パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

悪態

2022年06月30日 | Weblog
6月30日(木)晴れ

あまりに暑いので、悪態をつきます。

まずは朝ドラ「ちむどんどん」
う〜む、なかなかのめり込めんなあとは思ってたが、今週さらにその思いが強まる。
今週はヒロインの恋愛話で、普通ならキュンキュンするんちゃうの!?
ところがどっこい、あまりの話の進展のまづさに、毎日7時44分に「でーじ、わじわじする」とつぶやく。
もう今朝なんて「クソだな」とつぶやきました。
普通はクソなライバルが一人出てきてハラハラさせて、という展開が朝ドラの定番だが、今回はクソなヒロインに、取り巻く男子達もクズだし、沖縄では「ねえねえ」も好き勝手やってるし、ねえねえの夫は相変わらず頼りないし。
いや、まぢで、何を楽しみに見たらいいのだ???つか、朝からイライラするなら見なきゃいいじゃん!と自分にまで悪態をつく始末。
一瞬ナイツ塙氏が出てきて盛り上がるも(←ナイツファン)「にいにい」はバカ過ぎるし、カモにされても仕方ないバカさとは言え、あの女の子もずうずうし過ぎるというかありえない場面設定に呆れる。
もしかして、塙氏を出す時点でここは笑うところなのか?
でも一ミリも笑えない。

次に・・・
我が家の引っ越しが完了していない話は折に触れてしておりますが、必要最低限の食器だけで何とかなるもんだねえなどと思ったり、いやいやせっかく頑張って作った料理をいつも同じお皿で出すのもねえと思ったり。
なぜ食器を出さないか。
食器棚が小さ過ぎるから。
で、サイドボードを買おうと思っていくつか候補をあげるも夫からやんわりと「高い」と言われ、
それなら実家にあるサイドボードを一つ譲ってもらおうということに。
寸法を測った夫が、ギリギリワタクシの軽自動車に乗ると言うが、ワタクシ、力がないので義弟Aをかりだす。
夫から電話がかかってきて・・・
ギリギリ乗らなかった。
さらには、ガラスを割った。
電話を受けているワタクシの頭の上には「タダより高いものはない」という文字が浮かんでいたと思う。
「サイドボードのガラスなんて特注になるんじゃない?高いんじゃない?」と言うワタクシに夫「アクリル板で良くない?」
嫌じゃ。びんぼー臭い。貧乏は楽しめるが、ビンボー臭いのは楽しめん。
もう明日から7月。
ワタクシ、一つ歳をとる。
知らんかったが、ワタクシ今年からものすごくいい運勢らしい(←従姉で天才ユーチューバーKemiちゃん情報による)
それなのに、何一つそんな実感も感じないままもう半年過ぎとる。
ダラダラしとる場合じゃない。
「夏になったら仕事を始める。」「夏までには全部の荷物を運び込む。」と、冬に夫が言っておったが、何一つ進んでいない。
夫はおそらく100歳まで生きる気持ちでいるからのんびりしておるのだろう。
しかし、体の弱いワタクシは、不安でしょうがない。
今死んだら、絶対成仏できない。
ってことで、サイドボードは新品を買います。
まぢで夏までには自分のテリトリーは完成したい。
ものすごくいい運勢らしいから、ワタクシの言う通りにした方がおそらくうまくいくのよ。

あれ?色々悪態つくことがあったけど、ま、今夜はこの辺で。
明日から7月だし。
気持ちよく毎日を暮らすためにはどうしたらいいかを考えていきましょう。
コメント (2)
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ゴールデンスランバー

