよ。キツくないか。
でも痩せてきてゆるくなるって事は考えなくて。抜けちゃったのよねえ。
もう、耳も聞こえなくなってたから、名前を呼んで探し回っても聞こえなかったのよねえ。
可哀想な事をした。」

話が逸れてしまった。
そして、感情も乱れてしまった。
本当なら、この後、我が娘と、老母を称えつつ、年寄りの猫の飼い方や心構えについて語った事を書くつもりだったのだが、、、
またこれは後日。
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森彦の時間

2023年03月06日 | 当選品&モニター&おタメし
3月6日(月)晴れ
モラタメさんでタメします。

アフリカン・ムーンブレンド160g 2袋
アイスコーヒーブレンド 160g 3袋   が、960円(税抜き)でタメせます。お得!

久しぶりに美味しい珈琲を飲み始めたら、いつもの激安の粉に戻りたくなくて、連続で珈琲粉をおタメししている次第。
アイスコーヒーは少し早いかなあと思うも、南国鹿児島は夏が早いのだ。ノープロブレム!
どなたかがレビューで、ホットで飲んでも美味しいとも書いておられたし。

とは言えまずはアフリカン・ムーンブレンドを淹れてみましょう。

その昔、ワタクシが中学生の頃、ニューミュージック全盛期でありました。
友たちは、原田真二だの、ツイストの世良さんカッコいい!と騒ぐ中、「アリスの谷村新司氏の顔が好き!」と下敷きの中に彼の写真を入れて愛でていたn。
谷村氏のエッセイ本を読み、ヤングタウンという深夜番組を雑音をかき分けながら聴き・・・
ライブの録音されたものを聞いた時に、谷村氏が「俺はオシャレにアメリカン、ベーやんはアフリカン」と言い、客席がどっかーんと笑った。
コーヒーはインスタントしか知らないn家ですくすく育っているn。
意味不明なまま笑いつつも、アメリカンがオシャレなのねとインプット。
そんな事を懐かしく思いながらコーヒーのアロマを楽しみます。
あ、お若い方はご存知ないでしょうが、ベーやんとは今、演歌を歌っておられる堀内孝雄氏の事なんですよ。

話が随分逸れました。
ワタクシ、最近になって思うのですが、濃いコーヒーをミルクで割ったカフェオレが世の中で一番好きな飲み物と判明。
アフリカンコーヒーが濃いという意味でもない事は知りつつ、ついつい「中二の魂58まで」で「♪ふっふんワタクシはアフリカン♪」とニヤケながら淹れました。

すっかり聞かなくなってしまったアリスですが、チンペイさんお元気ですか?
ここ数日春めいてきた鹿児島。
今週後半は20度越えするらしい。
明日はアイスコーヒーかな。
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わかりあえない

2023年03月05日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月5日(日)晴れ

昨夜は、R-1からのENGEIグランドスラムのお笑い続きで楽しみにしていたのだが・・・
ワタクシ、自分のお笑い志向を強く認識した。
言葉での面白さを重視しているのが好きだ。
だから、昨日のR−1で言うと塾講師寺田寛明氏とか弁護士こたけ正義感氏、壁ポスター永見氏のネタが好き。
だから、その間に挟まれる顔芸やカードゲームネタ、勢いで笑かすタイプを見る時の顔は盤若になる。
つまらん、クソつまらん、と罵りながら。
さらには、また審査員とも好みが違いすぎるからねえ。
そもそもザコシショウでは一個も笑えんし、未だにワタクシ「マジカルラブリー」は漫才とは認めてませんからねっっっ。
その点バカリズム氏とは合うはず。
任せたぞ審査員長!!!
と思いきや、彼の独特の厳しい視点で、特に言葉を使う人やフリップ使う人達への点数が厳しい厳しい。
敵はこっちかっっっ!
しかし、そんな感じで見てきて、ラストのコットンきょん氏を見終わった後「優勝!君が優勝だ!」
そしてその後にグランドスラムを見なきゃいけないからお風呂入ってこよー後はお笑い嫌いの夫に任せる。
ちゃかちゃかとお風呂入って上がって夫に「どっちが良かった?」
夫「どっちも面白くなかった」
・・・君に任せたのが間違いでした。
でも、あの、圧倒的に面白かったきょん氏が、あの、クソつまらんカードゲームネタに負けるわけ無かろうと思って審査結果を見ると・・・
まさかのカードネタの勝利。
きょん氏にはバカリズム氏と小籔氏が入れているのを見て、あゝやはりワタクシとバカリズム氏のセンスは合っていたと嬉しい。
それだけで満足だ。
さあ、お口直しの(・・・)グランドスラムが始まる。
いきなりウエストランドの登場にはウッとなるが、でもR -1が不本意だった身として君が言う「R−1には夢がない」は素直に笑えるよ今なら。
さや香は安定して面白い。
しかし、寄る年波なのか、主婦のサガなのか、茶碗洗いながら見たりしていたら今、印象に残っているものがないことに驚く。
ま、その時、笑ってたならいいよね。

