パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

病院三昧

2023年03月04日 | Weblog
3月4日(土)曇り

老母が市の健診で胃やら腹部やらで引っかかったもので、精密検査を受けることになる。
基本がネガティヴなワタクシ、何もないことはないだろうなあ〜84歳だもんなあ〜でももし何かあってもワタクシは手術を勧めてしまうなあ〜なんて事を思う。
MRIの後、胃カメラという予定。
8時には来てください、時間厳守ですと強く言われる。
我が家からその病院までは20分もあれば行く距離だが、朝は通勤ラッシュのため時間が読めない。
ワタクシが会社勤めをしている頃は、9時の勤務開始に8時に家を出ていた。
ちょうど7時半から8時半くらいがラッシュのピークになるのだ。
大事をとって7時に家を出たら、7時20分には病院近くにつく羽目になる。
まだ病院が開いてないんじゃない?
運転手の夫に、7時30分までウロウロしてもらう。
病院に入ると、まだ閑散としている中、受付をする。
そしてその職員さんが、「8時15分になったら4階に行ってください」
まあ、いろんなひとがいるから、余裕を持って早め早めの時間指定をするのだろうが、いろんな人がいて、ワタクシ達のような心配性母娘はこんな時間に来てしまうのだよ。
だから、もう少し正直に時間の指定はしていただきたい。
「8時に!時間厳守で!」と言った看護師さんよ、もう8時半過ぎてるぜと文句言いたい気持ちを抑えつつ、待つ待つ待つ。
やっと呼ばれて、少々の説明の後、3階のMRI室に行くように言われ移動。
老母が検査に入ったので、1階の喫茶室に行く。
絶食の母に付き合い、朝食を摂ってないので、持参したサンドイッチと喫茶コーナーの缶コーヒーで朝食を摂る。
検査室前の椅子に戻ると、声が聞こえてくる。
「息を吸ってください」とか「もう少しですから頑張りましょうね〜」とか。
その声を聞きながら、佐藤愛子センセのエッセイを思い出す。
御年90歳超えのセンセ、MRIの人工音声がどうにも聞き取れない。
叫んで叫んで、やっと状況を飲み込んだ技師さんから「言葉が長い時は息を吸って、短い言葉の後は息を吐いてください」と言われて
なんとか検査をやりきった話。
検査前の調査の際、ペースメーカーは入っていませんか?体内に金属は入っていませんか?入れ歯ですか?等々の問診があった。
そういうのがあると検査ができなかったりするのか。
つか、認知症になったら、この息を吸う吐くも出来なくなるよねえ。
我が母は、部分入れ歯くらいなので、それは外してくださいねと言われた程度で済んだが、年をとっていくと検査を受ける事すら難しくなっていくのだなあ、なるべく健康でいたいなあと思いながら技師さんの声を聞く。

4階に戻り、次は胃カメラ。
また、待つ待つ待つ。
同じ日に検査二つ入れ込んだせいだろうか。ずいぶんと後回しにされている気がする。
さらにはこの病院、会社の健康診断も受け入れているので検査服に着替えた人達が大勢胃カメラ待ちをしており、待てども待てども呼ばれない。
本日の胃カメラ24人との表示があり、おそらく24番目であろう老母がやっと呼ばれたのは11時だ。
そしてもっと驚いた事に、11時半過ぎに検査が終わったらしく「付き添いのかた〜」と呼ばれ行ってみると・・・
車椅子に乗せられた老母と、それを押す看護師さんがおり「今から1時間ほど寝ますので、お食事でもされてきたら?」
「へ?1時間寝る?」
「はい、麻酔をしてますので1時間休んでいただきます。」
事態を把握できないワタクシ、「1時間寝る???」を2度ほど繰り返すも、看護師さんはワタクシの大きな籠バッグを見て「大きいわねえ」
それどころじゃないわっっっ
聞いてないわっっ
麻酔って、部分麻酔じゃなかったのか???
つか車椅子の母の目は開いているではないか。今から寝るのか???
言いたいこと言った看護師さんは母の車椅子を押して去っていく。
さて、どうしたものか。
どうせ車でうちからきて、また迎えに来てもらうからと、コートすら着ていない。
さらには、色々暇つぶしをするために看護師さんも驚くでかい籠バッグに本やクラフトバンド 用品(ハサミに目打ち、木工ボンド)
これを持って老舗デパートへは行けない。
しかし、もう待合室も飽きた。
しょうがない、誰もワタクシなんか見ないわ。
さすがにデパートにこの格好は恥ずかしいので、雑貨屋や本屋、百円ショップ等をのぞいて廻りグラスを買ったりする。
そしてまたテクテク病院へ戻り、老母と再会。
母は車椅子に乗せられてた事も、1時間寝た事も気づいてなくて、検査が終わったばかりの気になってたのはこれまた驚き。
あんた、1時間もグースカ寝てたんだよっっっ
あたしゃ寒風の中、街をさまよい歩いてたんだよっっっ
やっと検査結果発表。
なんと、全てが異常なしである。
84になるのに???
綺麗な胃だし、MRIの画像の膵臓まで「大きくて立派!」と褒められていた。
大なり小なり何らかの怖い事は言われるであろうと覚悟していたが、拍子抜け。
良かった良かった。お腹すいたでしょ。こじゃれたランチ屋さんでランチ。
安心して、調子乗ったワタクシ、疲れた体にムチ打って夕方にチラシ配りを強行。
翌日花粉症が酷すぎる。
市販薬では間に合わんって事で、処方箋欲しさに近所の病院へ。
内科で目薬まで処方していただく。
そして、この土日は何があっても家を出ない覚悟で臨んでおります。
当分病院のお世話になりたくないわ。
コメント (2)
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