2022年06月26日 | 本・マンガ・テレビ・映画
6月26日(日)晴れ

雨が続いたので、晴耕雨読をモットーにしている身としては読書に勤しんだ。
図書館の予約本が一斉に入手できたということもある。
ここ数週間で何を読んだか。
料理本や雑誌は置いといて。
酒井順子著「男尊女子」
岸田奈美著「傘のさし方がわからない」
今村夏子著「こちらあみこ」
そして、先ほど伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」読了。
こちらは映画化もされたが、全く知らなかった。
今となっては、なんで今さら借りたのかすら思い出せない。
でも、読み始めてすぐに「怖っ!」ってなって、引きずり込まれた。
終盤にさしかかった昨夜は、夜中まで読んで、読み終わるのが勿体無くて今日まで延ばして、読み終わった。
いやぁ〜これは面白い。怖くて面白くて切なくて・・・
映画、見たいってなって、今、ユーチューブを検索したら、竹内結子さん出ててますます切なくなった。
キャストが原作のイメージ通りで驚いた。
こりゃ絶対見なきゃ!!!
ワタクシの邦画ベスト1は「スワロウテイル」なのであるが、ちょっとそれを思い出した。
あれも音楽と暴力と恋愛が押し寄せてきて「これぞエンタメ!」と大興奮するが、おそらくこちらも同じ感じではないかと期待が盛り上がる。
ちなみに今、YouTubeを検索して、予告編なぞ見つけたりして、ついでに付いてるコメント見たら大絶賛の嵐が吹き荒れていた。
ああ早く観たいっっ。

今日は久しぶりに晴れたから晴耕の日のはずなのだが、暑いわ突如スコール来るわで、家事の合間にはまた読書。
今読んでるのはこの2冊。
稲垣えみ子著「寂しい生活」
中島京子著「長いお別れ」
これまた少し前に話題になった本達だ。
世間よりだいぶ遅れるのがワタクシ流。
いいのいいの、気になった時が読みドキ観ドキだから。
コメント (5)
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梅紛争

2022年06月21日 | 夫ネタ
6月21日(火)雨

梅を大量にいただいた話はしました。
昨年いただいた時に東京の義弟Bに送ったらサワーを作ったとのことで、子供3人があっという間に飲んだという話だった。
で、今年も前回いただいた時に少々送った。
そうしたら今年は早速醤油梅にして、もうつまみとして食しているという話だった。
もしやサワーにするには梅が少なかったのかもなあと気になっていたので、今回大量にもらったからまた送ったら?と夫に言うと・・・
何を思ったのか、東京の友人に送ろうかなと言い出す。
ここら辺のニュアンスというか、彼の脳内がよくわからない。
と言うか、自分の気持ちとか考え、あるいはその状況を多く語らない人ゆえ、こちらが想像しなければならない。
義弟Bから、もう要らないと言われたのか。
はたまた夫が、一回送っているから義弟Bには送らないでいいと考えたのか。
が、次になぜ東京の友人Cさんの名前が出てきたのか?
今まで何か面白いものがあったら送るような仲ならわかる。
しかし、いまだかつておくりものをした記憶はない。
これがマンゴーならいいのだ。
たくさんもらって食べきれない。なまものだから傷んでしまう。もらってくれない?
しかし、梅はどうだ。
生梅は何らかの手を加えねばならない。
砂糖だったり塩だったり蜂蜜だったり味噌醤油等々。
それに伴う道具もいる。
最悪ジップロック、瓶、タッパー等々。
もっと言えば手間もかかる。
アクを抜いたり、洗ったり、ヘタを取ったり、水気を拭いたり・・・

頭の中にクエスチョンマークやらを浮かべつつ夫に言う。
「人様に物を送ると言うのは簡単なことではないのだよ」
常識を疑われたとカチンときたのか夫が「梅要る?ってメールしたよ。」
いやいやいやいや、そう言うことじゃない。
つか「要る?」って聞かれて「要らない」と答えられる人はあまりいない。
いや、全く食べないもの飲まないもの嫌いなものなら言うかもしれない。
ビール飲まない人に「ビール要る?」は「お酒飲まないからね〜要らないよ」はわかる。
「蕎麦いる?」に蕎麦アレルギーのある人は「アレルギー持ってるのよぉ〜要らないわ。」
これもまた角が立たない断り方だろう。
好き嫌いのはっきりするようなものならわかりやすい。
「納豆が山ほどあるんだけど要る?」「あらぁ〜うち誰も食べないのよぉ〜」とか。
しかし、梅。生梅である。
梅干しなら「あまり食べないから要らないわ」と言えるかもだが、梅干しにするも梅酒にするも梅サワーにするもあなた次第よ。なんでも作れるわよ的なものは逆に厄介だ。
とは言えもうメールしてしまったなら送る前提で物事を進めねばならない。
梅は、商売用に出してるという大きくて綺麗なものを別にいただいているのでそれを送るとして、あとは鹿児島名物の何かを添えて送るべし。
ナマモノだからね、クール便で送らなきゃあっという間に完熟梅になる。
つか、これがまだ「はしり」の頃なら良かった。
でももう最後の収穫の時期である。
珍しさもないし、価格もどんどん下がっている。
うちの近所の100円ショップ(←無人販売所)にも売られている、もちろん100円で。
こういうことを一気にまくし立てる妻。
理想主義者な夫は苦虫つぶしたような顔で聞いている。
わかるよ、わかる、そういう義理的な付き合いじゃなくて、「たくさんもらったからどうぞ」という気軽な気楽な感じで送るだけだって言いたいのでしょう。
でも、そういうわけにはいかんのだよ。
実際、身内である義弟Bんちからも、去年デカイ牡蠣が届いたでしょ。
それまでお中元お歳暮のやり取りをするような感じでもなかったのに。
何かもらったら皆さん何かしら気に留めて、お返しをされるんだよ。
もらったものだからお気遣いなく!と言ってもそういうわけにはいかないんだよ。
梅だけポンと送っといて、何かいただき物して慌ててまた何か送り返すというみっともない事だけはしたくないのよワタクシ。