とまあ、お笑いの嗜好は人それぞれだから、特に賞レース的なものを見るときはモヤモヤしがち。
一生この人の笑いのセンスはわからんわと思うこと多々。
そういう時はそっとチャンネルを変えれば良いのです。
お笑いに限らず、趣味趣向嗜好思考志向の違いはどの方向にもあって・・・

夫が「先日のH3ロケットの打ち上げの延期を、失敗と言う事をどう思う?」と聞く。
ぢつはその当日にもブツブツ文句垂れてたのは薄っすら聞こえてたがめんどくさいのでスルーした妻。
どうしても妻の意見を聞きたいようね。お答えしましょう。
まず、前もって言いますに、全く興味ないのよ、ワタクシ。ロケットとか宇宙とか銀河とか。
そして、それを「失敗」と報じたマスコミを罵る理系人間達の気持ちもわからん、全くわからん。
じゃあ聞きますけど、あの、白い煙もくもく出て、その段階まで行ってから打ち上げられなかった事はなんと表現すれば良かったの?
延期?
言うたらなんやけど、あの煙もくもく出すまでに一体おいくら万円かかっているのかと思うと、それでも「失敗」ではないと言い張る気が知れん。
50億年先、地球が滅びるその時に、ずっと研究していた月だの火星だのに住めて良かったわと先人達に感謝する未来があるのかも知れんが、
今、飢える人がいるよなあ、あの煙モクモクで一体どれくらいの人に食べさせてあげられるのだろうかと思ってしまった。
ワタクシは、目先の事しか考えられない人間の代表でもある。
それはさておき、ただ単に、「失敗」と言うワードに目くじら立てるか立てないかで言わせてもらうと、
(夫は吐き捨てるように「だから文系の人間の言うことは〜」的な言い方をする)
文系の人間は「成功」の反対は「失敗」と思ってます。
延期の反対は「前倒し」でしょうかしらん。
ま、打ち上げに前倒しはないでしょうけど。
ワタクシが堰を切ったように語り出したらすぐに夫辟易した感じになりこの話題は終了した。
でも、もっと言わせてくれ。
あの「失敗」当日のニュースでJAXAの方が泣きながら会見されており、ワタクシ少々鼻じらみながら「なぜ泣くっ」と呟きますと夫が「悔しいからだよ」
悔しいと言うのは「失敗」したからではないのですか?

と、以前も宇宙研究についてちょびっと批判めいた日記を書いたら、息子氏が研究者らしきお母様からやんわりと抗議のコメントをいただいたことがある。
いやいや、ワタクシごときの日記にいちいち目くじら立てなさんな。
と言うことで、今回の「失敗」の考察にも一切反論は受け付けませんからね〜自分のブログで罵ってね〜
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病院三昧