というか、そもそもをワタクシに丸投げしてくれればまだ良いのだ。
夫は、自立している夫は、妻を信用していない夫は、自分で色々やる。
義弟んちにも自分で送る。
友人んちにも自分で送るはずだ・・・が、世間はそうは取らないだろう。
妻が送ったと思われるのだよ、未だ昭和な世代は。
実際、彼が送ろうとしている友人も、珍しく夫婦仲の良いところである。
そのほかの仲間達は離婚していたり夫婦仲が最悪だったり。
そういうところへ送ろうと思わないところは、おそらく梅仕事をする存在(←妻)の有無に依るところだろう。
 
とは言え、何にせよ早く送らなきゃ、こういうナマモノは時間との勝負だよと口うるさくせきたてるも「メールの返事が来ないんだよなあ」
メールを見る習慣がないのか、はたまた返事に困っているのか。
そうこうしているうちに青梅は完熟梅へと色づいていく。
だから言わんこっちゃない。
もうこれは送れません!と手腰で仁王立ちの妻の顔は鬼の形相。
送られてきたものが傷んでたらと考えてごらんよ、送り主に「半分くらい腐ってたよ〜」と言える?
ほとんど使えなかったのにお返しはしなきゃいけないという理不尽さに打ち震えることになるんだよっっっ。

我ながら次から次へとよくもまあネガティヴなことを思いつくものだ。
でも、まだ言いたいことの半分くらいしか言ってない気がする。
それくらい「ものをあげる」ということはワタクシにとって色々考えさせられることなのだ。
そして、「ものをもらう」ということも。
奇しくも夫婦で梅紛争を繰り広げていた日は父の日で、東京の娘からお洒落なクラフトコーヒーなるものが届いた。←今日の一枚
去年はエビスビールの詰め合わせだったのだが、貧乏性の夫はずっと呑まずにいて、長期帰省した娘がムッとしながら「呑まないならあたしが呑む!」と呑んでしまった。
そして、今年は、「アルコールはまた呑まないかもしれないから、賞味期限のあるものにした!」とのこと。
ありがたがって呑まないとか、大事にしすぎてとか、それはあげた人に失礼な話だが、これまた夫にはよくあること。
あげるのももらうのもヘタな人だ。
それはイコール人づきあいのヘタにもつながる気がする。

長い!いつもに増して長い!
この長さなら、もし夫が気まぐれで読み始めたとしても途中で読むのを止めるであろう。
だから、少々悪意がにじみ出てるけど、まあいいでしょ、ワタクシの愚痴のはけ口にさしてもらいましょ。
コメント (5)
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梅三昧

2022年06月19日 | 衣・食・住
6月19日(日)雨
我が実家のご近所さんHさんに梅をいただく。
ご親戚が梅林を持ってらして商売用に梅を出荷されてるとのこと、出荷後のものだけど「要る?」
「要る要る!!!」
Hさんの作る梅干しが絶品で毎年いただくから、自分では漬けずにもっぱらジャムやサワーやシロップ、ドレッシングなどをちょっとずつ作って楽しんでいる。
従姉にも梅をおすそ分けしつつ、Hさんの梅干しを食べさせると大絶賛。「作り方を聞いて!」
で、Hさんちにお礼のバームクーヘンなど手に、梅干しの作り方を聞きに行く。
いただいた梅で作ったジャムとヨーグルトも持って行く。
ジャムは我ながらとても上手にできるようになったと思う。
贈答用にはグラニュー糖で作り(←自宅用はザラメで作る)高千穂牧場ヨーグルトを添えるのがワタクシ流。
梅干しの作り方を聞くと嬉しそうに教えてくれる。
ここだ。ここが肝心なのよ。こういうことって。趣味趣向が同じかどうか。
お書物通りに塩分18%で作ったら目が飛び出るほどしょっぱかった話をすると笑いながら
「あたしは塩分10%で作って、それの同量砂糖を入れるのよ。」
砂糖!砂糖!梅干しに砂糖!だからあんなにまろやかなのねっっっ!
Hさんは、お舅さんから頼まれて毎年梅干しを100キロくらい作っていたそうだ。
お舅さんの住むマンションの住人達に配る用らしい。
一昨年、お舅さんは亡くなられて、梅干しを作る量は減ったらしいが、でも大好評の彼女の梅干し、この時期になると所望する人たちから連絡が来るとのこと。
だから、彼女が説明する梅干し作り方の分量の桁が大きくて「ちょっ、ちょっ、ちょっと、待って!えっと1キロだと・・・」
HさんはHさんで「え?1キロ?1キロ作るの?少なすぎて分量がわからん!」
なんせジップロックで作るもので・・・

2回ほど、梅をもらって「いやん!また瓶を買ってこなきゃ!ジップロックも!」と体クネクネ喜んでいたら先週金曜日、おそらく最後の収穫に行ったHさんから「まだ要るかどうか娘さんに聞いて!」と老母に連絡が入り、昨日実家に行って驚いた。

「せめて5キロは漬けなさい」と樽と重石付きで、梅20キロほど届いていた。
嬉しさでクラクラしながら彼女のうちへお礼を言いに行く。
Hさん「忙しいのに仕事増やしてごめんね〜あたしは今、あなたに聞いた梅ジャムのレシピ見て作ってたところ。
あ、ちょっととろみを見てくれる?」
持ってきた大鍋を見て驚く。
ワタクシがちまちま作る量の一体何倍だ???
「義姉のうちの分と2軒分なのよ」とは言うが、それにしてもこの量は笑える。
そして嬉しい。
この気持ちである。
ワタクシの梅ジャムを食べて「美味しい!レシピ教えて!」と言ってくれて、老母を介して渡したレシピで早速作ってくれて、彼女からは黒糖煮のレシピをもらう。
とは言え、さすがにこの量はもうワタクシのキャパを超えており、5キロ分、洗ってヘタ取って綺麗に拭いて、クタクタ。
夫にSOSを出して、樽への仕込みは彼にしてもらう。
去年、塩分18%で目の覚めるようなすっぱい梅を作った彼は、Hさんの話を聞いて今度は8%で作ったりと、梅干し作りはワタクシより詳しい。
樽を焼酎で消毒して、梅入れて、塩入れて、梅入れて、塩入れて・・・
あ〜楽しみぃ〜

傷の付いたものは煮てジップロックに入れて冷凍。
砂糖を入れてジャムにできるし、塩と梅酢を入れれば酢の代わりになる。
この夏の我が家の飲み物は梅酒か梅サワーか梅ジュースである。
ドレッシングも梅味だし、お刺身に合うらし梅味噌ドレッシングというものも仕込み中。
雨の土日は、梅のおかげで鬱々する間もなく楽しくすぎていくのであった。
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映画『こちらあみ子』

2022年06月17日 | 本・マンガ・テレビ・映画
6月17日(金)曇り


オンライン試写会にて鑑賞。
原作は芥川賞作家今村夏子さんのデビュー作らしい。未読。今、図書館に予約を入れた。
映画が良かったから?
いいえ。
映画として、フィクションとして、エンタメとしての目で見ると鑑賞後のスッキリ感もないし感動的でもないしただただ辛いだけという感想。
簡単にあらすじを言うと・・・
  あみ子は少し風変わりな小学生。
  優しい父、共に登下校してくれる兄、書道師範で妊娠中の母、憧れの同級生のり君に見守られて生きている。
  ある日、あみ子は誕生日に貰った電池切れのトランシーバーに話しかける。
  そんな彼女の行動は周囲を次第に変えていく。   〜映画ナタリーより〜