2023年03月04日 | Weblog
3月4日(土)曇り

老母が市の健診で胃やら腹部やらで引っかかったもので、精密検査を受けることになる。
基本がネガティヴなワタクシ、何もないことはないだろうなあ〜84歳だもんなあ〜でももし何かあってもワタクシは手術を勧めてしまうなあ〜なんて事を思う。
MRIの後、胃カメラという予定。
8時には来てください、時間厳守ですと強く言われる。
我が家からその病院までは20分もあれば行く距離だが、朝は通勤ラッシュのため時間が読めない。
ワタクシが会社勤めをしている頃は、9時の勤務開始に8時に家を出ていた。
ちょうど7時半から8時半くらいがラッシュのピークになるのだ。
大事をとって7時に家を出たら、7時20分には病院近くにつく羽目になる。
まだ病院が開いてないんじゃない?
運転手の夫に、7時30分までウロウロしてもらう。
病院に入ると、まだ閑散としている中、受付をする。
そしてその職員さんが、「8時15分になったら4階に行ってください」
まあ、いろんなひとがいるから、余裕を持って早め早めの時間指定をするのだろうが、いろんな人がいて、ワタクシ達のような心配性母娘はこんな時間に来てしまうのだよ。
だから、もう少し正直に時間の指定はしていただきたい。
「8時に!時間厳守で!」と言った看護師さんよ、もう8時半過ぎてるぜと文句言いたい気持ちを抑えつつ、待つ待つ待つ。
やっと呼ばれて、少々の説明の後、3階のMRI室に行くように言われ移動。
老母が検査に入ったので、1階の喫茶室に行く。
絶食の母に付き合い、朝食を摂ってないので、持参したサンドイッチと喫茶コーナーの缶コーヒーで朝食を摂る。
検査室前の椅子に戻ると、声が聞こえてくる。
「息を吸ってください」とか「もう少しですから頑張りましょうね〜」とか。
その声を聞きながら、佐藤愛子センセのエッセイを思い出す。
御年90歳超えのセンセ、MRIの人工音声がどうにも聞き取れない。
叫んで叫んで、やっと状況を飲み込んだ技師さんから「言葉が長い時は息を吸って、短い言葉の後は息を吐いてください」と言われて
なんとか検査をやりきった話。
検査前の調査の際、ペースメーカーは入っていませんか?体内に金属は入っていませんか?入れ歯ですか?等々の問診があった。
そういうのがあると検査ができなかったりするのか。
つか、認知症になったら、この息を吸う吐くも出来なくなるよねえ。
我が母は、部分入れ歯くらいなので、それは外してくださいねと言われた程度で済んだが、年をとっていくと検査を受ける事すら難しくなっていくのだなあ、なるべく健康でいたいなあと思いながら技師さんの声を聞く。

4階に戻り、次は胃カメラ。
また、待つ待つ待つ。
同じ日に検査二つ入れ込んだせいだろうか。ずいぶんと後回しにされている気がする。
さらにはこの病院、会社の健康診断も受け入れているので検査服に着替えた人達が大勢胃カメラ待ちをしており、待てども待てども呼ばれない。
本日の胃カメラ24人との表示があり、おそらく24番目であろう老母がやっと呼ばれたのは11時だ。
そしてもっと驚いた事に、11時半過ぎに検査が終わったらしく「付き添いのかた〜」と呼ばれ行ってみると・・・
車椅子に乗せられた老母と、それを押す看護師さんがおり「今から1時間ほど寝ますので、お食事でもされてきたら?」
「へ?1時間寝る?」
「はい、麻酔をしてますので1時間休んでいただきます。」
事態を把握できないワタクシ、「1時間寝る???」を2度ほど繰り返すも、看護師さんはワタクシの大きな籠バッグを見て「大きいわねえ」
それどころじゃないわっっっ
聞いてないわっっ
麻酔って、部分麻酔じゃなかったのか???
つか車椅子の母の目は開いているではないか。今から寝るのか???
言いたいこと言った看護師さんは母の車椅子を押して去っていく。
さて、どうしたものか。
どうせ車でうちからきて、また迎えに来てもらうからと、コートすら着ていない。
さらには、色々暇つぶしをするために看護師さんも驚くでかい籠バッグに本やクラフトバンド 用品(ハサミに目打ち、木工ボンド)
これを持って老舗デパートへは行けない。
しかし、もう待合室も飽きた。
しょうがない、誰もワタクシなんか見ないわ。
さすがにデパートにこの格好は恥ずかしいので、雑貨屋や本屋、百円ショップ等をのぞいて廻りグラスを買ったりする。
そしてまたテクテク病院へ戻り、老母と再会。
母は車椅子に乗せられてた事も、1時間寝た事も気づいてなくて、検査が終わったばかりの気になってたのはこれまた驚き。
あんた、1時間もグースカ寝てたんだよっっっ
あたしゃ寒風の中、街をさまよい歩いてたんだよっっっ
やっと検査結果発表。
なんと、全てが異常なしである。
84になるのに???
綺麗な胃だし、MRIの画像の膵臓まで「大きくて立派!」と褒められていた。
大なり小なり何らかの怖い事は言われるであろうと覚悟していたが、拍子抜け。
良かった良かった。お腹すいたでしょ。こじゃれたランチ屋さんでランチ。
安心して、調子乗ったワタクシ、疲れた体にムチ打って夕方にチラシ配りを強行。
翌日花粉症が酷すぎる。
市販薬では間に合わんって事で、処方箋欲しさに近所の病院へ。
内科で目薬まで処方していただく。
そして、この土日は何があっても家を出ない覚悟で臨んでおります。
当分病院のお世話になりたくないわ。
コメント (2)
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ホントにもう