いや、そんな簡単な話じゃない。
「風変わり」と言う言葉で表現するにはやはりあみ子は変わり過ぎている。
まっすぐ過ぎるし、一途過ぎるし、強過ぎるし、頑な過ぎるし。
あみ子は今でいう発達障害だとおもわれる。
字を認識できないようだし、人の気持ちを慮れない。
この、「人の気持ちがわかるかわからないか」というのが本当に肝心というか、生きやすいか生きづらいかに関わってくる。
全てをあみ子のせいにするわけではない。
弱い両親、逃げたお兄ちゃん、イジメる同級生たち、あみ子に手を焼く先生。
でも、どうしたら良かったのか。
あみ子の育て方に苦慮していた上に流産のショックが加わり精神を病んでいく母親。
優しいけど、強さに欠ける父親。
仲良しだったお兄ちゃんは不良になって家に寄り付かなくなり・・・
ずっとずっとあみ子が好きなのり君は、親から「あみ子ちゃんは可哀相な子だから優しくしてあげなさい」と言われている。
でも、彼は本当は迷惑だし、困ってるし、とうとう最後それが爆発してしまう。
連鎖が悪い方へ悪い方へと進んでいく。
結局、母親は入院し、離婚した父親はあみ子を自分の実家に預けにいく。
ここがまさに秘境というかポツンと一軒家。
ここに父親とおばあちゃんとあみ子の3人で暮らすのかと思いきや父親は去っていく。
いやいやいや、今度はおばあちゃんが困るやろ!
自分の妻も守れなかった男は、今度自分の母親に押し付けやがった。
こんな山奥だったらもう学校にも通わせない気か。
最後のシーンは、明け方家を抜け出したあみ子が海にジャブジャブ入っていく。
怖い。嫌な予感。
あみ子の目には海の上に小舟が何艘も浮かんでおり、時々見る妄想の幽霊達が手招きする。
このままあみ子は死んでしまうのか。
どこかのおじさんが「まだ水は冷たいじゃろ」と声をかける。
ここでエンディング。
う〜〜〜。
わからん。
映画だからわからんのか?と思い、原作を読もうと図書館に予約を入れた次第。

救われない話だが、二人だけ、いい人が登場する。
小学校からずっと一緒の男の子。
はだしのあみ子(←靴は隠されたのだろう)を見て、足踏まれたら痛いぞと言いつつ「なんか自由だな」みたいなこと言ってみたり、
転校が決まった時も励ましたり。
ああ、良い子や。
いや、ただの良い子じゃない、小さい頃はそれなりにあみ子をイジメたりバカにしてたりしていたのだが、心根が良い子だから「のり君」みたいに押し付けられて仕方なく優しくするのではないので、見ていてほっこりする。
あみ子も「のり君」じゃなくて、こういう子と仲良くしたらいいのよと思っては、いや、またそうなると違ってくるのかと思い直したり。
のり君もずっとずっといい子だったのだ。でもあみ子が強すぎて重すぎたのだ。
保健室のぶっきらぼうな先生も良かった。
こういう達観した大人の存在はあみ子にとって必要なのだろうが、それは本当に難しいことで、
実際自分の娘があみ子だったら、キーーーっとなって矯正しようとするだろう。
そうだ、だから、他人の関与が必要なのか。
だから、あの父親の選択は間違っているのではないか。
あのままじゃおばあちゃんが病む。
延々とトランプをさせられるんじゃないか心配だ。

と、なんだかんだのめり込んでものすごく考えさせられているのは、ひとえにこのあみ子役の大沢一菜ちゃんの演技が素晴らしかったからだ。
演技未経験らしいが、オーディションで大抜擢。
この子の目がねえ、「あみ子」の目だった。

ぢつはここんとこ、岸田奈美さんのツイートや、このブログに来てくれるMさんのコメントなどを見て、障害を持った人と自分の接し方を深く深く考えさせられていたところ。
この事についてじっくり書きたいと思いながら、むつかしすぎて書き始められずにいた。
そこへこの試写会当選。
「考えろ〜もっともっと考えろ〜」と言われている気分だ。
もう少し考えて少しでも考えがまとまったら書きます!
コメント (4)
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リメイク

2022年06月14日 | 衣・食・住
6月14日(火)雨
梅雨入りした鹿児島。
当然雨の朝です。
庭の草取りも、もちろんハンモック昼寝もできない。
何をするか。
ずーーーっと先延ばしにしてたクッションや座布団カバーを作ろう。
しかしビンボーなので新たに材料は買えない。
あるものでなんとかする。
って事で、捨てられなかったミニスカートを引っ張り出す。

裾を縫って、これまた捨てられないでいた洋服を詰め込んで、上を縫って、クッションの出来上がり〜

重いのはご愛嬌。
いいのいいの、どうせソファーの上で枕になるのだから。

実家からくすねてきた座布団。

色あせてるし、横から綿がはみ出したりしているのでカバーを作ろうと思い早いくとせ。正確には半年。
今日、保険屋さんが来られるとなってから慌てて昨夜カバーになりそうなものを見つくろう。

もう、この短めの丈は着ないよね〜って事でこれを座布団に着せてみる。
ちょっと形がいびつになるのはご愛嬌。
・・・全て愛嬌でごまかしてきた我が人生のようである・・・嘘だ、愛嬌がないからこんな人生だったのだ・・・
でも大丈夫。愛嬌がなくてもちゃんと楽しく生きて来られたから。


次なるリメイクは、エスニックなトイレに合うスリッパの予定。

200円で買った激安スリッパにビーズで刺繍してエスニックに仕上げるつもり(・・・って、だから、エスニックなスリッパって何???)
乞うご期待!!!
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一番古い記憶に残る好きなもの

2022年06月13日 | Weblog
6月13日(月)雨
今朝の「ラビット」のオープニングは、探したいものがテーマ。
ぼる塾あんりさんが30年前に無くした「セーラームーンの鍵」のくだり。
その鍵を持っていたセーラームーンコレクターが出てきたので思わず、そんな人ってたくさんいるんじゃない?と発したワタクシに、夫が「30年前だぜ」的な事を言う。
ワタクシはコレクター癖もオタク気質も持ち合わせていないが、それでも「好きなもの」は捨てられない。
夫が「30年前のモノを持ってる?」
すぐに思いつくのが、中学の時の友人すずちゃんのママからもらったうさぎのタオル。
もらった背景まで覚えている。
パパは大学の教授で、ママは織物デザイナーでひとりっ子のすずちゃん。
ちょうどパパの海外出張と、ママの東京での個展が同じ時期で、中二のすずちゃんを一人置いていけない、どうしたものかと。
で、うち来る?となって一週間ほどうちに泊まったことがある。
東京から帰ってきたママからワタクシへのお土産が、個性的なTシャツとピンクのタオルだった。
Tシャツはさておき、ピンクのウサギのタオルはワタクシの趣味にドンピシャ。
我が家のタオルと言えば、粗品でもらったお店の名入りのタオルか、逆にお中元とかでもらった目に優しくないどぎついカラーのタオルか。
そんななか、薄いピンクの、表面がなめらかなタオル地に、うさぎ。

このウサギのキャラクターは初めて見る。
可愛いけど子供っぽくない。
シンプルなジャンパースカートを着ている。
当時はサンリオ全盛期だったが、ビンボーゆえ買ってもらえず想いだけが募り、そのうち可愛さ余って憎さ百倍でキャラクター嫌いになっていくのはもっと先の話か。
サンリオキャラクターでもアニメのキャラクターでもなく、よくあるメルヘン調でもないうさぎが気に入った。
修学旅行とかのイベントにはもちろん、ここぞという時には必ず連れて行った。
けど、使うことはしない。
使うのは古びたいつものよれたタオル。
あれから43年。
引っ越しも10回以上した。
でもいまだにタンスのタオルとハンカチのコーナーにある。
全然使わないけど、さすがに色あせてはきている。
でも捨てない。

これが一番古いものかなあと思い出に浸っていたら・・・
あれ?あの陶器の犬はもっと古いよね。
前にも一回ブログに書いたことあるのだが、小二の時の話。
隣の席の女の子(そんなに仲良しでもなかったのに、その時の嬉しかった気持ちが大きいのか名前を今でも覚えている。ひとみちゃんだった)の筆箱に入っていたちっちゃなちっちゃな陶器の犬。
かわいいっっと大絶賛したら「あげようか?」
もらった。
お礼に自分の筆箱に入ってる、できるだけ可愛い鉛筆やら消しゴムやらをお返しした記憶。
今、写真撮ろうと思ったが、未だに引越しの段ボール箱の中ということに気づき、しょうがないから根性で12年くらい前のブログを探し出し、ピントの甘い写真を見つけ出した。
これよこれ、このちっちゃな可愛い陶器の子。