2023年03月03日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月3日(金)晴れ

老母が市の健診で引っかかり、胃カメラやMRIを撮ることになった。
病院とはいつの時代も時間がかかるものである。
付き添い人nはそれを踏まえて準備をする。
クラフトバンド 制作と読書で何とかやり過ごそう。
図書館で、料理本にエッセイ、小説など6冊借りる。
わが町の小さな図書館ではあるが、十分な品揃えで気に入っている。
無い本は取り寄せればいいし。

魚料理のレパートリーを広げたいなあ、また近々鯛が届くし〜ってことで魚料理の本を一冊。
尊敬を通り越して崇めている志麻さんの本を一冊。
気楽に読む雑誌を一冊。
伊坂幸太郎氏の小説は読み応えがありそうだ。
内館牧子氏の本が並んでいる前でしばし立ち止まり、エッセイと小説を選ぶ。
彼女の高齢者シリーズは、これからそちらへ向かう身には痛いような面白いような切ないような気持ちにさせられて、そして元気になる。

で、木曜日。
朝7時に家を出て8階建ての病院の4階行ったり3階行ったり、途中1階の喫茶コーナーでひっそり朝食を摂ったりクラフトバンド で小物を一つ完成させたり。
まあまあの充実した付添人ぶりである。
軽くエッセイでも読みましょうかと内館牧子氏のエッセイ本を取り出し読み始める。
タイトル「ホントにもう」
まずは日本語美人という章からスタート。
「マジで」とか「超」「ヤバい」「ムカつく」という言葉を使わないようにしたとある。
へえ〜内館さんでも「まぢで」とか使ってたんだ。←ここで気付け!
「すいません」を連発する人にイラついて少々毒づくあたりも内館さんらしい。
「〜でよろしかったですか?」や「〜のほう」とか間違った言い方にイライラされる気持ちもすごくわかる。
なんせワタクシはお寺さんに行くたびに住職の「〜させていただきます」にイラついているのだ。
3つ目の章は「タクシーの攻防」
タクシーの運転手さんとのやりとりが書かれている。
彼女がタクシーに乗ったら運転手さんが「あれ?あー、アナウンサーの人?」と話しかけてきて、、、
へ?いくらなんでも内館牧子氏をアナウンサーと間違う?
間違ったとしたら、どのアナウンサー???
つか、そもそも内館さんっておいくつだっけ?そんなに昔のエッセイ本か?これ。
なんて思い、末尾の著者紹介を見る。
1976年生まれ
へ?あたしより年下???まさか!!!←まだ気づかない
フジテレビ入社
へ?慌てて今度は表紙を見る。
「ホントにもう」  内田恭子
病院の待合室の椅子でひっくり返りそうになる。三枝師匠も真っ青だ。
内館牧子さんの本が並ぶコーナーで手にしたから全く疑っていなかった。
しばし呆然とする。
数日前に、老母を含めた高齢者の危機管理がどうのこうのと声高らかに罵った自分を罵りたい。
ぼけ老人に優しくあれと数日前に上から語った自分よ、そもそも矢部太郎氏の漫画のタイトルは「ぼけ日和」
お前が借りたのは「ボケ日和」
タイトルから間違っとるんじゃ、ボケ!!!と罵りたい。
そして、一番の被害者は内田恭子さんだ。
いや、ワタクシ、キャピキャピして愛嬌だけのフジテレビの女子アナの中で、彼女の顔はとても綺麗で好きだった。
それでも、内館牧子さんだと思って読み始めて、途中から違った違った内田恭子さんだったと、頭を切り替えて読み進めることはできない。
静かに本を閉じて、待合室のビックコミックオリジナルを読むことであった。

自分ではそれほどおっちょこちょいではないと思っているのだが、数年に一度、「いやワタクシ、どちらかというとおっちょこちょいかもしれない」と思う時がある。
この、著者間違いで思い出したのが、・・・
20年くらい前、「蝉しぐれ」で藤沢周平氏が流行った時期に、読んでみようかしらと借りてきて、あまりの文体の軽さに「ウソでしょ!」と表紙を見返したら「藤沢周」という人の本だった。
ホントにもう!!!である。

今日の一枚は・・・
我が庭自慢の木瓜。
もう、カタカナでは書きませぬ。
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