50年前に、私の物になった子。

この二つは、どんなにワタクシが断捨離をする事になっても捨てないだろうなあ。
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幸せについて考える

2022年06月09日 | 本・マンガ・テレビ・映画
6月9日(木)晴れ

な、何があったの?
いや、ご心配なく!
韓流ドラマ「天気がよければ会いにゆきます」を見終わったので、こんなタイトル。
なかなか素敵なドラマでした。
さすがヒーリングラブストーリーと銘打ってるだけある。
癒されました。
ワタクシは、やはり田舎が好きなのだ。
このドラマでワタクシが好きなところは、この風景。
江原道寧越郡でロケしたとのこと。
雪の残る山などから、我が故郷とは違う北国のようである。
よって新潟を思い出した次第(・・・単純)
そして当然イケメンと美女達のてんこ盛りで、目に優しい。
そして、言葉が多い。
小説が原作ということもあり、何かと文学的なのである。
舞台も「グッドナイト書房」という本屋さんで、そこで読書会が開かれたりする。
ヒロインヘウォンと暮らす叔母は作家だし。
へウォンをずっと想い続けているウンソプは不眠症で、眠れぬ夜にブログを書いている。

最終回は、特に多弁だった。
好きな場面は4ヶ所あったが、そのうちの二つは、巻き戻してセリフを書いた。
平凡がつまらないなあとか、今ワタクシは幸せなのか?と思った時のために書き留めておく。

*へウォン達と同級生で、ウンソプの親友ジャンウは、高校時代トップの成績でソウル大へ進学。
その後帰郷し地元の市役所で働いている。
ずっとウンシル(同級生)を想い続けている。
その二人の会話。
ウンシルがジャンウに、なぜ一流企業に入らなかったのかとか、夢とかを聞く(暗にスケールが小さいと言いたげに)
  ジャンウ「ソウル大を出て宇宙飛行士を目指す人もいる。
  でも俺はソウル大を出て平凡な日常を積み重ね、コツコツ毎日を生きるのが夢だ。
  誠実に平凡に生きるのが自分の幸せだとわかってる。」
それを聞いたウンシルはカッコいいと言う。「自分の幸せを知っている人はそういないから。」と。

*で、全てが終了し、まあまあみんなハッピーだよね、と言う感じの終わり方で、ハッピーエンド大好きなワタクシとしては大満足である。
と、そこへ、エンドロールというか、スタッフや撮影場面などのメイキング画像とともにまた字幕が流れる。
「俺たちの旅」世代にはなんとも懐かしい感じである。
  幸せとは そう 難しいものです
  だけどあなたも 朝目を覚まし 一日を始めるだけで 黙々と今日を生きていくだけで
  その難しい幸せを 誰かに与えているかもしれない
  いつも誰かがあなたに感謝してる
  自分では気づいていないだけ
  どこかで一生懸命生きている あなたよ お疲れ様
  あなたよ ありがとう 
  今日もどうか グッドナイト

今日の一枚は、梅仕事。
実家のご近所さんから綺麗な梅をたくさんいただく季節になった。
梅干しにも挑戦してみた。
梅ジャムは、もう売れるほど上手になった(・・・)
梅のコンポートや梅ドレッシング、梅シロップ、梅の蜂蜜漬けなるものなどを嬉々として作っている。
ああ、幸せ〜〜〜
コメント (9)
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clayence クレイスパ カラートリートメント

2022年06月06日 | 当選品&モニター&おタメし
6月6日(月)曇り

clayence クレイスパ カラートリートメントのご紹介です。
今、ネットのCMでもよく見かけるようになりました。

カラートリートメントです。
ワタクシ、もう前回の白髪染めしたのを忘れました。
でもそれほど白髪が気にならないのは、こちらをシャンプーの後に使っているから。

とにかく手軽。
だって、お風呂場で、フツーにシャンプーして、その後こちらをトリートメントとして使って、5分待って洗い流すだけ。
これで白髪が気にならない程度に染まるのですから。
ぢつは、ほら、ワタクシのうち、水回りのみリフォームしましたでしょ、お風呂が新しいんでございますよ。
白髪染めした後、お風呂場の床やら壁やらに染料が飛んだら嫌だわと思って、実家のお風呂場で白髪染めたりしておりました(実家のお風呂は汚れてもいいのか!)
でも、こちらだと、少々指には残りますが、それも丁寧に洗い流せばいいことで、床にも壁にも全く影響なし。

いやもう白髪と黒毛と茶毛との入り乱れて見苦しいことこの上ない。

で、えっと、たぶん2回くらい使ってみてから写真撮った気がする。

全然オッケーじゃない?
メンドくさがりのワタクシにぴったり。
ああ白髪染めがめんどい。ええい!もうシルバーヘアにしようと思ってましたが、もうしばらくは若作りしようと思い直しております。

プレミアアンチエイジングさんのブログリポーターに参加中♪
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太極拳

2022年06月05日 | からだのこと
6月5日(日)雨

老化が著しい。
顔はそうでもない(・・・自分で言わはった)
白髪は酷いが、そして頭頂部はハゲてきているが、毛量はひと様の六倍はある。
腰だ。老化が腰に集中している。
そして悪化してお尻にまで来ている。
なんとかせにゃいかんとは常々思っている。
それには運動だ。
あと、少しのダイエットだ(少しでいいのか?)
わかってはいるのだが、生来の運動嫌いである。(ちょっと夏目漱石っぽい・・・)
週一のチラシ配りで十分でしょと思ってたが全然足りないらしい。
痩せないし。
言っておくが貧乏だ。金は出せない。スポーツジムにもカーブスにさえも行けない。
公民館の無料のジムは、あまりにマシンが古いし種類も少なくて行く価値を見出せない。
自分でユーチューブでも見ながらヨガでもダンスでもやればいいのだろうが、習慣化できない。
そんなところに公民館講座の新規募集を見る。
我が町の公民館講座は今期どんなのがあるかな・・・
ををっ!太極拳がある。
これくらいの動きならワタクシでもいけるんじゃないか?
早速申し込む。
お金がかからないとなると行動が早い。
で、先週、第一回目の講座があった。
聞くに定員15人に対し、25人の応募。厳正なる抽選で選ばれし者達が15人。
くじ運がいいのは生まれつきである(しょぼいくじ運に限る)
開講式の後、簡単な自己紹介から始まる。
年齢層はもちろん中高年だ。
ワタクシは若い方であろう。
お一人、「子供が幼稚園に入りましたので少し時間ができまして」とおっしゃる方がおられたが、おそらくその次くらいなはずだ。
随分と間が開いてはおるが。
中には88歳というおじいさんがおられ、膝に金具が入ってるとのことで、ゆっくりした動きならできるかと思ってとおっしゃてたが、1時間やって休憩時間になったら早々にリタイアを申請されてた。
おせっかいおばさんが、手の動きだけでもいいじゃない!としつこく食い下がってたが、本人が無理と思ったら無理なんだよっと心で思うn。
なんとか、よろよろと先生の動きを真似る選ばれし14人。
ゆっくりの動きなのに汗が出る。
二週間に一度のペースで5回のコース。
そのあとは自主講座に入ることになる流れらしい。
初級の動きくらいはマスターしたいものである。

今日の一枚は、友人の知人に頂いた鉢に咲いた花。
何十鉢もいただいたのでどんどん名前を忘れていき、蕾を持ち始めても見当が付かない。
最初アカツメクサのような花だったが、どうやらそれはまだ蕾の状態だったらしく、そこからさらに花びら(?)が飛び出てくる感じ。
ナンジャコリャ?初めて見る花と思いグーグルさんに聞いたら「タイマツバナ」「タイマツソウ」
あげくに「ベルガモット」とまでおっしゃる。
ベルガモットって、聞くよね〜紅茶とか?オーデコロンとか?
と調べだすと、どうやら「葉がベルガモットの精油と良く似た香りを持つことから同じ名前を持っている。」らしい。
いやいや、同じ名前つけるなよぉ〜ややこしくなるからぁ。
こちらのベルガモットは、いや、ややこしやだからタイマツバナと呼ぼう、シソ科のハーブで、ポプリにも向いてるし、
葉は料理はお茶にできるらしい。
要研究である。
コメント (2)
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